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これもAOCとAOP付き [フランスのグルメ]

 先日テレビでやっていた桜の開花予報によると、私の住む東京は今月の23日らしい。

 

 ここへきて冬がなかなか立ち退いてくれないようですが、もう少しの辛抱かな・・・。

 

 さて、毎年、パリで開催されている「国際農業見本市」、盛況のうちに日曜日に幕を閉じました。

 

 入場者数は昨年を上回ったとか。

 

 この見本市、牛や豚などの家畜から地方の特産品まで、農業に関するありとあらゆるものが展示されています。

 

 その中で、あまり注目されることもなく、ひっそりと展示ブースに置かれているものがあります。

 

 これがなかったら牛も馬も羊も生きていくことができません。

 

 それは・・・「干し草」。

 

 なあ〜んだ、とお思いかもしれませんが、本日紹介する干し草はただの干し草ではありません。

 

Paris_LeCrau.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3が2017年3月1日にネット上で公開)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ここは農業見本市の会場。

 

 羊たちが干し草を美味しそうに食べています。

 

 「羊たちにとっては特別なごちそうなんです。今か今かと待っていました。干し草ときれいな水でストレスのない一日を過ごしてくれたらなと思います」と農家の方。

 

 フランス南部のクロー平野(La Crau)で育ったこの干し草は、生産地の名前をとって “クローの干し草” と呼ばれています。

 

 そして世界の中でも唯一このクローの干し草だけがAOCとAOPを獲得しているのです。

 

 AOCやAOPと言えば、ワインやチーズなどでおなじみですが、家畜の飼料にも与えられるラベルなんですね。驚きました。

 

 この干し草の中には40種類もの草が含まれています。

 

 その草は、14,000ヘクタールの草原で、デュランス川の水と太陽を糧に、無農薬で育てられます。(その風景をゴッホが絵に描いています→こちら

 

 年間110,000トンが生産され、そのうちの4分の1が首都圏に送られ競走馬の餌になるそうです。

 

 窒素やミネラルを豊富に含むこの干し草だけで十分に馬の健康を保つことができると高い評価をもらっています。

 

 ちなみに、カルシムは普通の干し草の3倍あるそうです。

 

 ただし、お値段が少々お高め。

 

 一匹の羊は一日で5キロの干し草を食べると言います。費用にすれば一日で1ユーロ(普通の干し草の2倍)。

 

 仮に50匹飼っている場合は50ユーロ。そうなると一ヶ月あたり1500ユーロ(約180,000円)かかるということになります。

 

 どうなんでしょう?やっぱりちょっと経費がかさむ感じがします。

 

 しかし、それだけの品質となると羊たちも味がわかるのが喜んで食べています。

 

 とは言うものの、費用を考えると毎日食べさせるのはちょっと厳しい。

 

 やはり何かのお祝いの日にご馳走として出すということになりそうです。

 

   

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、『干し草の中から針を探す』という諺を身を以て知ることになった。会社の社長が飼っている馬が失くした蹄鉄を見つけてくれと言われ、30センチほどにも伸びた草が生い茂った1ヘクタールにもなる草原を探し回ったのだった。しかも雨の中を・・・[もうやだ~(悲しい顔)]


 

VDM (Vie de merde)より





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