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グルノーブルのクルミ [フランスのグルメ]

 トランプさんが11月に訪日するようですが、その時の日本の首相はどなたになっているんでしょうねえ〜。

 さて、東京は夏の暑さが徐々に消えて、だいぶ過ごしやすくなってきました。

 しかし、室内はまだまだ25℃超え。いまだに短パン+半袖Tシャツで過ごせます。

 もうちょっと気温が下がってくれないと秋とは言い難し。

 フランスも地域によって様々ですが、日本よりは少し季節が先に進んでいるようです。

 本日は秋の実りの話題です。フランスにはAOC及びAOP付きのクルミがあるそうです。

Paris_StLattier.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 大きなクルミの木。マシーンで幹を震わせると、一斉に実が落ちてきます。

 こんなところでぼんやりしてたら頭がコブだらけになりそう。

 ここはグルノーブルから50キロほどの村サン=ラティエ(Saint-Lattier)の果樹園。

 クルミの収穫がちょうど始まったところです。

 一本の木から平均で30キロのクルミが採れるそうです。

 生産者のマルタンさんが採れたばかりの実を見せてくれました。

 「収穫したばかりなので殻はすぐに割れますよ。中には真っ白な身が詰まってます。一年間、大切に育てたおかげです」

 このクルミ、“グルノーブルのクルミ” と言い、AOCとAOPのラベルが付いています。

 地面に落ちた実は傷みやすいのですぐに拾い集めなくてはなりません。家族総出で作業に取り掛かります。

 なんだか鳥かごのような器具でざざっとかき集めている人もいます。

 「クルミの木は70歳にもなっています。我々の祖父母の時代に植えられた木です」

 収穫された実は、水洗いと選別の工程を経て、最後に乾燥され出荷されます。

 こちらはそのお店。1キロあたり5ユーロで売られています。

 グルノーブルのクルミは、アメリカやチリにも輸出されているそうです。

 うん?大工さんが大工仕事を始めたか?

 いえいえ、子供たちがクルミを割る音でした。

 「強く叩かないと割れません」と女の子。

 「この少し丸くなったところを叩くと・・・割れました」

 おお、上手ですね。ひと叩きで割ってしまいました。

 台はくるみ割り専用?たぶんそうですね。

 子供たちががんばってクルミを割ってくれたので、今日はクルミタルトを作ることになりました。

 玉子、小麦粉、バター、砂糖、生クリーム、そしてクルミを使って焼き上げます。

 表面はカラメルで覆われているそうです。これは美味しそうですねえ〜。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、カラスが一心不乱にクルミの殻を割ろうとしているところを見てしまった。しかも、買ったばかりの僕の新車の屋根の上で [がく~(落胆した顔)]


VDM(Vie de Merde)より



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今年の傾向 [トピックニュース]

 先日、三ツ星レストランのシェフが、もうミシュランガイドに掲載しないでくれと申し出たというお話を紹介しました。

 その赤いミシュランガイドには星付きレストランだけでなく、5段階評価されたレストランやホテルが掲載されています。

 私はフランスに行く時はこの一冊を持ってウロウロしていました。ちょっと重いのが玉にキズ。

 最初のミシュランガイドは1900年に作られ、タイヤを購入してくれた人たちに無料で配られたそうです。

 このガイドには自動車修理店や病院、道路地図やちょっと面白い場所などが掲載されていたそうです。

 レストランが紹介されるようになったのは1920年以降。

 タイヤのユーザーや一般の人たちからの情報が元になっていました。

 この中にはトラックの運転手もいたそうです。全国を走り回っていた運転手たちは、安くて美味しい料理を出してくれるお店をよく知っていたそうです。

 運転手同士が共有していたこの情報をミシュランが掲載していたというわけです。

 この安くて美味しい料理を出してくれるお店にはビブグルマン(Bib groumand)のマークが付いています(下記)。

BibG.jpg

 さて、九月も明日で終わり。夏のバカンスシーズンは終わりを告げました。

 バカンスに関する今年のフランスの傾向はどうなっているのでしょう?

vacance.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今年はバカンスに出かけた人、または出かける予定の人は54%。最悪だった2016年に比べると、200万人の増加だそうです。

 バカンスの期間はといえば、平均で2週間。

 その予算は1世帯につき1,400ユーロ(約18万円)。

 気になるのは交通手段や宿泊形態。

 一番人気なのが、旅費と宿泊費がセットになったパック旅行。格安航空チケットも人気です。

 自分たちの旅のスタイルに合わせて上手に使い分ける人が多くなりました。

 また、宿泊の種類も増えました。中には民家に無料で宿泊させてもらうカウチサーフィンというお得なものもあります。

 では、バカンスを過ごす場所はどうなんでしょう?

 やはりフランス国内というのが一番だそうです。主に大西洋側が人気。

 海外はといえば、スペイン、ギリシャ、ポルトガル、イタリアとお馴染みの国が多いようですが、今年の特徴は、モロッコ、チュニジア、エジプトなどに行く人がまた増えたことです。

 そして、アメリカ、キューバ、タイなど遠方に足を運ぶ人も増加しました。

 因みに、フランスの次の大きなバカンスシーズンと言えば、11月の諸聖人の祝日を挟む連休です。

 旅先として上がっているのが、1位リスボン、2位マラケシュ、3位ロンドン、4位テル・アヴィヴとなっているそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、バカンスから戻った。美味しいものを食べ過ぎたせいか、自宅のインテリジェント体重計が私を認識してくれなくなってしまった。で、『新ユーザーを登録するか?』と訊いてきた

VDM(Vie de Merde)より



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フランスのベニス4 [プロヴァンス地方]

 フランスのベニスと呼ばれている町や村を紹介するシリーズも最後になりました。

 今回は、アヴィニョン近郊の町イル=シュル=ラ=ソルグ(L’Isle-sur-la-Sorgue)を訪ねます。

 町の名前から察するに、どうもソルグという川が町を流れているようです。

Paris_lislesurlasorgue.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 板のようなボートをソルグ川に浮かべる男性二人。

 このボート、プロヴァンスでは “ネゴ・シン(Nego Chin)” という名でよく知られているそうです。

 ネゴは方言で「溺れる」、シンは「犬」という意味。

 どうも最初に乗り込む時が少々不安定らしく、イヌが溺れるボートというような意味らしい。

 とはいうものの、長さ5メートルの小さなこのボート、軽くて速いのが特徴です。

 そしてご覧の通り、どんな場所でもささっと通り抜けてしまいます。

 かつては漁師のための舟だったそうです。今はレジャーや観光に使われています。

 それにしてもソルグ川の水の美しいこと!この澄んだ水の上をネゴ・シンでスイスイ走っているのがヴァンサンさんとギヨームさん。

 「かつてはこの川に水車が14台も設置されていました。その動力のおかげでこの地域に産業が興たのです。19世紀中頃には工場が40軒ほどありました」とヴァンサンさん。

 この川の水は染物や製紙などにも利用されたようです。

 水路は合計で35キロにもなります。19世紀には150軒もの製造工場があり、数千家族がここで暮らしていました。

 マリーさんはこの地域の観光責任者。

 「この町はソルグ川を中心にして造られた町です。川の水は特にきれいで、温度は一年を通じて13℃。1965年まではこの水を一日に15,000リットル汲み上げていました」

 また、住民たちはここで採れた魚やザリガニを、20キロほど離れたアヴィニョンの教皇に献上していたそうです。

 こんなきれいな水で育った魚はさぞかし美味しかったでしょうね。それにザリガニも。

 マリーさんのお話によれば、ザリガニはワインのシャトー・ヌフ・デュ・パプと一緒に食べると美味しいそうです。

 水上を進んで行くネゴ・シンはベニスのゴンドラにちょっと似てます。

 「この町はプロヴァンスのベニスとよく言われますが、正確にはコンタディヌのベニスです。ここがフランス領になったのは1792年で、それまでは教皇によって治められていたコンタ国だったんです」

 水路にはあちこちにネゴ・シンが浮かんでいます。どこでも簡単に通り抜けられるとは言っても、こんな大変な場所もあります。これじゃあ犬も溺れます!

 さらに、水路の入り口はかなり狭く、流れに逆らうように進まなくてはならないらしく、力がないとちょっと難しいらしい。

 陸上ならこんな素敵な眺めをのんびり楽しむことができます。

 川の両岸にはカフェやレストランなどの他に、250もの古物商が軒を並べているそうです。

 終わり。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、危うく溺れるところだった。洗面台で髪を洗いながらウッカリ眠り込んでしまったのだ[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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フランスのベニス3 [コート・ダジュール地方]

 早くも、年末のクリスマスパーティーやら納会やらの話が出るようになってきました。やっぱり一年が過ぎるのは早い!

 その頃には皆、コートを着てマフラーなどしてるんでしょうね。

 さて、今日はシリーズの三回目。

 コート・ダジュールの村グリモー(Grimaud)には、ポール・グリモー(Port Grimaud)というマリーナがあります。

 ここは、“プロヴァンスのベニス” と呼ばれているそうです。

Paris_PortGrimau.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ボートがサン=トロペ湾に入っていきます。

 現在は海岸沿いに家が立ち並んでいますが、1960年頃は沼地のようなところでした。

 そんな折、この沼地の一区画が個人に売却されます。1962年のことでした。

 そして大方の予想に反して、再開発を請け負った建築家は、ここに湖上の町を作ることにしました。

 数年かけて全長7キロにも及ぶ運河が作られ、現在のポール・グリモーが生まれたのでした。

 地図を見ても網の目のように張り巡らされた運河があるのがわかります。

 ここは私有地ですが、観光客は自由にこの区画を散策することができるそうです。

 ここで暮らしているというエミリーさんが案内してくれました。

 エミリーさん、水上タクシーや観光ボートを運行している会社で働いているようです。

 「ここでは車が禁止されているので交通の手段はボートになります」

 アーチ型の小さな橋をくぐり抜けると、確かにベニスの雰囲気。でもちょっと新しい感じ。どちらかというとテーマパーク風。

 「ここに並んでいるのは個人の住宅です。ちょっと作り物の感じがしますが、ちゃんとここで暮らしているんですよ。いくつか商店もありますし薬局やタバコ屋さんもあります。病院だってありますよ」

 ベニス風の橋も架かっています。橋の数は全部で14本。

 住人が移動する際に利用するのがこの水上バス。

 「朝の9時に出発する便があり、それに乗ってパンや新聞を買いに行くんです」と住人たち。

 そしてこちらが運転手のローランさん。

 「一日20回くらい往復します。ポール・グリモーを循環しているんです。住人たちを乗せて島から島へと移動します」

 住宅の数は2500軒ほど。島の数は16島。

 こちらは住人のジャン=クロードさん。いつも一緒のワンちゃんは2歳。ご本人は76歳。

 「1966年からここに住んでいます。住み始めた当時は25歳でした」

 せっせと船の手入れをしているフィリップさんもここの住人です。

 「10月くらいまでこの船で海に出ます。今は次の航海のために大掃除をしているところですよ」

 2001年、ポール・グリモーには “20世紀の遺産” という称号が与えられました。

 この称号、1999年に文化省によって創設されたそうです。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、私は乗り物酔いするたちなんだが、車、船、バスの他にもう一つ具合が悪くなるものがわかった。それは、エスカレーター。あれに乗ると一日中気持ち悪くなってしまう[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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フランスのベニス2 [サントル・ロワール地方]

 今週はフランスのベニスと呼ばれている村をシリーズで紹介しています。

 二回目の今日はパリから車で1時間半ほどのところにある小さな村ボヌヴァル(Bonneval)を訪ねます。

Paris_Bonneval.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 教会の塔に煙突のある家。そして赤やピンクのお花。

 村を流れるのがロワール川。ロワール川とは言っても、あのお城で有名なロワール川(Loire)ではなく、その支流です。

 綴りにするとLoirで、eが付いていません。紛らわしい〜。

 それはさて置き、要塞で囲まれた村ボヌヴァルは、その周りをお堀が取り囲んでいます。

 そして家々には直接そのお堀につながる出入り口があります。

 この辺りはボース地方と呼ばれており、ボヌヴァルは “ボース地方のベニス” と呼ばれているそうです。

 さて、観光客の皆さん、ここでボートに乗って散策の旅に出発されるようです。私たちも一緒に出かけましょう。

 この幅では大きな観光ボートは無理ですね。小型のボートでのんびり散策するのが良さそう。

 「まだボートが数隻しかない頃からこうしてお堀を走って楽しんでいます」とドロテーさん。

 のんびり走っていると目の前に「頭を低く!」という警告が・・・。

 危うく橋の下に頭をぶつけるところでした。

 さらに進むと、両側に美しい庭が見えてきました。よく手入れされているようです。

 見えてきたのはサン=フロランタン修道院。美しいですねえ。ちょっとボートを降りで見学したい気分。

 ボートの発着所を掃除しているのはミシェルさん。

 「草を取り除いてるんだよ。ボートに絡まったら大変だからね」

 こちらはそのボートに乗船中のツーリスト。

 「操縦はとても簡単ですよ。最初の5分で覚えてしまいます」と男性。

 水の流れに任せて進んでいるとこんなところも通ります。蓮池のよう。

 また、川岸にはかつての洗濯場があります。

 途中で出会ったのはこの地域の歴史に詳しいマルクさん。1955年にボヌヴァルで生まれました。

 「この辺りは、かつてサンミッシェル界隈と言われていた場所です。中世に作られた要塞の壁が残っています。この辺りは産業の中心地で、ラシャ製造職人、なめし皮職人、庭師など様々な労働者が集まっていました。また取引のために数多くの商人もここにやってきました。重要な商業都市でもあったんです」とマルクさん。

 先ほど川沿いで見た洗濯場は全部で10箇所ほどあるそうです。たくさんの人がここで生活していたことの証明です。

 昔はこうしてロワール川で洗濯していたそうです。

 そして川沿いといえば、釣り人もいます。

 今はこんなに静かな川ですが、かつては大荒れだったこともあったようです。

 「1600年頃、ロワール川が決壊し、すべての橋が壊れました。まだ城壁の門や風車も壊れたそうです」と住民の男性。

 どこからか子供達の明るい声が聞こえてきました。ボートクラブの子供達です。

 「ここなら手軽にボートが楽しめます。生徒は全部で19人。学校のひとクラスと同じです」と指導員。

 子供達のボート、なんだか団子状になって川の上を進んでいきました。大丈夫か???

 映像を見ていると、ベニスというより、ベルギーのゲントやブルージュを思い浮かべてしまいました。

 こんなところに、こんなに素敵な村があったなんて知りませんでした。一度、訪ねてみたいものです。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、川の岸辺にある家に住んでいる。向こう岸には動物園がある。今朝、動物が動物園から逃げたというニュースを聞いた。初めは信じてなかったけど、家の庭でワニと鉢合わせした時には信じるしかなかった[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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フランスのベニス1 [ペリゴール地方]

 9月もいよいよ最終週になりました。

 夏に、また来年会おうな、と言ってサヨナラしたいところですが、東京はまだそこまでは季節が進んでないようです。

 さて、今日から4回のシリーズで、フランスのベニスと呼ばれている町や村を紹介します。

 第一回目の今日は、ペリゴール地方にあるブラントーム(Brantôme)を訪ねます。

Paris_Brantome.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブラントームは人口2,000人ほどの小さな村。

 しかし、こんな立派な建物があります。お城かと思いきや修道院だそうです。

 村の真ん中を流れているのがドロンヌ川。アーチ型の橋が優雅です。

 この地域では最も美しい観光地の一つと言われています。

 カモたちがのんびり川遊び。そのそばには、観光用ボートの発着場があります。

 こちらの女性はバルバラさん。5年前から観光ボートの船長を務めています。

 観光客を乗せていざ出発!

 「ドロンヌ川は小さな川で、基本的には船が航行できるような川ではありません。でも、この手の平らな船なら大丈夫です。低い橋や木があっても通り抜けられます」とバルバラさん。

 ブラントームは16世紀にベネディクト派の僧侶によって作られた村です。ここにはこんな運河もあります。

 11世紀初頭、奇跡の泉が見つかり、不妊や小児病の療養のため、サンティアゴ巡礼者たちがここに立ち寄るようになりました。

 「皆さん、こちらに見えるのはブラントーム修道院です。僧侶がここで暮らし始めたのは8世紀のことでした」とガイドさん。

 8人ほどだったのが40人くらいに増え、革命の頃までここで暮らしていたそうです。

 川沿いには古い石造りの家が並んでいます。そしてカヌーを楽しむ人ともすれ違います。

 「7ヶ月間、毎日働いています。一日に5〜8往復します。ボートが木々の中を走り始めてお客さんがびっくりするのを見ると、ちょっと楽しくなります」とガイドさん。

 確かに、急に鬱蒼とした森の中に入り込んだようになります。

 その途中には朽ち果てた巨大な風車や建築中だったホテルの跡があります。

 このホテル、1930年に着工されましたが、戦争が始まったため作業がストップしたまま今に至っているそうです。

 おっと危ない!危うくカヌーと衝突しかけました。でも大丈夫。こういうことには慣れているらしい。

 そして、ボートを走らせているとトンボが羽を休めにやってくることもあります。

 この辺りの水深は40センチほどしかないのでエンジンを止めてカイを操りながらボートを進めます。

 ドロンヌ川はこう見えても流れの速い川だそうで、カイで漕ぐのは力がいるそうです。

 「僧侶が村を作り、人々は川を挟んで暮らしていたとか、長い歴史があるんですよね。静かでのんびりしたこの村が好きになりました」と観光客。

 1913年9月15日、当時のフランス大統領だったレイモン・ポワンカレがブラントームを訪問した際、初めてこう言ったそうです。

 「ブラントームはペリゴール地方のベニスだ!」

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ベニスに週末旅行に行くはずが彼女は空港に現れなかった。二人の一周年を祝ってサプライズでプレゼントした旅行なのに。いや、僕が嫌いになったわけじゃない。それに忘れてしまったわけでもない。単に彼女が信じなかっただけ。僕のプレゼントといえばたいてい “インチキ” なものばかりだったからだそうだ

VDM(Vie de Merde)より



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週末はソミュールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス中西部、ロワール川沿いにある町ソミュール(Saumur)を旅します。

 パリからソミュールまでは列車で2時間半〜3時間、車なら高速を利用して3時間ほど。

 さて、どんな旅が待っているのでしょう?

Paris_Saumur.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この音楽が聞こえてくると週末旅!条件反射のようになってきました(笑)。

 さて、こちらはロワール川。このボート、宿泊施設にもなるそうです。

 一方、陸上を車でやってきたのが今回の旅人たち。いくつもアーチのある美しい橋を渡り最初の目的地へと向かいます。

 橋の下を潜り抜けてきたボートが先にその目的地に到着していました。

 美しいお城。ソミュール城です(青印)。

 周りを城壁に囲まれ、頑丈そうな石で作られたお城です。建てられたのは中世の終わり。時代を経てルネッサンス風の装飾が施されてる箇所もあります。

 こちらの大きな部屋では、領主が国王からの密使に会っていたそうです。

 お城の最上階へと上がると、ソミュールの町が見渡せます。

 町はロワール川城巡りの観光地として知られていますが、乗馬の町としても有名です。

 ここは18世紀に騎兵連隊として創設されたカードル・ノワール(Cadre Noir)の本拠地(こげ茶印)。

 その一環として国立乗馬学校があります。乗馬学校と言ってもここでは軍隊の一つとしての乗馬教育が行われています。

 今となっては馬で戦うなんてことはありえませんから、騎兵隊の伝統を守るための施設と言えそうです。

 因みにこのカードル・ノワールはユネスコの無形文化遺産に登録されているそうです。

 学校の壁にはエキュイエ(écuyer)と呼ばれる歴代の教官の名前が記されています。

 「この中にはロット将軍の名前もありますが、彼が、“静かに、まっすぐ前進する馬” というフランス伝統の乗馬哲学の基礎を作りました」と現在のエキュイエ。

 町のお宝は他にもまだあります。それはワイン。

 町の中心から数キロ離れるとブドウ畑が広がっています。しかし、これから訪ねるブドウ園Le Clos d’entre les mursにはちょっと変わったブドウがあります(赤印)。

 それはこちら。壁を突き破って伸びる枝がずらりと並ぶ不思議な眺め。

 壁の向こう側へ行ってみると・・・緑の葉っぱが茂っています。これもブドウの木です。

 「根のある北側は水分が豊富です。日の当たる南側には葉っぱがあるため最大限に太陽を有効利用できます」とブドウ園の方。

 このブドウで作ったワインは格別の味わいがあるそうです。そしてここは歴史的建造物として文化財に指定されています。見学は無料。

 できればこのブドウで作ったワインを試飲してみたいところ。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。

 ロワール川沿いには様々な宿泊施設があるようです。しかし、今回選んだのは、番組の初めに登場したあの宿泊できるボートTOUE VENT D'TRAVERSです(緑印)。

 「こちらがテーブルです。そしてこっちがキッチン。向こうにあるのが操縦席です。そして一番奥が寝室です。朝、目覚めた時には、この窓から美しいお城が見えます」とオーナー。

 これは絶好のロケーションですね。それにシャワー室も付いていて快適に過ごせそうです。

 さあ、夜はこちらのバーBrasserie Le 7で一杯やりましょう(紫印)。地元のワインを地下の蔵でいただくもよし、開放的なテラスでいただくもよし。

 翌日は青空市の立つサン=ピエール広場で星付きレストランのシェフと待ち合わせ(黄緑印)。地元で採れた新鮮な野菜が並んでいます。

 シェフのミカエルさんと一緒にレストランLa Gambettaへ(オレンジ印)。

 ここなら星付きなのに30ユーロを切るお値段で定食が食べられるそうです。

 さて今回の旅の費用は、城見学が7ユーロ、カードル・ノワールが8ユーロ、宿泊代が135ユーロ、星付きレストランの定食が29ユーロで、締めて179ユーロ(約23,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、わが娘が買ったばかりのメガネをなくしてしまった。パドルボードで遊びながらロワール川に落としたのだ。私には授業の復習のために友達の家に行くと言っていたのに[ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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三ツ星返上 [トピックニュース]

 今週の月曜日から、エッフェル塔を防弾ガラスの壁で囲む工事が始まったそうです。

 テロ対策で、すでに周りをフェンスで取り囲んであるらしく、見た目があまり美しくないらしい。

 ガラスの壁になれば今よりずっと見栄えがよくなると言う観光客もいるようです。

 費用は締めて2500万ユーロ。

 完成した当時は物議を醸し、いずれ解体される運命にあったエッフェル塔ですが、エッフェルさんが色々アイデアを出すうちに、なくてはならない存在になってしまいました。

 しかし、防弾ガラスで囲まれるとはエッフェルさんも思っていなかったでしょう。

 完成するのは来年の7月。革命記念日の花火が上がる日には間に合うようです。

 さて、本日は赤いミシュランガイドにまつわるお話です。

 赤いミシュランガイドと言えば、星付きレストランですが、この度、三ツ星レストランのシェフが、もうミシュランガイドに自分のレストランを載せないでほしいと願い出ました。

 その理由は・・・。

Paris_Laquiole02.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2017年9月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはオブラック地方の村ラギオール(Laguiole)。

 丘の上に見えるモダン建築の一角にあるのがミシュランガイドで三ツ星に輝くレストラン “Le Suquet”があります。

 ここでは一日に500人ものお客さまに食事を出しています。

 こちらの方がシェフのセバスティアン・ブラース(Sébastien Bras)さんです。地元の素朴な食材を愛してやまないシェフです。

 そんなシェフがミシュランに、もううちのレストランを掲載しないでほしいと願い出たのです。

 「人生というのは素晴らしくもあり短すぎるものでもあります。私はこの仕事を続けていきたいですが、もっと穏やかでリラックスした状態で続けたいんです。ミシュランに載らなくなると、お客の数も減るでしょう。でもそれは自由のための代償だと思っています」とセバスティアンさん。

 こちらの男性ミシェル・サランさんも星付きレストランのシェフですが、セバスティアンさんと同じようなプレッシャーを感じると言います。

 「星を獲得してからのプレシャーは本当に大きいです。私は56歳でセバスティアンより10歳も年上ですが、毎日学校に通って毎日成績表を待っているような感じなんです」

 うわあ、それはちょっと厳しいですね。学校を卒業して何十年にもなるのにそのような目には合いたくないです。

 そのようなものから解放されて自由でいたいという気持ちはよくわかります。

 しかし、ミシュランに載せないでもらうことは可能なんでしょうか?

 「ミシュランガイドはシェフのためのガイドではなく、質の高いレストランをお求めのお客様のためのガイドです。なので、今のところどうするか決まっていません。私たちには言論の自由というのもありますしね。それにこのような願い出は初めてですから、どうしていいか戸惑っています」とミシュラン社の執行委員の方。

 とは言うものの、ミシュランから掲載されるのを阻止したシェフもすでにいるそうです。

 その方法は、レストランのコンセプトを変えてしまうこと。

 コンセプトを変える・・・今ひとつはっきりしません。

 既存の “レストラン” というようなものにしなければいいのか・・・。ちょっと難しそうですね。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、レストランで食事をしていると、うるさく子供が走り回るので、いい加減転べばいいのにと思っていたら、その子供が本当に転んだ。で、思わず『やったあ〜』と叫んでしまった。その子の親の眼の前で

VDM(Vie de Merde)より



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新築の中世の城5 [ブルゴーニュ地方]

 新築中の中世のお城ゲドゥロン城シリーズも最後になりました。

 最後は、お城の中に入ってみます。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 お城のパン屋さんの石窯で美味しいパンが焼けたようです。

 焼きたてのパンを切ってみると、ふわっと湯気が立ち上りました。中はもちっとして、濃密な感じだそうです。

 食べるとカリッと音がしてました。美味しそうですねえ。

 「普通のパンよりこっちのパンの方が美味しいですね」とコンスタンタンさん。

 こちらの平べったいパンは、イースト菌は使わず、全粒粉だけで焼いたパンです。

 ここで出来たパンは販売はされませんが、こうして見学者にふるまわれることもあるそうです。

 「穀物でできているのがよく分かるパンです」と女性。

 「このパンだけで十分美味しいわ」と別の女性。

 さて、こちらは前回の終わりに登場した女性が絵の具を作っていたアトリエです。

 今日も絵の具作りに励んでいます。機械は一切使いません。材料はこの周りで取れた石、砂、土。

 「できるだけ細かく砕きます。きめが細かい方が、壁などに塗った時に長持ちするんです」とヴァレリーさん。

 集めてきた材料を洗っては沈殿させ、また洗っては沈殿させ、最後に乾燥させたら粉状にしてふるいにかけます。これで粉の染料が完成します。

 ヴァレリーさんがゲドゥロン城にやってきたのが7年前。2013年にヴァレリーさんを撮影した映像が残っていました。

 この時は、友人のオレリーさんと一緒に13世紀の壁画が残る教会を訪ねていました。

 聖書の物語が壁一面に描かれています。これを見ると、当時、どんな色を使っていたかが良くわかります。

 ヴァレリーさんはこれらを参考にゲドゥロン城の室内の壁に絵を描いてきました。

 お城の工事が進むに従って、真っ白な壁が出来上がります。そこに装飾の絵を描いていきます。

 現在、作業が続いているのが領主の寝室の壁画です。綺麗ですね。これなら安眠できそうです。

 ヴァレリーさん、いよいよ今日の作業に取り掛かります。まずは絵の具作りから。

 石で作った染料に、ウサギの皮膚で作った接着剤と溶き玉子と少量の水を加え混ぜます。

 昔からこの材料で絵の具が作られてきたそうです。

 「こうすると持ちがいいんです。この絵の具を使った13世紀の壁画が数多く残されていますからね」とヴァレリーさん。

 今日は出窓の壁に花を描いていきます。このモチーフは中世のお城や修道院によく描かれていたそうです。

 ヴァレリーさんが花を描くたびに白い無機質な壁が華やかになっていきます。

 外から見たお城の壁が網の目のよう。ちゃんと考えて一つ一つ石が積み上げられたんでしょうね。ため息が出ます。

 敷地には建築に必要な金物を作る鍛冶屋もあります。また、石灰を煮詰めて漆喰を作る作業場もあります。その隣ではモルタルに漆喰を混ぜ込んでいます。

 お城には川から水を引くための水路も作られています。この水が水車を回して動力となります。

 ゲドゥロン城へ来れば、中世の人たちがどんな仕事をしていたかがよくわかります。

 この工事現場の一切を仕切っているのが、歴史的建造物のスペシャリストであるフロリアンさんです。

 「様々なノウハウがここに集まっていることがゲドゥロン城の宝と言えます」

 研究者と労働者が一つになってここまで出来たこのお城。まだまだ工事は続きます。

 建物が完成しても、次は室内の調度品を作って、などやっていると、終わりがないですね。

 しかし、このシリーズはとりあえず今回で終わりとなります。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、いとこの18歳の誕生日に金の指輪をプレゼントした。いとこは金より銀が好きといって、上から銀の絵の具を塗ってしまった [目][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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新築の中世の城4 [ブルゴーニュ地方]

 中世の道具を使って中世の方法で建築が進むゲドゥロン城(château de Guédelon)。

 庭も含めた敷地の広さは14ヘクタールほど。

 シリーズの四回目は、この敷地全体を使った、建物の建築だけにとどまらないお城の様子を紹介します。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 前回の最後に登場した鍛冶屋さんらしき男性が再び登場。

 型から取り出した棒状の金属を叩いて薄くのばし四角に切り分けます。

 ピンと来た方もいらっしゃるかも知れません。実はここは鍛冶屋ではなく、造幣局でした。

 この四角い金属片で硬貨を作っています。

 まずは重さを計ります。一枚は1.2グラムでなくてはいけません。13世紀にはそう決められていたそうです。

 どうやらその当時からニセ硬貨が出回っていたようです。

 1年前からここで硬貨を作っているニコラさん、こうやってすでに700枚を作りました。

 敷地の中には農場もあるようで、さながら中世の生活の再現といった感じになってきました。

 これは川の水を利用して造られた水路。栓を外したら勢いよく水が流れ出しました。

 その水の先にあるのが水車。ギシギシ言いながら回っています。

 この動力を利用して臼で麦の実を挽いて粉にします。

 コンスタンタンさんはここに来るまではパティシエをやっていました。粉については誰よりもよく知っています。

 「以前に何度も使っていた粉と同じだということに気がつきました。原材料を手にして初めてそれがわかりました」

 この粉を集めてお城にあるパン屋さんchez Maxへ持ち込みます。

 「ああ、きれいな粉だね。きめ細かくて質がいい」とパン屋のマックスさん。

 50年間パン屋で働き、今はリタイアしてここで好きなパンを焼いています。

 「こんな材料や道具を使ってパンを焼くなんてことは他では体験できないから楽しいんだよ」とマックスさん。

 そして、今、一番新しくできた施設が、この中世の庭です。

 庭と言うより畑と言った方が良さそうですが、二人の庭師がここの手入れに当たっています。

 1年前、庭を作るにあたっては15世紀の書物を参考にしたそうです。

 こんな風に、当時、描かれていた通りのものを用意して植え付けました。

 「中世の植物に関するデータはたくさん残されています。修道院との関連が強かったようです。何しろ修道院では植物を、食料として、また薬として育てていましたからね。ただ、抜け落ちているデータもあります。それは一般の人たちがどうしていたかです」と庭師。

 中には現在では見かけなくなった種類の野菜もここで育っています。また中世のフランスになかった野菜は作られていないそうです。

 ピンクの小さな花を咲かせていたのはソバ。なんだか見学者の方々、盛り上がってますねえ。

 これらの野菜を使って作っていた料理はと言えば、ほとんどが鍋料理。

 鍋に葉物野菜や根菜を入れドロドロに煮込んだものをパンと一緒に食べていたと考えられているそうです。

 庭師の方、ちょっと面白いジョウロを使って水やりしてました。

 そしてまたアトリエに戻ってきました。ここのアトリエでは様々な材料で絵の具を作っています。一体、何に使うのでしょう?

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、自宅の三階のベランダにある小さな庭の手入れをしていた時、ヒキガエルを見つけてあまりの恐ろしさに腰が抜けた

VDM(Vie de Merde)より



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