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ロバのミルク石鹸 [フランスの島々]

 ヒラリー・クリントンの応援にやってきたスティービーワンダーがこんなことを言ったそうです。

 

 「トランプ氏に投票するということは、僕に車の運転を任せるのと同じ」

 

 インターネット新聞ハフィントン・ポストによると、ヒラリーさん優位と出ていましたが、その通りになるのやら・・・。

 

 さて、先日はアレッポの石鹸の今を紹介しましたが、フランス西部にあるレ島(île de Re)では、ロバの乳を使った石鹸が作られているそうです。

Paris_iledeRe.jpg




 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年11月7日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 

 

 ここは石鹸の専門店。一番人気は、ロバのミルク石鹸です。

 

 「ロバのミルクは古代からお風呂で使われていたそうですからね。肌にいいんですよ」と女性。

 

 確かに、ロバのミルクは古代エジプトの時代から食料や化粧品として使われてきたそうです。

 

 人間のお母さんのお乳とよく似ており、低脂肪で高乳糖。

 

 若さを保つためにクレオパトラもロバのミルク風呂に入ったとか。

 

 石鹸用のロバのミルクを提供しているのが、レ島にあるこの牧場です。

 

 「ロバは自分の子のために一日7〜8リットルの乳を出します。そのうちの1リットルか1リットル半を私がもらっているんです。わずかな量です。搾乳の期間も短いですよ。何しろ、子が生まれて最大6ヶ月間だけしか搾乳できません」と牧場の方。

 

 ロバは牛のようにガンガンお乳をだしてくれるわけではなさそうです。

 

 こうして集められた乳は全て石鹸の製造に使われるそうです。

 

 ちなみに1リットル当たり80ユーロ(約9,000円)で取引されています。高価ですね。

 

 そしてこちらが石鹸工場。まずは材料を混ぜ合わせるところから始まります。

 

 「材料の中でもロバの乳が一番重要なんです。これだけで化粧品になりますからね」と工場の方。

 

 まずはアーモンド油を器に入れ、シアバター、香料、そして最後に自然保存料を加え混ぜ合わせます。

 

 「ロバの乳は傷みやすいので保存料が必要です。もちろん自然の保存料を使います。これ以上は企業秘密なのでお話するわけにはいきません」

 

 材料を混ぜ合わせたところで、最後にロバの乳を注ぎ入れます。

 

 こうして機械を通って出てきたのが、ロバのミルク石鹸の塊。

 

 この塊をちょうどいいサイズに切り分け、最後にマークをプレスしたら出来上がりです。

 

 売り上げは年間で4万個。来年は製造を2倍に増やしたいそうです。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******
 
 

「今日、なぜにこんなに早く石鹸がなくなるのかやっとわかった。私は石鹸の匂いが気に入っているのだが、うちの猫ちゃんはその味が気に入っているようなのだ」


VDM (Vie de merde)より




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有名人の家を訪ねて その4 [フランスの島々]

 シリーズの最後は、ナポレオンの生家を訪ねます。

 

Corse_Ajaccio.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年9月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 ナポレオンはコルシカ島のアジャクシオで生まれました。


 大聖堂のすぐそばの建物がその生家です。今ではここは博物館になっています。


 ナポレオンが生まれた1769年8月には、この建物の2階の4部屋がボナパルト家の住まいになっていました。


 「ナポレオンは9歳までこの家で過ごしました。その後は兵学校に入るために大陸に渡りました。それ以来コルシカには戻って来なかったと言われていますが、それは間違いです。休暇が許されて故郷に戻ってきていたのです。1年以上も滞在することが許されたそうです。ちょうどその頃にフランス革命が起きたのです」と博物館の学芸員の男性。


 丸テーブルにお花が飾ってあった部屋が食堂。ピンクの部屋が居間です。


 そして奥の小さな部屋でナポレオンは生まれました。


 「ナポレオンがこの椅子を使ったかどうかは分かりません。何しろ1796年頃に購入されたと思われる家具ですからね。いずれにしてもこの部屋は19世紀中はナポレオンを記念する場所として注目されていました。あのオーストリア皇后のエリザベートもここへ来て2時間ほど滞在しナポレオンを偲んでいたそうです」


 ボナパルト家は時が経つに連れ自分たちの住まいを広げて行きました。


 パーティ会場となる大広間に加え3階も自分たちの住まいにしました。


 さらに1階には倉庫があり、ワインや収穫物が保存されていたそうです。


 建物の向かいには、皇帝となったナポレオンの要請で庭が作られました。


 「ナポレオンが好きな人もいればそうでない人もいるでしょう。一概にナポレオンのイメージを決めつけることはできませんが、人口4,000人ほどの小さな漁師の村に生まれた人物が皇帝になったのですから、並の人ではなかったのです」とガイドの男性。


 晩年、ナポレオンは、地中海沿岸の雑木林の木々の香りに囲まれ、幸せだったコルシカ島での子供時代について語っていたそうです。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、ファーストネームの変更届を出したのだが受理されなかった。僕は20歳で、名前はナポレオン・・・」


 

VDM (Vie de merde)より






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ボラボラ島 [フランスの島々]

 南国のパラダイス、ボラボラ島への旅行などいかがでしょう?


 ボラボラ島はフランス領ポリネシアにある小さな島。富裕層がバカンスをすごす島として知られています。


 しかし、長引く経済不況で旅行者が減少し、「高級」の看板を下ろして新しい顧客の獲得に動く経営者が出て来ているそうです。


BoraBora.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年7月21日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 南太平洋に浮かぶボラボラ島。ポリネシアでも一番美しい島とされています。


 こんなところで数日すごしたら、すっかり現実を忘れてしまいそうですね。


 ホテルFour Seasons Resort Bora Boraの方がスイートのバンガローを案内してくれました。


 広々としたリビングとテラス。テラスからは島の中央にそびえるオテマヌ山が見渡せます。


 お値段はと言えば、一泊2,000〜5,000ユーロ


 ホテルでは割引をして顧客を獲得しようとしていますが、残念ながら満室というわけにはいかないようです。


 2006年頃から旅行者が激減し、ポリネシアの多くの宿泊施設が閉鎖に追い込まれました。


 タヒチ、モーレア、ボラボラで、放置されたままの客室は1,500室にも上ります。


 特に、富裕層向けのデラックスホテルが経営不審。


 「島の商業の50〜60%がホテルです。従って、島の経済に大きな影響を及ぼしています。100世帯ほどが仕事を失うという結果になっています。この状況は少々厳しいですが、なにかしら希望はあると思っています」とボラボラ島の市長さん。


 これまで多くの新婚旅行のカップルを受け入れてきましたが、最近では、低予算の旅行者の受け入れへと舵を切りました。


 カロリーヌさんは一年前にこの島にやってきました。そしてパートナーとともに、閉鎖されたばかりの小さなホテルを手に入れ再開させました。


 料金は4人が宿泊できるバンガローで一泊120ユーロとかなりリーズナブル。長期滞在の家族を対象にした新しいタイプのホテルです。


 「ポリネシアは高すぎて滞在できるようなところではありませんでした」とカロリーヌさん。


 「ここは贅沢な観光地として知られていますから、ここに宿泊しようなんて考えられないんですよ」とそのパートナー。


 「私たちにとっては予算内でバカンスがすごせるかどうかが重要なんです。こういうホテルがあって助かってます」と宿泊客の女性。


 もう一つの新しい流れが、宿泊施設付きボート。言ってみればボート・ホテルです。


 10年ほど前から始まってどんどん増えているそうです。


 「毎年少しずつ投資してボートを増やしてます。今年は6隻新しいのが増えました」とボート・ホテルの女性。


 リトアニアからやってきたというグループは、一週間1,000ユーロでボートを貸し切りました。


 「島に泊まることもできますが、人がたくさんいますからねえ。ここなら離れてますし静かですよ」と男性。


 ポリネシアは日本に次いで世界で二番目に高くつく観光地だそうです。でも、少しずつ変わっているのかもしれません。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、私の彼と両親が初めて会う日だった。ポリネシア出身の父は、家に伝わるポリネシアのダンス”ハカ”で彼を歓迎することにした。ハカを見た彼は一目散に逃げて行った」

 

VDM (Vie de merde)より





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コルシカ島に春のきざし [フランスの島々]

 フランス北部では雪がちらついたりと、まだまだ春は遠いようですが、南のコルシカ島には春の兆しが感じられるようになったそうです。

 

Corse_Ajaccio.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年3月21日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 青い空の広がるアジャクシオ。


 カフェのテラスでコーヒーを飲みながらひなたぼっこに興じる皆樣方。気持ち良さそうです。


 「ちょっと空気が冷たくでも、お日様が出ていればすぐに暖かくなりますよ」と女性。


 コルシカ島も今年の冬は厳しかったそうです。


 「今年の冬は雨も雪も降りました。あまりぱっとしなお天気でしたからねえ。今日は良いお日和になっていい気分ですよ」


 ビーチで日光浴を楽しむ人もいます。この二人、一週間ほどのバカンスだそうです。


 太陽とマイナスイオン健康的。気持ちものんびりできそうです。


 春がくるとなんとなく皆さん笑顔になりますね。太陽とはありがたいものです。


 「春になるとやる気が出てきて、どこかに出かけたくなりますよ。市場で買い物をしたりねえ」


 その市場に並んでいるのが、アーティチョーク、そら豆、野生のアスパラガス、イチゴなどなど。


 海辺の黄色い花がきれいでした。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、一本の木について、一年間のエコシステムに関する資料を作らなければならなくなった。いい具合にちょうどいい木がみつかったので調査を開始した。夏は大丈夫、秋も問題なし。冬もOK。そして春になり・・・木は切り倒されてしまった」


 

VDM (Vie de merde)より






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タヒチのワイン [フランスの島々]

 南太平洋のフランスポリネシアと言えば、タヒチ島がよく知られていますが、そこから350キロほど北東へ行ったランギロア環礁では、ワインが作られています。


 環礁で作られるワインは、世界でここしかないそうです。

 


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年8月15日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 ブドウ畑へと向かうボートに乗込んでいるのはワイン醸造学者のセバスチャンさん。


 ドメーヌDomaine Dominique AUROYの責任者です。


 毎朝このボートで出勤。ターコイズブルーの海を10分ほど走ると仕事場、つまりブドウ畑に到着です。


 ブドウ畑があるのは全長20キロほどの島。


 ここに初めてブドウの苗が植えられたのが20年ほど前のこと。


 一日12時間も太陽の日差しがあるおかげで、年に2回もブドウを収穫することができます。


 となると、ワインの醸造も当然年2回行われます。


 ランギロアの人たちにとっては新しい収入の道。


 「環礁でのワイン作りは世界に唯一ここでしか行われていませんからねえ。その仕事ができて誇りに思いますよ」


 土地の大半が珊瑚でできています。


 “タヒチのワイン”の個性を生み出す源は、珊瑚の石灰質とミネラル


 南国の風土に適したブドウの木を研究してきた結果、今では7ヘクタールにも及ぶブドウ畑が広がっています。


 「始めた頃は皆たいへんでしたよ。環礁にブドウ畑を作るなんて聞いたこともありませんでしたからね。最初は冗談かと思いましたよ」とセバスチャンさん。


 この島で収穫されたブドウは、専用の貯蔵庫に入れられ、ボートで別の島にある醸造所に運ばれワインに生まれ変わります。


 現在、40,000本の白とロゼワインを製造しています。


 「海の味がしますねえ」と観光客。


 南国生まれのワインはいったいどんなお味なんでしょう?

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、タヒチに引っ越して来た。車の免許を取るために、全長45キロしかない島を2000キロ走らなくてはならないらしい」


 

VDM (Vie de merde)より






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コルシカ島のナポレオン祭り [フランスの島々]

 オリンピック期間中のTwitterでは、約15,000万件あまりのつぶやきがあったそうです。


 しかし、それよりすごいのは中国版のつぶやきサイトSina Weibo。なんと39,300万件とTwitterの2倍以上。


 熱の入り方が違っていたのでしょうか?


 Twitterでつぶやきが多かった順にリストアップすると:

 

1. 閉会式のスパイスガールズ 116,000tw./分

2. 200mのボルト 80,000tw./分

3. 100mのボルト 74,000tw./分

4. 男子テニス決勝のアンディ・マレー 57,000tw./分

5. 400mリレーのボルト 52,000tw./分

 

 とにかくすごいことです。

 

 フランスでは、選手たちがユーロスターで続々と帰国。

 

 メダリストたちが車でシャンゼリゼ通りをパレードしたそうです。もう国の英雄ですね。

 

 残念ながら日本では、メダリストたちが銀座をパレードなんてことはなさそうです。

 

 

 さて、今日8月15日といえば、日本人にとっては終戦記念日ですが、コルシカ島の皆さまにとってはナポレオンの生まれた日。

 

 コルシカ島のアジャクシオでは、生誕243年目を祝ってナポレオン祭りが開催されています。

 

Corse_Ajaccio.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年8月14日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 当時の軍服に身を包み、ナポレオンにオマージュを捧げる地元の方々。


 パレードで賑わう街角にはりっぱなナポレオンの像が設置されています。


 「毎年多くの方が見物にいらっしゃいます。ナポレオンが好きな方も増えていますよ」と、あの精鋭部隊である皇帝の衛兵に扮した男性。


 世界的に名を轟かせる英雄は地元の誇りです。


 しかし、人気の大きな理由はもう一つあります。


 地元に多大な経済効果をもたらしてくれること。


 お土産品店に並んでいるのが、ナポレオンのキャラクターグッズ。


 小型の銅像、Tシャツ、ピンズ、キーホルダー等々。


 ナポレオンの足跡をたどる名所見物もちょっとした人気になっているとか。


 そして、新感覚のナポレオングッズも登場しています。


 ヴァレリーさんは6年前から新しいコンセプトのグッズを制作販売しています。


 すでに400種類ものグッズを生み出しました。


 「歴史を物語るようなグッズが好きなんです。たとえば、月桂樹の葉や樫の木の葉のようなアクセサリーは、皇帝の冠を思い起こさせます」


 伝統的なグッズに比べるとずっとおしゃれな感じがして、売れる理由がよく分かります。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、私の生徒の一人が授業に遅れてやってきた。その子の遅刻理由書を見ると、こう書いてあった。『スーパーヒーロは、世界を救うのに忙しかった』」


 

VDM (Vie de merde)より






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特集ボニファシオ(コルシカ島) [フランスの島々]

 コルシカ島の最南端、断崖絶壁の上にできた村ボニファシオ。冬の人口は2,000人。夏になると60,000人に膨れ上がります。

Corse_Bonifacio.jpg 

より大きな地図で ボニファシオ を表示
 
 村の名は、9世紀、イタリアのトスカーナ地方の領主だったボニファーチオ2世から来ています。

 村の少し手前の高台に立てば、断崖の上の村が見えてきます。その昔、ジェノバ人に占領されていたころ造られた要塞がそのまま残っています。夏、観光客がこぞって訪れる理由が良く分かります。

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年8月14日放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら

 

 夜明け前に港を出た釣り舟が網を引き上げるころ、太陽が昇り始めます。

 

 毎朝欠かさず漁に出るというフランソワさん。釣れた魚で重くなった船とともに港へ戻る途中、イルカがやってきました。

 

 午前8時、港ではお客さんが新鮮な魚を待っていました。値段は交渉しだい。商売の原点とはこのようなものでしょうか?なんとなくほっとします。

 

 海岸からみた村は、まるでお菓子のミルフイユの上にあるようで、フォークでぐさりとさせば、ばたばたとくずれて行きそうにも見えます。

 

 この崖には「アラゴン王の階段(Escalier du roi d'Aragon)」と呼ばれる階段があります。

 

 1420年、アラゴン王の軍隊が一夜で作った階段だそうですが、それより以前に、飲料水を求めて僧侶が長い時間をかけてこつこつ作っていたのではないかと考えられています。

 

 この187段の急勾配の階段を下りれば海はすぐ間近。そこには海沿いに散歩道が出来ています。

 

 散歩を楽しんだ後は、もう一度あの階段を上って村に戻るのでしょうね。[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 ボニファシオは、この地方名産のハムやソーセージのように、小さな道が入り組んでいます。

 

 ツーリストが道に迷うこともしばしば。エレーヌさんのように、はぐれたご主人を探し回っている観光客もいれば、海が一望できるロマンティックな場所をみつけたカップルもいました。

 

 城塞は村の斜面にも残っています。一部は2世紀頃のものだとか。村の建築物はその時代の占領者によって次々と増築されて行ったのだそうです。

 

 村のカフェCafé Niçoisでは、いつもの仲間が集まってカードゲームを楽しんでいます。なにやらすごい剣幕ですが、たいていこんな感じで喧嘩にはならないそうです。

 

 さて、村の生活に根付いているのがキリスト教。守護聖人は5人もいます。サント=クロワ、サン=ジャン=バティスト、サン・バルテルミー、サント・マリー=マドレーヌ、サント=エラスム。守護聖人ごとに信徒の団体があり、その代表者の衣服も5色。

 

 ツーリストのエレーヌさん、やっとご主人をみつけました。これで安心して食事ができます。

 

 食事となれば、やはり村の伝統料理。女性が作っていたのは、ボニファシオ風茄子のファルシー。塩ゆでした茄子の身をくりぬき輪切りにしたものに、卵、ミルクに浸したパン粉、おろしたチーズなどを混ぜ、くりぬいた後の茄子に詰め炒めたもの。

 

 映像に登場したお店Cantina Doriaでは、このような地元の料理をリーズナブルな値段で出してくれるそうです。

 

 夜は、教会でのコンサートや野外劇場での演劇を楽しんだり、エネルギーの有り余ってる方はクラブでにぎやかに夜をすごすこともできます。

 

 そして、翌日、村はいつものように静かな朝を迎えます。

 

 上記地図の印は番組に登場した場所です。今回はちょっと厳しいかもしれませんが、時間と興味のある方はストリートビューでお楽しみください。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、バカンスから戻る途中、彼女を驚かせようと彼女のアパートに寄った。鍵を開けて中に入ると、いきなり催涙スプレーをかけられた。泥棒と思われたらしい。まさしく、愛は盲目になってしまった」

 

VDM (Vie de merde)より




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レユニオン島 その3 〜 温泉の村 〜 [フランスの島々]

 シリーズの最後は、レユニオン島にもある「フランスの最も美しい村」の一つを訪ねます。

 

Reunion_France.jpg 

 下記地図の黄色い印のあるところです。

 

より大きな地図で レユニオン島 を表示

 

 村は火山が作り出した3つのカルデラのうちの一つシルク・ドゥ・サラジにあります。村の名前はエル=ブール(Hell-Bourg)。

 

HellbourgTV.jpg

 

 火山のあるところ温泉あり。1932年、狩りにやって来た二人のフランス人が温泉を発見します。そして、その効能はあっという間に評判になり、1842年頃には集落ができます。

 

 1852年に温泉施設が建設されると、この温泉とシルク・ドゥ・サラジの涼を求めて、島の富裕層がぞくぞくとこの地にやってきて別荘を建てます。その数は150棟にものぼったそうです。

 

 木造で左右対称の建物は、当時、島にやって来た船大工によって作られたもの。レースのような透かし彫りの装飾が印象的です。

 

 今ではこの別荘を案内してくれるガイド付きツアーがあります。上記写真クリックして番組をご覧下さい。

 

 通りに面したところに、あづまやがある別荘もあります。透かし彫りの向こう側から通りを眺めるためのもの。外から中は見えません。

 

 カジノも営業するほどの村の繁栄も1948年にピークを向かえ、その後、別の温泉場との競争、源泉の質の低下、サイクロン被害などによりしだいに寂れて行きます。

 

 1987年に建造物の保護活動が始まり、別荘の中には文化財の指定を受けているものもあります。その中の一つがフォリオ邸(Maison Folio)。映像の最後に出て来た噴水のある別荘です。

 

 建物と庭は当時の代表的な建築様式だそうです。建物の内部は当時を再現して修復されたものですが、構造はオリジナルのままです。ここも左右対称の作りになっています。真ん中に廊下があり、左右に部屋があります。そして家具スタイルもバラバラです。

 

 フランス本土の温泉地ヴィシーやエヴィアンの建築に似ていながら、噴水やあづまやが加わり、この地方独特の建築様式になっているそうです。

 



******** フランス人のつぶやき *******


「今日、何ヶ月も仕事でストレスを溜めていたので休暇を取り、職場から40キロ離れた温泉で一人ゆっくり過ごすことにした。二つ目のジャグジーから出たところで、上司とばったり出くわしてしまった」


VDM (Vie de merde)より




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レユニオン島 その2 〜 ウコンの料理 〜 [フランスの島々]

 シリーズの二回目は、グルメのお話。

 

 レユニオン島料理は、フランス、インド、アフリカなど様々な国から影響を受けているそうです。そのうちの一つが、ウコンを使った料理。ウコンは島で作られています。まずはその畑を訪ねます。

 

Reunion_France.jpg 

 下記地図の赤い印の地域です。

 

より大きな地図で レユニオン島 を表示

 

 畑は、グレグ高原(Plaine des Grégues)にあります。


 土を掘り起こすと、ウコンの根が出てきます。この根、年間3トンが消費されるそうですが、この島にもともとあった植物ではありません。


 19世紀にインド人がプランテーションの労働者としてやって来た時に一緒に持って来たらしいのです。


 レユニオン島には様々な国から人がやってきたため、白人、黒人、アジア系など、民族の血が混じって、今に至っています。そして、それは料理も同じだそうです。下記写真クリックして番組をご覧下さい。


CurcumaTV.jpg


 掘り出したウコンは、洗って皮をむき、薄切りにし、乾燥させます。乾燥機がないので、屋根の上にのせて天日干し。一日に7〜8回ひっくり返さなくてはならないそうです。乾燥させたウコンは粉にして使います。


 レストラン「シェ・マルセル」で作ってくれた料理は、ウコンの香りのするレユニオン風ソーセージ料理、ウコンで色付けした豆入りライス(インディカ米)。そして、青唐辛子のソースが添えてありました。


 日本と同じで、主食はご飯です。映像のライスは普通のお鍋で作られていたようですが、島のサイトを見ると、ここでは電気釜が普及しているそうです。午後7時になると島の電力消費量がピークに達するとか……。 

 



******** フランス人のつぶやき *******


「今日、スーパーをうろうろしていたら、お米の特売をみつけた。7.5キロで8€。さっそく4袋買って得した気分。しかし、ここまで歩いてきたことをすっかり忘れていた」


VDM (Vie de merde)より




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レユニオン島 その1 〜 世界遺産の風景 〜 [フランスの島々]

 レユニオン島ってどこにあるの?と思ったら、モーリシャス島とマダガスカル島の間にありました。ここはフランスの領土。とは言っても、植民地ではなく海外県です。

 

Reunion_France.jpg 

 今日から3回シリーズでこの島を紹介します。ご覧いただく映像は、フランスのTV局TF1の午後1時のニュースで、2010年9月7日~10日にかけて放送されたものです。

 

 下記地図の青→赤→黄の順に訪ねて行きます。

 

より大きな地図で レユニオン島 を表示

 

 第一回目は、そのダイナミックな自然を求めてハイキングに出かけます。

 

 レユニオンは、縦63キロ、横45キロ、面積は2,512㎢の島です。大きさはコルシカ島の3分の1弱。形が伊豆大島に似てますが、面積はその3倍ほどあります。何はともあれ、下記の写真をクリックして、世界遺産にもなっているその自然の風景をご覧下さい。

 

rendonneTV.jpg

 

 これは、島にある二つの大きな火山のうちの一つピトン・デ・ネージュ(Piton des Neiges)が作り出した風景です。

 

 ここに全長800キロにもなるハイキングコースがあります。島の大きさには不釣り合いな長さですが、高低差のある蛇行する道が続いているようです。

 

 番組に登場する、ガイド付きハイキングコースの参加者は、わりにご高齢の方ばかり。歩いているのはシルク・ドゥ・マファト(Cirque de Mafate)と呼ばれる地域です。今では休火山になっているピトン・デ・ネージュが作り出した3つのカルデラのうちの一つです。

 

 この辺りには、700人ほどの人々がいくつかの小さな集落に分かれて住んでいます。これらの集落までは、このハイキングコースの道を歩いて行くしか交通の手段はありません。

 

 毎年50万人もの人がここを通るそうです。半分が観光客、半分は土地の人たち。

 

 お昼の休憩をすませさらに数時間歩くと、今晩の宿泊施設に到着します。ここのお店を経営しているのは元郵便配達人。今年82歳になりますが、40年近く町とこの村を往復してきたそうです。

 

 宿の夕食は、ライス、カレー風味の鶏肉、トマトのピリ辛サラダ。エネルギーの残っている人は食後のダンスに興じます。

 

 翌日、日が昇れば、12キロのハイキング、時間にすれば6時間ほどのコースが待っています。

 



******** フランス人のつぶやき *******


「今日、ハイキング中になくした眼鏡を探しに田舎に戻って来た。歩いて2時間、焼けつく太陽の下で探すこと1時間。疲れ果て、木の根元に座ったとたん、右のお尻の下で何かがバリッと壊れる音がした………」


VDM (Vie de merde)より




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