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クラシック音楽とワインの関係 [フランスのワイン]

 微妙に暑い日が続きます。快適に感じられないのは湿度が高いせいですね。

 

 そろそろ秋雨前線には立ち去って欲しいところです。

 

 さて、牧場の牛に音楽を聴かせると牛乳の出が良くなるというような話をどこかで聞いたような気がするのですが、ブドウはどうなんでしょう?

 

 フランス、ブルゴーニュ地方のマコンに近いフュイセ(Fuissé)のブドウ園では、毎日ブドウに音楽を聴かせているそうです。


Paris_Fuisse.jpg



 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 こちらがそのブドウ園。

 

 オーナーのヴァンサンさんは、毎朝7時、クラシック音楽をブドウに聴かせるそうです。

 

 野外に設置されたスピーカーから音楽が流れ始めました。主にモーツァルトやバッハを聴かせるそうです。

 

 「ここに設置されている2つのスピーカーが、約70メートル四方に音楽を流してくれます」とヴァンサンさん。

 

 ここでは5年前からこれを続けています。

 

 というのも、日本やアメリカの研究者がやってきて、音楽の数学的なリズムがブドウの成長に良い作用をもたらすと力説していったからです。

 

 ヴァンサンさん、なんと趣味はキックボクシング。チャレンジ精神はこのスポーツから培われたのかもしれません。

 

 6ヘクタールあるブドウ園では殺虫剤も化学肥料も使いません。ブドウの木の持つ力とエコシステムを尊重しながら育てています。

 

 こちらは現在、発酵中のワインが収められている蔵。

 

 近代的ですね。ここにもスピーカーから音楽が流れています。

 

 目に見えない音の波長が発酵にも影響するらしい・・・。

 

 そして、ここではワインの熟成には樫の木の樽ではなく、素焼きの壷を使っています。

 

 「この中でワインが活発に動きながら熟成していますが、木の樽とは異なり、木の味がワインに移らないのです。それがいいのでこの素焼きの壷を使っているんです」とヴァンサンさん。

 

 伝統的な方法にこだわらないところがチャレンジャーですね。

 

 そしてこれがバッハやモーツァルトを聴いて育ったブドウで作られたワインです。

 

 銘柄はPouilly-Fuissé。ドメーヌはDomaine Vincent Cornin

 

 音楽なしと音楽ありのワインを飲み比べてみたいものです。

 

 素焼きの壷と木の樽ではだいぶ味も違うような気がします。

 

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、ちょっとお金を稼ごうと地下鉄で音楽を演奏した。そして、お金をくれたのはヘッドフォンをした奴ばかりだった」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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プジョーの起源は? [メイド・イン・フランス]

 プジョー(Peugeot)と言えばフランス自動車メーカーですが、実はこんなものも製造しているのでした。

Paris_Sochaux.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年4月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 ここは、プジョーの博物館Musée de l'Aventure Peugeot

 

 フランス東部の小さな村ソショー(Sochaux)にあるPSA・プジョーシトロエンの工場に併設されている博物館です。

 

 当然ながら歴代の自動車が展示されています。これはなかなか見応えがありますね。

 

 しかし、創立者のプジョー兄弟は、事業を始めた1810年頃から様々なものを創作していました。

 

 ミシン、様々な道具、コーヒーミル等々。

 

 その始まりは製鉄の技術にありました。あのライオンもそこから生まれたのでした。

 

 こちらのコーヒーミルは1840年に発売されたモデルです。こうしてハンドルを回すと今もちゃんとコーヒーを挽いてくれます。

 

 「当時のフランスではコーヒーミルは十分に供給されていませんでした。これが発売された時は革命的だったのです。それゆえプジョーの独占市場のようになっていました。作られたモデルは900種類もあります。ここにはそれが全て集められています」と博物館の方。

 

 1899年の商品カタログも保管してあります。

 

 そしてこちらは1858年度製プジョーのコーヒーミル。レア物だそうです。

 

 所有しているのはドミニクさん。様々なミルの収集家です。

 

 「私にとってミルの価値は無限なんです」

 

 それにしても様々なミルがあるもんですね。これだけのものを集めるのに15年かかったそうです。

 

 ドミニクさんのお気に入りは陶器で出来た壁掛けタイプのコーヒーミルです。

 

 「収集家がとても欲しがっているプジョーのコーヒーミルをお見せしましょう。これです。美しいでしょう。ごく短い期間にだけ製造発売されたものです」

 

 さらに、こんな大型のものもあります。

 

 「これも私のお気に入りです。見事でしょう。1926年に作られたものですが保存状態もとてもいいんです」

 

 この中で一番古いのがこのペッパーミル。“ルイ14世” と言う名前が付けられています。どこが製造したものかはわかっていません。

 

 プジョーがペッパーミルの製造を始めたのは1874年のことでした。

 

 以来、粒のままのコショウが販売され始めました。

 

 「ペッパーミルは小さい頃から知ってましたよ。祖母や母も使ってましたからね。私はプジョーのペッパーミルとともに成長したんですよ」とシェフ。

 

 コショウの香りがお料理から伝わってきそうです。

 

 「あらかじめ挽いてあるコショウとは新鮮さが違うので料理の味も違ってくるんですよ」

 

 そう言えばこの通り我が家にもプジョーのペッパーミルがありました!下の方にライオンのマークが入っています。

 

 ミル.jpg

 

 こちらはそのミルを作る工場です。こんなのどかなところで作られているのですね。

 

 毎年、200万個のペッパーミルが製造され、80か国に輸出されています。

 

 「ずっと変わらずこの伝統的なデザインのままです。アメリカ、アジアなど世界中で使われています」と工場の方。

 

 この経済不況の中、売り上げは毎年5%増加しているそうです。

 

 そしてあのフタ付きのコーヒーミルも同じように今でも販売されています。

 

 



 




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、僕がタバコをやめるよう、父が巻きタバコの中にコショウを混ぜるという名案を思いついた[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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セントヘレナの空港に暗雲 [イギリス]

 去年の四月、セントヘレナ島を特集しました。

 

 あのナポレオンが最後の戦いに敗れ、幽閉された島です。(興味のある方は過去記事を→こちら

 

 南大西洋に位置するこの島に行く手段は船のみ。南アフリカのケープタウンから5日もかかります。

 

 当時、もっと交通の便をよくしようと空港が建設されている最中でした。

 

 そしてこの度、めでたく完成したそうです。しかし、早くも暗雲が・・・。

StHelena_Longwood.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 飛行機のコックピットから島が間近に見えてきました。いよいよ着陸です。

 

 テスト飛行の小型機が初めてセントヘレナ島の空港に到着しました。去年の9月のことです。

 

 「飛行機が着陸するのを見たときは信じられない気分でした。夢が現実になった瞬間でした」と島の女性。

 

 皆さん、嬉しそうに記念撮影です。

 

 かつては唯一の交通手段である船が長い旅を終えて入港するのが普通でした。

 

 ナポレオンもこうしてこの島にやってきたのでしょう。

 

 しかし、空路が開通すれば年間2〜3万人の観光客が期待できます。

 

 ホテルレストラン、商店などへの設備投資も行われました。

 

 そして、あのナポレンが暮らしていたロングッドの屋敷もこの通りきれいに修復されました。

 

 こちらがフランス領事のミッシェルさんです。

 

 島は英国領ですが、このロングウッドだけはフランスの領土。よって、領事がいるというわけです。

 

 「島を発展させる方法は空港の建設しかありません」とミッシェルさん。

 

 こうして始まった空港の建設。広範囲に山を削って平らにする大工事が行われました。

 

 完成までにかかった時間は4年、かかった費用はおよそ3億3千万ユーロ。すべて英国政府が出資しました。

 

 そして今年4月、英国航空の一番機ボーイング737型機が島にやってきました。

 

 しかし、何やらフラフラしながら降りてきます。強風(または風向きの問題?)のため何回か着陸をやり直したそうです。

 

 そのため、商用航空機の空港使用が未だに許可されていません。

 

 ひとっ飛びで100人以上もの観光客を運んできてくれる飛行機を当て込んでいた島民たちにとっては大きな誤算です。

 

 莫大な費用をかけて作られた空港です。なんとか良い解決法がないか現在検討中だそうです。

 

 したがって、セントヘレナ島へ行くには今なお5日間の長い船旅が必要です。

 

 南海の孤島が孤島でなくなる日までには、まだまだ時間がかかりそうです。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、初めて飛行機に乗る。ちょっと緊張気味だったので、空港に向かう前にテレビでも見てリラックスすることにした。テレビをつけるとドキュメンタリーをやっていた。そのタイトルが “テロの脅威 空港編” 」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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初の女性市長は剛腕? [トピックニュース]

 築地市場の豊洲移転問題、こんなにこじれるとは思ってもみませんでした。

 

 都知事選が話題になり始めた頃、宇都宮さんが移転中止などと言っているから、何で今頃そんなこと言い出すんだろうなんて思ってました。

 

 ここまでもグダグダになってしまった移転問題、どうにかうまい解決法が見つかるといいのですが・・・。

 

 小池さん、大変ですね。初の女性都知事、最初から難問に取り組んでいます。

 

 とは言っても、ワタクシ、小池さんには投票しておりません。あの有力候補3人にはどうしても投票したくなくなって別の方に一票を投じました。

 

 それはどうでもいいとして、女性知事といえば、パリ市長アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)も同じように初の女性市長です。

 

 こちらは市長になってからすでに1年半以上が経ちます。

 

 最近、野党からは「なんでも力づくで決めてしまう!」と非難の声が聞こえてきます。

 

Paris_Paris.jpg


 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年9月25日に放送)(をクリックしても映像が出てこない時はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Paris : les épineux dossiers d'Anne Hidalgo

 

 パリの名所とオバーラップして登場するのがイダルゴ市長です。所属政党は社会党。

 

 顔の感じがスペイン系。それもそのはず、スペインで、スペイン人の両親の間に生まれました。

 

 2歳の時に両親と共にフランスに移住。1973年にフランス国籍を取得。

 

 そのため一旦スペイン国籍をなくしますが、2003年に再度スペイン国籍を取得しています。

 

 ということは二重国籍。でも、フランスでもスペインでも問題ないらしい。

 

 それはさて置き、このイダルゴ市長、“抵抗勢力” からやり方が強引だと言われています。

 

 例えば、ほんの二日ほど前にセーヌ川の岸辺にある車道を歩道に変える計画が決定された件について、パリ1区の区長で共和党のルガレ氏はこう言います。

 

 「車の数を減らし大気汚染を少なくしようという目的ですから、それにはもちろん賛成ですよ。ただ、手法が問題なんです。これまでのやり方に則ってきちんと手順を踏んでない」

 

 イダルゴ市長、着任以来、この “これまでの伝統的手法” というのにぶつかりながら仕事を進めているようです。

 

 昨年冬、ホームレスの避難所をブローニュの森の周辺に作る計画が発表されました。

 

 すると16区の住人による反対運動が起こりました。

 

 しかし、結局は避難所の建設工事は始まり、計画は着実に進められることになりました。

 

 ホームレスや難民にとっては市長の英断なのかもしれませんが、反対派にとってはどうなのか・・・。

 

 パリ郊外に建設中の難民センターについても議論が巻き起こっています。

 

 テレビインタビューでヒダルゴ市長自身が支援してくれない友人や政治家がいることを明らかにしています。

 

 そして、一旦、白紙になったあのガラスのピラミッドのような巨大ビルの建設計画も、また市長が押し進めようとしています。

 

 パリ市議会議員でヨーロッパ・エコロジー=緑の党のベイヤール議員は、新市長はブルドーザー以外の何物でもないと言います。

 

 「ですから、軋轢や罵声が起きるんです。しかし、それが政治の世界なのかもしれません」

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、パリの地下鉄にワイパーが付いているのを発見した!」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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夏の終わり [トピックニュース]

 9月の後半、あちこちで秋祭りが開かれていました。

 

 うちの近所でもお神輿を担いで練り歩いてました。大太鼓もド〜ンとなって、少々うるさいのでした。

 

 アスファルトとコンクリートの建物の路地に鳴り響く太鼓の音はどうも今ひとつです。

 

 昨日は秋の長雨も上がって日差しが戻ってきました。また2〜3日暑くなるようですが、それをやり過ごせば、また涼しくなるようです。やっと夏が終わります。

 

 フランスのピレネー山脈の一角にあるオッソ渓谷では、夏の間、山で過ごしていた羊たちと羊飼いが麓へと戻ることになりました。


Paris_ValleOssau.jpg



 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 

 雲が渓谷を覆い始め、山に夜がやってきました。放牧していた羊を柵に戻します。

 

 「あちこち見て回ってから羊たちと一緒に山を降りることになります」とステファヌさん。

 

 今宵は山で過ごす最後の夜。

 

 山小屋での夕食は、手伝いに来てくれた友人と二人でいただくことになりました。

 

 明日は忙しくなります。スープとお肉で英気を養います。

 

 夏の間、家族も一緒に山小屋で過ごしていましたが、学校が始まったため最後は一人になりました。

 

 「特に寂しいと感じたことはないですね。羊飼いとはそういうもんですから。この仕事を選んだ時にこう言う生活になるのはわかってました」

 

 空にはお月さま。

 

 それから数時間後の早朝、一台の車がやってきました。

 

 山歩きにやってきた友人たちが立ち寄ってくれました。ワインでおもてなし。

 

 友人たちを見送ったら、下山の準備です。

 

 外の風景はこんな風になっていました。

 

 まずは運んできた機材を片付けて車に乗せます。

 

 「来年まで麓で保管しておきます」とステファヌさん。

 

 片付けが済んだら、山でチーズを作っている友人のマチューさんを訪ねます。

 

 小屋の中ではチーズが熟成中。羊の乳で作られたオッソイラティーでしょうか?

 

 10月にはチーズのコンクールが開催されます。ここのチーズも出品されるのでしょうね。

 

 さあ、いよいよ羊と一緒に下山です。

 

 マチューさんのお父さんが羊の首にベルをつけてくれました。これはうまくやらないと羊の首を絞めてしまいそうな・・・。

 

 一列になって、ではなく団子状態で羊たちが山を降りていきます。その間を走り抜けていくのがシープドッグ。

 

 難所を通り越してホッと一息。羊たちが進んでいくのを見送ったら、最後に美しい山の風景を楽しみます。

 

 1時間半ほど歩いたところで目的地に到着。

 

 青々とした草を見つけて、早くも羊たちが食べ始めました。

 

 オッソ渓谷の美しい風景。また来年の夏、ステファヌさんはここに戻ってくることになります。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、車でバカンスに出発した。しばらくして娘が携帯を忘れたので取りに戻りたいという。『どうしても取りに戻りたいの。もし初めて月に行ったのに国旗を立てるのを忘れたらどんな気分だと思う?今の私はその気分なの』」

 

VDM (Vie de merde)より




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週末はベルギーの海岸で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はベルギーの海岸を旅します。

 

 パリから行くとなるといろんな方法があるようですが、今回は、ブリュッセル経由よりベルギー国境に近いダンケルク(下記地図の紫印)から向かうことにしましょう。

 

 パリからダンケルクまではTGVで2時間35分。


Cote_Belgie.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 

 ダンケルクからベルギーの海岸までは、時速25キロのランドヨットで向かいます。

 

 曇り空がちょっと心配ですが、風に乗って海岸をびゅんびゅん飛ばします。

 

 聞こえてきたのはジャック・ブレルの歌声。ベルギー生まれのシャンソン歌手です。

 

 気がつけばすでに国境を超えていました。ここはデ・パンネ(赤印)。

 

 フランソワさんがビーチでお客様を迎える準備をしていました。

 

 「こうして幕を張っておけば風除けになるのでお客さんはゆっくり日光浴を楽しむことができます」

 

 フランソワさんはフランスで車を販売していましたが、今はベルギーでビーチを借りて商売を始めました。

 

 「ここが私の事務所です。自由気ままに仕事ができます。窓の向こうにはジャック・ブレルの北海と砂丘が広がっています」

 

 ここはもう英仏海峡ではなく北海になるんですね。そして北海といえば、ジャック・ブレルのこの歌 “Avec la mer du Nord”(「北海とともに」というような意味合い) 。風と波と砂浜・・・。

 

 お腹がすいてきたのでブランチをいただくことにしましょう。

 

 ここは海岸から少し入ったところにある食べ物屋さんHof van Commerce(青にナイフとフォーク印)。

 

 案内されたお部屋はご覧の通りちょっと風変わり。天井を見ると下着が飾ってあります。お店のオーナーの好きなアンティークをインテリアとして飾っているのだとか。

 

 ここは、古道具屋風レストラン兼お肉屋さん+ハム・ソーセージ屋さんみたいなお店です。

 

 ビュッフェ式で自分の好きなものを好きなだけ取って食べるシステムになっているようです。

 

 お腹がふくれたらまた海岸に戻ります。

 

 オーストダインケルケの海岸(緑印)では伝統のエビ漁が行われていました。

 

 ここからはトラムに乗ります。

 

 デ・パンネからクノックヘイスト(オレンジ印)までの60キロの海岸をトラムが走っています。

 

 なんだか江ノ電みたいですね。でも江ノ電はこんな寒々とした風景ではないですね。

 

 クノックヘイストに着いたら今晩の宿Hotel Binnenhofにチェックイン(こげ茶にベッドのマーク)。

 

 アート好きのオーナーのコレクションがあちこちに飾ってあります。

 

 このホテルでちょっと驚いたのは、朝食の時間にシャンパンが出てくること。

 

 「バカンスだからいいんじゃないですかね」とお客様。

 

 さて、次に訪ねたのはオステンドにあるカフェ&バーLafayette Music Bar(赤にカクテルのマーク)。

 

 ここはアメリカのミュージシャン、マーヴィン・ゲイがよく訪れたお店です。

 

 「彼はよくこの界隈を散歩してましたよ」とお店の方。

 

 マーヴィン・ゲイはこの建物Residentie Jane(ブルーに家のマーク)のこの部屋で薬物依存症と戦いながら2年間滞在していたそうです。

 

 その間に生み出された曲が「セクシャル・ヒーリング」。その記念のプレートが建物の歩道に埋め込まれています。

 

 オステンドには一度行ったことがありますが、マーヴィン・ゲイと関係があったなんて初めて知りました。こんなところで保養していたんですねえ〜。

 

 さて今回の旅の費用は、宿泊代が130ユーロ、ブランチが20ユーロ、ランドヨット代が15ユーロ、ゴーフル(ビーチで食べていた)が2ユーロ、トラムが6ユーロ、ビュフェ式夕食が20ユーロ、締めて193ユーロ(約22,000円)でした。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、ベルギーに作られたアメリカの新会社で働くことになった。出勤初日、自分の英語力をアピールしようと同僚たちに英語で話しかけたが、誰一人としてわかってくれなかった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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ロマンティック・ライン 後編 [その他の国]

 シルバーウィークもそろそろ終わり。これから師走に向け時間が刻々と過ぎていきそうです。

 

 さて、ライン川の旅シリーズの最後。後編ではマインツ(下記地図の緑印)の街を訪ねます。 

 

RomatcR.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ライン川の岸辺に広がるマインツの街。

 

 人口は20万人ほど。トラムが走り抜けて行きました。

 

 古い建物もありますが、新しいものもありそうです。

 

 こちらは街の広場。歴史ある建物のように見えますが・・・実はこれらの建物、戦後に建てられました。

 

 「これは1945年当時の広場の写真です」

 

 先の大戦で建物がだいぶ破壊されたようです。

 

 「再建されたものには2つのタイプがあります。一つは急いで作られたもので50年代の特徴が残っています。そしてもう一つは最近建てられたもので、古い建物風に作られています」とガイドのフランソワーズさん。

 

 マインツは世界的に知られる人物の生まれ故郷でもあります。

 

 歴史の教科書に必ず登場するその人物とは、ヨーロッパで初めて活版印刷技術を発明したグーテンベルク。

 

 その博物館に入ってみましょう(青に館のマーク)。

 

 ここには1453年に初めて印刷された聖書が展示されています。

 

 「昔は聖書を1冊作るのに手書きで3年かかりました。グーテンベルクの発明により200冊の聖書を2年で作れるようになりました。低コストで美しく読みやすい本が作れるようになったのです」と博物館の方。

 

 ここでは当時の活版印刷の様子を再現して見せてくれます。

 

 当時としては画期的で、その後の文化や産業に大きな影響を与えたというのもよくわかりますが、今となってはかなり原始的に見えます。

 

 そういえば、大昔、和文タイプライターなるものがありましたっけ。活字を1個ずつ拾ってパチンと打ってました。

 

 それがワープロに取って代わって、今はパソコンでささっと打ってプリンターにデータを送ればあっという間に印刷してくれます。カラー印刷もすぐできます。

 

 グーテンベルクがワープして現代にやってきたらさぞかし驚くことでしょう。

 

 次に訪ねたのは聖シュテファン教会です(赤に教会のマーク)。

 

 外観は赤ですが中に入るとブルー。青いステンドグラスを通して光が入ってきます。

 

 ステンドグラスの作者はシャガール。1985年に亡くなるまでの2年間に制作されました。

 

 「ロシア出身のフランス人画家シャガールはユダヤ人でした。ですから、このステンドグラスはキリスト教とユダヤ教をつなぐ作品であり、フランスとドイツを和解させる作品でもあるんです」

 

 街をぶらぶら歩いているとガイドのフランソワーズさんがいいことを教えてくれました。

 

 「マインツで道に迷ったら、まずは通りの名前の書かれた表示板を見てください。ブルーの表示板はライン川に並行の通り、そして赤い表示版はライン川に垂直の通りだという意味なんです」

 

 なるほど、これなら方向がするにわかりますね。

 

 そして最後に名物の噴水「カーニバルの噴水」(ブルーに噴水のマーク)を見ておきましょう。

 

 毎年2月に開催されるマインツのカーニバルを記念して、1967年に画家と建築家が共同で制作した作品です。

 

 この作品を見るために毎年50万人が訪れるそうです。

 

 終わり。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、クライアント携帯で撮った写真を送ってくれるように依頼した。するとクライアントの秘書は、まず写真を白黒印刷し、それをスキャンして電子メールで送ってきた」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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ロマンティック・ライン 中編 [その他の国]

 なんとか今週末くらいには日差しが欲しい・・・。雨はもう結構です!

 

 さて、シリーズの中編は、ロマンティック・ラインの岸辺を飾る古城をいくつか訪ねてみましょう。

 

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 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ライン川を下ると次々に登場する古城。ロマンティック・ラインには約40のお城があるそうです。

 

 まずはその中の一つ、ラインシュタイン城オレンジに城のマーク)を訪ねます。

 

 古城とはまさにこのお城のこと。建てられたのは14世紀のことです。

 

 その後崩れかけていたお城は19世紀になって修復されました。現在はHecher家の所有になっています。

 

 「この建物が母屋です。4階立てで全て見学することができます」とオーナーのマルクさん。

 

 1976年、有名なオペラ歌手だったHermann Hecherは初めてこの城を訪ねた時、すっかりその魅力にとりつかれてしまいました。

 

 当時、息子のマルクさんはまだティーンエイジャーでした。

 

 「城はボロボロで魅力もなにもありませんでした。当時16歳だった僕は、こんな城を買うなんてひどい話だと思いましたね。まったく今の自分が信じられませんよ」

 

 修復されたお城からはライン川を一望できます。見学料は大人5.50ユーロ、小人3.50ユーロ。

 

 次に訪ねたお城はライン川の中州にあります(こげ茶に城のマーク)。

 

 このプファルツ城は船の形をしています。

 

 14世紀、航行する船から通行税を徴収するために作られました。

 

 通行税を払わずに通過しようとする船がいたら大砲が火を吹いたそうです。すごいですね。何が何でも通行税を払わせるというわけです。

 

 それにしても面白い作りですね。

 

 「このお城は軍隊に征服されたこともなければ、水害で破壊されたこともありません」とガイドの方。

 

 そして最後に訪ねたのは、シュトルツェンフェルス城(緑に城のマーク)。

 

 緑の中に落ち着いた風情で立つこの城は、手入れが行き届いている感じがします。

 

 プロセイン王のフリードリヒ・ヴィルヘルム4世(1795〜1861年)が旅の途中で立ち寄ったこのお城を気に入り、村人達から譲り受け、修復し、夏の別荘として使用していたそうです。

 

 現在は一般に公開されています。

 

 お城といえば結婚式。どうやら結婚式に人気のお城のようです。

 

 「なんだかわが家に帰ってきたような気がします。というのも1970年にここで結婚式をあげたんです。だからここは記念の場所なんです」と女性。

 

 お城の中には古い調度品が揃えてあります。そして全ての窓からライン川を眺めることができます。

 

 ヴィルヘルム4世の妃だったエリザベトはここに大勢の賓客を招待したそうです。

 

 「招待客は妃に呼ばれるまでこの部屋で待たされました。待たされている間、招待客同士で自由におしゃべりができたのですが、実はここに小部屋があり、ここに隠れていた召使いに全部筒抜けだったのです。こうして妃は様々な情報を手に入れることができたんです」とガイドの女性。

 

 ライン川のお城は、元々どのお城も通行税を徴収するために建てられたと言います。

 

 40ものお城=料金所があったということは、船はその度に税金を払わされていたことになりますね。

 

 逃げようとすると大砲の弾が飛んできたりするんですから大変です。

 

 後編に続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、家族でベルサイユ宮殿の見学にやってきた。安全のため一人ずつセキュリティゲートを通って入場しなくてはならなかった。すると8歳の息子が “嘘発見ゲート” を通るのは絶対イヤだと言ってぐずった」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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ロマンティック・ライン 前編 [その他の国]

 卓球の愛ちゃんの旦那さま、あまりのかっこよさにびっくり。

 

 あれでプロポーズされたら、目がハートになって即イエスって答えるしかないですよねえ〜。

 

 結婚おめでとうございます!

 

 それはさておき、今日から3回のシリーズでライン川の旅を紹介します。

 

 前編の今日は、ライン川の2つの楽しみ方を紹介しましょう。

 

RomatcR.jpg

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 スイスアルプスのトーマ湖からフランスとドイツの国境沿いを流れ、最後はオランダのロッテルダムで北海に注ぐライン川(全長1,233㎞)。

 

 今回紹介するのは、このうちドイツのマインツ(上記地図の緑印)とコブレンツ(赤印)を結ぶロマンティンク・ラインと呼ばれる地域です。

 

 その美しい眺めをしっかり楽しむなら、こうして歩くのが一番です。

 

 リューデスハイム(オレンジ印)からコブレンツまではRheinsteigと呼ばれる、欧州では有名なハイキングコースの一つです。

 

 その距離は300キロほど。8つの区間に分け、8日かけて歩くと無理なく全行程を制覇できそうです。

 

 「自宅がこの近くにあるんですが、少し歩くとこんな風景が見られるんです。ライン川の中でもここが一番美しいと思いますよ」と女性。

 

 ビンゲン(黄緑印)からコブレンツまでは川沿いに古いお城が並びます。

 

 この地域は2002年からユネスコの世界遺産に登録されています。

 

 ロマンティック・ラインのもう一つの楽しみ方がクルーズ船。そう、あの有名なライン川下りです。世界各国から観光客がやってきます。

 

 「スコットランドにもたくさんのお城がありますが、ここのはどれも美しいねえ」と英国人。

 

 「こうしてクルーズ船で川下りしながら、時々陸に上がって丘の上を歩くのがいいですね」と女性。

 

 この区間には橋がないので活躍するのがこちらの渡し舟。10ユーロほど払えば対岸まで数分で運んでくれます。通勤で使用する人もいるようです。

 

 40年前からこの船を操縦しているのがノルベルトさんです。1日に数回、ライン川を横断するそうです。

 

 「ここは長い歴史のある川です。マイツとコブレンツの間には大きな都市はありませんし、これといった産業もありません。だから橋がないんですよ」

 

 こうして見ていると平和な川のように見えますが、流れの速い危険な場所もあります。

 

 その一つがローレライと呼ばれる岩山のある地域です(紫印)。

 

 ここは川幅が一番狭くなっていて航行する船にとっては危険な場所です。

 

 そのことから、岩山に佇む美しい少女が船頭を魅惑し、船が川の渦の中に飲み込まれてしまうというローレライ伝説が生まれました。

 

 標高300メートルほどの岩山の上に上がるとライン川の美しい眺めが楽しめます。

 

 そして、丘の斜面にはブドウ畑が広がります。もちろんワインを作るためのブドウです。

 

 お手入れに余念がないのがフリッツさん。ブドウの木をここに植えたのが今から50年前のこと。

 

 「残念ながら私はもう若くないですからね。今は息子が後を継いでくれてますよ。ブドウの実がならなくなるまで続けることになるでしょうね」

 

 ここで取れるワインの銘柄はLoreleyfelsen。AOC取得のワインです。

 

 さて、こんな乗り物でライン川を楽しむこともできます。ちょっと怖い。

 

 眼下に見えるのがボッパルトの町(黄印)。この日はたくさんのクルーズ船がこの町に集合してきました。

 

 というのも、ここで花火大会が開催されるからです。その名も“ラインの火祭り”。

 

 「それぞれが適切な場所に係留できるように調整しなくてはなりませんから注意が必要なんです」と責任者の方。

 

 いよいよ火祭りの始まりです。船の上ではワインも振る舞われます。これは楽しいですね!

 

 毎年5月から9月までライン川沿いを移動しながら開催される花火大会。赤く燃えるお城は迫力があります。

 

 中編に続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、花火を見た。極々ローカルな花火を・・・。ノートパソコンの電源がショートして居間で爆発した」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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パリのケーブルカー [パリ]

 先週末の17日と18日は、ヨーロッパで、国の遺産をもう一度見直そうという “欧州遺産デー” が開催されました。

 

 もともとは1984年にフランスの文化省が始めたイベントですが、欧州全体へと拡大し、今では50カ国が参加して行われる大きなイベントになりました。

 

 フランスにある遺産と言えばお城や教会など無数にありますが、本日はパリにあるケーブルカーを紹介します。

 

Paris_Paris.jpg


 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年9月17日に放送)(をクリックしても映像が出てこない時はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Journées du patrimoine : visite guidée dans les entrailles du funiculaire de Montmartre

 

 ここはモンマルトル。

 

 100メートル上のサクレ・クール寺院まで続く階段をうさぎ跳びで登っていく集団。

 

 いくらスポーツは体にいいとはいえ、これは地獄の特訓以外の何物でもなさそうな・・・。

 

 さすがに帰りは階段を歩いて降りていました。

 

 階段を下りきった広場には大勢の人が列を作って並んでいます。

 

 その訳は、このケーブルカー(funiculaire)。

 

 あの階段を上がるより楽で早いですし、モンマルトルの名物でもありますから一度は乗ってみたいというわけです。

 

 乗ってしまえば1分30秒でサクレ・クールに到着です。

 

 この日は特別にガイドのパトリスさんが一緒です。パトリスさんはこのケーブルカーのメンテナンス会社の方。

 

 本日は希望者の方々にケーブルカーの底を見学してもらいます。

 

 「さあ、中に入って見てください。大丈夫ですよ、ここは安全ですから」とパトリスさん。

 

 これがケーブルカーの底の部分。万が一ケーブルが切れても落下しないように安全装置が働くことになっています。

 

 外のレールを見ると確かにケーブルで引き上げられているのがわかります。

 

 このケーブルカーが作られたのは1900年のこと。

 

 その後、1935年と1991年にリノベーションされました。

 

 作られた当初は水圧式で2つの車両が交互に上がったり降りたりするようになっていました。

 

 1935年のリノベーションで電化されました。昔の車両はレトロな感じでいいですね。

 

 「初期の車両には水タンクとボイラーが付いていました。水をボイラーで蒸発させると重量が軽くなるので上に上がり、もう一つの車両は下がるという仕掛けになっていました」とパトリスさん。

 

 現在の車両は近代的で安全そうですが、ちょっと味気ないですね。

 

 年間の利用客は300万人以上。毎日、朝の6時から夜中の0時45分まで運行しています。料金は地下鉄と同じ。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、わが家の犬が良い番犬かどうかテストしてみようと『泥棒!』と叫んでみた。すると、驚いて飛び起きたかと思うと階段を転げ落ちていった」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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