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ミディ=ピレネーの橋3 [ミディ=ピレネー地方]

 橋シリーズの三回目は、スペイン国境に近い小さな村リュス=サン=ソヴール(Luz-Saint-Sauveur)にある橋を訪ねます。

 その名もナポレオン橋。人口1000人にも満たない小さな村に、時の権力者の名前の付いた橋があるとは・・・。

Paris_LuzStSaveur.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 雪をかぶったピレネー山脈の見える峡谷。ここに架かるのがナポレオン橋。

 近づいてみると・・・あっ、バンジージャンプやってます。恐ろしい・・・。

 この橋の建築は第二帝政時代、つまりナポレオン三世の時代にさかのぼります。

 19世紀の中頃、この峡谷を流れる川が氾濫し、すべての橋を破壊してしまいます。

 そこで断絶してしまった二つの岸をもう一度つなごうと橋の建築に乗り出したのがナポレオン三世でした。

 ピレネー地方を愛していたナポレオン三世は、妻のウジェニーを連れて度々保養に来ていたとか。

 橋は、川が氾濫しても影響を受けないようにと、この高さに作られたようです。川からの高さは72m、22階建てのビルに相当します。

 工事が始まったのは1859年。完成するまでに3年かかりました。工事中の写真が残されていました。

 「まずは足場の建築から始められました。あの見事なアーチも木造の骨組みから作られました」

 確かに、木造の足場とアーチができているのが分かります。これが石と鉄の欄干になって完成しました。

 「この石のアーチが見事です。このアーチが橋を支えているんです。そして壁、その上の橋桁。どれを取っても素晴らしいですよ」と村の歴史に詳しい住民の男性。

 拡大画像で見ると当時の橋の専門家たちいかに頭をひねって完成させた橋かがよくわかります。

 アーチの一番高いところにはナポレンのNの文字が取り付けられています。

 ナポレオン三世が夫婦で保養に訪れていたのは村にある温泉施設でした。パネルには二人がここに2ヶ月滞在したことが書かれてあります。

 現在はリノベーションされていますが、当時のままに残されているものもあります。ここは皇后ウジェニーが温泉に浸かっていたお風呂です。大理石でできています。

 ウジェニーどうやら不妊治療できていたようです。

 数ヶ月後、皇后が妊娠したため、温泉保養が瞬く間に一大ブームとなりました。

 それから160年ほどのちの今は、バンジージャンプの地になっています。また最近ではジップラインも完備されました。

 「ここは深い峡谷になっていて、そこを川が流れています。しかもこの見事は橋。これほどのロケーションは他にないですよ」とアドベンチャー・パークの責任者。

 ナポレオン三世が作った橋は現在も色あせることなく人々に愛されているようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、バンジージャンプを初めて体験してわかったことがある。それは、私は危険な目にあった時、最初に鼻をつまむ習性があることだ

VDM(Vie de Merde)より



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