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歴史ある学校3 [ミディ=ピレネー地方]

 シリーズの三回目は、フランス南部にある小さな村の学校を訪ねます。

 ここの学校は歴史的建造物として文化財に指定されているとか。

 一体、どんな建物なんでしょう?

Paris_Bioule.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 人口1,000人ほどの小さな村ビウル(Bioule)はアヴェロン川の岸辺にあります。

 木々の間から見えているのはお城。ビウル城です。

 入り口から子供たちがどんどん入っていきます。何かの見学旅行でしょうか?

 実は、このお城の中に本日訪ねる学校があるのです。

 子供たちが劇遊びをしている部屋は、かつての武器所蔵室。

 ダンスを楽しんでいる部屋は、かつての厩舎。

 「ここに学校があって運が良かったなと思います。新しく建物を作らなくて済んだから」と男の子。

 なんだか現実的なご意見ですね[あせあせ(飛び散る汗)]

 「大昔に建てられたお城だから、ここには騎士がいたんだと思います」と別の男の子。

 ビウル城は13世紀に建てられました。そして、何世紀もの間、この地域の領主だったカルダイヤックの居城でした。

 かつての居住用の部屋と居間は、現在、教室になっています。暖炉だった場所にはパソコンが並んでいます。

 ギターを弾いて子供達に歌を教えているのは、この学校の元教師。

 30年前、毎日子供達がお城で勉強するのを見て感動したそうです。

 この部屋はリハーサル室として使われていますが、かつては武器所蔵室でした。

 四方を壁画に囲まれた立派な部屋です。

 「こちらはカール大帝(フランスではシャルルマーニュ)が描かれています。修復されてここまできれいになりました」

 描かれたのは15世紀頃。

 この部屋は誰でも使うことができます。

 そして、劇を上演したりコンサートを開いたりと、様々な催し物に使われています。

 この男の子たち、騎士を演じて楽しんでいるようです。

 「このお城には長い歴史があります」と赤いTシャツの男の子。

 なんだかちょっと演出家風の話しぶり。

 「僕たちは騎士を演じてます。ここは古いお城だから騎士をやるのは当然です」と別の男の子。

 さて、こちらの年配の男性は村長さん。もちろんこの小学校の卒業生です。

 村のお宝であるこのお城を守るのも村長さんの大切な仕事。

 村長さんが案内してくれたのはお城の礼拝堂。

 「ここにはキリストの一生を40のシーンに描いた壁画が残されています」と村長さん。

 カルダイヤックはフランス国王の側近だったようです。これだけ立派なお城を建てることができたのは、そのためだったかもしれません。

 お城に学校ができたのは今から100年以上も前の1889年。

 教室の中で勉強に励んでいる子供達の邪魔にならないように、お城の見学は土日と夏休みの8月に限定されています。入場料は3ユーロ。

 続く・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、5歳になる息子がお城ごっこをして遊ぼうと言う。私にドラゴンを渡すと言った。『パパがドラゴンをやるんだよ。いつも叫んでるし、お口が臭いからちょうどいい』

VDM(Vie de Merde)より


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山頂のコンサート [ミディ=ピレネー地方]

 先日、友人がジャズの楽譜をUSBメモリーに入れてプレゼントしてくれました。

 

 これがあれば大抵のジャズナンバーは対応できるというシロモノで、大喜びで短パンのポケットに入れて持って帰ってきました。

 

 その日は暑〜い一日で1.5キロほどの道のり歩いただけで汗びっしょり。家に戻るとすぐに着替えて汗まみれの衣服は洗濯機に放り込んで洗うことに。

 

 しばらくして、はっと気がついた。

 

 USBメモリーをポケットに入れっぱなしにしていたことを[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 時すでに遅し。洗濯物は洗いあがってました。

 

 ソニー製のUSBメモリーは幸い飛び出すこともなくポケットに収まったままで、見た目は大丈夫そう。

 

 恐る恐るパソコンに差し込んでみると・・・何事もなかったかのように普通に読めるではありませんか!

 

 水に浸かっても大丈夫とは、いやはや驚きました。

 

 それはともかくとして、本日はフランスのピレネー地方からの話題です。

 

 今月17日〜29日まで標高2870メートルの山頂でクラシックの演奏会が行われています。

 

 しかも、あのグランドピアノを持ち込んでの演奏会です。


Paris_PicduM.jpg



 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年7月19日に放送) 

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 

 演奏会はロープウェイの中から始まっていました。

 

 本番はあの岩の頂上で行われます。

 

 ここはピク・デュ・ミディ山。毎年一回、こうして演奏会が開かれます。

 

 遠くに見えるピレネー山脈の山並み。100人ほどの観客が美しい音楽に耳を傾けています。

 

 「ただただ素晴らしいの一言です。ピレネー山脈にやってきたのは初めてですが、こんなところでベートーベンが聞けるなんて感激です」と女性。

 

 どうやら観客はフランス人だけではなさそうです。

 

 それにしても、バイオリンやチェロを山頂まで運ぶのは難しいことではありませんが、ピアノはちょっと大変そうです。

 

 でも、ちゃんと麓から山頂までこの日のために運ばれてきたようです。

 

 トラックから降ろされるとそのままゴンドラの中へ。

 

 「ピアノをこんな風に移動させるなんてことはそうそうありませんよ」と係りの方。

 

 ゴンドラに載るくらいですから少し小ぶりのグランドピアノかもしれません。

 

 難しいのは運搬だけではありません。このような自然環境の中で調律するのは簡単ではないでしょう。

 

 「温度、湿度、気圧の問題などでいつもとはちょっと違いますね」と調律士。

 

 こうして演奏会は無事にスタート。

 

 ベートーベンのソナタがピレネー山脈にこだまします。

 

 お天気にも恵まれて、赤い夕日がフィナーレを演出してくれました。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、インターネットで知り合った男性とデート。二人でコンサートに行くことになった。しかし、あまりに人が多くて彼の姿を見失ってしまった。2時間後、コンサートが終わって出口で待っていると、彼が別の若い女と楽しそうに腕を組んで出てきた[失恋]

 

VDM (Vie de merde)より



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フランスの食のお宝 その3 [ミディ=ピレネー地方]

 シリーズの三回目は、フランス南部カタルーニャ地方の伝統料理ボール・ドゥ・ピコラット(Boles de picolat)を紹介します。

 Paris_Trouillas.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年4月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 お鍋をふたを開けると・・・まるでカレーのよう。

 

 でもカレーではありません。これがボール・ドゥ・ピコラットです。

 

 分かりやすく言うと、ひき肉団子を特製ソースで煮込んだ料理。

 

 「夫がカタルーニャの人なのでこの料理を覚えました」とシルヴィーさん。

 

 この地方では、三世代がテーブルを囲んでよくこの料理を食べるそうです。

 

 ここは遠くに雪を頂くピレネー山脈が見える、人口2000人足らずの小さな村。

 

 シルヴィーさんがつくり方を教えてくれます。まずはひき肉を買いにお肉屋さんへ。

 

 「原則、3分の1が子牛、3分の1が豚、3分の1が牛肉です。これを混ぜて肉団子を作ります」とお肉屋さん。

 

 お肉を手に入れたらいよいよ調理の開始です。

 

 材料はお肉の他に、白いんげん豆、パン粉、玉子、塩・コショウ、ニンニク、パセリ、玉ねぎ、トマト、種なしオリーブ、ジャガイモ、干しセープ茸。

 

 まずはボールにひき肉、みじん切りの玉ねぎとパセリとニンニク、パン粉、玉子を入れてで混ぜ合わせます。

 

 要はハンバーグを作るときの要領ですね。

 

 良くこねたら、ボールの形の肉団子にしていきます。

 

 ここでシルフヴィーさんの義理のお母さん登場。

 

 この肉団子に小麦をまぶす方法は、代々この家に継承されてきました。

 

 「このやり方は私の祖母が教えてくれたんです」と義理のお母さん。

 

 小麦粉の入ったコップに肉団子を入れてシェイクするとまんべんなく小麦粉でコーティングされます。それに形もきれい。

 

 これをお鍋に入れ、周りがこんがりなるくらいに焼きます。

 

 次に、人参、玉ねぎ、パセリを加えたら、最後にトマトを投入。

 

 少し煮立たせたところで、セープ茸、オリーブ、ブーケガルニを加えます。

 

 「これから1時間半ほどコトコトに煮ます」とシルヴィーさん。

 

 最後の最後にジャガイモと白いんげん豆を入れて火を通したら出来上がりです。

 

 いろんな食材が渾然一体となって、おいしそう!


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、僕の彼女はご機嫌斜め。何しろ、コーヒーの中に小麦粉を入れてしまったらしい。同じ色のパッケージの砂糖と小麦を買ってきた僕が悪い!というわけだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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スキーと温泉 [ミディ=ピレネー地方]

 先週末のフランスは異例の暖かさだったようです。南仏では25度を記録したとか。

 

 今年の冬はなかなか雪が積もらないと心配するスキー場もあったようです。

 

 特に、ピレネー地方のスキー場は雪に恵まれず、スキー客が減少してしまいました。

 

 そんな中、唯一、賑わっている村があるとか。その理由は・・・。

 

Paris_AxLeThermes.jpg 



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年2月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Pyrénées : du ski et des eaux thermales

 朝9時半。今年も多くのスキーヤーが村にやってきました。

 

 スキー場に入るのに、駅の改札口のようなところを通っていました。

 

 アンドラ公国が目と鼻の先にあるピレネー地方の小さな村アクス=レ=テルム(Ax-les-Thermes)。

 

 人口は1,300人ほどですが、冬のバカンスシーズン中は15,000人に膨れ上がります。

 

 村のホテルではお客様のためにすでに食事の準備が始まっていました。

 

 料理はすべて地元の食材を使って作られます。生ハムも美味しそうです。

 

 村のチーズ屋さんにはこの地方で作られる様々な種類のチーズがすべて揃っています。さすが農業の盛んな地域だけあります。 

 

 しかし、アクス=レ=テルムと言えば、何と言っても温泉と国道20号線が有名。

 

 一日で15,000台の車が通行するという村の真ん中を走る国道20号線の交通量は年々増加し、このままでは耐え切れないとバイパス道路が建設され、間もなく開通する運びとなりました。

 

 「この道路が開通すれば、観光客の皆さんにはさらに気持ちよく来ていただくことができます」と村長さん。

 

 標高2,000メートルのところにあるスキー場は下界の道路事情をよそに、のんびりスキーを楽しむことができます。

 

 「小さなスキー場なので家族連れにはちょうどいいです。あまり混雑してませんしねえ」と子供連れのお母さん。

 

 小さなスキー場ですが、村にとっては800万ユーロ以上の経済効果をもたらしてくれる大事な施設です。

 

 12時30分、スキー場のレストランでランチタイムが始まりました。

 

 こちらのメニューも地元の食材を使ったもの。庶民的な料理ですね。

 

 スキー場の料理と言えばどこも庶民的なものが多いですね。

 

 オーナーのシリルさんはこのお店を改築するのに60万ユーロを投資しました。これからもツーリストが増えると見込んでの投資でした。

 

 17時、スキーヤー達はちょっと吹雪いてきた山を降りて温泉にやってきました。

 

 温泉のためだけに来る人も含めて、毎年15万人がこの温泉を利用するそうです。

 

 「外は寒いですが温泉に入れば暖まれますし、身体もリラックスします」と男性。

 

 日本の温泉は岩を使ったり木を使ったり工夫を凝らしますが、あちらの場合はジャグジーのプールって感じです。

 

 「アクス=レ=テルムの温泉はローマ時代からありました。昔からずっと利用されてきたんです」と温泉の責任者。

 

 通りすがりの人も温泉を味わうことができます。

 

 これ、日本で言うところの“足湯”。考えることは皆同じですね。それとも日本のを真似たのか・・・。

 

 「ええ、暖かくていい気持ちです」と男性。

 

 19時、ホテルのレストランでちょっと豪華な夕食です。

 

 スキーの後は温泉に浸かって筋肉をほぐし、地元の食材を使った美味しい料理を食べる。しかも、交通の便もよさそう。

 

 となると来てみようかという気になります。

 

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、スキー旅行の初日。午前11時半、僕はすでに中級コースを2回も滑った。一回目はスキーで、二回目は担架で・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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巨大オムレツ [ミディ=ピレネー地方]

 先週末のトップニュースの一つが、ヨハネ・パウロ2世とヨハネ23世の二人が聖人に列せられたという話題。


 日本ではどこかのお寺で住職が・・・というような宗教的話題がニュースのトップを飾るようなことがないので、フランスのTV局で大々的に報道されているのを見ると、ちょっと奇妙な気分になります。


 そして、改めてキリスト教の力を感じます。


 フランスのヴァルス首相はわざわざバチカンまで行って、列聖式に出席しました。


 しかし、これがちょっとした問題になったようです。


 宗教的な中立性を尊重してきたフランス。その国の首相がこのような式に出席していいのだろうか?というわけです。


 幸い大きな問題には発展しなかったようですが、“宗教的な中立性”というのは、いわゆる建て前なのかもしれません。


 さて、先週はキリスト教にとって重要な記念日、復活祭のお祝いの一週間でした。


 ミディ=ピレネー地方の小さな町ベシエール(Bessières)では、4月21日の月曜日、巨大なオムレツを作ってお祝いしたそうです。


Paris_Bessieres.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2014年4月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 使われた玉子の総数は15,000個。大きなフライパンの直径は4メートルもあります。


 そして集まった人たちの数は8,000人!こうして巨大なオムレツを皆で分け合って食べたそうです。


 「とってもおいしいですよ」


 「ウチにはこんな大きなフライパンはありませんが、ウチで作ったのと同じ味でしたよ」


 このオムレツ、朝11時に調理が開始されました。


 まずは玉子を割ってほぐし、カナール(アヒルまたは鴨)の油を溶かした大きなフライパンに注ぎ入れます。緑色は刻んだシブレット(チャイブ)。


 こうして40人がかりで巨大なオムレツを作ります。


 この40人は、“復活祭の巨大オムレツ愛好協会”のメンバーの皆さま方です。協会は1973年の結成。


 そもそもこのイベント、かつてタルヌ川の岸辺に集まって復活祭のオムレツを食べていたのが始まりだとか。


 この活動、年々盛んになって行き、今では同じような愛好協会が6つも出来ているそうです。


 お皿のオムレツもパンもボリュームたっぷり。無料で集まった人たちに配られたそうです。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、8歳になる娘が、遊びにやってくる友人家族を驚かせようと、復活祭の玉子をあちこちに隠し始めた。初めはチョコの玉子を隠していたのだが、数が足りなくなって、冷蔵庫から本物の玉子を持ち出すと、ベッドの枕の下に隠し始めた。その後どうなったかはご想像におまかせします・・・[ふらふら]

 

VDM (Vie de merde)より




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村の存続 [ミディ=ピレネー地方]

 日本より一足早く春を迎えたフランスでしたが、ここ数日、寒さが戻って来たようです。


 一昨日の朝には、霜が降りて、皆さん急に冬の服装に逆戻り。幸い、今週末にはまた暖かくなるようです。


 さて、市町村選挙真っ最中のフランスですが、町長や村長に立候補者のなかった小さな自治体は約60ほどあったそうです。


 このままでは、町も村も存続できなくなってしまいます。


 次の望みは30日に予定されている二回目の投票。この日までに立候補者が現れれば、存亡の危機を回避できます。


 そんな村の一つがロット県のラヴァル=ドゥ=セール(Laval-de-Cère)。

Paris_LavaldeCere.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年3月26日に放送)(をクリックしても映像が見られない方はウィンドウの下にある文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 ここが村役場です。歴史が染み込んだような石造りのりっぱな建物。


 革ジャンを着た白髪頭の男性が村長さん。


 手にしているのは第一回目の投票で使われなかった投票箱です。


 「これが戸棚にしまってあった投票箱です」と村長さん。


 日本の投票箱と違って全面透明の箱。


 黒いレバーを押すか引くかすると、真ん中の細い口が開いて、封筒に入った投票用紙を入れられるようになっています。


 よく見ると左右に鍵もついています。


 村長のジャン=マルクさん、1983年に当選して以来、村長を務めてきました。


 「村長になって31年になります。もう十分長いですよ。若い人に道を譲る時だと思って立候補しないことにしたんです」


 しかし、他に立候補者が現れません。


 危機感を強くした村人たちは若い候補者探しを始めます。その中の一人がパン屋さん。


 「この村にはこの村だけにしかない個性というのがあるんです。それを存続させていかないとねえ」とパン屋さん。


 それでも立候補者は現れず、結局、ジャン=マルクさんがまた立候補することになりました。


 とは言っても、今度はちょっと違っています。1、2年かけて若い人を後継者としてトレーニングすることになっています。


 こうして、238人の選挙権を持つ村人たちは今週末に予定されている第二回目の投票に参加することが出来るようになりました。


 「30日には投票に行きますよ!」と年配の男性。


 「ちょっと時間がかかりましたが、投票できるようになりました」と若い女性。


 村にあった工場は30年前に閉鎖。自動車修理業者もいなければお医者さんもいません。


 しかし、村人の団結力でなんとか存続ができそうです。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、クラスの選挙で “いちばん面白い奴” に選ばれた。ただ単に、話をすると鼻が動くだけなのに・・・」

 

VDM (Vie de merde)より




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古い建物を訪ねて その2 [ミディ=ピレネー地方]

 シリーズの二回目は、サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼地であり、有数のワインの産地でもあるカオールにあるホテルLe Terminusを訪ねます。


Paris_Cahors.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年1月8日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 フランスに数えきれないほどあるLe Terminusという名のホテル。


 たいてい駅のすぐ近くにあります。今日、訪ねるホテルも同様です。


 一見したところどこにでもあるような古い建物。


 何が違うかと言えば・・・扉を開けて中に入れば分かります。


 ベルエポックの時代にタイムワープ。


 そもそも扉からしてベルエポックしてました。


 現在のオーナーであるジルさんのひいお祖母さんにあたるロザリーさんが1910年にここでホテルを開業しました。


 それから100年ほどたった今でも、客室にはベルエポックを思わせる装飾があちこちに残っています。


 お風呂の蛇口も洗面台の蛇口も古めかしいところが何となくお洒落な感じです。


 「代々引き継がれて来た建物ですから、創業当時のものをできるだけ残すようにしてきました。もちろん、近代的に作り替えたりした部分もあります。手入れは欠かせませんからね」とオーナーの奥さま。


 装飾入りのラジエーターはまるで彫刻のようです。


 古くなって少しかしげた階段の踊り場には古いピアノが置いてあります。


 階段と同じで音もちょっと移ろい気味ですが、音色はベルエポック風。


 ここにお泊まりになった方々の中には有名人もたくさんいます。


 フランソワズ・サガン、レイ・チャールズ、シャルル・トレネ等々。


 ホテルに併設されているレストランLe Balandreも評判です。


 装飾の施された天井とシャンデリア。そしてステンドグラスの窓。


 「朝日の当たる東の窓は青で、夕日の当たる西側の窓は赤で縁取りされています」


 厨房でシェフを務めるのは5代目のアレクサンドルさん。


 「ステンドグラスの色に合わせて料理を作ったりしますよ」


 代々引き継がれて来た料理もあります。


 エスカロップ・フォワグラ・ポワレのポーチドエッグ添え(薄切り肉と両面をさっと炒めたフォワグラにポーチドエッグを添えたもの)。


 カオールのワインを飲みながらおいしい料理をいただいて、アールデコ調のお部屋に宿泊するのもなかなかいいですね。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、大渋滞につかまってしまった。おかげで、近くのホテルの無料Wi-Fiが15分も使えた。」

 

VDM (Vie de merde)より




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風変わりなコレクション その4 [ミディ=ピレネー地方]

 シリーズの最後は、コンパス。


 一口にコンパスと言っても、その種類は様々です。


 今回の収集家はフランス南部ミディ=ピレネー地方の町にお住まいです。

Paris_Auterive.jpg 

 


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月10日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 収集家のクロードさんが円を描いているのが一般的なコンパスです。


 小さい頃、これを使って模様を描いたことを思い出しました。しかし、大人になってからは滅多に使わなくなってしまいました。


 テーブルに並べられたクロードさんの収集品の数々。全部で70点ほどあります。


 まっすぐなものから、八の字型、蝶々型など、形も様々なら用途も様々。


 図形を描くためのものから計るためのものまであります。


 ハサミ型のコンパスは、瓶などの幅を測るためのもの。


 アコーデオン型のコンパスは仕立て屋さんが、ボタンの付け位置を決めるために使ったものだとか。


 コンパスは、こうして様々な職業の人たちに使われてきました。


 普通のコンパスに半円を描く支柱が取り付けられたものは歯医者さん用。


 支点を吸盤で固定して使うのはガラス屋さん用。


 丸い大きめのコンパスは産婦人科用。


 壁に立てかけてある逆V字のコンパスは森を管理する林務官用。


 そして、帽子のサイズを測るコンパスもありました。


 中には歯車のついたコンパスもあって、いったいどんな風にして使うのかと気になります。


 「コンパスの世界は素晴らしいということに気がついたんです。種類も形も豊富です。それなら収集してみようということになったのです。円を描くだけがコンパスではありませんよ」とクロードさん。


 庭仕事をしてもコンパス、ペタンクをしてもコンパス。


 コンパスはクロードさんの生活の友のようになってしまいました。


 使ってみると案外生活に便利なものなのかもしれません。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、1,800ユーロもするギターを手に入れた。知らない間に5歳になる妹が、コンパスでギターに僕の名前を彫った。顔で笑って心で泣いた」


 

VDM (Vie de merde)より




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変わったワインの熟成法 [ミディ=ピレネー地方]

 フランスでは、早いところではすでにブドウの収穫とワインの仕込みが始まったようです。

 

 今年のでき具合が気になります。

 

 さて、フランス中南部のワインの産地カオールでは、ちょっと変わった容器でワインを熟成させているワイン農家があります。

 

Paris_Cahors.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年8月13日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 カティさん、フィリップさんご夫妻は7ヘクタールのブドウ園を所有しています。


 「もう、1、2ヶ月したら収穫して、“玉子”の中で熟成させますよ」とフィリップさん。


 玉子の中???


 玉子とはこれのこと。玉子の形をしたタンクです。


 「コンクリートで出来ていて通気性があります。そして、中で常にワインが動いています」とフィリップさん。


 この玉子のタンクには8樽分のワインが入っているそうです。


 この試みは2009年からすでに始まっていました。


 「人工的な味ではなく自然な味のワインを作ることが重要だと思っています」とフィリップさんはおっしゃっていますが、普通のワインとはやっぱり味も違っているのでしょうね。


 一方、別のワイン農家では、素焼きの壷を使って熟成させています。


 「ローマ時代には、これにワインを詰めて運んでいました」とステファヌさん。


 この素焼きの壷を作っているのが、フランス南部の町カステルノダリ(Castelnaudary)にある工房です。


 機械を使った大量生産ではありません。手作りです。


 「この形だと、中でワインが動き続けるんです」


 素焼きの壷でワインを熟成させているのはここが初めてだそうです。


 これはこれでまた個性的な味のワインになりそうですね。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、飲み会の後、ひどく疲れてしまい、応接間の床にばったりと倒れ込んで寝てしまった。僕のTシャツには大きな赤いシミが・・・。同居人が僕を見つけた時の驚き様はご想像のとおりです」

 

VDM (Vie de merde)より



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ル・ノートルの小さな庭 [ミディ=ピレネー地方]

 今年、生誕400年を迎えるアンドレ・ル・ノートル。17世紀に活躍したフランスの造園家です。


 ル・ノートルが手がけた庭と言えば、ヴェルサイユ宮殿、シャンティイ城、フォンテヌブロー宮殿など、広大な庭を思い浮かべますが、こんなかわいらしい小さな庭もあったのです。


Paris_Castres.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年6月13日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 フランス南部タルヌ県のカストル(Castres)。人口4万ほどの町。


 なにやら昔の決闘を再現しているようですが、片方は女性剣士。


 昔はこの手の庭で一対一の決闘が行われていたそうです。


 1676年にル・ノートルが設計したというこの庭は、とても決闘とは結びつかないかわいらしい庭なのでした。


 刈り込まれた緑の茂みはユリの花をかたどっているそうです。上から眺めるとタピスリーかレースの模様に見えます。


 「剪定は冬に行います。追加で夏にも刈り込みます。ここは1995年から歴史的建造物として文化財に指定されています」と庭の責任者。


 昔の人は、迷路のような茂みの中でこんな風に決闘をしていたのでしょうか?


 この緑の茂みの間には花が植えられています。毎年夏にはその年のテーマの花が植えられるそうです。


 17世紀の中頃にヴェルサイユからカストルにやってきた新しい領主が、お城の建築をマンサールに、造園をル・ノートルに依頼したのがすべての始まりでした。


 マンサールとル・ノートルと言えば、ベルサイユ宮殿を作ったコンビです。


 庭の近くを流れているのがアグ川。


 「町にあるのは庭だけじゃありませんよ。ジャン・ジョレス記念館やゴヤ美術館もあります。そして、この川沿いの風景も町のみどころです」と船長さん。


 かつては職人の家だったという趣のある建物が並んでいます。


 庭の魅力に引きつけられ写真を取っている方がエリックさん。


 「町の人たちは、週末だけでなくウィークデーにも庭を散歩して楽しんでますよ。ここには誰でも入れますからね」


 珍しい雪の日の写真も登場しました。


 カストルは日本ではあまり知られていないようですが、あちこち見どころのある町のようです。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、夜の帳が降りた頃、隣の大型犬がうちの庭の垣根を飛び越えこちらに突進してきた。私はあわてて逃げようとしたが濡れた土に足を取られすってんころり。犬は嬉しそうにくわえていたボールを私の前に置くと、投げろとばかりにしっぽを振った」

 

VDM (Vie de merde)より




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