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フランスで最も美しい駅 [ロレーヌ地方]

 フランス国鉄の関連会社が、フェイスブック上で「フランスで最も美しい駅は?」の総選挙を行ったところ、フランス北東部にあるメス(Metz)の駅がめでたく当選したそうです。

 

 一体どんな駅なんでしょう?

Paris_Metz.jpg



  下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 こちらがそのメス駅。まるで教会のよう。

 

 しかし、確かに毎日約20,000人が利用している駅舎なのです。

 

 「ええ、素晴らしい駅ですね。私、ちょっと急いでいるので行きますね」と女性。

 

 「正直、私は毎朝通勤のために利用しているのでゆっくり眺める時間があまりないんですが、ちょっと立ち止まって鑑賞すればいいのかもしれませんね」と男性。

 

 毎日利用している人たちにとっては見慣れた普通の駅なのかもしれません。

 

 この繊細な装飾の数々。

 

 完成したのは1908年、建てたのはドイツ人建築家Jürgen Krögerです。

 

 中のホールはこんな感じ。天井までの高さは40メートル。

 

 「投票しましたか?」と取材班。

 

 「ええ、もちろん投票しましたよ」と女性。

 

 「この駅が一番美しいと思いますよ。だって、私はメスに住んでますからね」と別の女性。

 

 やっぱり地元の人たちはこの駅を誇りに思っているようです。

 

 赤いリュックを背負った男性は観光客でしょうか?早速、駅舎を記念撮影。

 

 かつて駅の中には食堂があったようですが(→こちら)、今では本屋さんに生まれ変わっています(→こちら)。

 

 元の作りは残しつつ、うまい具合にリノベーションしてあります。

 

 100年以上も前の食堂はかなり老朽化していたに違いありません。

 

 さて、こちらは駅の向かい側にあるカフェ。

 

 「素晴らしい建物です。まるで美しい少女みたいですよ」とお店の方。

 

 ガラス張りのサロンからは駅舎のファサードがよく見えます。

 

 ここなら寒さに震えることなくじっくりと鑑賞できそうです。

 

 こうしてあちこち見ていると、ドイツ人の建築家らしい特徴が散りばめられているのがよくわかります。

 

 「中世を思わせる彫刻やフリーズなどの装飾で、全体が荘厳な作りになっています。それが美しい駅と言われる所以だと思います」と専門家。

 

 この駅舎がユネスコの文化遺産に登録される日も近いかもしれません。

 

 因みに、他にはどんな駅が票を集めたかといえば、ストラスブール、リモージュ、トゥール、ラ・ロシェルでした。

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

  

 

「今日、駅でお菓子サンプルを配っていたので早速もらって、カリカリ食べながら電車に乗ったら、周りの乗客がジロジロ眺めるのでやっと気がついた。もらったのはキャットフードだった」

 

VDM (Vie de merde)より




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フランスの最も美しい村3 その4 [ロレーヌ地方]

 フランスでは労働法の改正案が提出され、それに反対する人の活動が徐々に高まって来ました。

 

 政府はしゃにむに抑え込もうとしていましたが、デモへの参加者が増えるにつれ、それも厳しくなってきたようです。

 

 以前、学生のデモが激しくなって、結局、政府が法案を取り下げたという過去もあるので、これからどのようになっていくか注目です。

 

 さて、本日ものんびりとフランスの田舎を訪ねることにしましょう。

 

 「フランスで最も美しい村」シリーズの四回目は、フランス北東部の小さな村シャティヨン=シュル=ソーヌ(Châtillon-sur-Saône)です。


Paris_ChatillonsurS.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年5月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



 

 この心休まる田園風景。村の中をソーヌ川が流れています。人口はわずかに150人足らず。

 

 中世、ルネッサンス、20世紀と、それぞれの時代の足跡が刻み込まれた家々。

 

 村では傷んだ建物の修復があちこちで行われています。

 

 「ここはかつてベッドだった場所です」とダヴィドさん。

 

 14世紀から15世紀にかけて、100年戦争やロレーヌ公国とブルゴーニュ公国の争いによって村は破壊されてしまいます。

 

 その後、16世紀初頭あたりから貴族がここに邸宅を構えるようになります。

 

 そして中世末期からルネッサンス期にかけて、ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、フランシュ・コンテ地方の要所となったのです。

 

 当時の建物が今でも残っており、村人たちによって修復作業が続けられているのです。

 

 こちらの古そうな建物は500年前のもの。中に入ると工事現場のようになっていました。

 

 この建物のオーナーがフェルナンさんです。

 

 ここから70キロほど北へ行ったところにあるナンシー(Nancy)で働いていますが、こうしてせっせと修復作業に励んでいます。

 

 「歴史があって居心地がいいんですよ。この建物を手に入れることができてよかったです」

 

 そしてもう一人、パリからやってきたジャン=リュックさんは、15世紀頃に建てられたブルジョワ階級の邸宅を手に入れました。

 

 修復が完了した暁にはセカンドハウスとして使用するつもりです。

 

 「このような階段付きの塔は、貴族や商人など特権階級の家に備え付けられていました。いわばステイタスの象徴だったわけです。それと同時に、火事の際の非常口にもなっていたのです」とジャン=リュックさん。

 

 シャティヨン=シュル=ソーヌには村の歴史を知ることのできる小さな博物館があります。

 

 1階には昔の学校が再現されています。

 

 黒板には「お金持になったからと言って幸せとは限らない」の文言が・・・。

 

 昔はこんなこと子供達に書き取らせながら、言葉を覚えさせていたようです。

 

 そして2階には昔の衣服が展示されていました。

 

 「こちらはペストの治療のために医者が来ていた衣服です。両手を布で覆い、こんなマスクをしていました」とガイドの女性。

 

 そして三階は、この村出身の画家ジャン・モンシャブロン(Jan Monchablon)(1854-1904年)の展示室になっています。

 

 20世紀初頭、彼の作品のほとんどがアメリカで売れてしまったそうです。

 

 この博物館では、寄付を募ってできるだけ作品を回収しようと頑張っているそうです。

 

 この世知辛い世の中を忘れさせてくれるような絵でした。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、僕の彼女が誕生日お祝いに風光明媚な田舎の村を自転車で巡る旅を計画してくれた。なんて素敵な誕生日プレゼント!ただし、僕が自転車に乗れればの話だが[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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地方のお宝 その4 [ロレーヌ地方]

 フランスの地方のお宝シリーズの四回目は、温泉

 

 フランス各地に温泉地がいくつもありますが、その中の一つがヴォージュ県です。

 Paris_Voges.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

 蛇口から出てくるお湯の温度は70℃。ここは天然のスチームサウナ。

 

 高温のせいか、5分以上は中に入らないようにとの注意が出ています。

 

 プロンビエール=レ=バン(上記地図の赤印)の温泉を最初に発見したのはローマ人でした。2000年も前のことです。

 

 源泉のお湯の温度は85℃と欧州で最も熱い温泉の一つです。

 

 ローマ時代風の作りになっている施設の中をそぞろ歩くお客様方。

 

 「全身健康になります。肌がきれいになって潤いました」と女性。

 

 「別世界に来たみたいです」と別の女性。

 

 ローマ人が発見した温泉は、その後、ルイ15世、ナポレオン・ボナパルトへと引き継がれ、ナポレオン三世の時代に大々的に発展を遂げました。

 

 村にはローマ風の建物があちこちに残っています。

 

 そして村の中心には、ホテル、レストラン、療養施設が一つに集まった温泉施設Thermes Napoléon(ナポレオン温泉)があります。

 

 毎年3,700人もの人々がここに療養にやってくるそうです。

 

 「この施設はわたしらの時代に作られたものではありません。重ねられた歴史があるんです。それぞれの時代の贅を尽くした建物や装飾があちこちに残っています」と男性。

 

 プロンビエール=レ=バンから50キロほど北西に行ったところにあるのがヴィテル(Vittel)。

 

 あのミネラルウォーターでおなじみのヴィテルです。ヴォージュの温泉の中では一番若いそうです。

 

 ジャクリーヌさんはヴィテルの温泉にちなんだ品物を収集して博物館に展示しています。

 

 鉱泉を詰めたボトルの他に、療養で使われた面白い器具もあります。

 

 中でも面白いのがトレーングマシーン。こうして筋肉を鍛えていたそうです。

 

 そして電球を使った器具もあります。

 

 「身体のあちこちに電球の光を当ててケアしたようです」とジャクリーヌさん。

 

 ヴィテルには19世紀後半から20世紀前半にかけて作られた建築物があることでも知られています。

 

 中にはパリのオペラ座を設計したシャルル・ガルニエの手による建物もあります。

 

 かつては上流階級の人々が大勢やってきたと言います。

 

 「ここは様々な人々が出会う場所でした。恋人同士だったり、政治家だったり、様々な人々がここに集まったのです。1904年には競馬場も作られました」

 

 かつての建物の修復も始まっています。

 

 最近ではヴォージュ地方の温泉に療養にやってくる人たちも増えたそうです。

 

 尚、ヴォージュの温泉については以前の記事でも紹介しています。興味のある方は→こちら

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、バカンスに出発しなくてはならない日。なのに温度計が40℃を指していた。くそ〜、40℃もある!それは気温ではなく僕の体温。スキー旅行はキャンセルだ」


 

VDM (Vie de merde)より





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風変わりなコレクション その1 [ロレーヌ地方]

 今日から4回のシリーズでちょっとマニアックで変わったコレクションを紹介します。


 第一回目の今日は、炭坑夫が仕事で使っていたランプ


 収集家はドイツとの国境に近いロレーヌ地方の町にお住まいです。

Paris_FreymingM.jpg 


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 地下1キロの辺りで使われていたランプ。持ち主の名前やシリアル番号などが刻印されています。


 ぴかぴかに磨き込まれて大切に保存されているのがよく分かります。


 これらを集めたのがミッシェルさん。25年前から収集しています。


 「炭坑夫はこのランプを持って地下に降りて行きました。地下の作業場の木框に打ち付けたり引っ掛けたりして使いました」とミッシェルさん。


 コレクションの中には電気ランプもあります。1870年製です。


 これら炭坑夫用のランプは大きく変遷をとげてきました。


 2004年の映像が登場しましたが、最新のランプは地下での作業にうまく適応した形になっていたそうです。


 ミッシェルさんが展覧会で見たのがきっかけで魅力に取り憑かれたランプ。価値のあるものなら1台300ユーロ(約4万円)ほどするそうです。


 「オブジェとして面白いですし、歴史がありますからそれを勉強しています。持ち主の名前入りのランプを集めて、その人がいつ頃、どこの炭坑で、どんな仕事をしていたかなど調べたいですね。そうすれば、私のコレクションにまた一つの価値が生まれます」とミッシェルさん。


 ランプの手入れをするためのアトリエもお持ちです。


 手入れをすればそのランプを持ち主がどんな風に使っていたかがよく分かるとか。


 昔は、女性がこのランプの手入れをしていました。2004年にフランス最後の炭坑が閉鎖になって以来、この作業も行われなくなりました。


 「私は炭坑が閉鎖になる時に部品を集めました。ですから、当時の部品を使ってランプを修復することができるんです」


 ご近所にはその炭坑で働いていたジャックさんがお住まいです。


 いつも使っていたランプがきれいに磨かれて食卓に置かれていました。


 ミッシェルさんが集めたランプは500台にも及びます。いつか博物館で展覧会を開ければいいなとおっしゃっているそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、息子が懐中電灯片手にベッドの下の暗がりで何やらページをめくっていた。いったい何を読んでいたのやら・・・


 

VDM (Vie de merde)より





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晩秋の風景 [ロレーヌ地方]

 シャンゼリゼ通りには、イルミネーションの点灯より先にクリスマスの市が立ったそうです。


 その映像に興味のある方は→こちら

 因にイルミネーションの点灯式は来週です。


 キリスト教徒にとってはお祝い事の続く12月。


 12月21日は人類滅亡の日などという恐ろしい噂がありますが、昨日、ローマ教皇がクリスマスは必ずやってきますとおっしゃったそうです。


 その今年の12月。月曜日も土曜日も日曜日も5回あるそうです。


 こんな12月は824年に一回しかないとか。


 中国ではこの現象をMoney Bagと言うそうです。


 残念ながら英語でしかわかりません。中国語ならどう書くんでしょう?金袋?


 なんだかちょっと縁起がいいような気がしてきます。



 さて今日は、フランス北東部の都市メッス(Metz)の晩秋の様子をご覧下さい。

Paris_Metz.jpg

  下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年11月13日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 日本のように赤いもみじはありませんが、色づいた木々と霧、遠くには山の端。美しい風景です。


 この時期、このあたりの気温はマイナス2℃まで下がることがたびたびあるそうです。


 「暖房なんてないですよ。寒さ対策なら、いつもより余計に動くくらいかな」と作業中のロランさん。


 収穫の終わったブドウ畑で働く人もいます。


 「ブドウの葉が全部落ちたら、こんどは剪定の作業が始まります」とブドウ農家の方。


 森の木々は色を変えましたが、まだ落葉するところまでは行っていません。


 この紅葉を楽しもうとハイキングのグループがやってきました。


 「秋は木々の葉が美しいですからねえ。それを楽しみに来たんですよ」とハイカーの一人。


 近くの湖では、ちょっと寒そうですが漁をする人たちもいます。


 湖には美しい白鳥の姿も見えました。


 これぞ洋風の晩秋の風景という映像でした。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、僕は学生ですが、暖房の付け方が分からず、朝までどうにか暖房なしでがんばりました。しかし、目が覚めたときは絨毯に霜が降りていました」

 

VDM (Vie de merde)より





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太陽光発電所 [ロレーヌ地方]

 フランス北東部ロレーヌ地方に巨大な太陽光発電所が誕生しました。

Paris_RosiereHaye.jpg


 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年6月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 125ヘクタールの敷地に、140万枚の太陽光パネルが並んでいます。


 45,000万ユーロを投入して作られた発電所です。


 「雲がかかっていても光があればパネルは発電します。これでだいたい55,000世帯の電気を賄うことができます」と電力会社の責任者。


 ここは、元はアメリカ軍の基地。その後、フランスの空軍が使用していましたが、2006年からは放置されたままになっていました。


 工事が始まったのは2011年4月。


 不要な建物を解体し、約300ヘクタールがパネルの設置のために準備されました。


 運用のための雇用の50%が地元からだそうです。


 「だいたい平均で30人くらいです。企業にとっても従業員にとってもありがたいですね」とゼネコン関係の会社の方。


 この発電所のすぐ隣にあるのが人口300人にも満たない小さな村ロジエール=アン=アイユ(Rosières-en-Haye)。


 「1年間で約40万ユーロほどの経済効果があります。この地域の8つの村で人口が1,700人ほどですから、大きいですよ」と村長さん。


 環境汚染も騒音もなく、経済効果も見込めるとなれば、村にとってはありがたい施設です。


 最低20年の運用が約束されているそうです。その間に、村は観光収入もと期待は膨らみます。


 それにしても、これだけのパネルを並べても55,000世帯の電力しかカバーできないのかと思いつつこれだけの土地を有効利用しない手はないかなとも思ったり……。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ある部分だけ日焼けしていないことに気がついた。それは、たるんだお肉の隙間」

 

VDM (Vie de merde)より




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続・暖炉をめぐる旅 その3 〜ピンクと白の砂岩の暖炉〜 [ロレーヌ地方]

 シリーズの三回目は、ヴォージュ県周辺で採掘されるピンクと白の砂岩で作られた暖炉を訪ねます。

 

Paris_Bleurville.jpg

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年2月1日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 ヴォージュ県の小さな村ブルーヴィル。人口は400人足らず。

 

 積み重ねられた薪、煙突からの煙。

 

 これがこの地方の冬の風景です。

 

 ほとんど一家に一台の割合で暖炉が設置されています。

 

 本日、訪ねたのは木材伐採業を営むオリヴィエさんのお宅。

 

 大広間に大きな暖炉があります。1年前にリフォームしたばかりなので、まだ真っ白です。

 

 「外で仕事をしてここに帰って来るとほっとします」とオリヴィエさん。

 

 暖炉には、オリヴィエさんの考えたロゴマークが飾られています。

 

 そこには、伐採に使う昔の道具と森の木が描かれていました。

 

 ここでは暖炉でワッフルを焼いていました。蜂蜜やチョコレートをかけて、紅茶と一緒にいただくと美味しそう!

 

 「夜には、テレビをつける代わりに暖炉に火をつけ、皆で集まってお茶をいただきます」と奥様。

 

 それにしてもここの暖炉は前にせり出していて存在感があります。

 

 近くの石切場から取れた砂岩を使って作られました。

 

 ヴォージュ県内に石を提供している石切り場はここだけになってしまいました。

 

 ここの特徴は砂岩が2色に分かれていること。

 

 表面から4〜5メートルまではピンク、それから下は白。

 

 フローランさんのおじいさんが最初に手で掘り始めたのが始まりだそうです。

 

 ご自宅の暖炉も家の壁もその石を使って作られています。

 

 暖炉は居間にありますが、お隣の部屋へ行ってみると、暖炉の火で暖められた奥の石がこの部屋も暖めるような仕掛けになっていました。

 

 暖炉用の石を製作する工房は、今でもいくつかあるそうです。

 

 注文を受けてからできあがるまでには4日ほどかかります。

 

 最近の暖炉は昔ほど大きくはないそうですが、男性が4人掛かりで石をのせていましたから、かなりの重量です。全体で2トンほどにもなるそうです。

 

 「両親がつけてくれた暖炉ですからね。思い出がいっぱいつまってます。これがあることで家が家らしくなります」と注文主。

 

 取り付けられた石は、端の方から少しずつ乾燥していくそうです。

 

 ヴォージュ県の田舎にある伝統家屋には、この砂岩でできた暖炉は欠かせないものになっています。

 

 

<******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日、実家のテーブルにキレイな石があったので、近づいて見ようとしたら、突然、匂いのする霧を吹きかけられた。あれは芳香剤だった」

 

VDM (Vie de merde)より




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聖ニコラのお祝い [ロレーヌ地方]

 昨日、12月6日は聖ニコラ(Saint-Nicolas)の日でした。

 

 Saint-Nicolasは、3〜4世紀に実在した司教で、聖人に列せられています。

 

 サンタクロースの起源になった人物とも言われていますが、フランスでは子供の守護聖人になっています。

 

 特に、フランス北部のノール県やアルザス・ロレーヌ地方ではこの日を祝う習慣があります。

 

 どんなお祝いなのでしょう?ロレーヌ地方のある保育園を訪ねます。

Paris_Florange.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年12月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 子供たちが歌を歌って聖ニコラを歓迎しています。

 聖ニコラはどんな人と尋ねてみると、こんな答えが返ってきました。
 
 「子供たちを助けにやってくる人です」
 
 「ロバと一緒にやってきます」
 
 聖ニコラは、ロバだけでなく鞭をふるうペール・フエタール(Père Fouettard)という恐ろしい人物も一緒に連れてきます。
 
 この一年、おりこうさんでいた子供には聖ニコラからプレゼントがもらえますが、いい子にしてなかった子供にはペール・フエタールの恐ろしい鞭の一振りが待っています。
 
 この日は幸いなことにペール・フエタールはいなかったようです。
 
 子供たちは、聖ニコラが連れてきたロバにニンジンとクッキーをプレゼント。
 
 聖ニコラから子供たちには甘いお菓子がプレゼントされます。そして、これからまた一年いい子でいることを約束します。
 
 聖ニコラはこうしてこの地方の学校や幼稚園・保育園を順に訪ねて行くそうです。
 
 番組の最後に、パリの東駅に置かれた聖ニコラの映像が出てきました。
 
 体重280キロ、身長4メートル。アルザス名物のパン・デピス(香辛料と蜂蜜入りの焼き菓子)で出来ています。近くで開かれていたアルザス市(いち)のプロモーションで作られたようです。
 
 ペルノー氏が手にしていたのが本物のパン・デピス。この時期、クリスマスマーケットの店頭にたくさん並んでいます。
 
 今年もまた、最後に各地のクリスマス・イルミネーションを紹介していきます。
 
 sapinnoel.jpg
 本日のクリスマス・イルミネーション
☆ トゥルーズ ☆
 Paris_Toulouse.jpg
 番組を見るには→こちらをクリック
 
*「フランス人のつぶやき」はしばらくお休みします。



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売りに出された異例の物件 その5 〜国の不動産〜 [ロレーヌ地方]

 シリーズの最後は、国が所有する不動産

 

 財政難から不動産を手放す教会や自治体が年々増加傾向にありますが、国も例外ではありません。

 

 今日は、フランス北東部のメッスで売却された又はこれから売却予定の、国の所有する物件を訪ねます。(下記地図の紫印)

 

 地方都市メッスの人口は12万人ほど。古い建物の再利用法は都市の需要に合わせたものになっています。

 Paris_vente.jpg

より大きな地図で 売りに出された異例の物件 を表示
 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年11月18日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 
 まず登場したのが、トレーヴ大通り沿いに建てられた元兵舎。
 
 この地域がドイツ領だった1878〜1880年に建てられました。
 
 第二次大戦までは兵舎として、その後は倉庫として使われていたこともありましたが、そのまま放置。しかし、4年ほど前から開発が始まりました。
 
 国は16万ユーロ(約1700万円)で業者に売却。業者はすでに10万ユーロほどを投資し、住居や業務用として再利用するために改築を始め、順に入居者を募集しています。
 
 アーチ型の天井をした兵舎は、壁も厚く広々としており、改築には適しているそうで、なかなか雰囲気のあるインテリアに変身していました。これに魅かれて入居を決める人もいるようです。
 
 そして、すでに、医者、工芸家、パン屋などが入居しています。
 
 「あまりにも大々的に工事をしているのでちょっと気が引けましたが、中を見せてもらって決めました」と女医さん。

 「ちょっと立ち寄って中を見せてもらい気に入りパン屋を始めました。しかも、昔このあたりには駐屯隊向けのパン屋があったんですよ」とパン屋さん。
 
 しかし、何事もすんなりとことが運ぶというわけではありません。
 
 国が売却する不動産は割安で手に入りますが、文化財に指定されている建物が数多くあります。
 
 たとえば、1880年に建てられたメッスの財務局の建物。1000平米、三階建て。
 
 1年ちょっと前に売却され、オフィスビルに作り替えられることになっていましたが、歴史的建造物の保護を担当する政府の役人から計画を差し止められました。
 
 そうなると計画を一から見直しです。

 国は毎年約10点ほどの物件を売却しています。オーブ県の小さなコミューンにあった裁判所は18万ユーロで個人に売却されたばかり。
 
 またモーゼル県のある裁判所は40〜50万ユーロで売りに出されているそうです。
 
 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 
 今日は、最後におまけの映像を。
 
 今週水曜日の夜、パリのシャンゼリゼ通りのクリスマスイルミネーションが点灯されました。いよいよ本格的にクリスマスシーズンに入ります。
 
 今年は、節電のため例年のイルミネーションとはちょっと趣が違っているようです。
 
Audrey Tautou illumine les Champs Elysées 投稿者 mairiedeparis

 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「私は元気が取り得の不動産屋。今日、物件を見にお客さんを連れて2ブロックほどを歩いてふと振り返ると、客がいません。早く歩きすぎました。こうしていつも客を逃してしまうのです」

 

VDM (Vie de merde)より




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ヴォージュ温泉めぐり その5 〜 ヴィッテル 〜 [ロレーヌ地方]

 シリーズの最後は、ミネラルウォーターでお馴染みのヴィッテル(Vittel)。

 

Paris_Voges.jpg 

下記地図の紫印のところです

 

より大きな地図で ヴォージュ温泉めぐり を表示 

 

 ヴィッテルの人口は約6,000人。

 

 最初にここの鉱泉を発見したのはローマ人ですが、ミネラルウォーターVittelの歴史は、1854年、ルイ・ブルーミエという男性が源泉を買い取ったことから始まります。

 

 ブルーミエは、ルイ・フィリップ一世時代に王の検事代理を務めるほどの人物でしたが、その後、皇帝となったナポレオン三世から要注意人物とされ、国外追放の憂き目にあいます。

 

 一時、バルセロナで暮らしますが、重病をわずらいフランスに戻ることが許されます。そして、厳しい監視の中、前回登場したコントレクセヴィルに何度か療養に通ったそうです。

 

 1854年、ブルーミエはヴィッテルの源泉と0.8ヘクタールの土地を購入し、鉱泉をボトルにつめる施設を完成させます。1857年、ヴィッテルの水は陶器の瓶につめられ販売されます。病人が自宅で療養できるようにするためでした。

 

 ブルーミエは1869年に亡くなりますが、その後、会社は4世代に渡ってブルーミエ一族に継承されていきます。その間、陶器だった瓶はガラスに代わり、生産ラインも近代化され、1903年当時、年間300万本の生産が、1951年には1億本にまで増加します。

 

 1992年にネスレ社に買収されてから、現在の生産量は年間9億本だそうです。

 

 いわゆる湯治場としての開発は1845年頃から始まっていますが、さらに発展を遂げたのは、1968年に地中海クラブが設置されてからのこと。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(フランスTV局TF1で2011年5月27日放送)

 

VittelTV.jpg

 

 ここを訪れる人たちの目的は病気の治療から単なる休養を兼ねた観光まで様々です。

 

 650ヘクタールあるという緑に覆われた敷地には、ゴルフ場、テニスコート、プール、競技場などのスポーツ施設もあります。

 

 また、ヴィッテルには19世紀後半から20世紀前半にかけて作られた建築物があることでも知られています。

 

 1887年には、あのパリのオペラ座(オペラ・ガルニエ)を設計したシャルル・ガルニエがカジノと湯治施設を作りました。

 

 鉱泉の出ている水飲み場の男性は、50年前に購入した目盛り付きのグラスで水を飲んでいました。今ではもう手に入らないグラスだそうです。

 

 また、この施設では、プールでのエクササイズ、入浴シャワー療法、マッサージが受けられます。また、泥を使った療法もあります。泥の中のミネラル分が直接肌を通して吸収されるそうです。

 

 そして、リラックスルームからは、あのブルーミエが建てさせた、鉱泉の瓶詰め工場の美しい建物を見ることができます。

 

 施設の回りに広がる緑地は有害物質が混入しないように管理されているそうです。

 

 ヴィッテルは緑に囲まれた健康的な場所で、肉体を整え、さまざまな娯楽も楽しめるという町のようです。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、僕は建築学校の学生です。昨晩徹夜で作った模型を持ってバスに乗ったら、ドアが早く閉まりすぎて、模型はぺしゃんこに[もうやだ~(悲しい顔)]

 

VDM (Vie de merde)より




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