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ノルマンディ地方の春 [トピックニュース]

 近頃、ジムのプールでよく見かけるおばあさん、歳の頃は80歳前後で、いつも初心者用の端っこのレーンで泳いでます。

 

 泳ぎ終わるとプールサイドにあるミストサウナにやってきてささっとシャワーにかかってすぐに出て行くのですが、そのシャワーにかかっている間中、「ふん、ふん、ふ〜ん、ふん、ふん、ふ〜ん・・・」と鼻歌を歌っているのです。

 

 しばらくして時間が来たので、私もサウナから出て脱衣所に行くと、またそのおばあさんがいて、水着を脱いでお風呂に入る支度をしている。

 

 するとやっぱり「ふん、ふん、ふ〜ん、ふん、ふん、ふ〜ん・・・」と鼻歌を歌っている。

 

 この調子だと泳いでる時も「ふん、ふん、ふ〜ん、ふん、ふん、ふ〜ん・・・」なんてやってるかも・・・。

 

 それはさて置き、昨日は、いよいよ東京にも春が来たかなと思わせるようなお天気でした。

 

 しかし、週末の天気予報を見てがっくり。またちょっと寒くなるらしい。

 

 本当に暖かくなるのは来週の月曜日あたりからのようです。辛抱、辛抱。

 

 さて、昨日はプロヴァンスの早春の様子をご覧いただきましたが、今日はノルマンディ地方を見てみましょう。

Paris_Normandie.jpg


  下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 太陽が昇って日差しが海岸を照らし始めました。この時の気温はすでに15℃。

 

 ここはトゥルヴィルの海岸です。朝からこの気温とは羨ましい。

 

 「清々しい朝ですね。お天気はいいし、幸せそのものですよ」と女性。

 

 この日差しからすると午後には20℃を超えたに違いありません。いいなあ〜。

 

 こちらは海岸を散歩する4人組。あれれれれ、サングラスのおじさん、シャツを脱ぎ始めました。ついにランニングシャツ一枚になってしまいました。

 

 「ちょっと、ダメよ。まだ朝の9時よ!」とお隣の厚着のマダム。

 

 でも、長い冬が終わって春が来たんですから、素肌に太陽の日差しを浴びたくなりますねえ〜。

 

 そしてこちらは市場の魚屋さん。口笛吹いてご機嫌です。

 

 外には春一番の観光客。お店に並んでいるのは帆立貝、ムール貝など。

 

 「さっき海岸を散歩してきましたが、街の中は自転車で回りたいですね」と女性。

 

 「もう春と夏の間くらいのお天気よね」と地元の女性。

 

 まだ朝の10時ですが、ミッシェルさん、白ワインをお供に海の幸を召し上がってます。

 

 「貝やカキをいただいています。とても美味しいですよ」

 

 一方、こちらはオンフルールのドック。ヨットやプレジャーボートが係留されています。

 

 ドックを取り囲むようにカフェやレストランが並んでいます。日当たりのいいテラス席が人気です。

 

 この絵葉書のような眺め!

 

 そろそろ復活祭で春のバカンスが始まります。その頃にはここも観光客でいっぱいになるのでしょう。

 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼と別れて3週間目になる。別れる時は友達でいようねと言って分かれた。そして今朝、彼に一緒にコーヒーでも飲まないかとメールしたら、返事が来た。『君、誰???』[ふらふら]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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仏大統領選+ニースの春 [トピックニュース]

 フランスの大統領選の投票日(4月23日)まで一ヶ月を切りました。

 

 最近の世論調査によれば支持率の高い順から、ル・ペン25%、マクロン24%、フィヨン18%、メランション14%、アモン12%等々になっているそうです。

 

 あれだけ支持を集めていたフィヨンは、公金の不適切使用問題でマクロンにだいぶ差を広げられてしまいました。

 

 奥さんの他に娘と息子を雇って、まともに仕事もさせず公金から給料を支払っていた、しかも息子はもらった給料の中からかなりの割合を父親に返金していたことがわかっています。

 

 フィヨンいわく「息子が給料の中からこれまでの養育費用を親に返すのは当然」

 

 政治家というのは、どこの国でも色々言い逃れをするもんです。

 

 とは言うものの、フィヨンの支持者たちは「そんなことはどの政治家もやっているじゃないか!フィヨンだけを責めるのは不公平だ!」とトロカデロ広場(エッフェル塔の裏あたり)に集まって叫んでいたそうです。

 

 その時の映像を見ると、シャンドマルス(エッフェル塔の表)のあたりまで人が溢れていたように見えました。

 

 かなり強力な支持者がいるらしく、そんな問題を起こしてもなお18%の支持率。

 

 それはともかくとして、ル・ペンがトップで25%の支持を得ていることが少々気になります。

 

 フランスの場合、投票日が2回に設定されています。一回目の投票で過半数を得票した候補者がいればそれで決定。過半数を得票した候補者がいない場合は、上位2名の決選投票になります。

 

 先ほどの支持率を元にすると、ル・ペンとマクロンの決選投票になるわけです。

 

 そうなると、フィヨン、メランション、アモン、その他の候補者を支持した人たちが、ル・ペンかマクロンのどっちに投票するかが鍵を握ることになります。

 

 仮にメランションとアモンの支持者がマクロンに投票するとして、14+12=26%がマクロンに足されます。フィヨンの支持者からもマクロンに投票する人が出てくるはずなので、今のところマクロン有利か・・・。

 

 しかし、まだ誰に投票するか決めてないという人たちが41%もいるらしい。どのような結果になるかは未知数。二回目の投票は5月7日です。

 

 さて本日は、春めいてきたニースの様子をご覧ください。

 

Paris_Nice.jpg

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 太陽の光がいっぱいのニースの青空市。新鮮で野菜や果物が並びます。

 

 「お客さんがたくさん来てくれるのを待ってます。いい季節が始まりましたからね」とお店の方。

 

 プロヴァンスの春の野菜といえば、これ。ズッキーニの花。

 

 「花は天ぷらに、実は蒸してオリーブ油をさっとたらして食べる美味しいですよ」と八百屋さん。

 

 これはいいことを聞きました。今度、ズッキーニを買ってきたらそうやって食べてみようかと思います。

 

 他にはバラバラになったブロッコリーみたいな野菜もこの春に登場して人目を引いているそうです。

 

 女性客のスカーフが春らしいですね。しかも、韻を踏んだような話しぶり。春は人を詩人にしてしまうようです。

 

 こちらの帽子のお姉さんは、自分で生産した野菜をここで販売しています。自家製には自信あり。

 

 「試食してもらうと皆が『う〜ん美味しい』と言ってくれますよ」と言っているそばから、試食した人がやっぱり「う〜ん、美味しい」。

 

 青空市で買い物を楽しんだらニース名物サンドイッチのパン・バーニャをいただきます!

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼女と暮らし始めて5年になる。つまり5年の任期が過ぎたわけだ。そこで彼女が、二期目も務めるかどうか選挙をすると言いだした[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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世界一深いプール [イタリア]

 国会で自民党の議員さんが「アベノミクス」とかなんとか言ってましたが、あれは死語になってるんじゃなかったでしたっけ???

 

 そんな言葉使うから昨日は一日中寒かったぁ〜。

 

 さて、イタリアのヴェネツィアから南西へ60キロほどのところにある町モンテグロット・テルメ(Montegrotto Terme)に、世界一の水深を誇るプールがあるそうです。

Rome_MontegrottoT.jpg



  下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 まるでビーチでジュースを飲みながらくつろいでいるような雰囲気ですが、こちらは水深10メートル地点。

 

 世界一深いプール “Y-40 The Deep Joy” は水深42メートル。12階建てのビルと同じだそうです。

 

 10メートルでもすごいのに42メートルとは!

 

 水泳パンツ一枚では体が冷えてしまいそう・・・。

 

 いやいや心配ご無用!水温は年間を通して34℃。この水、この地域に湧き出ている温泉が使われているます。

 

 どうりで町の名前に “テルメ” が付いているわけです。

 

 「まるで魔法のようです。ずっとプールの水に浸かっていても問題ないですからね」とダイバー

 

 底までたどり着いたらゆっくりと上がっていきます。

 

 コンディションがいいので多くのダイバーが深くまで潜ることができるそうです。

 

 「皆、限界を超えて30メートルは潜れるようになりました。42メートルまで行けた人も何人かいます」

 

 水深の浅いところでは気軽に楽しめるように工夫がしてあります。

 

 水中で腕相撲ですか・・・。二人とも演技がお上手。

 

 そして、こんな造りになっている場所もあります。

 

 これはプールというより人間水族館ですね。中にいるのはアザラシじゃなくて人間。

 

 「私もダイバーなんで、興味があります。一度試してみたいですね」とパパ。

 

 「これは本当にびっくりしましたよ」とママ。

 

 こちらが着工したばかりの工事現場。

 

 このプールを作るのに一年かかりました。費用は1,000万ユーロ(約12億円)。

 

 よくぞこんなものにこれだけのお金を投資したもんです。これを設計したのがこの方。

 

 「このプールの建設はすべてが挑戦のようなものでした。この中には430万リットルの温泉水が入っているんですよ」と建築家のエマヌエレさん。

 

 このプールは一般人の他に、元世界チャンピオンもやってきます。

 

 ヴェネツィアのカーニバルで使うマスクに似たようなマスクをつけている男性がその人。海に出る前にここでトレーニングするそうです。

 

 「海があるから潜るんです。あのグランブルーと同じですよ。ここは本番の前にトレーニングするには理想的な場所なんです」と元世界チャンピオン。

 

 毎年3万人が潜水にやってくるというこのプール。

 

 ダイバーにとってはありがたい場所、見学に訪れる人にとっては面白い場所のようです。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、6歳の息子と一緒にジャグジーのあるプールに行った。二人でジャグジーを楽しんでいると息子が隣にいたご婦人に言った。『おばちゃん、泡でお腹がたぷんたぷんになってるけど怖くないの???』」


 

VDM (Vie de merde)より




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老後はマルタ島で [その他の国]

 欧州は昨日から夏時間になりました。

 

 これから10月の最終土曜日までは、フランスとは7時間、イギリスとは8時間の時差になります。

 

 さて、前回の週末旅で紹介したマルタ島ですが、老後を過ごす場所としてフランス人に好まれているそうです。

Malta_Valetta.jpg



  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 こちらの男性、パリで活躍していた元ジャーナリストのエリックさんです。

 

 かつては混雑する地下鉄に乗ってあちこち仕事で動き回っていましたが、今はご覧の通り。

 

 美しい島を眺めながらターコイズブルーの海をボートで出かけていきます。

 

 「海のバスみたいなもんですが、陸を走るバスよりずっと気持ちがいいですよ」とエリックさん。

 

 老後を過ごす場所としてモロッコやタイなどを考えていましたが、結局、このマルタ島に決めました。

 

 「マルタは欧州ですし、通貨ユーロ、そして安定した国ですからね。それに言葉も重要な要素でした。ここは皆、英語が話せますから安心です」

 

 現在の収入は月々2,500ユーロ。マルタ島なら十分贅沢に暮らせます。

 

 「ブロッコリーにバナナにイチゴ。それにトマトも買いました。これだけ買って5.85ユーロです。パリの半額くらいだと思いますよ」

 

 暮らしやすいのは他にも理由があります。

 

 不動産税や住民税がありません。また相続税もありません。つまりはフランスに比べて税金が少ないのでした。

 

 エリックさんのご自宅を訪ねました。

 

 広さは100㎡。港を一望できる最高のロケーションにあるアパート

 

 300,000ユーロで手に入れました。これがコートダジュールなら3倍の値段はするでしょう。

 

 とは言うものの、欠点がないわけではありません。

 

 「ここは車の通行が激しいんです。それが難点ですね。もう一つは医療です。公立の病院だとかなり待たされます。民間の場合は早いのですが高くつきます」

 

 現在、マルタ島で老後を過ごしているフランス人が800人ほど。ここ数年で2倍に跳ね上がりました。

 

 こちらの女性は、マルタ島に移住を希望するフランス人のために活動しているシルヴィさんです。

 

 シルヴィさんにとってマルタ島の利点は何と言っても安全だそうです。

 

 「携帯やバッグをテーブルに置きっぱなしにできます。盗まれる心配がありません。それは一軒家でもアパートでも同じです。泥棒なんていないと言っても過言ではありません」

 

 ポルトガルやイタリアにはまだまだ及びませんが、老後を過ごす国として少しずつ注目され始めたマルタ島。

 

 平均収入は月600.50ユーロといいますから、その分物価も安いのでしょう。

 

 老後の移住先として外国人を受け入れることで国の経済を活性化できるかもしれません。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、税務署で2時間半待たされて、やっと自分の番が回ってきた。相談窓口に行って椅子に座ったのはいいけれど、何を相談しにやってきたのかすっかり忘れてしまった」


 

VDM (Vie de merde)より




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週末はデン・ハーグで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はオランダのデン・ハーグを旅します。

 

 パリ北駅でロッテルダム行きの高速列車タリスに乗り、ロッテルダムで在来線に乗り換えデン・ハーグヘ。所要時間は約3時間20分ほど。

 

 また空路なら直行便で1時間強で行くことができます。


Netherlands_LeHaye.jpg

  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 まずはボートで運河を散策。デン・ハーグもアムステルダムと同じように運河の街です。

 

 そして、1248年に宮殿ができてから今日まで王室の所在地になっています。しかし不思議なことに国家元首の住む街でありながら城砦などはどこにも見当たりません。

 

 「ハーグには壁や城砦など街を保護するものはありませんでした。そこで街を守るためにすべての運河をつないで取り囲むようにしたのです」とガイドさん。

 

 運河の途中には小さな橋がかかっています。こうして頭を下げて通り過ぎます。

 

 さて、今度は陸に上がって散策。さすがにオランダだけあって自転車の往来が多いですね。

 

 まず旅人が訪れたのはマウリッツハイス美術館(上記地図の青印)。ここではフェルメールのあの名作に出会えます。

 

 「少女は振り向いて肩越しにこちらを見ています。口は軽く開かれ、フェルメールはこの唇に光を表す白い点を描いています。これが大きな謎を呼びました。この光の点があることで美しい顔がさらに魅力的になっているんです」

 

 そう言えば、この白い点は修復後に発見されたという話をどこかで聞いたことがあります。確かにここにこの白い点があるのとないのでは印象が違ってきます。

 

 莫大な価値のあるこの絵も、制作された当時は1ユーロ以下の値段で買い取られたとか。絵画の宿命なのかもしれません。

 

 さて、次もまた見逃せない場所へと向かいます。

 

 ここはオランダの国会議事堂(ビネンホフ)(赤印)。中庭は誰でも入ることができます。

 

 ここでは議員さんたちと気軽に写真を撮ったりおしゃべりしたりできるそうです。

 

 そうこうしているうちにお昼の時間になりました。今回はちょっと変わったレストランに入ってみましょう。

 

 ここはインドネシア料理店Garoeda Restaurantオレンジ印)。

 

 1945年までインドネシアはオランダの植民地でした。その間にオランダ人が開発し、インドネシア独立後に自国に持ち込んだのがライスターフェルと呼ばれるこのインドネシア料理。

 

 サフランライス、カカオソースのチキン等々、10数種類のおかずが並びます。

 

 「まずお皿にライスを取り、おかずを少しずつ取っていただきます」とお店の方。

 

 私もオランダとバリ島に行った時にこのライスターフェルをいただきました。ご馳走ですよねえ。

 

 さて、お腹がいっぱいになったところで、次に訪ねたのはパノラマ・メスダフ美術館(緑印)です。

 

 ここには円形の壁一面に砂浜の風景を描いたパノラマ絵があります。19世紀に描かれたオランダで一番大きな絵画です。

 

 「高さは14m、円周は120mです。世界でも珍しい絵画です」と美術館の方。

 

 これと同じパノラマ絵をベルギーで見たことがあります。ワーテルローの戦いを描いたもので、ナポレオンが米粒みたいに小さく描かれてましたっけ・・・。

 

 それはさて置き、そろそろ今晩の宿へチェックインしましょう。

 

 今晩は運河に浮かぶハウスボートに泊まります。これだけの広さで一泊80ユーロ。

 

 「オランダは第二次世界大戦で家屋が破壊されてしまいました。そのため皆がなけなしのお金でボートに家を作ったんです」とオーナー。

 

 ちょっと小腹が空いたところで地元のグルメをいただきましょう。グルメとはハーリング(酢漬けのニシン)のこと。

 

 「玉ねぎをつけて、こうして食べるのが美味しい食べ方です」と男性。ちょっと一杯やりたくなってきました。

 

 ということで、この高層ビルの展望台へと向かいます。ここはハーグ・タワーの41階(こげ茶印)。街全体は当然のこと、遠くの地平線まで見渡せます。

 

 眺めを楽しんでいるうちに夜の帳が下りてきました。同じ階にあるバーThe Penthouseで夜景を見ながらお酒を一杯。

 

 翌朝は、スヘフェニンゲンの海岸を散策しましょう。リゾート地にふさわしい豪華な建物は五つ星ホテルGrand Hotel Amrâth Kurhaus(黄緑印)。

 

 海岸から海へと伸びたデッキの横には巨大な観覧車SkyView de Pierが設置されています(黄印)。リポーター二人も乗ってみることになりました。

 

 「スヘフェニンゲンはハーグだけでなくオランダ全土で人気のリゾート地なんです」と観覧車のオーナー。

 

 ビーチの眺めを楽しみながら、今回の旅の費用をまとめておきましょう。

 

 パノラマ絵の見学料が8ユーロ、運河の観光ボートが12ユーロ、美術館が25ユーロー、インドネシア料理が25ユーロ、宿泊費が80ユーロ、ニシンが2.80ユーロ、大観覧車が9ユーロで、締めて161.80ユーロでした。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、小さな美術館で受付をしている。高齢の見学者がやってきてボードの文字を大声で読み上げた。『入場無料!』そして私の方にやってくると言った。『となると、あんたは何もしとらんということになりますな』確かに、その通りなのかもしれませんが・・・」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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世界の橋 その5 [その他の国]

 シリーズの最後は、また欧州に戻ります。

 

 今回はドイツの都市ハンブルクを訪ねます。

 

 街には運河が張り巡らされ、その分、橋の数も多いことで知られています。

Berlin_Hambourg.jpg 



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月17日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 ご覧のように街は橋だらけ。橋を渡らずしてハンブルクの街を散策することは不可能。

 

 全部を合わせるとその数は2,500本を超えるそうです。

 

 橋を案内してくれるのがこの方、歴史の専門家ヤンさんです。

 

 「その時代時代で、橋は街を形作ってくれました。新しくできた界隈に橋をかけることで商業が生まれ、人や物の行き来が始まったのです」

 

 街の基礎を作ったとされるのがグスタヴ・アドルフと大司教オスカーでした。二人とも彫像になって橋を見下ろしています。

 

 そして橋は街の歴史をずっと見てきました。この橋も最も古い橋のひとつです。

 

 1842年の大火、第二次世界大戦中の空爆。この二つの事件は街を根底から変えてしまいました。

 

 「周りの建物はすべて破壊されてしまいましたが、橋だけは残りました。ですから、周りの建物は新しいのに、橋だけは古いんです。ですから橋は歴史の証人と言えます」とヤンさん。

 

 石橋、高架橋、鉄橋など、ハンブルクにはあらゆる種類の橋があります。大きさも様々。

 

 ここはユネスコの世界遺産にもなっているシュパイヒャーシュタット地区の倉庫街に架かる橋。

 

 運河の両脇に立ち並ぶ趣のある建物がまたいいですね。ここは小さなボートで見学してみたいところです。

 

 早速、この平で細長いボートで夜の運河を散策してみましょう。

 

 出発してしばらくすると一本の橋の下を通ることになりました。

 

 しかし、川の水位が上がったせいで、このままでは天井が橋の一部にぶつかってしまいそうです。

 

 結局、通るのを諦めなくてはならなくなりました。

 

 「数年前ボートを傷つけたことがあります。前のボートが通って行ったので、次に私も通ろうとした途端、波にやられて橋にぶつかってしまったんです」と船長さん。

 

 違う道を通って散策を続けます。

 

 「美しいですね。街の明かりに運河がロマンチックでうっとりしてしまいます」と男性。

 

 「港やドックも趣があって素敵です」と女性。

 

 しかし、街を形作る橋も年とともに傷んできます。そこで必要なのがメンテナンス。

 

 こちらは外アルスター湖の南端に架かるランバール橋(Lombardsbrücke)です。

 

 19世紀後半に作られた古い橋の上をたくさんの車が走っていきます。

 

 「作られた当時は馬車や馬しか通ってなかったんですが、今ではこの通り大小さまざまな車が通行していきます。ですから、これに耐えられるように補強しなくてはならないんです」と市の担当者

 

 道路の方はリノベーションが終わっていますが、橋脚はこれからです。

 

「古い橋の改築や新しい橋の建設で年間1,500〜2,000万ユーロの費用がかかります」

 

 確かに、比較的最近作られた橋のようですが、明らかに劣化しています。

 

 そのすぐ近くでは新しい橋が建設中です。今年の6月頃には完成する予定だとか。

 

 そして、この新しい橋は100年は保つそうです。

 

 「少なくとも100年は保ちますが、私にはそれを見届けることはできないでしょうねえ(笑)」

 

 湖に川に運河、水とともに生きてきた町には見ごたえのある橋がたくさんありそうです。

 

 終わり。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ドイツで従兄弟と一緒にバスに乗った。あまりお金を使いたくなかったので、従兄弟に、僕が14歳だと運転手に言ってくれと頼んだ。すると運転手が振り向いてフランス語で言った。『残念だね。僕にはそれは通じないよ』」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その4 [その他の国]

 シリーズの四回目は、アジアのあの国を訪ねます。

 

 目を見張るような橋の数々をご覧ください。

 china.jpeg



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月16日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 前回訪ねたタワーブリッジ・・・でも何か様子が変。

 

 それもそのはず、ここはロンドンではなく中国でした。

 

 タワーが4つ。本物の2倍のレプリカを作っちゃいました。

 

 また別の場所には橋げたがガラス張りのもあります。美しくもぞっとするようなこの眺め。

 

 そして、延々と続く鉄道用の高架橋があるかと思えば、海の上や・・・山の中にもあります。

 

 この北盤江大橋は世界で一番高い橋だそうです。

 

 「ほら、素晴らしい眺めでしょう。ここは世界で一番高い橋です」と誇らしげに話す男性。

 

 川からの高さは565メートル。200階建てのビルと同じだとか。

 

 去年の12月に開通し、フランスのミヨーの高架橋を軽々と超えてしまいました。

 

 こちらの男性、配達の仕事で一週間に一回この橋を渡るそうです。

 

 「この橋ができてから3時間も短縮できるようになりました。ガソリン代も節約できるので大変ありがたいです。それにこの橋を通る時は空中を飛んでるような気分になりますよ」と運転手。

 

 一方、こちらは海の上の橋。工事中なのでまだ車は走っていません。

 

 完成したら、香港、マカオ、珠海市を、フェリーなら1時間半、陸を移動するなら4時間かかるところを、たったの40分でつないでしまうそうです。

 

 「現在完成しているのは15キロほどです。全部が完成すれば世界で一番長い鉄橋になります。40万トン、つまりエッフェル塔60本分の鉄が使われます」と責任者の方。

 

 全長は55キロほどにもなる予定です。2012年7月に始まった工事は、今年末には完了することになっています。

 

 橋の途中にはこのような人工島が12か所に作られるそうです。

 

 橋の建設に使われる部品はこの巨大な工場で作られます。すべて機械化されています。人間は監視するだけ。

 

 一方、工事現場では様々な作業が続いています。車が通るわけですから当然舗装工事も必要です。

 

 「工事の環境は少々複雑です。たびたび台風に見舞われますし、船の往来も頻繁です」と工事責任者の方。

 

 近くを約4,000隻の船舶が毎日海上を移動していきます。

 

 そして、こんな生き物も現れます。

 

 個体数の減少が心配されている海の生き物、ピンクのイルカ!

 

 「イルカが5メートル以内に近づいてきたら工事を休止しなくてはなりません」

 

 今や観光スポットとなったこの橋、地元の人たちが訪れては写真を撮っていきます。

 

 「この橋は私の誇りですよ」と男性。

 

  そしてこんな人も。

 

 「嬉しいですよ。生活がどんどん良くなりますからね。共産党のおかげです」

 

 この橋の建設費は140億ユーロ(1兆7千億円)ほど。

 

 「この橋は世界に今の中国を知らしめるためのショーウィンドウみたいなものなんです。中国の科学技術は格段に進歩しました。ですから世界のトップに立つことができたんです」

 

 かつて日本もこんな言葉を口にしていたような・・・。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、中国に来て二週間が過ぎ、やっと体が時差に慣れてきたと思ったら、今日、フランスに帰る日だった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その3 [イギリス]

 シリーズの三回目は、イギリスロンドン市内を流れるテムズ川に架かる橋タワーブリッジ

 

 ロンドン観光の名所です。

UK_London.jpg



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月15日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 タワーブリッジの向こうに朝日が輝き始めました。まるでお城の門のよう。

 

 船の航行を妨げずにテムズ川を横断するにはどうすればいいかを考えて作られたのがこの橋です。

 

 開通したのは1894年。ブルックリン橋の完成から約10年後のことでした。

 

 それから約120年後の今も建設当時の姿のままです。毎朝、10,000人がこの橋を渡っていきます。

 

 「毎朝この橋を使っています。ヴィクトリア時代を感じさせる橋です。たくさんの観光客が見物にくるので、毎日利用している私は得したなと思います」と、ロンドンで活動する舞台俳優の女性。

 

 タワーブリッジは跳ね橋です。大きな船が通る時は、車や人の通行を止めて橋げたを上げます。

 

 その仕事の責任車がこの方、グレンさんです。

 

 「毎回、1200トンの橋げたを動かすことになります。通行止にして車の往来を中断しなくてはなりません。一つ間違えばロンドンの半分を交通マヒさせることになりかねません。大きなプレッシャーですよ」

 

 なんだか真面目そうな方です。

 

 いよいよ橋げたが上げられます。正確に1分15秒であげなくてはなりません。

 

 「1997年、スコットランドヤードが電話してきて、ビル・クリントンの車列が動けなくなるからすぐに橋げたを下ろすように言ってきました。しかし、私はできないと言ったんです。そんなことしたら船が潰されてしまいますからね」

 

 橋げたが上げられるのは1日に3回程度。ああ、こんな客船もここを通っていくんですね。

 

 白黒映像は1950年代のタワーブリッジ。18世紀の帆船が通過したかと思えば、世界各国の歴訪から戻った女王を乗せたブリタニア号も通って行きました。なんだか凱旋門みたいですね。

 

 さて、橋の地下、ちょうどテムズ川の水面と同じくらいのところまで降りてみましょう。

 

 そうすれば、跳ね橋の構造とビクトリア時代の高度な技術を知ることができます。

 

 このホールのような大きな部屋は、可動式橋げたのために設けられたスペースです。

 

 「橋げたの片側が上がると逆側がここで下がる仕掛けになっているんです」

 

 確かに下がってきています。要はシーソーみたいになってるんですね。

 

 タワーブリッジには高いところにも仕掛けがしてあります。

 

 こちらは橋の上部に作られた歩道。なんと床がガラスでできています。

 

 「ガラスの厚さは8センチありますから、上を歩いてもまず割れるということはありません」と橋の管理責任者。

 

 最近、床をガラスにするのが流行してますね。

 

 あの橋げたが上がるところを真上から見ることができます。でもちょっと怖い・・・。

 

 タワーブリッジは実用としての橋というだけでなく国を代表するモニュメントにもなっています。

 

 ここで数々の国家的行事が開催されました。2002年のロンドンオリンピックではヘリコプターに乗ったジェームス・ボンドが通り抜けて行ったこともありました。

 

 そういえば、こんな感じのモーターボートでタワーブリッジの下を高速で走り抜けていくシーンもありましたっけ。

 

 ロンドンではこんなジェームス・ボンドツアーもやっているらしい。 

 

 こちらの男性二人はイタリアのジェームス・ボンド・ファンクラブの方々だそうです。

 

 ちょっとやそっとでは壊れそうもない頑丈そうな橋でいながら、どこかエレガント

 

 夜の姿も美しいですね。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ロンドンのバーで飲んでいると、うっとしいやつが話しかけてきたのでバカのフリをして『I don’t understand, I’m French』といった。するとやつが言った。『なんだ、よかったよ、お前もフランス人か!』げっ・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その2 [その他の国]

 シリーズの二回目はタイのクワイ川にかかる橋を訪ねます。

 

 映画「戦場にかける橋」で有名になった橋です。

 

 日本人にとっては古傷に触れられるようで少々心が痛みますが、どんな橋なのか見てみましょう。

 

Thailand_Kwai2.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年3月14日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton : le monde sur le pont (2/5)

 

 聞こえてきたのは映画のテーマ曲「クワイ河マーチ」。

 

 そしてここがクワイ川。ここにかかるのがクワイ川鉄橋です。

 

 走っているのは観光列車。どうりで遅いわけです。いつもは徒歩で渡れるそうです。

 

 「この橋は町のシンボルですよ」と観光ボートの男性。

 

 第二次世界大戦中に旧日本軍によってつくられた橋は、今では有名観光スポットになっています。様々な国から観光客がやってきます。

 

 「映画で有名な橋ですからね。映画は何度も見てますよ」と男性。

 

 ほんの少しですがフランス語版であの歌の頭を歌ってくれました。映画の中では旧日本軍の捕虜となった兵士たちが口笛で吹きました。

 

 映画の原作となったのはフランス人作家ピエール・ブールが書いた小説「La Pont de la rivière Kwaï(クワイ川の橋)」。

 

 クワイ川に最初にかけられたのは木製の橋。しかしこれは爆破されてしまいます。

 

 その後、完成したのがこの鉄橋です。この鉄橋も爆撃を受けますが一部破損しただけで残りました。

 

 戦後、賠償の一環として日本企業が修理をしたとか。

 

 「この鉄道の延長工事は捕虜たちの手で行われました。バンコクとミャンマーを結ぶ線路です」と男性。

 

 今は1日に3回だけ列車が走ります。この鉄道 “死の鉄道” と呼ばれているそうです。

 

 また、クワイ川沿いには木製の鉄道橋が作られています。旧日本軍の占領当時、気温は40℃にもなったそうです。過酷な労働条件です。

 

 「田舎の風景を見ながらの1時間ほどの列車の旅ですが、とても印象深い体験でした」と女性。

 

 先ほどのタイ人の男性、どうやら近所で小さな博物館を開いているらしい。大戦当時の品々や橋の建設にまつわるものを展示しているそうです。

 

 そのすぐ隣にあるのが、当時の捕虜収容所を再現した竹の小屋。展示されている写真から劣悪な環境だったことがよくわかります。

 

 「十分な食事も与えられず、捕虜たちは病気で体を壊してしまいました」

 

 亡くなった捕虜はカンチャナプリ市の軍の墓地に葬られています。遺族が今でも訪ねてくるそうです。

 

 「橋の建設のために働いていましたが、コレラで亡くなったと聞いています」とオーストラリア人の遺族。

 

 捕虜の国籍は、オーストラリア、アメリカイギリス、オランダと様々。

 

 「下痢で苦しんでいた捕虜に、日本軍はトイレに行くことを禁じたそうです。それでも彼がトイレに行って戻ってくると殴られました。反撃するとさらにまた暴力を受け、最後には処刑されてしまったそうです」と男性。

 

 日本軍も随分と酷いことをしたものです。戦争とはそこまで人を非情してしまうものかもしれません。

 

 さて、映画の恩恵を受けてか、今のクワイ川鉄橋には毎年30万人が訪れるそうです。

 

 悲しい歴史はあるとは言っても、こうしてみるとなかなか美しい橋です。

 

 橋の向こうに見える白い像は観音像???

 

 どうやらそうらしい。ウィキペディアを見ると、2009年、宗教団体が建設を開始したところ、景観を壊すと問題になったらしい。

 

 結局、そのまま建てられたということなんですかねえ。

 

 続く・・・。 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ラジオでアナウンサーをしている。今年、カンヌ映画祭でパルムドールに輝いたのがタイ映画。おかげでタイ人の名前をいくつも読まなくてはならなかった。例えば、Apichatpoing Weerasethakul・・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その1 [その他の国]

 うちの近所のスーパーは日曜日の午前中に朝市と称して、お店の外の狭いスペースに売り場を作って商品を販売しています。

 

 はじめは野菜ばかりだったのが、そのうち海産物がそこに加わりました。

 

 どういうわけか、その売り場で買ったものに消費税は加算されません。値札通りの金額を支払います。内税なのか、それとも他に何か理由があるのか・・・。

 

 それはともかくとして、朝市の始まる9時から11時くらいまで近所の人で賑わっています。

 

 今朝は、リタイアしたと思しきおじさんが、携帯電話に向かって「ネギ3本、100円だって」と話している。

 

 電話の向こうには奥さんがいるに違いない。指示待ちか?

 

 それはさて置き、今日から5回のシリーズで世界の橋を訪ねます。

 

 第一回目の今日は、ニューヨークにあるブルックリン橋。マンハッタンとブルックリンを結ぶ橋です。

 

US_NY.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年3月13日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton : le monde sur le pont (1/5)

 

 ブルックリン側から見た橋の姿。長い歴史を感じさせる橋です。

 

 下を流れているのはイースト川、向こうに見えるのがマンハッタン。

 

 自由の女神像と肩を並べるニューヨークのシンボルがこの橋です。

 

 いい具合にガイド付ツアーグループに出会いました。

 

 「柱の高さは90メートル、下は水深35メートルの所まで伸びています。完成したのは1883年です。この橋でブルックリンとニューヨークはつながり、両者はさらなる経済発展を遂げたのです」とガイドさん。

 

 映像からすると、下が車道、上が歩道になっているようです。片側三車線の車道をたくさんの車が走っています。毎日150,000台の車がこの橋を利用しているそうです。

 

 「古い橋の向こうに近代的なニューヨークの街が見えるが面白いですね」と女性。

 

 ここは数々の映画の舞台にもなりました。ニューヨークにやってきたスーツ姿のターザン。ジャングルと同じ気分で飛び回ったようですが、なんかちょっと特撮っぽいですね。

 

 あのウッディ・アレンも映画の舞台に使いました。そしてこの映画もここで撮影されていたんですね。

 

 さて、この橋を作ったのがジョン・ローブリングです。そしてその、ひ・ひ・ひ・ひ孫がこちらの方です。

 

 「彼は初めて鉄製のケーブルを使用しました。そのおかげで、大きくて丈夫な吊橋ができたんです。しかも高さがあります。この橋を作るのはエンパイヤーステートビルディングを作るのと同じだったんです」とご子孫。

 

 これは大変な工事ですね。ジョン・ローブリングは工事中の事故で亡くなり、その息子のワシントンが後を引き継ぎますが、これまた工事中の事故で下半身麻痺となってしまいます。

 

 「彼と現場監督の間に入って工事を続けたのが妻のエミリーでした。エミリーは第一エンジニアとしての役割を果たしました。当時としては例外的なことでした」と子孫。

 

 エミリーさん、どうも工学を勉強したらしい。

 

 さて、9.11事件が起きる前にはケーブルの上を歩くことができたそうです。この男性、ニューヨークにかかる橋全てをこうして制覇しました。

 

 「あの柱の上まで行きました。そしたらハトの大群に襲われましてね。どうも奴らの縄張りに入り込んじゃったみたいです」

 

 「吊橋だから揺れるでしょう?」と取材班。

 

 「いやあ、びくともしませんよ。石でできてるから丈夫です。他の橋は揺れるけど、この橋はまったく揺れません」

 

 夜になると・・・ご覧の通りの美しい眺めが目の前に広がります。

 

 となると写真に収めたくなるのが人間。

 

 「黄昏れ時が一番感動的ですよ。橋や街の明かりが水面に反射し始めるんです。そうりゃもう現実離れした風景です」と写真家のアンドリューさん。

 

 仕事場にお邪魔すると、ブルックリン橋の夜景の写真がありました。この写真、4,000〜6,000ユーロで世界中に売られているそうです。

 

 「観光客もニューヨーカーも、思い出にこの写真を壁に飾るんです。これを見るとニューヨークを思い出すんです」

 

 確かにこの夜景は美しいですね。100万ドルの夜景と言いますが、まさにこんな眺めを言うのかもしれません。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、妊娠したことがわかった。明らかにニューヨークに旅行に行った時にできた子だ。でも不思議、いつもの時間にピルを飲んだのに・・・ああ、時差のせいだ・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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