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謎の絵画 [トピックニュース]

 とあるフランスの都市で、暑さのせいか単なる悪ふざけか、少年たちが道路の消火栓を開けて水浴びを楽しんだところ、数日経って一人9,000ユーロの罰金の支払い命令がきてしまったそうです。

 9,000ユーロと言えば、100万円を超えてます。

 少年たちはちょっとしたいたずら気分でやってしまったと後悔しているようですが、それなりの損害も出ているようなので、これはもう払うしかないですね。

 さて、8月最後の話題は、謎の絵画です。

 フランス、ロワール地方の町ラヴァル(Laval)にある美術館にその謎の絵が保管されています。

Paris_Laval.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年8月30日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 早速、その絵を見てみましょう。

 傷をつけては一大事。まずは白い手袋をしてからです。

 このダンボール箱の中にあるのがその絵。

 開けてみると・・・こんな絵でした。

 ご存知の方はピンときたかもしれません。あのアンリ・ルソーの作品です、というか、作品と思われます。

 なぜにはっきりしないかと言えば、この絵がラヴァル美術館にやっていた経緯にあります。

 ある日、ダンボールの包みが美術館に届き、中を開けるとこの作品とともに手紙が入っていました。

 「『この絵を貴美術館の展示にお役立て頂けたらと寄贈申し上げます。私の名は明かしたくありませんので匿名にさせてください』と書かれてあったんです」と美術館の方。

 寄贈の理由は、すでに高齢で相続してくれる者もいないからというものでした。

 絵にはルソーのサインが入っています。

 釣り人が川に糸を垂れている風景を描いたこの絵、本物であるという証明書も添付されていました。

 となると、金額にすれば数百万ユーロはするという名作です。

 証明書付きとは言え、そのまま展示するわけには行かず、市は独自に調査を行い、さらに寄贈者にも詳細を確かめたいとしています。

 「寄贈者の匿名は守るという前提で詳細な情報を提供してもらいたいのです。この絵がここに至るまでの歴史を確認することができますからね」とアヴァル市の助役さん。

 期せずして作品を贈られた美術館は、こちらの塔の中にあります。

 そしてここから数百メートルのところに、なんとルソーの生家があるそうです。

 「ルソーの作品として展示はまだできません。きちんと調べて大丈夫なことがわかってからになります」と助役さん。

 「ああ、そうでしょうね。確かにね」と男性。

 美術館を訪れる人たちはこんな反応です。

 「あまりにも話が出来すぎてますよね。サンタクロースのプレゼントみたいでにわかには信じられませんね」と女性。

 かつて美術館には痛い思いをした過去がありました。

 厳密な下調べをしないまま展示した結果、偽物だということがわかったのです。

 同じことを繰り返してはならいと今回は慎重を期すそうです。




******* フランス人のつぶやき *******


今日、匿名の名前で、自分で自分に花を贈った。というのも、私を好きになるやつが他にいると彼に思わせたかったからだ。お花を受け取って嬉しそうにしていると彼が言った。『ねえ、驚いたでしょう。実はそれって僕からのプレゼントなんだよ』[がく~(落胆した顔)]


VDM(Vie de Merde)より



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自由の炎 [パリ]

 東京駅の八重洲口の地下街に、東京キャラクターストリートというのがあり、テレビ局ショップやキャラクターグッズショップがずらりと並んでいます。

 そのちょうど入り口あたりにある広場で、キャラクター関連のイベントが定期的に行われています。

 そして今日、そこを通ってみると、「カメダバザール」と称して、亀田製菓の商品を販売していました。

 壁には柿の種の大きなポスター。なんか次世代の柿の種らしいです。いったいどんな柿の種???

 時間がなかったので立ち寄って確かめることはできませんでした。残念!

 それはさて置き、明日、8月31日はダイアナさんの命日です。

 パリの事故現場からすぐのアルマ橋のたもとにある記念碑が追悼の場所になっています。

 しかし、この記念碑、もともとは全く別の目的で作られたものでした。

Paris_Paris.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局CNEWSで2017年8月27日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその記念碑Flamme de la Liberté(自由の炎)です。

 今から20年前の1997年8月31日にパリで亡くなったダイアナ妃を悼む人たちが訪れる場所になっています。

 「若い頃はダイアナ妃の大ファンでした。結婚式のテレビ中継を見るために朝早く起きたこともありますよ。それに何か情報はないかと雑誌をあれこれ読んだりもしました」と女性。

 記念碑には、お花、写真、メッセージなどが供えられています。

 あれ、こんなところにもあの南京錠が!油断できないですね、愛の南京錠!

 「パリで英国の妃が亡くなったと思うと、未だにちょっとショックですね」と男性。

 ダイアナ妃はこのトンネルの中で起きた事故で亡くなりました。まだ36歳の若さでした。

 「若くして亡くなった方を追悼するにはとてもいい場所だと思いますよ」と男性。

 とは言うもののこの記念碑、そのために作られたものではありません。

 もともとはフランスとアメリカの親善を記念して作られたものでした。

 炎は、あの自由の女神が手にしていた松明のレプリカ。

 自由の女神は、1886年にフランスからアメリカに贈呈されました。それから100年を機に、大々的な修復工事が行われました。

 その修復が完了したことへの感謝の気持ちを込めて、1989年にアメリカからフランスに贈られたのがこの “自由の炎” だったのです。

 そして1997年8月31日、ちょうどこの下にあるトンネルの中でダイアナ妃が亡くなりました。

 この悲しい知らせの直後から、多くの人がここに花を供えてその死を悼みました。

 それから20年間、世界中の人たちがやってくる巡礼の地になったのでした。

 私も一度どんなところか確かめに行ったことがあります。

 今となっては、ある意味、観光の名所ですね。




******* フランス人のつぶやき *******


今日、夜寝る前に、遅くまで仕事でがんばっている夫に、炎のように熱いメッセージを送った。すると夫が返信してきた。『オマエ、酔っ払ってんのか?』


VDM(Vie de Merde)より



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50年代夏の大渋滞 [トピックニュース]

 昨日の天気予報の中で「秋雨前線」なんて言葉が登場してました。

 嫌な予感。秋雨前線なんて停滞しないでよね、これ以上雨の日が続くなんてご勘弁願いたし。

 さて、パリから車で約1時間半ほどのところにある小さな村ボヌヴァル(Bonneval)では、間もなく終わる夏休みを惜しむかのように、こんなイベントが開催されました。

Paris_Bonneval.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2017年8月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 小さな村のメインストリートは、往復ともものすごい渋滞。

 どのドライバーもイライラがつのり、クラクションを鳴らしたり怒鳴ったり。

 でも、なんだかちょっと演技がかってませんかね。

 それに、よく見るとなんだか古そ〜な車。

 それもそのはず、これは60年ほど前、夏休みに出発する人たちで道路が渋滞したときの様子を再現したもの。

 このイベントのために当時を代表する車がこの村に集結しました。

 そして沿道にも見物人100人ほどが駆けつけました。

 「初めて夏休みに出かけたときのことを思い出します。懐かしいですね。当時は本当に皆大喜びでした」と車中の女性。

 ここに集まった車のほとんどが50年代のもの。

 当時、夏のバカンスに出発する人たちは、この村を通る道路を南へと向かったと言います。

 おかげでこの季節になると必ずこんな風に大渋滞が起こったそうです。

 それは1957年まで続きました。

 「1950年代から60年代にかけて、この国道10号線を車は南へと向かったんです。今となってはいい思い出ですよ」とイベントの開催者。

 労働者ががんばって勝ち取った夏のバカンス。

 思い切り休暇を楽しむために、家族全員とその荷物を車に積み込んで出発したんでしょうね。

 当時は今のように高速道路網が発達していませんから、もっぱら国道を走ることになります。

 大渋滞の中、こんな風に交通違反の取り締まりも行われたに違いありません。

 沿道の人たち、ニヤニヤしながら見守っています。なにしろこれも演技のうち。

 「今はもっと早く行く方法がありますが、当時はこんな風だったんでしょうね」とセバスチャンさん。

 こちらの家族、本当にこれからバカンスに出かけて行きそうな感じがします。

 エンストを起こした車も無事に出発して行きました。

 昔はこんな風景があちこちで見かけられたのかもしれません。

 このイベント、おかげで大成功を収めたそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、バカンスの真っ最中。初日はマッサージをしてもらうことにした。すごい効き目。すぐにリラックスしたようで、よだれを垂らして眠り込んでいた[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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謎の幾何学模様 [その他の国]

 8月も最終週となりました。

 近所の通りで親子連れとすれ違ったらこんな声が聞こえてきました。

 「お母さんは一頁たりとも手伝ってあげないからね」

 「う、うん・・・」

 遅くても今週末には、学校、始まっちゃうんじゃないのかな。大丈夫???

 日本の夏休みは通学からは解放されますが、勉強からは解放されませんねえ〜。

 お気の毒。

 さて、謎の幾何学模様と言えば、ナスカの地上絵やミステリーサークル。

 そして最近に話題になっているのがアマゾンの森の幾何学模様。

Brazil_RioBranco.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年8月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その幾何学模様がこれ。

 地上からは分かりませんが、上空から見るとくっきり模様が見えてきます。

 ここはボリビアとの国境に近いブラジルの都市リオブランコ(Rio Branco)。

 カシアノさんは、毎日、気球に観光客を乗せて遊覧飛行をしています。

 「ほら、この下を見てください。四角に丸が描かれているのが見えますよ」

 ああ、確かに見えますね。

 この辺りの300㎞以内には、なんと500ほどの謎の幾何学模様が見つかっているそうです。

 「誰かが作ったんじゃないかという人もいれば、古代の遺跡じゃないかという人もいます」

 最初にこの幾何学模様が発見されたのは1977年のこと。小型飛行機が上空を飛んでいる時に発見されました。

 以来、さまざまな考古学者が調査を始めました。

 アントニアさんもその中の一人です。大学の研究員としてあちこち見て回ったそうです。

 どうやったらこれほど正確な幾何学模様が描けたのでしょうか?

 それより、一体何のために描いたのか?

 「先住の土着民が祭礼や集会のため掘ったんじゃないかと考えられています。ただ、遺物のようなものは何も発見されていません。彼らは非常に高度な技術、特に数学的な技術を持っていました」

 空からしか見えないということは、人類が飛べるようになったからこそ見つかった遺跡ということになりそうです。

 掘られたのは今から1200年ほど前のこと。以来、アマゾンは緑に覆われ、誰の目にも止まることなく静かに時が流れました。

 やがて伐採が始まり、徐々に姿を現したというわけです。

 驚いたのはここで家畜を放牧している農家の方々。

 「ヘリコプターで撮影された写真を見ると、うちの牧場に模様があるので驚きました。確かに凸凹になっているなとも思ったんですけどね」と農家の方。

 世界中から考古学者がやってくるようになったリオブランコ。

 しかし、この幾何学模様の真実は未だに謎のままだそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、上司が僕を雇ったのは、僕が謎の頭をしていたからだという。つまり、一見したところ髪の毛は少ないが、ハゲではない


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収穫と仕込み2017 [フランスのワイン]

 日曜日恒例の週末旅は予想通りまたも再放送でした。

 場所はベルギーの海岸。見逃した方は→こちら

 映画「ダンケルク」の舞台になったフランスの町ダンケルクから旅が始まっていました。

 映画は日本では9月9日に公開されるようですが、フランスではすでに7月から上映されています。

 その影響でダンケルクを訪れる人たちが急増。地元にはすでに900万ユーロの経済効果が生まれているそうです。

 大河ドラマで急に観光客が増えるのと同じですかね。

 さて、まだ夏の暑さが残っていて秋の気配を感じるどころではありませんが、フランスではぼちぼちブドウの収穫とワインの仕込みが始まったようです。

Paris_Ingersheim.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはコルマールのお隣の村インゲルサイム(Ingersheim)。

 教会の鐘が村に鳴り響いた後は、ひっそりと静まり返っています。

 人の姿もなし。村人たちははどこへ行ったのやら・・・。

 通りにはこんなものが残されていました。ブドウの収穫用の荷台です。

 村から1キロほどのところにあるブドウ畑を訪ねてみると・・・人がいました。

 どうやらブドウの収穫が始まったようです。

 昨日の朝、急に決まったとかで、取り急ぎ家族や親戚が駆り出されました。

 「いつもよりちょっと早かったんですが、始めるまでに1日余裕があったんで助かりました」と女性。

 「私が小さい頃は10月5日か10日くらいから始めてましたよ。ですから30年前に比べると1ヶ月半も早くなったことになります」と別の女性。

 30年も前から地球温暖化がひたひたと迫ってきていたのか・・・。

 このワイン農家では、こうして人の手で収穫されるブドウを使ってクレマン(crémant)(スパークリングワイン)を作っています。

 製法はシャンパン(正しくはシャンパーニュ)と同じ。

 しかし、シャンパーニュ地方で作られていないので “シャンパーニュ” と呼んではいけません。

 それゆえ “クレマン” と呼ぶわけです。

 それはともかくとして、ブドウを収穫するために集まったのは12人ほど。

 畑の広さは15ヘクタールもあります。この人数で大丈夫???

 「みんなと一緒に仕事をするのが楽しいんです。報酬のためではなく家族の助け合いというか、そういうのがいいんで来てるんです」と男性。

 「肉体的にはこたえますね。腰が痛くなりますよ(笑)」と年配の男性。

 大型ポリバケツがいっぱいになったら、村の共同ワイン製造所へ運びます。

 この圧搾機の中にはすでに90トンのブドウが運び込まれているそうです。

 一年かけて大切に育てたブドウ。ちょうど熟した頃に一斉に収穫して仕込みを行いたいところです。

 「一日皆が働いてくれたおかげでうまくいきそうです」と責任者の方。

 ひと仕事終えたら前年のクレマンを冷たく冷やしていただきます。

 こちらの農家ではクレマンを作り始めて10年になるそうです。

 「最初はゼロから始めましたからね。年々美味しくなっているので、きっと来年のもさらに美味しくなりますよ」と男性。

 今年のフランスは各地でブドウが不作だったためにワインの生産量も減少すると言われていますが、ここの農家は大丈夫のようです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、結婚式に招待された。この日のために新しいドレスと買ったのだった。しかし、シャンパンを2回もこぼされ、膝の上には前菜を丸ごと落として、もう最悪。でも心配ご無用。最後にはプールに落ちてすっかりきれいになったから


VDM(Vie de Merde)より



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運転免許は労働で [トピックニュース]

 いつも通っているジムの館内放送で、何度聞いても気になるフレーズがあるのです。

 それは「・・・皆さまに気持ち良くご利用していただくために・・・・」

 「ご利用していただく」の「して」は一体なんなんだろう???

 なんでここに「して」が入るのだ???と、ドライヤーで髪を乾かしながら、いつも疑問になります。

 昨日も気になったから明日もきっと気になる・・・あのアナウンスが終わらない限り永遠に気なりそうな・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 それはさておき、フランス北東部にある小さな村ヴァール=エベルザン(Vahl-Ebersing)では、こんなことが行われていました。

Paris_VahlE.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 高校生らしき女の子二人がせっせと壁のペンキ塗りに励んでいます。

 ペンキ塗りは村役場からの依頼です。

 こんな風に村役場の依頼で仕事を引き受けている若者は他にも10人ほどいるそうです。

 しかし、誰一人として賃金をもらうわけではありません。

 その代わり、その分のお金が自動車学校に支払われます。

 つまり、労働の代わりに運転免許取得にかかる費用を村役場が負担してくれるというわけです。

 「両親は学校に行く費用を負担してくれているので、運転免許の費用は自分でなんとかしようと思ったんです」と女子高生。

 感心ですね。すぐに親にお金を出してもらうナンパな学生とは違うらしい。

 「前は洋服やらなんやらにお小遣いを使ってたんですが、こうやって働いたほうが身になります」ともう一人の女子高生。

 この子、ジャスティン・ビーバーのトレーナー着てました。

 ヴァール=エベルザンは人口500人ほどの小さな村です。

 仕事を完了したら普通なら賃金を払うところですが、代わりに送られてきた請求書に書かれてある額を自動車学校に振り込みます。

 これなら税金やら何やらを支払う必要もありません。

 そして学生さんたちはタダで運転免許を取得することができるというわけです。

 「小さい村ですから予算がないんです。ですから、様々なことを延期せざるをえないんです。それでこの方法を思いついたんですよ」と村長さん。

 こちらの若者も、このシステムで免許取得にかかった費用1,200ユーロを賄いました。

 さらに、責任とは何か?を学ぶこともできたと言います。

 「朝、決まった時間に起きるとか、両親とは別の人間に監督されるとか、村役場のおかげでちょっとした勤め人としての経験をさせてもらったように思います」と父親。

 このシステムができて2年、若者たちは学校のペンキ塗りもしました、サッカーグラウンドのリノベーションもやりました。

 村のあちこちのその功績が残っています。

 おかげで村は10,000ユーロ(約130万円)ほどの節約ができたそうです。

 小さな村にとって大きな節約です。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、生徒の一人に言われた。『先生、髪に白いペンキが付いてるよ』あ、あのね、これは白髪なの


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伝説のホテル4 [その他の国]

 伝説のホテルシリーズも最後になりました。

 最後はニューヨークの五番街へ。

 トランプタワーから4ブロックほど北に行ったところに伝説のホテルThe Pierreがあります。正式名称はThe Pierre A Taj Hotel

America.jpg   



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ずいぶんと賑やかですが、何かのイベント?

 音楽だけでなく美味しそうなお料理やワインもたくさんあるようです。

 歩道を通行止めにして開かれているパーティー。ここはThe Pierreの玄関前の歩道でした。

 まずはこのホテルの歴史からひもといてみましょう。

 それは一人のフランス人シャルル・ピエールの歴史でもあります。

 シャルル・ピエールはコルシカ島出身。パリとロンドンで料理人として修行した後、アメリカに渡り、ニューヨークの5番街にレストランをオープン。

 やがて産業界の知人らの支援を受けて、このホテルを作ったのでした。

 41階建てのビルの高さは160メートル、新古典主義建築です。

 開業は1930年。場所は高級マンションやブティックの並ぶ五番街。

 米国人だけでなく、ヨーロッパからの旅行者、特に裕福でおしゃれな人々が数多く利用しているとか。

 こちらはホテルのバー。品の良さそうなビジネスマンがカクテルを楽しんでいます。

 「このホテルは古風でハイクラスな場所ですよ」とビジネスマン。

 「ここがホテルの中心部です」とフランス人の支配人がドーム型の天井を持つ広間を案内してくれました。

 この豪華な作りは、確かに、新古典主義ですね。世界大恐慌の最中にこんなものを作っていたとは・・・。

 フレスコ画はよく見ると60年代の香りが漂います。そこが人気の秘密かもしれません。

 「年間80〜90組のカップルがこの広間で結婚式を挙げています」と支配人。

 「米国人を惹きつけている魅力はなんでしょうか?」と取材班。

 「フランス風でエレガントなところでしょうか」

 イヴ・サン=ローラン、エリザベス・テーラー、ウォーホルもここの利用者でした。

 こちらはスイートルーム。寝室が6つ、リビングが2つ。

 「料金はいかほどですか?」

 「一泊30,000ドルです」

 絶句・・・。

 このホテルの価値をさらに高めているのがこの眺め。眼下にはあのセントラルパークが広がっています。

 また、レストランの料理も例外ではありません。開業したての頃は、あのオーギュスト・エスコフィエが厨房を取り仕切っていたそうです。

 「ここへ来て私が最初にしたことは、前任者の一番優れた料理のレシピを見つけ出すことでした。そしてそこに少しだけ私らしさを付け加えることにしてるんです」と現在のシェフ。

 お客様はビジネスマンが多いようですが、ここで暮らしている方々もいます。

 「個人の住まいとしてお貸ししている部屋も数多くあります」とホテルの方。

 最上階の41階にはこんなお部屋がありました。

 ベルサイユ宮殿の礼拝堂をモデルに作られたことから、“空のお城” とも呼ばれているそうです。

 1300㎡の広さがあり、かつてはホテルのボールルームとして使われていました。

 窓からの眺めもまた格別です。

 終わり。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、私はアフリカやアジアなど経済的に恵まれない地域に暮らす人たちを支援するため、若者を派遣する団体で仕事をしている。20歳前後の若い男性がやってきて『ニューヨークに行けますか?』と言う[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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伝説のホテル3 [ノルマンディー地方]

 歴史の刻まれた、今や伝説となったホテルを訪ねるシリーズの三回目は、フランスのノルマンディ地方を訪ねます。

 ノルマンディ地方有数のリゾート地ドーヴィル(Deauville)にあるのが、Le Mormandy。

 正式なホテルの名前はL'Hôtel Barrière Le Normandy Deauville

 一体どんなところなんでしょう?

Paris_Deauville.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年8月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ウッドデッキ、砂浜、そして海。

 ドーヴィルと言えばこの映画、クロード・ルルーシュ監督の「男と女」(1966年)。当時この音楽が一斉を風靡しました。

 映画の撮影に使われたのが、このホテルのスイートルーム311号室です。

 ドーヴィルの中心街にあり、コロンバージュ様式(木骨構造)の建物が人目を引きます。

 これは写真に撮りたくなりますね。

 こちらの男性はドイツから観光にやってきたミヒャエルさん。

 「かなり古い建物ですよね。それに珍しい造りです。写真に撮りたくなりますよ」

 建物ができた1912年に開業。ファサードは国の文化財に指定されています。

 中は、ちょっとシックなアールヌーヴォー調のインテリア。

 このホテルで様々なシーンを見守ってきたのがバーマンのマルクさん。間も無く勤続30年になるベテランです。

 「ここは出会いの場所でもありますから、様々なことを見てきました。でも誰と誰がどうなったなんて、そんなことは絶対にお答えできませんよ(笑)」

 様々な有名人がお泊りになるホテルですから、いろいろあるんでしょうねえ〜。

 それはさておき、ホテルの支配人が一般には公開されてない場所を案内してくれました。

 それはホテルの屋根の上。ここなら360度の街の風景を見渡すことができます。

 「このホテルができた1912年は、一目見ただけで造りがはっきりわかりました。近くのカジノとはつながっていましたし、テニスコートや娯楽施設が周りを取り囲んでいたんです」と支配人。

 当時、流行に敏感で影響力のあるエリート階級のパリジャンたちが休暇を過ごすためにこぞってドーヴィルにやってきました。

 しかしすぐに第一世界大戦が始まってしまいます。

 「戦時中は若い兵士や将校たちがここで数日間を過ごし、戦争での傷を癒したそうです」

 第二次世界大戦ではドイツに接収されたこともありました。

 ドーヴィルでは40年前から毎年アメリカ映画祭が開催されています。

 そのため数々の映画俳優もこのホテルを利用してきました。

 「ハリソン・フォードなど印象に残ってますが、中でも一番エレガントだったのはイヴ・モンタンでした。帽子と白のスーツ姿で階段を降りてきてバーにやってきた時の様子と言ったら、もうため息が出るほどでした」と先ほどのバーマン。

 このホテルに来たら有名人にばったり出くわすなんてことがあるかもしれません。

 宿泊まではちょっと無理という方は、建物の外観だけでもじっくりと鑑賞してみましょう。

 屋根の上ではこんな瀬戸物の動物たちがウロウロしているそうです。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ちょい役で映画に出演することになった。現場に行ってみると小さな衣装部屋に連れて行かれた。手渡された衣装には札がつけられ、そこには『不細工な未成年者』と書かれてあった[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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伝説のホテル2 [その他の国]

 東京の水がめですが、だいぶ貯まってきました。

 利根川水系が95%、荒川水系が81%。これで水の心配はないですね。

 むしろ日照時間の方が心配なのでして・・・。

 予報によれば、東京地方は今日あたりから日差しが戻ってくるようです。

 しかし、このところ夕方になると必ず黒い雨雲が空をウロウロし始め、いつピカピカ、ゴロゴロが始まるかと不安になります。落雷はやっぱり怖いですからねえ〜。

 さて、シリーズの二回目はシンガポールへ向かいます。

 シンガポールの伝説のホテルと言えば・・・ラッフルズ・ホテル(Raffles Hotel Singapore)。

Singapore.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 このコロニアルスタイルの建物がそのホテル。

 ナラヤンさんはホテルのドアマン。仕事は7時から始まります。

 まずは制服に着替えます。制服はナラヤンさんの分身のようなもの。

 あっ、なんだ、この機械は?!自動靴みがき???

 ナラヤンさん、もう26年も前から毎朝こうして準備を済ませ、ホテルの玄関に立っています。

 そのせいか、シンガポールでも一番写真撮影された男として知られているとか。

 この5年でシンガポールは都市開発が進みました。

 あの屋上プールのあるビルも見えています。その向こうには高層ビルがずらり。

 そんな中、静かに佇んでいるのがラッフルズ・ホテル。中に入ってみましょう。

 外も中も白い壁で覆われています。

 「美しいでしょう?」とレスリーさん。

 このホテルで働き始めたのが今から45年前のこと。始めは配管工、次に料理人、最後にコンシエルジュとして勤務しました。

 若い頃のレスリーさん、イケメンですねえ。現在はホテルの歴史家として活躍しています。

 「最初のオーナーはアルメニア人でした。開業は1887年。でもここではなく、海岸に近くの10室しかないバンガローだったんです」

 初代のオーナーはこちらの4人。サーキーズ兄弟です。

 次男のティグランがホテル経営の才能に恵まれていたようです。

 現在の建物ができたのは1899年のことでした。ラッフルズという名前は、シンガポールを創設したトマス・ラッフルズから取って名付けられました。

 この白黒写真の方がトマス・ラッフルズ。

 この新しい建物になってから20世紀にかけて、世界のセレブたちが宿泊するようになります。

 103室ある客室はすべてスイート。そのうちプレジデント・スイートが2室。広さはそれぞれ240㎡もあります。

 そしてなによりラッフルズ・ホテルを世界的に有名にしたのがこのバー。

 赤い色のこのカクテル、シンガポール・スリングという名前が付けられています。

 102年前、このホテルのバーテンダー厳崇文が作ったカクテルです。

 「当時の英国人の女性は公の場でアルコールを口にするのを見られるのは憚られていました。そこでバーテンダーが、パリでお酒が飲めるのなら、ロンドンでも飲めるはず。ということはシンガポールでも飲めるはずと言って、思いついたのがこのカクテルです」

 見るからに女性用のカクテルですが、今では男性にも親しまれています。

 1杯2,500円ほどとかなりお高め。しかし、1日800〜1,000杯も飲まれているそうです。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ちょっとシックなカクテルパーティに初めて招待された。行ってはみたものの退屈だったのでバーでお酒み、迷いながらも50ユーロ札をボーイに渡した。後になってわかったのだが、飲み物は無料。あのボーイ、50ユーロをチップだとでも思ったんだろうか・・・[ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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伝説のホテル1 [その他の国]

 今日から4回のシリーズで、世界の歴史あるホテルを紹介します。

 第一回目の今日は、モスクワにあるHotel Metropol

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはホテルの大広間。贅沢な作りの天井が美しいですね。

 建物はどうやらアールヌーヴォーのようです。

 皆さんが召し上がっているのは朝食。しかも優雅なハープの生演奏つき。

 朝食のメニューは、赤いキャビア。この感じからしてイクラ。

 お飲み物はと言えば、シャンパン。伝説のホテルだけあって朝食も豪華です。

 しかし、朝っぱらからシャンパンなんて、ちょっとデカダン。

 美しい装飾の数々もまた訪れた人たちの目を楽しませてくれます。

 「ここにはロシア建築の歴史が詰まっています。来てみるだけでもいいですが、こうして朝食を食べるともっと楽しめますよ。美しい天井をゆっくり鑑賞することができますからね」と女性。

 「ここは居心地がいいホテルなんです。それに長い歴史が刻まれていますよ」と男性。

 ホテルはモスクワの中心にあります。

 「こちら側にはクレムリン宮殿が、そしてあちら側にはボリショイ劇場があります」

 建物は1899年着工、1907年竣工。完成までに8年の歳月が流れました。

 そして1917年10月、革命によりこのホテルは、レーニンの率いるボリシェヴィキの所有となります。

 レーニンは演説の原稿をここで執筆したそうです。

 この建物、当時としては最先端の技術を使って作られていたそうです。

 「こちらのエレベーターは新しく作り直されたと思われていますが、オリジナルです。ガラスを通して機械が動いているのを見ることができます。よく60年〜70年代の物だと言われますが、そうではないんですよ」とホテルの方。

 ロシア革命後、ソビエト連邦の参謀本部となったこの建物ですが、1930年代に再びホテルとして再開されます。

 歴史を感じさせる客室の廊下。

 エレベーターホールのすぐ側に写真の展示室があります。

 おお、マイケル・ジャクソンじゃないですか!そしてジェラール・ドゥパルデューも。

 芸能人だけではありません。王室や政治家の写真も並んでいます。いずれもホテルに宿泊された方々。

 「こんなにすごい人たちが泊まったホテルに自分も泊まっているかと思うと誇らしいです」と宿泊客。

 彼女の部屋の窓を開けるとクレムリン宮殿の塔が目の前にありました。

 年間で135,000人ほどが利用するというこのホテル。仕事という人もいれば新婚旅行や観光という人もいて目的は様々です。

 「とっても美味しいですよ。今回の旅行で間違いなく最高の時間になるでしょう」と観光客の女性。

 居心地のいいお部屋に美味しい料理、そしてサービスも満点ということで評価は5つ星。

 「ある時、女性客の一人が悪魔に取り憑かれたと言ってきたことがありました。そこで私たちは神父を読んで悪魔祓いをしてもらったんです。その女性客は喜んで帰って行きました」とホテルの従業員。

 ホテルのお仕事というのは大変ですねえ〜。

 ここではガイド付きの見学コースもあるそうです。

 内装も素晴らしかったですが、外観も素晴らしいですね。8年もかけて作られた理由がよくわかります。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、海岸にあるホテルで受付をしている。お客が、海の水がしょっぱ過ぎると文句を言いに来た

VDM(Vie de Merde)より



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