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老後はマルタ島で [その他の国]

 欧州は昨日から夏時間になりました。

 

 これから10月の最終土曜日までは、フランスとは7時間、イギリスとは8時間の時差になります。

 

 さて、前回の週末旅で紹介したマルタ島ですが、老後を過ごす場所としてフランス人に好まれているそうです。

Malta_Valetta.jpg



  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 こちらの男性、パリで活躍していた元ジャーナリストのエリックさんです。

 

 かつては混雑する地下鉄に乗ってあちこち仕事で動き回っていましたが、今はご覧の通り。

 

 美しい島を眺めながらターコイズブルーの海をボートで出かけていきます。

 

 「海のバスみたいなもんですが、陸を走るバスよりずっと気持ちがいいですよ」とエリックさん。

 

 老後を過ごす場所としてモロッコやタイなどを考えていましたが、結局、このマルタ島に決めました。

 

 「マルタは欧州ですし、通貨ユーロ、そして安定した国ですからね。それに言葉も重要な要素でした。ここは皆、英語が話せますから安心です」

 

 現在の収入は月々2,500ユーロ。マルタ島なら十分贅沢に暮らせます。

 

 「ブロッコリーにバナナにイチゴ。それにトマトも買いました。これだけ買って5.85ユーロです。パリの半額くらいだと思いますよ」

 

 暮らしやすいのは他にも理由があります。

 

 不動産税や住民税がありません。また相続税もありません。つまりはフランスに比べて税金が少ないのでした。

 

 エリックさんのご自宅を訪ねました。

 

 広さは100㎡。港を一望できる最高のロケーションにあるアパート

 

 300,000ユーロで手に入れました。これがコートダジュールなら3倍の値段はするでしょう。

 

 とは言うものの、欠点がないわけではありません。

 

 「ここは車の通行が激しいんです。それが難点ですね。もう一つは医療です。公立の病院だとかなり待たされます。民間の場合は早いのですが高くつきます」

 

 現在、マルタ島で老後を過ごしているフランス人が800人ほど。ここ数年で2倍に跳ね上がりました。

 

 こちらの女性は、マルタ島に移住を希望するフランス人のために活動しているシルヴィさんです。

 

 シルヴィさんにとってマルタ島の利点は何と言っても安全だそうです。

 

 「携帯やバッグをテーブルに置きっぱなしにできます。盗まれる心配がありません。それは一軒家でもアパートでも同じです。泥棒なんていないと言っても過言ではありません」

 

 ポルトガルやイタリアにはまだまだ及びませんが、老後を過ごす国として少しずつ注目され始めたマルタ島。

 

 平均収入は月600.50ユーロといいますから、その分物価も安いのでしょう。

 

 老後の移住先として外国人を受け入れることで国の経済を活性化できるかもしれません。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、税務署で2時間半待たされて、やっと自分の番が回ってきた。相談窓口に行って椅子に座ったのはいいけれど、何を相談しにやってきたのかすっかり忘れてしまった」


 

VDM (Vie de merde)より




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週末はデン・ハーグで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はオランダのデン・ハーグを旅します。

 

 パリ北駅でロッテルダム行きの高速列車タリスに乗り、ロッテルダムで在来線に乗り換えデン・ハーグヘ。所要時間は約3時間20分ほど。

 

 また空路なら直行便で1時間強で行くことができます。


Netherlands_LeHaye.jpg

  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 まずはボートで運河を散策。デン・ハーグもアムステルダムと同じように運河の街です。

 

 そして、1248年に宮殿ができてから今日まで王室の所在地になっています。しかし不思議なことに国家元首の住む街でありながら城砦などはどこにも見当たりません。

 

 「ハーグには壁や城砦など街を保護するものはありませんでした。そこで街を守るためにすべての運河をつないで取り囲むようにしたのです」とガイドさん。

 

 運河の途中には小さな橋がかかっています。こうして頭を下げて通り過ぎます。

 

 さて、今度は陸に上がって散策。さすがにオランダだけあって自転車の往来が多いですね。

 

 まず旅人が訪れたのはマウリッツハイス美術館(上記地図の青印)。ここではフェルメールのあの名作に出会えます。

 

 「少女は振り向いて肩越しにこちらを見ています。口は軽く開かれ、フェルメールはこの唇に光を表す白い点を描いています。これが大きな謎を呼びました。この光の点があることで美しい顔がさらに魅力的になっているんです」

 

 そう言えば、この白い点は修復後に発見されたという話をどこかで聞いたことがあります。確かにここにこの白い点があるのとないのでは印象が違ってきます。

 

 莫大な価値のあるこの絵も、制作された当時は1ユーロ以下の値段で買い取られたとか。絵画の宿命なのかもしれません。

 

 さて、次もまた見逃せない場所へと向かいます。

 

 ここはオランダの国会議事堂(ビネンホフ)(赤印)。中庭は誰でも入ることができます。

 

 ここでは議員さんたちと気軽に写真を撮ったりおしゃべりしたりできるそうです。

 

 そうこうしているうちにお昼の時間になりました。今回はちょっと変わったレストランに入ってみましょう。

 

 ここはインドネシア料理店Garoeda Restaurantオレンジ印)。

 

 1945年までインドネシアはオランダの植民地でした。その間にオランダ人が開発し、インドネシア独立後に自国に持ち込んだのがライスターフェルと呼ばれるこのインドネシア料理。

 

 サフランライス、カカオソースのチキン等々、10数種類のおかずが並びます。

 

 「まずお皿にライスを取り、おかずを少しずつ取っていただきます」とお店の方。

 

 私もオランダとバリ島に行った時にこのライスターフェルをいただきました。ご馳走ですよねえ。

 

 さて、お腹がいっぱいになったところで、次に訪ねたのはパノラマ・メスダフ美術館(緑印)です。

 

 ここには円形の壁一面に砂浜の風景を描いたパノラマ絵があります。19世紀に描かれたオランダで一番大きな絵画です。

 

 「高さは14m、円周は120mです。世界でも珍しい絵画です」と美術館の方。

 

 これと同じパノラマ絵をベルギーで見たことがあります。ワーテルローの戦いを描いたもので、ナポレオンが米粒みたいに小さく描かれてましたっけ・・・。

 

 それはさて置き、そろそろ今晩の宿へチェックインしましょう。

 

 今晩は運河に浮かぶハウスボートに泊まります。これだけの広さで一泊80ユーロ。

 

 「オランダは第二次世界大戦で家屋が破壊されてしまいました。そのため皆がなけなしのお金でボートに家を作ったんです」とオーナー。

 

 ちょっと小腹が空いたところで地元のグルメをいただきましょう。グルメとはハーリング(酢漬けのニシン)のこと。

 

 「玉ねぎをつけて、こうして食べるのが美味しい食べ方です」と男性。ちょっと一杯やりたくなってきました。

 

 ということで、この高層ビルの展望台へと向かいます。ここはハーグ・タワーの41階(こげ茶印)。街全体は当然のこと、遠くの地平線まで見渡せます。

 

 眺めを楽しんでいるうちに夜の帳が下りてきました。同じ階にあるバーThe Penthouseで夜景を見ながらお酒を一杯。

 

 翌朝は、スヘフェニンゲンの海岸を散策しましょう。リゾート地にふさわしい豪華な建物は五つ星ホテルGrand Hotel Amrâth Kurhaus(黄緑印)。

 

 海岸から海へと伸びたデッキの横には巨大な観覧車SkyView de Pierが設置されています(黄印)。リポーター二人も乗ってみることになりました。

 

 「スヘフェニンゲンはハーグだけでなくオランダ全土で人気のリゾート地なんです」と観覧車のオーナー。

 

 ビーチの眺めを楽しみながら、今回の旅の費用をまとめておきましょう。

 

 パノラマ絵の見学料が8ユーロ、運河の観光ボートが12ユーロ、美術館が25ユーロー、インドネシア料理が25ユーロ、宿泊費が80ユーロ、ニシンが2.80ユーロ、大観覧車が9ユーロで、締めて161.80ユーロでした。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、小さな美術館で受付をしている。高齢の見学者がやってきてボードの文字を大声で読み上げた。『入場無料!』そして私の方にやってくると言った。『となると、あんたは何もしとらんということになりますな』確かに、その通りなのかもしれませんが・・・」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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世界の橋 その5 [その他の国]

 シリーズの最後は、また欧州に戻ります。

 

 今回はドイツの都市ハンブルクを訪ねます。

 

 街には運河が張り巡らされ、その分、橋の数も多いことで知られています。

Berlin_Hambourg.jpg 



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月17日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 ご覧のように街は橋だらけ。橋を渡らずしてハンブルクの街を散策することは不可能。

 

 全部を合わせるとその数は2,500本を超えるそうです。

 

 橋を案内してくれるのがこの方、歴史の専門家ヤンさんです。

 

 「その時代時代で、橋は街を形作ってくれました。新しくできた界隈に橋をかけることで商業が生まれ、人や物の行き来が始まったのです」

 

 街の基礎を作ったとされるのがグスタヴ・アドルフと大司教オスカーでした。二人とも彫像になって橋を見下ろしています。

 

 そして橋は街の歴史をずっと見てきました。この橋も最も古い橋のひとつです。

 

 1842年の大火、第二次世界大戦中の空爆。この二つの事件は街を根底から変えてしまいました。

 

 「周りの建物はすべて破壊されてしまいましたが、橋だけは残りました。ですから、周りの建物は新しいのに、橋だけは古いんです。ですから橋は歴史の証人と言えます」とヤンさん。

 

 石橋、高架橋、鉄橋など、ハンブルクにはあらゆる種類の橋があります。大きさも様々。

 

 ここはユネスコの世界遺産にもなっているシュパイヒャーシュタット地区の倉庫街に架かる橋。

 

 運河の両脇に立ち並ぶ趣のある建物がまたいいですね。ここは小さなボートで見学してみたいところです。

 

 早速、この平で細長いボートで夜の運河を散策してみましょう。

 

 出発してしばらくすると一本の橋の下を通ることになりました。

 

 しかし、川の水位が上がったせいで、このままでは天井が橋の一部にぶつかってしまいそうです。

 

 結局、通るのを諦めなくてはならなくなりました。

 

 「数年前ボートを傷つけたことがあります。前のボートが通って行ったので、次に私も通ろうとした途端、波にやられて橋にぶつかってしまったんです」と船長さん。

 

 違う道を通って散策を続けます。

 

 「美しいですね。街の明かりに運河がロマンチックでうっとりしてしまいます」と男性。

 

 「港やドックも趣があって素敵です」と女性。

 

 しかし、街を形作る橋も年とともに傷んできます。そこで必要なのがメンテナンス。

 

 こちらは外アルスター湖の南端に架かるランバール橋(Lombardsbrücke)です。

 

 19世紀後半に作られた古い橋の上をたくさんの車が走っていきます。

 

 「作られた当時は馬車や馬しか通ってなかったんですが、今ではこの通り大小さまざまな車が通行していきます。ですから、これに耐えられるように補強しなくてはならないんです」と市の担当者

 

 道路の方はリノベーションが終わっていますが、橋脚はこれからです。

 

「古い橋の改築や新しい橋の建設で年間1,500〜2,000万ユーロの費用がかかります」

 

 確かに、比較的最近作られた橋のようですが、明らかに劣化しています。

 

 そのすぐ近くでは新しい橋が建設中です。今年の6月頃には完成する予定だとか。

 

 そして、この新しい橋は100年は保つそうです。

 

 「少なくとも100年は保ちますが、私にはそれを見届けることはできないでしょうねえ(笑)」

 

 湖に川に運河、水とともに生きてきた町には見ごたえのある橋がたくさんありそうです。

 

 終わり。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ドイツで従兄弟と一緒にバスに乗った。あまりお金を使いたくなかったので、従兄弟に、僕が14歳だと運転手に言ってくれと頼んだ。すると運転手が振り向いてフランス語で言った。『残念だね。僕にはそれは通じないよ』」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その4 [その他の国]

 シリーズの四回目は、アジアのあの国を訪ねます。

 

 目を見張るような橋の数々をご覧ください。

 china.jpeg



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月16日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 前回訪ねたタワーブリッジ・・・でも何か様子が変。

 

 それもそのはず、ここはロンドンではなく中国でした。

 

 タワーが4つ。本物の2倍のレプリカを作っちゃいました。

 

 また別の場所には橋げたがガラス張りのもあります。美しくもぞっとするようなこの眺め。

 

 そして、延々と続く鉄道用の高架橋があるかと思えば、海の上や・・・山の中にもあります。

 

 この北盤江大橋は世界で一番高い橋だそうです。

 

 「ほら、素晴らしい眺めでしょう。ここは世界で一番高い橋です」と誇らしげに話す男性。

 

 川からの高さは565メートル。200階建てのビルと同じだとか。

 

 去年の12月に開通し、フランスのミヨーの高架橋を軽々と超えてしまいました。

 

 こちらの男性、配達の仕事で一週間に一回この橋を渡るそうです。

 

 「この橋ができてから3時間も短縮できるようになりました。ガソリン代も節約できるので大変ありがたいです。それにこの橋を通る時は空中を飛んでるような気分になりますよ」と運転手。

 

 一方、こちらは海の上の橋。工事中なのでまだ車は走っていません。

 

 完成したら、香港、マカオ、珠海市を、フェリーなら1時間半、陸を移動するなら4時間かかるところを、たったの40分でつないでしまうそうです。

 

 「現在完成しているのは15キロほどです。全部が完成すれば世界で一番長い鉄橋になります。40万トン、つまりエッフェル塔60本分の鉄が使われます」と責任者の方。

 

 全長は55キロほどにもなる予定です。2012年7月に始まった工事は、今年末には完了することになっています。

 

 橋の途中にはこのような人工島が12か所に作られるそうです。

 

 橋の建設に使われる部品はこの巨大な工場で作られます。すべて機械化されています。人間は監視するだけ。

 

 一方、工事現場では様々な作業が続いています。車が通るわけですから当然舗装工事も必要です。

 

 「工事の環境は少々複雑です。たびたび台風に見舞われますし、船の往来も頻繁です」と工事責任者の方。

 

 近くを約4,000隻の船舶が毎日海上を移動していきます。

 

 そして、こんな生き物も現れます。

 

 個体数の減少が心配されている海の生き物、ピンクのイルカ!

 

 「イルカが5メートル以内に近づいてきたら工事を休止しなくてはなりません」

 

 今や観光スポットとなったこの橋、地元の人たちが訪れては写真を撮っていきます。

 

 「この橋は私の誇りですよ」と男性。

 

  そしてこんな人も。

 

 「嬉しいですよ。生活がどんどん良くなりますからね。共産党のおかげです」

 

 この橋の建設費は140億ユーロ(1兆7千億円)ほど。

 

 「この橋は世界に今の中国を知らしめるためのショーウィンドウみたいなものなんです。中国の科学技術は格段に進歩しました。ですから世界のトップに立つことができたんです」

 

 かつて日本もこんな言葉を口にしていたような・・・。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、中国に来て二週間が過ぎ、やっと体が時差に慣れてきたと思ったら、今日、フランスに帰る日だった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その3 [イギリス]

 シリーズの三回目は、イギリスロンドン市内を流れるテムズ川に架かる橋タワーブリッジ

 

 ロンドン観光の名所です。

UK_London.jpg



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月15日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 タワーブリッジの向こうに朝日が輝き始めました。まるでお城の門のよう。

 

 船の航行を妨げずにテムズ川を横断するにはどうすればいいかを考えて作られたのがこの橋です。

 

 開通したのは1894年。ブルックリン橋の完成から約10年後のことでした。

 

 それから約120年後の今も建設当時の姿のままです。毎朝、10,000人がこの橋を渡っていきます。

 

 「毎朝この橋を使っています。ヴィクトリア時代を感じさせる橋です。たくさんの観光客が見物にくるので、毎日利用している私は得したなと思います」と、ロンドンで活動する舞台俳優の女性。

 

 タワーブリッジは跳ね橋です。大きな船が通る時は、車や人の通行を止めて橋げたを上げます。

 

 その仕事の責任車がこの方、グレンさんです。

 

 「毎回、1200トンの橋げたを動かすことになります。通行止にして車の往来を中断しなくてはなりません。一つ間違えばロンドンの半分を交通マヒさせることになりかねません。大きなプレッシャーですよ」

 

 なんだか真面目そうな方です。

 

 いよいよ橋げたが上げられます。正確に1分15秒であげなくてはなりません。

 

 「1997年、スコットランドヤードが電話してきて、ビル・クリントンの車列が動けなくなるからすぐに橋げたを下ろすように言ってきました。しかし、私はできないと言ったんです。そんなことしたら船が潰されてしまいますからね」

 

 橋げたが上げられるのは1日に3回程度。ああ、こんな客船もここを通っていくんですね。

 

 白黒映像は1950年代のタワーブリッジ。18世紀の帆船が通過したかと思えば、世界各国の歴訪から戻った女王を乗せたブリタニア号も通って行きました。なんだか凱旋門みたいですね。

 

 さて、橋の地下、ちょうどテムズ川の水面と同じくらいのところまで降りてみましょう。

 

 そうすれば、跳ね橋の構造とビクトリア時代の高度な技術を知ることができます。

 

 このホールのような大きな部屋は、可動式橋げたのために設けられたスペースです。

 

 「橋げたの片側が上がると逆側がここで下がる仕掛けになっているんです」

 

 確かに下がってきています。要はシーソーみたいになってるんですね。

 

 タワーブリッジには高いところにも仕掛けがしてあります。

 

 こちらは橋の上部に作られた歩道。なんと床がガラスでできています。

 

 「ガラスの厚さは8センチありますから、上を歩いてもまず割れるということはありません」と橋の管理責任者。

 

 最近、床をガラスにするのが流行してますね。

 

 あの橋げたが上がるところを真上から見ることができます。でもちょっと怖い・・・。

 

 タワーブリッジは実用としての橋というだけでなく国を代表するモニュメントにもなっています。

 

 ここで数々の国家的行事が開催されました。2002年のロンドンオリンピックではヘリコプターに乗ったジェームス・ボンドが通り抜けて行ったこともありました。

 

 そういえば、こんな感じのモーターボートでタワーブリッジの下を高速で走り抜けていくシーンもありましたっけ。

 

 ロンドンではこんなジェームス・ボンドツアーもやっているらしい。 

 

 こちらの男性二人はイタリアのジェームス・ボンド・ファンクラブの方々だそうです。

 

 ちょっとやそっとでは壊れそうもない頑丈そうな橋でいながら、どこかエレガント

 

 夜の姿も美しいですね。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ロンドンのバーで飲んでいると、うっとしいやつが話しかけてきたのでバカのフリをして『I don’t understand, I’m French』といった。するとやつが言った。『なんだ、よかったよ、お前もフランス人か!』げっ・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その2 [その他の国]

 シリーズの二回目はタイのクワイ川にかかる橋を訪ねます。

 

 映画「戦場にかける橋」で有名になった橋です。

 

 日本人にとっては古傷に触れられるようで少々心が痛みますが、どんな橋なのか見てみましょう。

 

Thailand_Kwai2.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年3月14日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton : le monde sur le pont (2/5)

 

 聞こえてきたのは映画のテーマ曲「クワイ河マーチ」。

 

 そしてここがクワイ川。ここにかかるのがクワイ川鉄橋です。

 

 走っているのは観光列車。どうりで遅いわけです。いつもは徒歩で渡れるそうです。

 

 「この橋は町のシンボルですよ」と観光ボートの男性。

 

 第二次世界大戦中に旧日本軍によってつくられた橋は、今では有名観光スポットになっています。様々な国から観光客がやってきます。

 

 「映画で有名な橋ですからね。映画は何度も見てますよ」と男性。

 

 ほんの少しですがフランス語版であの歌の頭を歌ってくれました。映画の中では旧日本軍の捕虜となった兵士たちが口笛で吹きました。

 

 映画の原作となったのはフランス人作家ピエール・ブールが書いた小説「La Pont de la rivière Kwaï(クワイ川の橋)」。

 

 クワイ川に最初にかけられたのは木製の橋。しかしこれは爆破されてしまいます。

 

 その後、完成したのがこの鉄橋です。この鉄橋も爆撃を受けますが一部破損しただけで残りました。

 

 戦後、賠償の一環として日本企業が修理をしたとか。

 

 「この鉄道の延長工事は捕虜たちの手で行われました。バンコクとミャンマーを結ぶ線路です」と男性。

 

 今は1日に3回だけ列車が走ります。この鉄道 “死の鉄道” と呼ばれているそうです。

 

 また、クワイ川沿いには木製の鉄道橋が作られています。旧日本軍の占領当時、気温は40℃にもなったそうです。過酷な労働条件です。

 

 「田舎の風景を見ながらの1時間ほどの列車の旅ですが、とても印象深い体験でした」と女性。

 

 先ほどのタイ人の男性、どうやら近所で小さな博物館を開いているらしい。大戦当時の品々や橋の建設にまつわるものを展示しているそうです。

 

 そのすぐ隣にあるのが、当時の捕虜収容所を再現した竹の小屋。展示されている写真から劣悪な環境だったことがよくわかります。

 

 「十分な食事も与えられず、捕虜たちは病気で体を壊してしまいました」

 

 亡くなった捕虜はカンチャナプリ市の軍の墓地に葬られています。遺族が今でも訪ねてくるそうです。

 

 「橋の建設のために働いていましたが、コレラで亡くなったと聞いています」とオーストラリア人の遺族。

 

 捕虜の国籍は、オーストラリア、アメリカイギリス、オランダと様々。

 

 「下痢で苦しんでいた捕虜に、日本軍はトイレに行くことを禁じたそうです。それでも彼がトイレに行って戻ってくると殴られました。反撃するとさらにまた暴力を受け、最後には処刑されてしまったそうです」と男性。

 

 日本軍も随分と酷いことをしたものです。戦争とはそこまで人を非情してしまうものかもしれません。

 

 さて、映画の恩恵を受けてか、今のクワイ川鉄橋には毎年30万人が訪れるそうです。

 

 悲しい歴史はあるとは言っても、こうしてみるとなかなか美しい橋です。

 

 橋の向こうに見える白い像は観音像???

 

 どうやらそうらしい。ウィキペディアを見ると、2009年、宗教団体が建設を開始したところ、景観を壊すと問題になったらしい。

 

 結局、そのまま建てられたということなんですかねえ。

 

 続く・・・。 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ラジオでアナウンサーをしている。今年、カンヌ映画祭でパルムドールに輝いたのがタイ映画。おかげでタイ人の名前をいくつも読まなくてはならなかった。例えば、Apichatpoing Weerasethakul・・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その1 [その他の国]

 うちの近所のスーパーは日曜日の午前中に朝市と称して、お店の外の狭いスペースに売り場を作って商品を販売しています。

 

 はじめは野菜ばかりだったのが、そのうち海産物がそこに加わりました。

 

 どういうわけか、その売り場で買ったものに消費税は加算されません。値札通りの金額を支払います。内税なのか、それとも他に何か理由があるのか・・・。

 

 それはともかくとして、朝市の始まる9時から11時くらいまで近所の人で賑わっています。

 

 今朝は、リタイアしたと思しきおじさんが、携帯電話に向かって「ネギ3本、100円だって」と話している。

 

 電話の向こうには奥さんがいるに違いない。指示待ちか?

 

 それはさて置き、今日から5回のシリーズで世界の橋を訪ねます。

 

 第一回目の今日は、ニューヨークにあるブルックリン橋。マンハッタンとブルックリンを結ぶ橋です。

 

US_NY.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年3月13日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton : le monde sur le pont (1/5)

 

 ブルックリン側から見た橋の姿。長い歴史を感じさせる橋です。

 

 下を流れているのはイースト川、向こうに見えるのがマンハッタン。

 

 自由の女神像と肩を並べるニューヨークのシンボルがこの橋です。

 

 いい具合にガイド付ツアーグループに出会いました。

 

 「柱の高さは90メートル、下は水深35メートルの所まで伸びています。完成したのは1883年です。この橋でブルックリンとニューヨークはつながり、両者はさらなる経済発展を遂げたのです」とガイドさん。

 

 映像からすると、下が車道、上が歩道になっているようです。片側三車線の車道をたくさんの車が走っています。毎日150,000台の車がこの橋を利用しているそうです。

 

 「古い橋の向こうに近代的なニューヨークの街が見えるが面白いですね」と女性。

 

 ここは数々の映画の舞台にもなりました。ニューヨークにやってきたスーツ姿のターザン。ジャングルと同じ気分で飛び回ったようですが、なんかちょっと特撮っぽいですね。

 

 あのウッディ・アレンも映画の舞台に使いました。そしてこの映画もここで撮影されていたんですね。

 

 さて、この橋を作ったのがジョン・ローブリングです。そしてその、ひ・ひ・ひ・ひ孫がこちらの方です。

 

 「彼は初めて鉄製のケーブルを使用しました。そのおかげで、大きくて丈夫な吊橋ができたんです。しかも高さがあります。この橋を作るのはエンパイヤーステートビルディングを作るのと同じだったんです」とご子孫。

 

 これは大変な工事ですね。ジョン・ローブリングは工事中の事故で亡くなり、その息子のワシントンが後を引き継ぎますが、これまた工事中の事故で下半身麻痺となってしまいます。

 

 「彼と現場監督の間に入って工事を続けたのが妻のエミリーでした。エミリーは第一エンジニアとしての役割を果たしました。当時としては例外的なことでした」と子孫。

 

 エミリーさん、どうも工学を勉強したらしい。

 

 さて、9.11事件が起きる前にはケーブルの上を歩くことができたそうです。この男性、ニューヨークにかかる橋全てをこうして制覇しました。

 

 「あの柱の上まで行きました。そしたらハトの大群に襲われましてね。どうも奴らの縄張りに入り込んじゃったみたいです」

 

 「吊橋だから揺れるでしょう?」と取材班。

 

 「いやあ、びくともしませんよ。石でできてるから丈夫です。他の橋は揺れるけど、この橋はまったく揺れません」

 

 夜になると・・・ご覧の通りの美しい眺めが目の前に広がります。

 

 となると写真に収めたくなるのが人間。

 

 「黄昏れ時が一番感動的ですよ。橋や街の明かりが水面に反射し始めるんです。そうりゃもう現実離れした風景です」と写真家のアンドリューさん。

 

 仕事場にお邪魔すると、ブルックリン橋の夜景の写真がありました。この写真、4,000〜6,000ユーロで世界中に売られているそうです。

 

 「観光客もニューヨーカーも、思い出にこの写真を壁に飾るんです。これを見るとニューヨークを思い出すんです」

 

 確かにこの夜景は美しいですね。100万ドルの夜景と言いますが、まさにこんな眺めを言うのかもしれません。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、妊娠したことがわかった。明らかにニューヨークに旅行に行った時にできた子だ。でも不思議、いつもの時間にピルを飲んだのに・・・ああ、時差のせいだ・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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週末はマルタ島で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回は地中海の小さな島マルタ島を旅します。

 

 パリからマルタ島までは直行便で2時間40分ほど。

 

 マルタ島はマルタ共和国の島の一つ。EU加盟国で通貨はユーロ

 

 東西冷戦の終結を告げる歴史的な舞台になった地でもあります。

Malta_Valetta.jpg


  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 建物が密集する、まるでジオラマのような風景。島の面積はベルギーのおよそ100分の1。

 

 首都ヴァレッタでタクシーに乗ります。運転手兼ガイドは、5年前からマルタ島に住んでいるというフランス人のファビアンさん。

 

 200年近く英国領だった影響で、独立した今でも車は左側通行。この狭い路地の続く街中を走るコツは、決して急がないこと。

 

 こうしてファビアンさんが連れて行ってくれたのは首都ヴァレッタの港です。ここには軍事用に作られた3つの要塞があります(3つの青印)。

 

 また都市全体が要塞に囲まれており、欧州の中でも最も美しい都市の一つと言われています。そしてこの要塞都市の全体がユネスコの世界遺産になっています。

 

 港には大富豪の所有する豪華なヨットが並んでいるかと思えば、別の港には石油プラットフォームが設置されています。マルタ島で石油採掘???

 

 第二次世界大戦中、石油を電力源にして海水を真水に変えて使っていたマルタ島は、枢軸側の海上封鎖で石油の入手が困難になり陥落は時間の問題とされていたところ、英国が威信をかけてマルタ島を守ったのでした。戦争には何かと石油が絡んできます。

 

 さて、ファビアンさんの電気自動車にガソリンは不要ですが充電は必要です。

 

 その間に、名所を見学しておきましょう。ここは聖ヨハネ大聖堂(赤印)。

 

 残念なことに両側の塔は修復中。しかもTVカメラマンは中に入れないので、小型カメラを持って中を見学です。

 

 金ぴかの豪華な造り。床は大理石。天井には一面に絵が描かれています。

 

 外に出ると地中海の明るい光が待っていました。

 

 「ここでは神のことをアラビア語と同じようにアラーと言うんです」とファビアンさん。

 

 次に訪ねた漁師町のマルサックス ロック(緑印)でもこの言葉が使われているそうです。

 

 湾に浮かぶ小さな漁船はルッジィと呼ばれます。

 

 海岸には魚市場が並んでいます。釣れた魚がすぐにお店に並びます。

 

 大きな魚はサーモン。北欧からの輸入ものだそうです。なあんだ〜。

 

 しかし、地元の魚はたくさんあります。

 

 「塩をして、パセリとタイムを乗せて焼くのが一番美味しいですよ」と女性。

 

 おすすめの魚を選んでランチすることに。飲み物込みで12ユーロ。お腹がいっぱいになったらフェリーに乗って次の名所へ向かいます。

 

 ここはゴゾ島(オレンジ印)。美しい教会。海岸には塩田があります。

 

 そして、何と言ってもアズール・ウィンドウと呼ばれるこの岩が名所中の名所です。しかし、これが最後の姿となってしまいました。

 

 このあと、3月の初めに地中海を襲ったゼウスという名の強力な嵐に耐えられず、崩れ去ってしまいました。国家的大事件だったそうです。

 

 しかし、ゴゾ島には他にも美しい風景がたくさんあるそうです。

 

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。こちらがそのお宿。一泊15ユーロと超格安。しかしこのカラフルでめまいがしそうなイラストだらけでゆっくり眠れるかどうか・・・(なんという宿か不明)。

 

 翌朝、ヴェネツィアのゴンドラのような水上タクシーに乗って映画の撮影所に向かいます。

 

 数々の映画のロケ地になったマルタ島。ついには撮影所が作られてしまったようです。

 

 あのグラディエーターもマルタ島で撮影されたんですね。

 

 元俳優のヴィクターさんが映画の撮影にぴったりの場所へ連れて行ってくれました。ヴィクターさん、もっぱら海賊映画に出演していらっしゃったようです。

 

 次に訪ねたのはテーマパークPopeye Village Fun Park(ポパイ村ファンパーク)(黄緑印)。

 

 ここは80年代にロビン・ウィリアムスのミュージカル・コメディー映画の撮影のために作られたセットです。

 

 ここではオリジナルの映画を撮影してDVDに収めたものをプレゼントしてくれます。

 

 さて今回の旅の費用は、航空運賃が79ユーロ、宿泊代が15ユーロ、タクシー代が34ユーロ、食事代が26ユーロ、テーマパークの入場券が16ユーロ、DVDが7ユーロで、締めて177ユーロ(約22,000円)でした。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、夫が6歳の娘を連れて買い物に行った。DVDのお店の前を通ると娘が「塔の上のラプンツェル」(すでに買って家にある)がどうしても欲しいと言い出した。『だって、こっちのラプンツェルの方がきれいな赤毛をしてるんだもん』夫はこれに騙されて買ってしまったらしい」


 

VDM (Vie de merde)より




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再生の物語 [フランスのグルメ]

 ノルマンディ地方の都市カーン(Caen)で、ビスケット製造業のジャネット社は誕生しました。

 

 1850年のことです。日本なら江戸時代末期。

 

 質の良い材料を使って製造される高級菓子は評判になり、1900年のパリ万博では銀メダルを受賞します。

 

 そして1936年、マドレーヌの製造を開始します。

 

 材料の入手が困難な大戦中も製造は続けられました。

 

 ロレーヌ地方の名産品だったマドレーヌは、すっかりノルマンディ地方のこの会社のシンボルのような存在になり、1951年には大量生産が始まります。

 

 当時、15人だった従業員は、1985年には250人になっていました。

 

 しかし、ここから衰退が始まります。競争に勝ち残ることができなくなったのです。

 

 数年前に、創業150年の老舗の菓子会社が危ないといニュースが流れていました。最後には倒産してしまったはず。

 

 ところが、ジャネット社のマドレーヌはなくなってしまったわけではありませんでした。

Paris_Caen-2.jpg



  下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2017年3月16日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まだ暗い早朝の5時半。

 

 お菓子工場にやってきたのはマリー=クレール・マリーさん(59歳)です。ジャネット社で45年間マドレーヌを作り続けてきました。

 

 そのジャネット社は今はもうありません。しかし、現在もマドレーヌを作っています。しかも、製造の責任者として。

 

 材料の準備ができたところで製造開始。

 

 今から2年前、会社は倒産し、この一連の作業はしたくでもできない状況でした。

 

 2013年の工場はこの有様です。会社は製造停止を決定しました。

 

 しかし、従業員は諦めませんでした。工場で働き続けたのです。

 

 「経営を継いでくれる人が現れるまで続けるんです」と従業員の男性。

 

 こうして1年頑張ったものの、結局、工場は閉鎖されてしまいます。最後の日に集まった従業員の皆さん。

 

 「皆んな、よく頑張ったと思う。よくやったよ」

 

 最後は笑顔でと思っても溢れてくる涙。悲しい別れとなりました。

 

 しかし、長年培われた腕があります。今はその腕をふるう場所がなくなっただけ。

 

 希望を失わなかったマリ=クレールさんたちに手を差し伸べたのがジョルジュ・ヴィアナさん。25人の従業員を雇用し、再生が始まりました。

 

 150年も続いてきたお菓子は残ることになったのです。

 

 次のステップは、これまでのマドレーヌではなくオーガニックという付加価値をつけること。

 

 味にはちょっとうるさいジョジュルさん、こうやって従業員を集めて話し合います。

 

 現在、この工場では毎日1トンのマドレーヌが製造されています。年間売り上げは160万ユーロ

 

 「レモン味のがとっても美味しいのよ」と女性客。

 

 「学ぶべきことがたくさんありますね。それぞれの技能を活かせば再生することができるんですもの」と別の女性客。

 

 製造責任者のマリー=クレールさん、こうして時々お店の様子を確認しにやってきます。

 

 そして、今日、ジョジュルさんと一緒に新しい工場を見学にやってきました。

 

 ずいぶんと広い工場ですが、こんなに早く手を広げて大丈夫?なんて心配になりつつ、これから100年、200年と続いていくことを願っています。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、工場での仕事が終わりになった。というのも、休んでいた従業員のナディーヌが戻ってくるので私はお払い箱。しかし、同僚の話では、ナディーヌなんて従業員はいないそうだ」


 

VDM (Vie de merde)より




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ぶどう園の地価高騰 [ブルゴーニュ地方]

 暖かくはなっているようですが、朝晩は冷えます。暖房のスイッチを切るにはちと早すぎる。

 

 でももう17日ですからねえ〜、そろそろ本当に春に来てもらいたいところです。

 

 気象協会の予報では、東京の桜の開花日は25日のまま変更なし。当たって欲しいもんです。

 

 さて、ワインの産地で知られるブルゴーニュ地方。

 

 近年、ぶどう園の地価が値上がりし、ワイン農家の人たちは将来に不安を抱いているそうです。

 

 地価が上がればお得のような気がしますが、どうもそうではないらしい。

 

 Paris_ParnandV.jpg 

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 そもそも何故にぶどう園の地価が上がったのか?

 

 例えばこちらのぶどう園。

 

 最高級(グラン・クリュ)のワインが生産されるぶどう園です。広さは11へクタール。

 

 ここが最近、1億〜2億ユーロというびっくりするような値段でアメリカの大富豪に売却されました。

 

 この大富豪、イギリスのサッカクラブ、アーセナルのオーナーだとか。

 

 「こちらのぶどう園も、あちらのぶどう園も高額で売却されました。買ったのは私たちも全く知らない大金持ちです」とワイン農家の男性。

 

 次々と外国の富裕層がぶどう園を買った為に地価が高騰したようです。

 

 古くから代々受け継いできたぶどう園を守っている人たちは不安の色を隠せません。

 

 「我々は何世紀もの間、同じ土地でぶどうを栽培しワインを作ってきたんです。それがなくなり、別のものに取って代わられるんじゃないかと心配です」

 

 考えてみれば、これらの富裕層にはワインを作るノウハウもないですから、結局は人を雇って作らせてワインを販売するわけです。

 

 昔からワイン造りを続けてきた人たちが職人なら、新しいオーナーは “ビジネスマン” なわけです。

 

 また、こちらのワイン農家では現実的な問題に直面しています。

 

 ぶどう園の所有権を子供に譲る際に支払う税金が、地価の上昇に伴い値上がりする可能性があるのです。

 

 「うちは先祖から何代にもわたってぶどう園を引き継ぎ守ってきた農家なんです。それが次の世代に引き渡せなくなるなんて不当な話じゃあないですか」と父親で当主のベルナールさん。

 

 「ブルゴーニュのワイン造りは、そこに情熱を傾けられる人の手に委ねられるべきなんです」と息子のダミアンさん。

 

 「何があってもがんばるつもりです。父が懸命に働いて守ってきたぶどう園なんですから」と娘のカリーヌさん。

 

 アーセナルのオーナーさん、秋にはハサミとカゴを持って汗をかきながら、ぶどうを収穫する、なんてことはやらないんですよね???

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、うちの父が、スムージーを作るからブレンダーを貸して欲しいという。仕方なく、必ずフタをしてから使うようにと言って貸した。父は『そんなもん役に立たん!』と言ってブレンダーのスイッチを入れた。その後どうなったか・・・ご想像におまかせします」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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