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週末はカーンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はフランス西部ノルマンディ地方の都市カーン(Caen)を旅します。

パリからカーンまでは列車で約2時間。どんな旅が待っているのでしょう?

Paris_Caen-2.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2017年4月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 いきなり競馬場(緑印)。

 カーンに競馬場ができたのは、今から180年ほど前の1840年のこと。長い歴史のある競馬場です。

 「時々ここに散歩に来るんだ」と男性。

 「街の中心にこれだけの規模の競馬場があるのは珍しいです」と女性。

 走り終え馬をねぎらったら、街の観光へと出かけましょう。

 カーンの人口は約10万人。海へとつながる運河の船着場にはプレジャーボートが並びます(青印)。

 そして名所と言えば、二つの修道院(こげ茶印、赤印)にカーン城(オレンジ印)。

 カーン城は、のちにイングランド王(ウィリアム1世)になったギヨーム2世のお城です。

 1066年、ギヨーム2世は6000人の騎士を含む12000人の兵を率いてイングランドに向かいました。

 余談ですが、その時の様子を描いたのが世界遺産にもなっているバイユーのタペストリー。カーンから30キロほどのところにある町バイユーのタペストリー博物館で見られます。

 さて次に訪ねたのは、カーン平和記念館(Mémorial de Caen)(黄印)。

 ここでは第二次世界大戦のきっかけから1945年までの歴史が展示されています。

 当時の軍服や武器、さらに一般の生活を窺い知ることのできるような品々もあります。

 PAIN “A”と書かれたチケットは、パンもしくは小麦粉の配給用に使われていたもののようです。

 ガスマスクもあれば自転車も展示されています。

 「具体的にものを見せながら、わかりやすい言葉で説明し、当時、何が起きていたのかを解説しています」とガイドさん。

 「ここに来て初めて知ったこともありました。孫を連れてきたのは歴史を学んで欲しいと思ったからなんです」と女性。

 カーンはノルマンディ上陸作戦で激戦地となったこともあり平和を願って作られた施設でした。

 次は、美味しいものでも頂きに行きましょう。出てきたのは郷土料理トリプ・ア・ラ・モード・ドゥ・カーン(カーン風もつ鍋)。

 「4種類の牛の胃袋と足をシードルとカルヴァドスの入ったソースで煮込んだものです」とお店の方。

 お腹がいっぱいになったら、腹ごなしにボートに乗りましょう。

 ボートと言っても競技用のボートですが、無料で体験できます。

 1時間半ほど運河を漕いでもうクタクタです。そろそろ今晩の宿Villa Héliantheへと向かいましょう(黄緑印)。

 迎えてくれたのはジョゼットさん。この宿の女将。

 宿と言ってもお部屋は1つだけ。要は民宿ですね。

 ジョゼットさんがこの家に巡り合ったのは今から7年前のこと。大変気に入り購入しました。

 1930年代に作られたこの家、全体がアールデコに仕上げられています。

 旅人の注意を引いたのはこのお風呂。泡のお風呂に入れば優雅な気分になれそうです。

 翌朝、早起きしてお散歩に。向かった先は公園かと思いきや、そこは墓地(紫印)。

 しかもほとんどのお墓が放置されたままです。

 お墓の住人は猫たち。そして、市民の憩いの場所にもなっています。

 「小さな森みたいな感じですよ。季節によって花が咲いてきれいなんですよ」と女性。

 ノラちゃん、人間になついてますね。

 最後は運河沿いに作られた道をサイクリング。気持ち良さそうですが、カメラマンさんはちょっと大変。

 「のんびりできて気持ちがいいです」と女性。

 「カーンからこの道を行けばすぐに海へも出られます」と別の女性。

 30分もペダルを漕げば海岸です。

 さて今回の旅の費用は、宿泊代が80ユーロ、記念館が24ユーロ、食事代が13ユーロ、締めて117ユーロ(約14,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、ノルマンディに住んでいる。18か月になるわが子が覚えた言葉は、『パパ』『ママ』の次に『雨』だった」

VDM(Vie de Merde)より





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復活祭のご馳走 5 [フランスの郷土料理]

 調査会社Ipsosが21日に発表したフランス大統領選候補者の支持率は以下の通りになっています。


 マクロン   24%


 ル・ペン   22%


 フィヨン   19%


 メランション 19%


 アモン     7.5%


 その他    --


 一方、別の調査会社Harris Interactiveが18日〜20日に行った調査によれば下記の通り。


 マクロン   24.5%


 ル・ペン   21%


 フィヨン   20%


 メランション 19%


 アモン     7.5%


 その他    --


 政策に具体性がないとか批判されていたようですが、マクロンがわずかに支持率を上げています。


 第一回目の投票は今週の日曜日。


 さて、シリーズの最後は、フランス西部の小さな村コンブラン(Combrand)を訪ねます。


Paris_Combrand.jpg

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 あるお宅に続々と集まってくる人々。

 

 今日はこれからこの地方に伝わる復活祭のガレットを作ります。

 

 悠々自適のリタイア生活を楽しんでいるおじさま方を指揮するのはこの家の女主人クリスティーヌさんです。

 

 まずは大きな桶が登場。まるでシンクのよう。

 

 「卵と砂糖を混ぜたら、溶かしバターを入れる」とクリスティーヌさん。

 

 ドボドボドボっと大量の溶き卵が入れられます。

 

 砂糖、ぬるま湯で溶いたイースト菌、さらにオレンジの花のフレイバー水を加えたら、小麦粉10キロを投入。

 

 よくこねて生地を作ります。

 

 卵とバターが入ったパンと言えば、ブリオッシュ。

 

 復活祭のガレットはブリオッシュの生地で作られます。

 

 「四旬節で食べないでとっておいた玉子がたくさんありますから、それを使わなくてはなりません」と何回も聞いたフレーズがやっぱりここでも登場しました。

 

 まあるく整形した生地は、布巾を敷いたカゴの中に入れられ、数時間かけて発酵されます。

 

 昔はこのカゴも自前で作っていたそうです。

 

 パンが発酵している間にお昼をいただきます。お鍋の中にはたっぷりの豆料理が入っていました。

 

 さて、発酵して2倍ほどに膨らんだ生地は適当なサイズに切り分け、棒状に伸ばします。

 

 最後にこの棒状の生地を三つ編みにします。

 

 「両親が作ってましたから私も作り続けています。家族全員が勢ぞろいするいい機会にもなりますしね」と女性。

 

 生地の準備ができたら、お隣のパン屋さんへ向かいます。

 

 玉子の黄身でお化粧してもらったら、240℃のオーブンの中へ。

 

 1時間足らずすると、こんがり焼けたガレットが出来上がります。

 

 「ああ、いい匂い!」と、翌日の復活祭を待たずして試食です。

 

 焼きたては美味しそうですね。食べたくもなります。

 

 終わり。

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、同居人が玉子を茹でる鍋がなかったため、違う方法で茹でることを発見した。で、結局、玉子は爆発した」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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復活祭のご馳走 4 [フランスの郷土料理]

 あんなに華やかだった桜がすっかり葉桜になり、まわりの緑と同化していました。


 そして4月もあっという間に終わってしまいそうです。


 そうやって一年があっという間に過ぎ、十年もあっという間に過ぎてしまう、なんてことになってしまうのかしら・・・。


 さて、シリーズの四回目は、ピレネー地方に伝わる復活祭のお料理です。 


 その名も、マサカナット(Massacanat)。


 まさか、納豆?なんてオヤジギャグを飛ばしてる場合じゃなかったですね。へへへ・・・。


 どんな料理なんでしょう?


Paris_Campan.jpg

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 時代を感じさせるこの映像。

 

 いつの時代???と思いながら見ていると民族衣装を着ている人の向こうには自動車が何台も止まってます。

 

 なあんだ、現代なんじゃあありませんか。

 

 ここは人口200人ほどの小さな村カンパン(Campan)。

 

 今日は民族衣装に身を固めた方々が、復活祭の料理マサカナットを作ってくれます。

 

 材料は、玉子、玉ねぎ、ペルシヤッド(パセリとニンニクをみじん切りにしてオリーブ油で和えたもの)、豚肉。

 

 まずはフライパンで豚肉を炒めます。

 

 その間に玉子をときます。この溶き玉子は、豚肉にペルシヤッドを加えてから注ぎ入れます。

 

 このまま玉子が固まるまで焼いたら出来上がりです。

 

 マサカナットは早い話がオムレツのこと。前日の残り物を具にして作る、農家に伝わる伝統の料理なのでした。

 

 そしてこんな風にパンにのせて食べるようです。

 

 「復活祭の日の残り物を使って翌月曜日と火曜日にオムレツを作るんです。2月からずっと食べないでとっておいた玉子を使って作るんです」

 

 やはり、この地方でも在庫処分の玉子を使った料理でした。

 

 「マサカナットを真ん中に置いて、一切れ切ってパンと一緒に食べれば各自のお皿は必要ありません」と男性。

 

 なるほど。そうなると食器洗いの手間も省けます。こりゃ便利ですね。

 

 「うちではよく作りますよ。おばあちゃんが残り物を使って作ってくれるんです」と若い女性。

 

 ここにお集まりの皆さん、昔からの伝統や文化を継承するために作られた協会Les Pastourelles de Campan(“カンパンの羊飼いの少女”という意味)のメンバーだそうです。

 

 こうやって民族衣装を身につけて伝統の料理を食べることもその活動の一環です。

 

 のんびりした山間の村に響く音楽とダンスの音。平和ですねえ〜。

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

  

 

 

「今日、うちの子供たちより先に隣の犬がイースターエッグを見つけてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より

 




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復活祭のご馳走 3 [フランスの郷土料理]

 4月18日発表のフランス大統領選候補者の支持率は下記の通り(Ifop調べ)。

 

 マクロン   23%

 ル・ペン   22%

 メランション 19.5%

 フィヨン   19%

 アモン     8%

 その他    --

 

 何れにしても上位4名は団子状態。

 

 社会党のアモンは、メランションがポイントを上げるのに反比例してどんどん減っていきました。

 

 3月の今頃はそれぞれ12.5%と12%だったのに、今はご覧の有様。社会党の多くがマクロン支持に回ってしまったのかもしれません。

 

 さて、シリーズの三回目は、フランス中南部リムザン地方を訪ねます。

 

Paris_MarcillacLC.jpg


 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 お客様方が待っていたのは、このオーブンから取り出したばかりの料理、リムザン地方の復活祭のパテ。

 

 ナイフを入れると・・・この通り。真ん中に入っていたのは、またもやゆで玉子。あの緑色はなんでしょう?

 

 お客様がお見えになる前、レジーヌさんが料理の準備をしていました。

 

 まずは材料を買いに市場へ向かいます。八百屋さんで手に入れたのは、ほうれん草。あの緑はほうれん草でした。

 

 「このほうれん草、立派でしょう?サラダにも使ったりますよ。お料理を美味しく作るには材料がちゃんとしたものじゃないとダメなんです」とレジーヌさん。

 

 次に向かったのは自宅の庭にある鶏小屋。生みたての玉子を頂いていきます。

 

 材料が揃ったところで調理の始まりです。

 

 まずはストーブに火をつけます。燃料は小枝。

 

 次に必要な分の小麦粉を測り、水、イースト菌、塩一つまみを加えてよく練っていきます。

 

 指で押さえてもすぐに元通りになれば生地の完成です。

 

 1時間ほど寝かせて発酵させたらパテの型に敷き、ほうれん草とイラクサを生クリームと香辛料で柔らかく煮たものを詰めていきます。

 

 そこにゆで玉子をのせます。

 

 「復活祭の前までは皆さん食事は控えめですから、復活祭にはちょっと贅沢をすることになります。パテの中にお肉を入れる人もいれば、うちとはちょっと違った玉子を入れる人もいます。でも緑野菜は必ず入れますよ」とレジーヌさん。

 

 お客様がた、一つのパテを皆んなで分け合って召し上がっています。

 

 子供の頃を思い出す人もいますが、初めてこのパテを食べる人もいます。

 

 「とても美味しいですね。野菜の味が生きています。イラクサという野菜は知りませんでした。食べたのは初めてですがとても美味しいです」と女性。

 

 「ほうれん草を味わったら次は玉子。周りのパテもふんわり仕上がって完璧です」と男性。

 

 これもシンプルで素朴なお料理でした。

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、20歳になる妹がゆで玉子の茹で方について電話してきた。『3〜10分でいいのようね?』と妹。『ええ、そうよ』と私。しばらくしてまた電話がかかってきた。『ところで水はいるの?いらないの?』」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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復活祭のご馳走 2 [フランスの郷土料理]

 急に暑くなると疲れますねえ〜。もうバテバテで体がついて行きません。

 

 もう少し穏やかに季節は変わっていってもらいたいものです。

 

 さて、シリーズの二回目は、ニースのパン屋さんを訪ねます。

 

 ニースには復活祭の時に食べる特別のパンがあるそうです。

 

Paris_Nice.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 それがこちら。ブリオッシュの生地をまあるく輪にして、赤や緑に色づけされたゆで玉子をのせて焼き上げたもの。

 

 「私は子供の頃にこれがあったのを覚えていますから、その前からあったんだと思いますよ」と女性。

 

 このブリオッシュ、中世の頃から作られてきたパンです。

 

 ニースでは “エショデ(échaudée)” と呼ばれています。

 

 というのも、昔は早く焼き上げるために、一度お湯で茹でてから焼いていたそうです(échauderは「熱湯に通す」という意味)。

 

 このエショデを作って販売しているパン屋さんはそう多くはありません。

 

 「お店にやってきたお客さんが珍しそうに目をキョロキョロさせてエショデを見てますよ。これはニース伝統の食べ物ですから絶やすわけにはいかないんです」とパン屋さん。

 

 エショデは、通常のブリオッシュの生地にオリーブ油とオレンジの花のフレイバー水を加えて作ります。

 

 「このパンは地元の料理であり歴史でもあるんです。ですから、この作り方をできるだけ長く伝えていきたいんです」と、お料理の先生。

 

 先生、お話ししながらもパン生地をキレイに三つ編みにしてました。

 

 まあるく輪にしたら、色づけされたゆで玉子をのせます。

 

 少々素朴ながら豪華な感じがします。それに粒々のお砂糖もかかっています。

 

 お祝いの時に食べるご馳走にふさわしいですね。

 

 復活祭までは豪華な食事はできなから、復活祭には少し贅沢したいという気持ちの表れかもしれません。

 

 エショデは、昔は復活祭のミサが終わってから食べていたそうです。

 

 「玉子は様々なもののシンボルなんです。宗教のシンボルですし、節約のシンボルでもあります。四旬節で食べずに取っておいた玉子をこうして使いましょうということなんです」

 

 このお話、アルザス地方のお菓子ラマラの時も出てきました。

 

 イースターエッグってそんな意味合いもあったんですね

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、厳しい6ヶ月のダイエット期間が終わったので、早速、パン屋さんに行っておやつを買った。パン屋の主人がブリオッシュを私に渡しながら言った。『ほ〜ら、君みたいにふっくらでまんまるだよ。良い一日を!』」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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復活祭のご馳走 1 [フランスの郷土料理]

 刻一刻と近づいてくるフランス大統領選。

 

 調査会社Ipsosの4月14日発表の各候補支持率は下記の通りになっています。

 

 マクロン   22%

 ル・ペン   22%

 メランション 20%

 フィヨン   19%

 アモン    7.5%

 その他           --

 

 メランションとフィヨンがじわじわと追い上げています。

 

 前回の支持率からマクロンは1ポイント減、ル・ペンは2ポイント減。

 

 どうなるかわからないという人もいれば、ル・ペンが大統領になることはないと断定する人もいます。

 

 できれば後者になっていただきたいですが、どうなることやら。

 

 さて、キリスト教徒にとってクリスマスと並ぶ重要な記念日が復活祭。こういうお祝い事となると必ず登場するのがご馳走です。

 

 今日から5回のシリーズで、復活祭のご馳走を紹介します。

 

 第一回目の今日は、ブルゴーニュ地方のジャンボン・ペルシエ(Jambon persillé)(ハムのパセリ入りゼリー寄せ)、別名 “復活祭のハム” です。


Paris_LaRochepot.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月10日に放送) 

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 ここはブルゴーニュ地方の小さな村ラ・ロシュポ(La Rochepot)にあるルシエンヌさんのお宅。復活祭のために、ジャンボン・ペルシエを作るところです。

 

 豚肉、パセリ、白ワンで出来たご馳走は、先祖から伝えられてきたレシピをもとに作られます。

 

 豚肉は軽く塩づけにしたものを用意します。これを、ニンジン、玉ねぎ、ブーケガルニ等々と一緒に鍋で煮込みます。

 

 ルシエンヌさん、ストーブの上に乗せてましたね。ゆっくり時間をかけて煮込むようです。

 

 次に、ボールに刻んだパセリを敷いて、柔らかく煮上がった豚肉をほぐしながら、パセリと交互にのせていきます。

 

 最後に、煮汁を注ぎ入れたら、数日間、冷蔵庫の中に保管。その間に煮汁が固まってジャンボン・ペルシエの完成です。

 

 「復活祭には教会のミサに出かけます。そして母がこれを作ってくれました。特別なお祝いの日に食べるご馳走なんです」とルシエンヌさん。

 

 戦後しばらくの間、ブルゴーニュ地方の農家では、お祝いの時には飼っていた豚を家族で食べる習慣があったそうです。

 

 ある作家の小説にはブルゴーニュ地方の女性がジャンボン・ペルシエを作る様子が詳しく書かれているそうです。

 

 こちらはディジョンにある仕出し屋さんMaison Mitanchey

 

 2017年の今年、一番美味しいジャンボン・ペルシエを作るお店として表彰されました。

 

 復活祭の時期には、通常の4倍に当たる1トン余りのジャンボン・ペルシエを作るそうです。

 

 「まがいものや大量生産のものとは違いますよ。うちで手作りしたものです。それが味の違いじゃないかと思いますよ」とお店の方。

 

 「この時期になるとあちこちでこれが売られてるんですよ。でも、ここのが一番ね」と女性客。

 

 「復活祭の食卓にはなくてはならない料理よ」と年配の女性。

 

 その食卓とはこんな感じ。ルシエンヌさんの作ったジャンボン・ペルシエが食卓に登場しました。

 

 バターを塗ったバゲットをかじりながらいただきます。ワインはアリゴテの辛口が合います。

 

 「母はこの習慣をいつも守っていました。これがないと復活祭ではなかったですね」

 

 なんとルシエンヌさん、La Paulineという民宿を営んでいらっしゃいました。

 

 サイトを見ると素敵な写真がたくさんあります。ツインまたはダブルベッドで一泊62ユーロ。泊まってみたいですね。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、大金をはたいて豪華な料理本を買ってきた。表紙に載っていたお菓子を家で作ろうと思ったのだ。しかし、作り方が書いてなかった・・・」

 

VDM (Vie de merde)より





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復活祭の子羊 [アルザス地方]

 昨日の東京は暖かいお天気になりました。ふと夏の暑さを想像してしまいました。

 

 これから少しずつ冬物を洗濯してタンスの奥にしまうことになりそうです。

 

 やっぱり、あんなに居座っていた冬はいつの間にか姿を消していました。

 

 さて、昨日はキリストの復活を記念した復活祭の当日でした。

 

 キリスト教徒は、この復活祭の日に子羊を食べてお祝いする習慣があるそうです。

 

 人間の犯した罪のつぐないのために犠牲となった無実のキリストは、ユダヤ伝統の生贄の子羊と同じだと考えられているとか。

 

 そうなら、むしろ羊を食べてはいけないような気がするのですが・・・。ま、とにかく食べるんだそうです。かたいことは言いますまい。

 

 アルザス地方では、この復活祭の日に、子羊の形の甘いお菓子ラマラ(lamala)を食べるそうです。


Paris_Strasbourg.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2017年4月14日に放送)( をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Pâques : la tradition alsacienne du lamala, l'agneau Pascal en biscuit génoise

 パン屋さんの店先に並ぶ粉砂糖のかかったこの子羊がラマラです。

 

 「この羊を食べるのは復活祭だけですからね。だからお店に買いに来たんですよ」と女性。

 

 「見た目もきれいでしょ?」と男性。

 

 「代々家族に伝えられてきた伝統のお菓子ですよ。両親が作ってましたから、今は家内が作ってますよ」と別の男性。

 

 パン屋さんの厨房を訪ねると、この復活祭のお菓子が作られていました。

 

 玉子の白身を固くなるまで泡立てたら、黄身と砂糖を加え小麦粉と混ぜ合わせます。

 

 「ふわっと軽くなるように混ぜ合わせます」

 

 生地ができたら型に入れます。

 

 「こうして焼くとクグロフのようになるんですよ」とパン屋さん。

 

 40分ほどオーブンで焼き、型から取り出します。型はぱかっと真ん中から二つに割れるようになってました。

 

 このお菓子、早い話がスポンジケーキですね。子羊の形をしたスポンジケーキです。

 

 しかしこのスポンジケーキには500年という長い歴史がありました。

 

 ここはパンの家博物館

 

 「四旬節(復活祭の46日前から復活祭の前日までの期間)には贅沢な食事はできませんから玉子を保存しておくことになります。そして復活祭の日にはこのケーキを作って在庫処分するわけです」と館長さん。

 

 ここには18世紀の型が展示されています。

 

 この型、昔からずっと同じ村スフルナイム(Soufflenheim)で製作されてきました。

 

 こちらはそのアトリエ。4代にわたって続いてきた窯元です。

 

 「この土をこの機械に入れてプレスすると型が出来上がります」と職人さん。

 

 形を整え乾燥させてから焼きます。

 

 「両親から引き継いできた技術ですから、子供にも継いでほしいですね」

 

 この羊の型で作られたラマラは復活祭の朝、こうして食べられているそうです。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、復活祭だ。妹がうちで飼っているウサギを、前の晩にオリから出してしまったので、今日は玉子探しではなく、ウサギの糞探しで大変だった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より





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週末はボローニャで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はイタリアのボローニャを旅します。

 

 パリから空路の直行便で1時間40分。夜行列車で行くという手もあるようです。夜7時近くにパリを出て、翌朝7時すぎにボローニャに到着します。

 

 Rome_Bologna.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 ボローニャに着いてすぐに目に入るのがこの塔(青印)。アジネッリ塔、通称ボローニャの塔です。11世紀からずっとこの場所に立っており街のシンボルになっています。

 

 早速この塔を上ってみましょう。中は木造の階段になっています。階段の数は498段!気が遠くなりそうな数・・・。作られたのは1684年。

 

 かつてはこのような塔が100塔ほどあり、権力の象徴であるとともに防衛の役割も果たしました。

 

 階段を上がると屋上に到着。ここは地上から97mの地点。眼下に見える街には、確かに同じような塔がいくつか残っています。

 

 ボローニャは4人に1人が学生という大学都市です。今日はフランスからボローニャに留学しているカミーユさんが街を案内してくれます。

 

 まずはカミーユさんのお気に入りのサント・ステファノ界隈を散策。普通の観光では見落としてしまいそうなところへ連れて行ってくれました。

 

 「ちょっと見えにくいんですが、あの上の方には古代ローマの人物の頭部彫刻が並んでるんですよ」(赤印)

 

 次に訪ねたのがマッジョーレ広場(緑印)。街の歴史の中心です。

 

 「ボローニャには別名があると聞いたんですが・・・」と旅人。

 

 「ええ、3つあるんです。一つはラ・ドッタ(学問都市)。欧州で最初に大学ができた街だからです。二つめはラ・グラッサ(肥満都市)。ボローニャの人はグルメですし、たくさん食べるんですよ(笑)。三つめはラ・ロッサ(赤い都市)。かつてここは共産主義の中心地だったということもありますが、赤いレンガの建物が多いためでもあります」とカミーユさん。

 

 ではラ・ドッタのボローニャを訪ねてみましょう。

 

 ここは、コペルニクス、ダンテ、そしてエンツォ・フェラーリも通ったというボローニャ大学(こげ茶印)。1088年に創立された欧州最古の大学とされています。

 

 この大きな教室にも長い歴史があります。

 

 「ここでは、初めて解剖の講義が行われました。病院から遺体を引き取り、あのテーブルの上に置いて解剖したんです」

 

 次は42キロにわたって続くアーケード街を訪ねます。雨を気にせずブラブラ出来ますね。

 

 さすがグルメの街、食品店が飲食店が並びます。生ハムやチーズが美味しそう!お土産にモルタデッラ(ボローニャソーセージ)とパルメザンチーズを買いました。

 

 「本物のボローニャ特産のモルタデッラにはピスタチオは入ってません。入れるのはコショウだけです」とお店の方。

 

 さて、次は地元の料理を教えてもらいましょう。

 

 教えてくれるのはトルテリーニという小さいラビオリのような料理です。3時間ほどかけて丁寧に教えてくれます。

 

 授業料は70ユーロ。作った料理もお持ち帰りできます。

 

 ではランチをいただきに行きましょう。出てきたのはスパゲティ・ボロネーゼ?

 

 「世界中に知られているスパゲティ・ボロネーゼはボローニャにはありません。あるのはこれ。タリアテッレ・アル・ラグーです」と旅人。

 

 ここはレストランAll'Osteria Bottega。こだわりのシェフが作るタリアテッレ・アル・ラグー。シンプルに牛肉と豚肉を玉ねぎとにんじんと一緒に3時間煮込んでタリアテッレに絡ませチーズをかけたら出来上がりです。

 

 ファストフードや平均化された味には賛成できないというこだわりのシェフは、地方の伝統の味を大切にしていきたいとのこと。

 

 翌日曜日の朝、こんな風景を毎日眺めることができる人もいるそうです。というのも、ボローニャでは塔を丸ごと借りて住むことができるそうです。家賃は500ユーロ。

 

 そんな塔に住む人のお宅を拝見に行ってみました。

 

 こちらはマテオさんのお宅です。この塔は12世紀に建てられたそうです。

 

 「そんな年代のものだということも、また塔を購入することができるとも知らずにいました。これはプレゼントのようなものですよ」とマテオさん。

 

 どうやらここでB&BのTorre Prendiparteを経営してらっしゃるようです(黄緑印)。

 

 「塔を自分のものにできて嬉しいでしょう?」と旅人。

 

 「いやあ、それほどでもないよ。本当は車を買って婚約者と一緒に海に行きたかったんだよ(笑)」とマテオさん。

 

 階段を上へ上へと登って行った先はかつて牢屋だった場所。

 

 「囚人は床をひっかいてできた粉を使って壁に文字を書いたんです」

 

 今から300年ほど前、キリスト教に反する行いをした罰としてここに閉じ込められた人たちがいたようです。どうも軽犯罪のようです。

 

 さて、今回の旅の費用は、航空運賃が130ユーロ、ボローニャの塔見学が3ユーロ、解剖学博物館が3ユーロ、パスタ教室代が70ユーロ、タリアテッレ・アル・ラグーが16ユーロで、締めて222ユーロ(約27,000円)でした。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、好きな女の子とイタリア料理店に行った。僕はパスタを、彼女はラザニアを食べた。しかし、そのラザニアが熱々だったのに、彼女は吐き出さずに飲み込もうとして、結局、ぶっ倒れた」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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聖金曜日 [アルザス地方]

 4月も半分終わったところで、黄金週間が視界に入ってきました。

 

 今年は祝日が1日だけ土曜日と重なってしまったため、ちょっと損した気分ですが、それでも月火と休暇を取れば9連休にできます。

 

 一方、欧米では今がバカンスシーズン。復活祭の休暇です。

 

 真面目に教会に通うか通わないかは別として、祭日や行事やらはすべてキリスト教とは切っても切れない関係です。

 

 昨日は聖金曜日と言って、キリストが十字架に架けられ亡くなった日とされています。

 

 その日、アルザス地方ではこんな行事が行われていました。

 

Paris_Soufelwey.jpg
 


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ここはアルザス地方の町スフェルヴェイエルサイム(Souffelweyersheim)(アルザス地方の町や村の名前は悩ましい(涙)。

 

 まだ暗い中、大勢の人たちが何やら手に持って、周りをはばかることなく音を鳴らしています。

 

 これはクレセル(crécelles)と呼ばれる楽器(要はガラガラのこと)。

 

 「愉快です。音を鳴らして皆を起こすんです。でもそう何回もやるわけじゃないんです」と男の子。

 

 「年に一度だけ、これをするために喜んで早起きするんです」と女性。

 

 「伝統行事の大切さを知らない人には良い機会になると思います」と女の子

 

 ただいまの時間、午前5時半。

 

 こりゃたまりませんね。寝てる人は絶対起きます。

 

 普通なら窓からどやされるところですが、この日ばかりは誰にも文句を言われることはありません。

 

 集団でいたずらして喜んでいるように見えますが、これはアルザス地方に伝わる、宗教行事の一つなのです。

 

 「聖金曜日には教会の鐘は鳴りません。その代わりに、この音を鳴らして、朝起きる時間だよと教えてあげるんです」

 

 この行事、二日間にわたって行われるそうです。

 

 そして、どういうわけか、アルザス地方とモーゼル県は聖金曜日は祝日でお休みだそうです。他の地方は平日と同じ。

 

 とは言っても、この週は休暇を取っている人が大勢いますから、大して変わらないですね。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、母にバカンスの時の写真を見せた。あまり面白くなさそうなのは飛ばして見せていたら母が言った。『ちょっと、前のを見せて。ここに写ってるデブは誰???』ママ、それはあなたの娘、私ですよ」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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続パリのビストロ巡り 5 [パリ]

 フランスの大統領選は決選投票にもつれこむことは必至。

 

 仮にル・ペン(極右)vs メランション(左翼)になった場合、棄権する人たちがかなり出るんじゃないかと懸念されています。

 

 確かに、ル・ペンかメランションかと言われると、投票所にいくのや〜めたとなりそうです。

 

 こうなったら是非ともマクロンにがんばってもらわないとどうにもならないような・・・。

 

 さて、シリーズの最後は、パリ14区にあるビストロAu P’tit Zincを訪ねます。

 

Paris_Paris.jpg

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 従業員のエリックさんがお店の準備で忙しそうにしています。

 

 ランチに出す本日の料理ブランケット・ドゥ・ヴォー(仔牛のクリーム煮)。誰もが知っているフランスの伝統料理です。

 

 食材を仕入れに市場に向かうエリックさん。

 

 仔牛の肉12キロはすでに調達済みなので、主に必要なのは野菜。

 

 買い物から戻るとオーナーでシェフのモハメドさんが待っていました。モハメドさんはエジプト出身。

 

 「二人で仕事を始めてだいぶ長くなりますよ」とシェフ。

 

 なんだか楽しそうですね。

 

 さあ、厨房で本日の料理に取り掛かりましょう。

 

 まずはお湯の入ったお鍋に、クローブを刺した玉ねぎを入れます。

 

 次に、適当なサイズに切り分けた仔牛の肉、タイム、ローリエを入れたらコショウを振り、さらに小口切りのセロリ、ニンジン、マッシュルームを加えます。

 

 お鍋がグツグツ言っている横で、エリックさんがソースの準備。

 

 材料は、小麦粉、バター、コショウ、クリーム。

 

 鍋でバターを溶かし小麦粉を加えよく練ったらコショウを振り、先ほどの肉と野菜の煮汁を加え液状にします。

 

 このソースを、大鍋に投入。最後にクリームを入れたらよくかき混ぜます。

 

 このお店はカウンターから厨房が見渡せます。だからAu P’tit Zincと言うんですね。

 

 zincは亜鉛のことですが、これが昔はよく飲食店のカウンターで使われていたことから、カウンターを意味するようになりました。

 

 「ブランケット・ドゥ・ヴォーは皆が知っている馴染みの料理なんです。古くからあるビストロやブラッスリーでよく出てきます」と男性客。

 

 集まったお客様方、昼間っから賑やかに食前酒タイム。

 

 お店ではランチのために毎日3種類の料理を日替わりで用意します。

 

 「ブランケット・ドゥ・ヴォー、美味しいねえ。愛のこもった料理だからね。味付けは完璧」と男性客。

 

 他には、牛肉のタルタルステーキ、サーモンのタルタルステーキ。

 

 たくさんのワインが並んでいます。品揃えも充実していそうですね。お客さんも大満足。

 

 さて締めのデザートは、パリ・ブレスト、チョコレートと塩バターキャラメルのタルト、レモンとメレンゲのタルトでした。

 

 終わり。 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、少々露出気味の服装をした私の写真を添付して、家に来ないかとメールで彼を誘ったら、用事があるとかで断られた。仕方がないから、今度は焼きたてホヤホヤのリンゴのタルトの写真を送ったら、10分もしないうちに家にやってきた」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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