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ジョージ王子とレンズ豆 [オーヴェルニュ地方]

 週末旅は大型ハリケーン「イルマ」の報道の影響で残念ながら放送がありませんでした。来週は大丈夫そうです。

 さて、英国のキャサリン妃、三人目が生まれますねえ。おめでたいことです。

 そして、今年4つになった長男のジョージ王子は、今月の7日に初登校だったそうです。

 4歳ですから日本で言えば幼稚園。初日はやっぱり浮かない顔で登校したようです。

 学校は私立で学費が年間2万ポンドほど(約300万円)。

 新入学から一週間以上になりますが、どうやら給食も食べているらしい。

 この給食のメニューがフランスに思わぬ幸運をもたらしました。

Paris_LePuyEnVelay.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 お父さんと一緒に緊張の面持ちで登校するジョージ王子。

 英国のメディアには、このところ毎日のようにジョージ王子の記事が掲載されています。

 その中にジョージ王子が食べる学校の給食のメニューについての記事もありました。

 デイリーメール紙によれば、ニンニクとハーヴの子羊のラグー、レッドペッパーのポーク・ストロガノフ等々、美味しそうなものばかり。

 そして、フランスに幸運を運んできたのが “燻製サバとル・ピュイのレンズ豆” という料理。

 このル・ピュイのレンズ豆というのがフランス産の食材だったのです。

 正式には、ル・ピュイのグリーンレンズ豆(Lentille vert du Puy)と言い、フランス中南部にあるル・ピュイ=アン=ヴレの特産品でAOC及びAOP付きです。

 この記事のおかげで町のレンズ豆会社Sabarotに異変が起きています。

 この会社ではフランス国内の次に大きな出荷先が英国。今週の初めには、英国からなんとこれまでの8ヶ月分の注文が一度に殺到してしまいました。

 「おかげさまで注文が2〜3倍になりました。年間の売り上げにしてすでに20%〜25%の増加になります。それに輸出先も増えて、ベルギーやスイスにも出荷しています」と責任者。

 一方、こちらはサン=ジャン=ドゥ=ネにある学校の調理場。

 レンズ豆を使った料理を作っているのが、20年も前からここで働いているエリザベートさん。

 「ル・ピュイのレンズ豆は美味しいですよ。私の保証付です」

 子供達も美味しそうに料理を頬張っています。

 「レンズ豆、大好きです。ママもよく作ってくれて、美味しいから好きなんです」と女の子。

 この辺りではこのレンズ豆のことを “ル・ヴレのキャビア” とも言うそうです。

 「長時間にわたるエネルギーの補給になりますし、プロテインも豊富です。しかも、よく噛まなくてはなりませんからダイエットにも効果的です」とお店の方。

 またジョージ王子の通う学校では、バランスのとれたダイエットは脳を刺激し、集中力を高め、子供達の勉強を助け、記憶力を増進させる、などと説明しているとか。

 そんな学校の出す給食は体にいいに決まってます。ということは、ル・ピュイのレンズ豆もいいに違いない、てなわけで注文が殺到したのかもしれません。

 私もレンズ豆を煮込んだ料理を作って食べますが、確かに美味しい。AOC付きのレンズ豆ならさらに美味しいでしょうね。

 日本にも輸出されているようですから、いつか買って作ってみようと思います。





******* フランス人のつぶやき *******


今日、姉の使っているピンクのコンタクトレンズをいたずらで付けてみた。が、しかし、1時間後には就職の面接試験だというのになかなか取れない!最悪・・・

VDM(Vie de Merde)より


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牛の大移動 [オーヴェルニュ地方]

 5月も今日を入れてあと二日で終わります。

 茶色の茎だけだった紫陽花に、いつの間にか緑の葉っぱが生い茂り、そろそろ花が咲き始める頃となりました。

 梅雨入りももう間近。

 さて、フランスの山岳地帯では、冬の間、山の麓の牧場で過ごしていた牛たちが、天然の草を求めて山に大移動する時期になりました。

 この大移動、ちょっとしたお祭りのようになっています。

 カンタル県の小さな村アランシュ(Allanche)を訪ねます。

Paris_Allanche.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 村のメインストリートを行く牛の群れ。

 先週末に行われた牛の大移動の様子です。

 出発前には、僧侶が牛たちに祝福の儀式を行っていました。日本なら神主さんが無事を祈ってお祓いをするところです。

 「このカウベルの音が好きなんです。我々の魂であり心なんです。それに山の中でその美しさがさらに際立ちます」と僧侶。

 こうして始まった大移動。700頭の牛が1日かけて山へと移動していきます。

 この様子を一目見ようと沿道に集まった人々。

 牛も何やら感じ取っているのか、沿道の人に向かって「モウ〜」。

 「牛たちは堂々としてましたね。素晴らしいです」と女性。

 「牛が振り向いて私たちを見たりしてワクワクします。しっかり写真も撮りましたよ」と別の女性。

 その牛もリボンやベルをつけておめかしです。栗色の毛もツヤがあって美しいですね。

 この牛たち、サレール種(salers)の雌牛だそうです。

 ピンクのTシャツを着て牛の世話をしているのがシャルロットさん。

 父親や他の親族と同じように、牛を飼育してチーズを作っています。

 「今日はこの地域の農家がここに集まりました。伝統を守ってしっかりやりとげなくてはなりません」

 主催者の調べによると、大移動を見るために4万人の人が集まったそうです。

 「これはオーベルニュ地方の、そしてカンタル県のエンブレムなんです。農家の人たちはとても誇りに思っていますよ」と男性。

 アランシュから50キロほどのところにあるのが、「フランスで最も美しい村」の一つサレール(Salers)。

 牛の品種はここから来たのか?それとも牛の方が先か?

 「最後のSは発音しません。まあ、皆さんに来ていただけるのならどちらでもいいのですが、“サレール” というのが正しい名前です」と村人。

 エンブレムと言うだけあって、この村ではサレール種の牛のグッズが山のように売られています。

 「Tシャツや衣類は大変喜ばれています。よく売れてますよ」とお店方。

 一方、ジルさんはこれから数ヶ月、ここで20頭ほどの牛たちを放牧することになっています。

 「サレール種の牛は丈夫で忍耐強かったので、農作業をするのに使われていました」とジルさん。

 今では乳牛として飼育されていますが、飼育は割りに楽だそうです。

 「夏の間は放牧しておけば育ちますから経費もかかりません」

 新緑の草原を走り回る牛たち。自然の色の組み合わせが美しいですね。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、車を運転しながら電話をしているとお巡りさんに携帯を没収されてしまった。電話の相手は別のお巡りさんだったのに。何しろ、うちの牛が逃げ出して高速道路を走っていたから・・・


VDM(Vie de Merde)より


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小さな村の初冬 [オーヴェルニュ地方]

 ある調査によれば、来年のフランス大統領選で、フィヨン氏と極右のルペン氏の戦いになったらどちらに投票するか?と聞いたところ、70%がフィヨンと答えたそうです。

 

 一応、今のところフランスはアメリカのようにはならず安泰のように見えますが・・・。

 

 さて、12月に入って、一段と寒波が勢いを増したフランス。1日の朝の気温がマイナス8度になった地域もありました。

 

 本日は中央山岳地帯の小さな村の初冬の様子をご覧ください。

 

Paris_Joze.jpg
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年12月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 その村の名は・・・ジョーズ(Joze)。

 

 サメなど一匹もいない山岳地帯の小さな村です。人口は1,000人余り。

 

 この日の朝の気温は3度を下回っていました。

 

 ここは朝早くから営業している村のパン屋さん。ショーウィンドウではサンタクロースがパンを焼いています。

 

 お店の中は暖かそうですね。それにパンお香りが伝わってきそう。

 

 「暑くても寒くても、季節は4つなくっちゃいけないの」と高齢の女性。

 

 「気温が下がってるねえ。冬だから下がるのも当たり前!(笑)」とおじさん。

 

 こちらは製材所?チェーンソーを動かしている方の息が真っ白。

 

 「マイナス10度になる時があって、木も凍るんだよ
」と男性。

 

 寒くても一日の仕事はきちんとこなします。

 

 一方、こちらは配達のトラックを運転するパスカルさん。この地域を走り回っています。

 

 本日はイザベルさんのお宅に薪を届けにやってきました。

 

 トラック一台分の薪は150ユーロ(約17,000円)。

 

 暖炉に薪をくべて火をつけると、あったか〜くなってきます。

 

 ネコちゃん、ふかふかのクッションのある特等席に陣取っていました。

 

 「こうして暖炉があるとみんなが仲良くなれるんです」とイザベルさん。

 

 冒頭に登場したパン屋さんの作業場を訪ねてみると、クリスマス用ケーキ、ビュッシュ・ドゥ・ノエルの試作の真っ最中。室温は19度。

 

 「パンにはこれくらいの気温がちょうどいいんです。湿気が多いと最悪ですが、気温はこれくらいがいいんです」とパン&お菓子職人のマニュエルさん。

 

 この村にはレストランもあります。シェフがランチの準備を始めていました。

 

 「今日の一皿は、豚のフィレ・ミニョンのクロラッパタケ・ソースです」とシェフ。

 

 冬になると全てがぐっと落ち着いた雰囲気になります。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、お店に一人のお客がやってきてチョコ入りパンをくれと言った。冗談で、うちにはパン・オ・ショコラしかないというと、その男は寂しそうな顔になって店を出て行った」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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ローカル線の小さな旅2 その2 [オーヴェルニュ地方]

 シリーズの二回目は、フランス中央山岳地帯の南部にある峡谷を走るローカル線です。

 

 ロゼール県のランゴーニュ(Langogne)(下記地図の青印)とオート=ロワール県のランジャック(Langeac)(赤印)を結ぶ列車は、ロワール川の支流であるアリエ川(Allier)に寄り添うように走っていきます。


Paris_HauteL&Lozere.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年8月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 

 ランジャックの駅。峡谷を走る列車にお客様方が乗り込んできます。

 

 車内はこんな感じ。賑やかですね。

 

 まず現れたのが小さな村サン=ジュリアン=デ=シャズ(Saint-Julien-des-Chases)(オレンジ印)。

 

 そして、アリエ川の向こう岸に見えるのがサント=マリー=デ=シャズ礼拝堂(紫印)。13世紀に建てられた教会です。

 

 この列車、ガイドさんが車内放送で見どころを教えてくれるようです。

 

 「まもなく、峡谷の左手、高いところにお城が見えてきます」

 

 列車はガイドさんの説明に合わせて時速10?30キロに調整しながら走るそうです。

 

 「人や車が入れないようなところを走って、美しい景色が楽しめるのでとても楽しいです」と男性。

 

 「小さな村をいくつも通って走るのがいいですね。それに峡谷の素晴らしい眺めが満喫できます」と女性。

 

 アリエ峡谷にアクセスできるのはこの鉄道だけ。建設されたのは1860年のことでした。

 

 中央山岳地帯を通ってパリと地中海を結ぶという壮大な計画のもと建設されたそうです。

 

 山の中にレールを引くとなると大変な工事だったに違いありません。

 

 トンネルを数は51、鉄橋の数は16本にも及びます。

 

 「当時はトンネルを掘るのはツルハシでしたから気の遠くなるような作業でした。5000人から6000人の作業員が工事に関わったと言われています」と観光協会の方。

 

 この列車は1960年代のものです。鉄道愛好家たちによって修復されました。

 

 「古い車両でこうして走れるのは嬉しいことです。この列車に乗れば歴史を感じることができます」と運転手のパスカルさん。

 

 パスカルさんは古い車両の保存のために活動する協会の会長さんです。

 

 「速度を上げたり緩めたりしながらのんびりと走る列車に乗るのはいい気分ですね」と男性。

 

 「結局、人間は何も変わらずに生きてるような気がします。年をとった気がしないですよ」と女性。

 

 いくつものアーチが支える鉄橋を走る列車の姿は絵になります。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、人生で初めて優しく男性に起こしてもらった。とは言っても、男性は車掌さん。列車の中で眠り込んでしまったのだった[あせあせ(飛び散る汗)] 

 

VDM (Vie de merde)より

 



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ミュラのコルネ [オーヴェルニュ地方]

 9月も下旬になって秋めいてきたとはいうものの、まだまだ日差しは夏。15分も歩けば汗ばみます。

 

 本格的な秋は10月になってからということのようです。

 

 さて、ラグビーのワールドカップ、日本チームの活躍は週が明けてもニュースになっていましたね。自国のチームが勝つとやっぱりうれしいです。

 

 一方、フランスはイタリアに勝って勝ち点4をゲット。順調な滑り出しです。

 

 優勝こそしていないものの、これまで3回決勝まで行っています。

 

 前回は1点差でニュージーランドに優勝を持って行かれてしまっただけに、今回こそはと期待が高まります。

 

 さて本日は、相撲とサッカーを足して二で割ったような激しいスポーツとは一味も二味も異なる、可愛らしいビスケットのお話です。 

Paris_Murat.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 スランス中央山岳地帯の南に位置する小さな村ミュラ(Murat)では、先週末、コルネ(cornet)と呼ばれるビスケットのお祭りが開催されました。

 

 玉子、バター、砂糖、小麦粉、ラム酒を使った生地を鉄板の上に丸く垂らしたらオーブンに入れます。

 

 焼きあがったらこんな風に丸めて冷まします。

 

 こうして40年も前からコルネを作っているのがパティシエのセルジュさんです。

 

 「オーブンから出した直後は熱々で柔らかいですよ。柔らかいうちに丸めて型に立てておくと少しずつ硬くなるんです」

 

 この丸めた形が牛の角のようにみえるところからコルネという名前が付けられました。

 

 そして、中にできた空洞の部分にクリームやフォワグラのムースなどを入れていただきます。

 

 2,000人にも満たない小さな村に大勢の人がコルネを味わいに訪れたそうです。

 

 週末だけで17,000個のコルネが売り切れました。

 

 「母が作ってくれたチュイルというお菓子を思い出しました」と女性。

 

 チュイルはこんなお菓子です→こちら

 

 「小さな村にとって大切なのは名物があることです。コルネと言えば、ああ、そうだミュラ村だ!となるわけです」と男性。

 

 このコルネ、“ミュラのコルネ”で商標登録してあるそうです。

 

 こちらの出店では別のパティシエが親子でミュラのコルネを作っていました。

 

 作り方は代々父から息子へと受け継がれてきました。

 

 「味や食感は昔からずっと変わっていません。カリッとして口の中でとろけますよ」と息子のパティシエ。

 

 子供たちも美味しそうに並んで食べていました。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、ビスケットを食べながらテーブルをスポンジで拭いた。ビスケットをパクリ、スポンジをスイ〜。ビスケットをパクリ、スポンジをスイ〜。ビスケットをパクリ、スポンジをスイ〜。スポンジをパクリ、ビスケットをスイ〜[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より

 



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フランスの最も美しい村2 その4 [オーヴェルニュ地方]

 シリーズの四回目は、フランス中央部オーヴェルニュ地方の小さな村サン=フロレ(Saint-Floret)を訪ねます。(下記地図の黄印)。

Paris_StFloret.jpg

より大きな地図で フランスで最も美しい村2 を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年4月17日に放送)(をクリックしても画像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 サン=フロレはクーズ・パヴァン川の流れる渓谷にある人口300人足らずの小さな村です。


 この日は、ツーリストの団体が観光に訪れていました。現役をリタイアして悠々自適の皆さまがたです。


 一緒に村のお宝を拝見することにしましょう。


 鍵を開けて入ったところは、13世紀に建てられたサン=フロレ城の天守閣。


 ゴシック様式の天井には、“トリスタンとイゾルテ”の物語を描いたフレスコ画があります。


 ガイドの方がおっしゃっているように、外の様子からだけでは中にこれほどの傑作があるとは想像もできません。


 「僕はいろんなお城を見てきましたが、こんなに素晴らしい壁画を見たのは初めてです」と男性。


 こんなお宝のある村ですが、一度は消えかけたこともありました。


 1944年、6月30日、レジスタンスへの報復としてドイツ空軍が行った空爆で、40戸の家が破壊され、村人20人が犠牲になりました。


 この中にマギーさんのお祖父さんもいたそうです。


 マギーさん、現在、サン=フロレの村長を務めています。そして、村の改造計画を推進しています。


 「子どもたちのための遊戯室ができる予定です。そして、村の歴史を伝える記念館も作る予定です」とマギーさん。


 村を支える人たちの中には、ここで生まれ、ここで暮らし、ここで働くことを選んだ、リンゴ農家のジョエルさんのような人もいます。


 「村とは切っても切れない絆があるんです」


 そうかと思えば、創作の場を求めて外からこの村にやってきた人もいます。


 それが彫刻家のジャン=ポールさん。


 「ここには、空気、水、色、季節があり、生きるために必要なものすべてがあります」


 この村にはミネラル水が湧き出ているそうです。その水が天然の彫刻を作り出しています。


 「ちょっと鍾乳洞のようでしょう。冬には水が凍ってつららになっていますよ」と科学者のステファヌさん。


 ミネラル水の研究をしているそうです。


 丘の上にあるのはシャステル教会。教会のそばにはお墓があります。


 昔、ここで暮らしていた村人たちは、岩の中に穴を掘って遺体をおさめていたそうです。その跡が今でも残っています。


 様々なお宝のあるサン=フロレ。観光するのに数時間は必要だそうです。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ロウソクの明かりでシャワーにかかった。ロマンチック???とんでもない。ひとりぼっちで、停電の中、暖房もなく、お湯の代わりに水・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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ミステリーゾーン その4 [オーヴェルニュ地方]

 シリーズの四回目は、フランス中部オーヴェルニュ地方の小さな村ヴォース(Veauce)を訪ねます(下記地図の黄印)。


 人口はなんと40人ほど。しかし、観光客を引き止めるには十分に魅力的なお城があります。

 

Paris_ChVeauce.jpg

より大きな地図で フランスのミステリーゾーン を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年11月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 アーチの門をくぐってしばらく歩くと、お城がみえてきます。中世の趣を残したヴォース城です。


 ここに登場するのがルーシーという名の亡霊。


 ルーシーは若くて美しい召使い。


 貧しい貴族の娘で、ギ・ドゥ・ダイヨン公爵の目にとまりお城勤めをすることになりました。16世紀頃のお話です。


 ある日、公爵が戦争で城を出発すると、嫉妬に駆られた公爵夫人はルーシーを塔の牢屋に閉じ込めてしまいます。


 ルーシーはそのまま飢えと寒さと恐怖の中で死んでしまいます。そして、夜になると亡霊となって現れるのでした。


 お城の保存会の方が、亡霊が現れたと言う場所と牢屋を案内してくれました。


 薄暗い小部屋の窓には枯れ葉と蜘蛛の巣。嫌が応にも不気味なムードが漂います。


 実際、かつてのお城の所有者たちは何かがいると感じたそうです。


 1980年代にはルーシーの話が注目を浴び、フランスのラジオ局が取材に訪れて大きな話題になったりしたようです。


 「私は亡霊を見たわけでもありませんし、信じているわけでもありませんが、こんな話で盛り上がるのは楽しいことだと言うべきでしょうね」と保存会のジャン=クロードさん。


 人口40人という小さな村には似つかわしくないりっぱなお城ですが、11世紀に建てられ、19世紀までに何回か改築されています。


 3つの塔があり、それを結ぶ一本の廊下があり、ルーシーが夜な夜な現れると言われているのがこの廊下です。


 しかし、科学的に亡霊がいると証明されたわけではありません。


 うわさ話に尾ひれがついて、ついに亡霊にまで発展していったのかもしれません。


 次回はアルザス地方のミステリーゾーンを訪ねます。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、バカンスで祖母と一緒の部屋に泊まることになった。祖母は毎朝5時半に起きる。そんな時間に起こされたらいやだなと思っていたら、とんでもなかった。祖母は寝てる間中いびきをかくので私は夜通し眠れない。眠れるのは5時半になってからだった」


 

VDM (Vie de merde)より




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フランスの最も美しい村 その1 [オーヴェルニュ地方]

 今や150あまりの村が「フランスの最も美しい村」に登録されているそうですが、今日からそのうちの5つを5回のシリーズで訪ねます。


 第一回目の今日は、フランス中央山岳地帯カンタル県の小さな村サレール(Salers)。


 村には、15世紀から16世紀にかけて立てられ、文化財に指定されている建物が数多く残されています。

Paris_Salers.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年4月22日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 21世紀とも思えない村の佇まい。中世で時間が止まったように見えます


 村の人口は300人ほどですが、訪れる観光客の数は年間40万人にもなります。


 「サレールは牛とチーズで有名ですからねえ」と村人。


 サレール種の牛とその牛乳で作られるチーズはよく知られています。


 しかし、観光客を引きつけるのはそれだけではありません。古い石造りの建物が魅力的です。


 この辺りは昔は火山地帯。溶岩からできた石が豊富でした。多くの建物がその石で出来ています。


 「ここは良いところですよ。眺めも素晴らしいです。ストレスなんてありませんから長生きできますよ」と村人。


 お話によると、この村には105歳、102歳になる高齢者がいらっしゃるようです。


 訪ねたのはMaison de la Ronade(ロナード家の家)と呼ばれる村で一番古い建物。1356年に立てられました。


 ロナード家は、代々サレールの裁判所に司法官を輩出してきた家柄。


 この家には今でもロナード家のご子孫がお住まいになっているとか。その方が部屋を案内してくれたフィリップさん。


 展示室には、昔、この地方の女性がかぶっていた帽子や宝飾品の数々が並んでいました。


 そして村の市場。特産品の有名なチーズ “サレール”が並んでいます。


 「このチーズは牧草だけを食べた牛の乳で作られています。主にサレール種の牛ですが、それだけというわけではありません」とお店の方。


 牧場ではサレー種の牛が大切に育てられていました。


 昔からのやり方で、子牛と一緒に育てられるそうです。


 もともとは農作業のために農家に飼われていた牛ですが、今では乳牛として、また食肉用の牛としてよく知られています。


 チーズはハードタイプで非加熱圧搾。こうして週に一回ひっくり返すそうです。熟成期間は少なくとも90日。長くて1年ちょっと。


 そして雄牛は、年に2回、競りが行われます。参加者はどの人も真剣な表情でした。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、雨の中を道に迷って3時間も車を走らせた。村から村へと道を尋ね、やっと自宅の前にたどり着いた時、今まで眠っていたカーナビが突然目を覚まししゃべり出した。『GPSに接続・・・・・目的地までの距離は・・・・目的地に到着しました』」

 

VDM (Vie de merde)より




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ル・ピュイ=アン=ヴレ [オーヴェルニュ地方]

 フランス中央山岳地帯の南部に位置するオート・ロワール県の県庁所在地ル・ピュイ=アン=ヴレ。


 サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の一つであり、有数の観光地でもあります。


 今日はこの町を訪ねます。 

 

Paris_LePuyEnVelay.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年2月10日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 県庁所在地でありながら、人口は19,000人ほど。


 坂に出来た町には二つの大きな岩山がそびえ立っています。


 その一つに赤茶けた色の大きな聖母子像が立っています。1860年に、クリミア戦争で使われたロシアの大砲から作られました。


 中には螺旋階段があり、ちょうど星形の冠の所まで上がることができます。


 もう一つの岩山には、サン=ミッシェル礼拝堂(Chapelle Saint-Michel d'Aiguilhe)があります。


 高さ82メートルの岩山に設置された268段の階段を上がると、美しい礼拝堂のファサードが出迎えてくれます。入り口を入ってすぐの天井には、巡礼者を守ってくれる神の手が描かれていました。


 礼拝堂が建てられたのは10世紀。岩山から掘り出された美しい彫刻のようにも見えます。


 さて、坂の多いピュイ=アン=ヴレの町では郵便屋さんがちょっと大変そうです。坂をのぼったり下ったりしながら郵便物を配達するそうです。それにしては体格のよさそうな方でした。


 町の広場では日曜日に市が立ち、この地方の特産品を味わうことができます。


 まずはアルティゾン(Artison)と呼ばれるチーズ。牛乳から作られた非加熱圧搾タイプ。ダニをチーズの回りにくっ付けて熟成させるという独特な作り方です。ダニは回りだけを食べて中までは入り込まないそうです。


 もう一つの名産品がレンズ豆。AOC付きです。この火山地帯で作られた豆はでんぷん質が少なく火の通りがいいそうです。


 町の博物館Hôtel Dieuはかつて病院だったところ。昔の薬や薬を作るための道具が保存されています。


 銅の鍋は花の香りのついた水を作る道具です。薬剤の保存されているたくさんの引き出しの中から出て来たのは牡鹿の角。下痢止めに使ったようです。


 台湾から来たという観光客が写真に納めていたのが、丘の上に立つノートル=ダム大聖堂。ユネスコ世界遺産の一つです。


 黒いマリア像はフランス革命で燃えてしまった後に復元されたもの。これを見に来る観光客は年間10,000人ほど。


 そして、ここには世界に一つしかない装置が施されています。床板が上がって、新しい入り口が見えてきました。


 坂の頂上に作られた大聖堂は、入り口と内陣の高さがちょうど一階と二階分くらい違っているようです。外から入って来た人がスムーズに内陣へと進めるようにしたのがこの第二の入り口です。


 一度だけここに行ったことがありますが、入り口の作りが少し複雑になっていたような記憶があります。こんな仕掛けになっていたのですね。


 大聖堂の入り口から眼下に見える町の風景が印象的でした。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、医大生になったばかりです。ものすごいプレッシャーで押し潰れそうになっていたところ、手紙を配達してくれた郵便屋に思わず涙がこぼれた」

 

VDM (Vie de merde)より




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秋の訪れ [オーヴェルニュ地方]

 明日は秋分の日。しかし、まだまだ暑い日が続きますね。30℃以上の日がなくなってくれるとだいぶ楽になるのですが、なかなかなくなってくれません。


 そんな日本ですが、フランスでは秋の味覚のセープ茸の収穫が始まりました。

Paris_Margerie.jpg

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。



 ここは、中央山岳地帯のマルジュリッドと呼ばれる地域。


 霧の中をエリックさんがセープ茸を探しにやってきました。服装からして完全に秋。


 大きなセープ茸がみつかりました。森の中を目を凝らしながら歩き回っていると見つかるそうです。


 この地域ではシーズン中、数トンのセープ茸が収穫されるとか。


 自宅で食べてしまう人もいますが、大きな収入源になっている人もいます。


 「自分たちでは食べきれないほど穫れた時は、こうやって売るんですよ」と男性。


 だいたい1キロで7ユーロほどが収穫した人のお財布に入るそうです。ということは、ちょっとしたお昼代くらいにはなりそうです。


 キノコと言えば、いちばんポピュラーなのがオムレツ。美味しそうな一皿になっていました。


 そして今日はもう一つ涼しい映像を。


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年9月20日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 こちらも中央山岳地帯。オーベルニュ地方に初霜です。


 この日の朝はマイナス3℃まで気温が下がりました。


 突然の初霜だったようです。涼しいというより寒いといった風情。美しい風景です。


 山を下りると市が始まっていました。この時の気温は5℃!


 寒さに慣れているせいなのか、皆さん淡々とした表情です。


 お肉屋さんによると、今までは野外でバーベキューだったのが、煮込み料理へと変わっているそうです。


 カフェには出勤前のコーヒーをテラスで飲む人もいます。


 予報によると、午後からは晴天で気温は20℃まで上昇することになっているそうです。

 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、3℃しかなかった部屋の温度を上げることができた。とは言っても、暖房を入れたわけではありません。ヘアドライヤーのおかげ。今、11℃まで上昇」

 

VDM (Vie de merde)より



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