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シャンパーニュ地方に泊まる [シャンパーニュ地方]

 FBIにはヒラリーさんの敵がいるようで・・・。どう考えても恣意的ですよねえ。

 

 しかしトランプさんの逆転勝ちなんて悪夢はあまり見たくないのでして。

 

 それにトランプさんが大統領になったとしても、今言っていることの半分も実現できないと思うのです。

 

 1年後、がっかりした支持者の方々の姿が目に浮かびます。

 

 とは言っても、ヒラリーに投票したくないという人の気持ちは多少わかるような気がします。

 

 でも、トランプか?ヒラリーか?となったら、やっぱりヒラリーじゃないですかねえ。

 

 

 それはさて置き、昨年の7月に世界遺産に登録されたシャンパーニュ地方。その効果で観光客の増加が期待されています。

 

 シャンパーニュを訪れる観光客と言えば、まずはブドウ園を見学し、その後、地下蔵でシャンパンを試飲する、というのが定番。

 

 しかし、いつまでも同じことを繰り返していたのではいけないと立ち上がった方がいました。

 

Paris_Epernay.jpg
 
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年11月3日に放送)をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



À Épernay, le Champagne de Venoge propose de passer la nuit dans la maison

 

 ここはシャンパンの中心地エペルネー(Épernay)。

 

 この町のシャンパーニュ大通り(avenue de Champagne)にはシャンパンの製造業者が集まっています。

 

 シャンパンで財を成したのか、その建物はお城のような立派なお屋敷です。

 

 その中のに一つ、Champagne de Venogeが、そのお屋敷に一般の観光客を宿泊客として受け入れることにしました。

 

 「これまでお客様をお迎えしていたのはシャンパンを保管している蔵だけでした。しかし、もうそんな時代ではない、シャンパーニュだからこそ喜んでいただけるサービスを提供しなくてはと思ったんです」と社長のジルさん。

 

 ジルさんはこれまでも宿泊者を受け入れてきましたが、特別な方々だけ。つまりVIPだけに限ってのことでした。

 

 しかし、これからは一般のお客様にも泊まってもらおうことにしたのです。宿泊客の国籍は様々。

 

 「結婚記念日だったんです。何か特別なことをしようと考え、シャンパーニュのお屋敷に泊まることにしたんです」とベルギー人の女性。

 

 「料金は少々高額ですが、シャンパーニュ地方の中心地にあるお屋敷で贅沢な雰囲気が味わえますからねえ。だからここに泊まることにしたんです」とドイツ人男性。

 

 確かに、豪邸ですね。アールデコ調のお部屋はゴテゴテ飾り付けなどせずくつろげそうです。それでいてどこかやはり高級な感じです。

 

 宿泊客に開放されるのは寝室の他に、食堂、リビングルーム、書斎です。

 

 「ここには様々な書類や書籍が保管されています。これらを通して、お客様方には、シャンパンの開拓者としての私どもの歴史も合わせてご理解いただけるといいなと思っています」とジルさん。

 

 お屋敷のテラスからは英国式庭園が見渡せます。その向こうにはブドウ畑も広がっています。

 

 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、新車を買ったお祝いにと友人がシャンパンをプレゼントしてくれた。つまり、船の進水式と同じやり方で・・・。おかげでドアがでこぼこに[もうやだ~(悲しい顔)]

 

VDM (Vie de merde)より




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藤田の作品が寄贈される [シャンパーニュ地方]

 先月末、藤田嗣治の作品663点がランス美術館に寄贈されたそうです。


 そして、美術館ではこれらの作品を展示するための準備が始まりました。


Paris_Reims.jpg

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年4月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 作品は、油絵を始め、デッサン、クロッキー、エスキスなど様々です。


 中には藤田がパリに来て9年目に描いた自画像もあります。日本画風ですね。


 寄贈されたものすべてを整理・分類する作業はなかなか大変そうです。


 藤田がフランスでキリスト教の洗礼を受けたことはよく知られていますが、その時の洗礼名がレオナールイタリア語ならレオナルド)。


 あのレオナルド・ダヴィンチを崇拝していた藤田がこの名前を洗礼名にしたのだとか。


 寄贈品の中には宗教画も含まれています。


 そして、フランスで活動していた画家たちの影響が色濃く表れている作品もあります。


 セザンヌのような風景画、ゴーガン風の人物画やデッサン、そしてキュビズムの影響も認められます。


 「藤田はピカソ、ルソーなどと付き合いがありました。そして古典主義に傾倒していた画家でもあります。彼がフランスで活躍した1920年代は自由だった時代です。創造的な作品もあれば事実をそのまま描いた作品もあり、すべてが許された時代でした」と学芸員の方。


 ランスには、藤田がシャンパンの蔵元で責任者をしていたルネ・ラルの支援を受けて作った礼拝堂ノートル=ダム=ドゥ=ラ=ペ、通称フジタの礼拝堂があります。


 ステンドグラスも壁画も藤田の手によるもの。


 「最後の3ヶ月間は、イタリアのフレスコ画家と同じように、壁画ばかり描いていたそうです」


 寄贈された作品の一部が、美術館2階の一室に15世紀〜20世紀の作品とともに近々展示されることになっています。


 そして、2018年に開館予定の新しいランスの美術館には、240平米もの広さの一室に藤田専用の展示室ができるそうです。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、友人の新しいアパートを訪ねた。まだあれこれ手を入れなくてはならないらしい。そこで僕は言った。『この壁の色は絶対塗り直した方が良い』すると友人が言った。『あのお〜、そこは触らないで。ペンキ塗り立てだから」

 

VDM (Vie de merde)より





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シャンパーニュ地方の旅 その5 〜セザンヌ村〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの最後は、シャンパーニュ地方のグルメと歴史を探しに、小さな村セザンヌ(Sézanne)を訪ねます。

 

 Paris_Champagne.jpg 

より大きな地図で シャンパーニュ地方の旅 その5 を表示


 セザンヌと言っても、画家のセザンヌ(Cézanne)とは縁もゆかりもございません!確かに綴りも違っていました。

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年9月30日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら 


 
 村の人口は約5,600人ほど。まずはグルメから。
 
 シャンパーニュ地方の名物アンドゥイエット(Andouillette)。
 
 豚の消化器官、主に胃袋と腸を腸詰めにして茹でたもので、ハムやソーセージなどと一緒にお店で売られています。
 
 これを使って一皿作ってくれるのがレストラン付きホテルLe Relais Champenoisのシェフ、パトリスさん(上記地図の青印)。
 
 アンドゥイエットを焦げ目が付くくらいに焼いたら、マスタード・ソースをかけます。付け合わせは、カボチャのピュレ、一口大の野菜各種。
 
 パトリスさんの使うアンドゥイエットは、愛好家協会が最高級と認めた5Aのラベル付き。つまり格付けがトリプルA(AAA)ならぬ、5A(AAAAA)というわけです。
 
 見た目もおいしそうなのですが……これがかなり個性的なお味。好きな人にとっては堪えられない味だそうですが、私はちょっと苦手です。
 
 次に、重々しい衣装で登場するのは、セザンヌのワイン農家団体の名誉会長モーリスさん。
 
 見せてくれたのは、ブドウの葉の化石で、暁新世(今から約6,550万年前から約5,580年前)の頃のもの。
 
 これが19世紀にこのセザンヌ村で発見されました。そんな大昔からブドウってあったんですね。
 
 この村のブドウの歴史は古いものの、セザンヌがシャンパーニュというAOCの仲間入りを果たしたのは、ほんの数十年前のこと。
 
 それまで普通の農業をやっていた人たちがブドウ栽培に転向してシャンパンを作り始めたのだそうです。
 
 ピナール家Champagne Pierre Pinardも、そういう農家の一つです(上記地図の赤印)。三代に渡ってシャンパンを作り続けてきました。
 
 初代のピエールさんは「わしはブドウばかり作って来たからなあ、今さら普通の農業に戻る気にもならん。それにもう88歳だし、耕耘機だって使えやせんさ」とおっしゃていました。
 
 ピナール家にはご先祖の日記が残っており、18世紀にはワインを作っていました。
 
 そして、困ったことに、ピナール(pinard)とは、俗語で、あまり質の良くない赤ワインのことを言うそうです。
 
 なんだかとんでもない名前の方がシャンパンを作っていらっしゃるようです。が、しかし、サイトを見ると、インディー系の生産者らしく、その分野で金賞や銀賞を獲得しています。 
 
 さて、セザンヌ村には歴史を感じさせる建物があちこちに残っています。
 
 そして、村のお宝の一つが、元修道院(現在は病院)(上記地図の緑印)の礼拝堂に飾られている5点の宗教画。17世紀の偉大な画家クロード・フランソワ(宗教名:フレール・リュック)の手によるものです。
 
 革命時に修道院が競売に出された際、病院が丸ごと買い取ったことで、これらの名画が残ることになりました。
 
 次回は、このシリーズには登場しなかったシャンパンの泡が出来るまでの行程を映像で紹介します。 
 
 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、そして妊娠してからと言うもの、妻は、昼、夜、時間に関わらず何か食べています。今日は夜中の2時に起きて、アンドゥイエットに火を通し、パンにはさみ、イチゴのヨーグルトソースをかけ、サンドウィッチにして食べていました」

 

VDM (Vie de merde)より




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シャンパーニュ地方の旅 その4 〜セーヌ川の上流〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの4回目は、ブルゴーニュ地方に近いオーブ県南部を訪ねます。 

 

 Paris_Champagne.jpg 


 ここはパリを流れるセーヌ川の上流に位置します。川沿いには小さな村、その回りには農地、葡萄畑、森があります。

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年9月29日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら 


 
 葡萄畑の中の、大きな格納庫から出て来たのは小さなプロペラ機。ワイン農家のジャン=ミッシェルさんの趣味は、このプロペラ機に乗り、上空を散歩すること。 
 
 今日は、フォレドリオン自然公園の中にある大きな湖のあたりまで飛んでいました(上記地図の青印)。
 
 セーヌ川の流れるこの地域、平らな土地には一般の農地が、斜面には葡萄畑が広がっています。日当りのいい斜面では葡萄がよく熟すそうです。
 
 映像に登場した葡萄はピノ・ノワール種。ブルゴーニュ地方の赤ワインの一つがこのピノ・ノワールで作られますが、ここではロゼのシャンパンになるそうです。
 
 クルトロン村(上記地図の赤印)でシャンパンを作っているジャン=ピエールさんが葡萄畑を案内してくれました。
 
 石を積み上げて出来た小屋はカドール(Cadole)と言います。主にブルゴーニュ地方で数多く見かけられますが、かつて葡萄栽培者が休憩を取るために作ったもの。
 
 ジャン=ピエールさんが案内してくれたカドールは、中でも大型で、公有地に建てられており、農民が共同で使っていたそうです。
 
 天井には穴があいていますが、暖炉の煙を出すために開けられているそうです。
 
 このカドールの歴史は古く、中世の頃から雨風をしのぐため農民の手で作られるようになりました。
 
 地面に落ちている石の中から合いそうなものを選び、雨が内側に入らないように少し斜めに積み重ねて行くそうです。
 
 入り口は低い位置にあり、向かい風を避けるために東につけられています。
 
 19世紀末には害虫フィロキセラの被害にあい、放置された畑は森に変わってしまいましたが、カドールはジャン=ピエールさんのような有志の手で保存され残っています。
 
 このクルトロン村から北東へ8キロほど行ったところには、以前にも登場した、ルノアール一家が暮らしていたことで知られる小さな村エソワ(上記地図の緑印)があります。(以前の記事は→こちら
 
 エソワはルノワールの妻アリーヌの生まれ故郷。妻を介してこの村を知ったルノワールは、1887年から約30年間、毎年夏をここですごしたそうです。
 
 ルノワールを引き付けたのは美しい村の風景だけでなく、村の暮らしぶりでもあったようです。
 
 画家のアトリエは現在見学者に開放されています。(外階段の付いた白い建物)
 
 また、ルノワールが描いた村の風景を実際に散策しながら確認することもできます。
 
 今年は、村の美術館ではルノワール家を特集した展覧会も開かれているそうです。
 
 セーヌ川の中に立てられたシャンパンは、ポリゾ村(Polisot)のものでした。(上記地図の紫印)
 
 ストリートビューで見られますが、残念ながらシャンパンは立っていません。ということは、最近、あそこに立てられたんですね。
 
 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、シャンパンのせいでひどく頭痛がした。飲み過ぎたわけじゃない。ボトルを開けた時、あのフタが頭に当たったからなのだ」

 

VDM (Vie de merde)より




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シャンパーニュ地方の旅 その3 〜ランスの山〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの三回目は、畑の広がる平野のど真ん中に横たわる山「ランスの山(Montagne de Reims)」。

 

 前回登場したマルヌ川沿いの村エペルネーとランスの間にあります(下記地図の薄緑色の地域)。

 

 Paris_Champagne.jpg 

より大きな地図で シャンパーニュ地方の旅 ランスの山 を表示


 山と言ってもなだらかな曲線を描いて少し高くなっている森といった風情。一番高いところで標高286メートル。なだらかな斜面にはブドウ畑もあります。

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年9月28日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら

 
 
 坂道をのぼって森の中へと入って行けば、小さな古い教会がひょっこり姿を現します。
 
 振り向けば、遠くにランスの街を見渡すこともできます。大聖堂の鐘楼が霧の中にかすんで見えていました。
 
 この森の端から端まで知り尽くしたオリヴィエさんによると、この地域は、農作物の畑、ブドウ畑、森の3つがバランスよく共存しているのだとか。
 
「一般農家、ワイン農家、林業のそれぞれが、自身の持ち場についてよく理解し、責任を持って仕事をしているから、うまく共存しているのです。調和と共存がこの地域を豊かにしている秘訣です」とおっしゃっていました。
 
 丘から見下ろすと、安野光雅さんの絵に出てくるような風景がありました。
 
 ワイン農家のジェロームさんは、数年前に広大な農場を買い取り(上記地図の赤印)、ニワトリ、馬、羊、ウサギなど、様々な動物を放し飼いにしています。
 
 飼うと言っても食べるためではありません。こうやって広い野原で動物を飼うのが子供の頃からの夢だったそうです。動物が自由に生きている世界.........仏版ムツゴロウさん???
 
 農場の名前はLa Ferme de Vertuelle。サイトを見ると、入場料が5ユーロ。13歳未満なら無料。一般のありとあらゆる家畜が飼われているようです。
 
 そしてこの日、この農場から気球を飛ばし空の散歩を楽しむことに。
 
 空から見ると、ブドウ畑と一般の畑がみごとに分かれているのが見て取れます。
 
 また、マルヌ川沿いやランスの山の回りに小さな集落が点在しているのも分かります。
 
 上記地図を写真モードにすると、ランスの山の回りの斜面にブドウ畑が、その回りに一般の畑がモザイク状に広がっているのがよく分かります。 
 
 さらにヴェルジー村(Verzy)に向かって北へ進むと、Faux de Verzyと呼ばれる森があり(上記地図の緑印)、ここには曲がりくねったブナの木が群生しています。
 
 魔法お使いのおばあさんでも出てきそうで、ちょっと怖い森ですね。稲光と豪雨の嵐なら、さらに恐怖が増しそう。
 
 シャンパーニュ地方と言えば、華やかなパーティなどで出されるあのシャンパンしか思いつかなかったのですが、こんなに豊かな自然があったんですね。
 
 
 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、6歳になる娘を連れて森へ散歩にでかけた。小さなバケツを娘には渡して、きれいなものを集めてくるように言った。娘は15分ほどして戻って来た。バケツの中にはカタツムリとナメクジが………。絶対、家に連れて帰ると言う」

 

VDM (Vie de merde)より




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シャンパーニュ地方の旅 その2 〜マルヌ川の散策〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの二回目は、有数のシャンパンを生み出すブドウ畑の間を流れるマルヌ川を散策します。

 

 Paris_Champagne.jpg 

より大きな地図で シャンパーニュ地方の旅 マルヌ川 を表示


 マルヌ川は全長525キロ。シャンパーニュ地方の東端にあるラングル台地に水源があり、そこからシャンパーニュ地方を横切り、最後はセーヌ川へとそそいでいます。

 

 今日、散策を楽しむのは、ランスから約30キロ南を流れるマルヌ川のほんの一部、約10キロの区間です。

 

 そして、今日のもう一つの主役は川で活躍する三人の女性。

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年9月27日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら

 
 
 まずは、エペルネー(上記地図の青印)でボートのレンタル業Blue Nauticを営むクリスティーヌさん。
 
 近くには公共のキャンプ場があり、その宿泊客のためにレストランも開いています。
 
 早朝、川辺のテラスでお客様がのんびりと朝食を取っていました。
 
 そして、ボートをレンタルするのはイギリスからの家族連れ。1時間〜3時間で27〜90ユーロ。一隻に5〜7人可。
 
 ボートの動力は電気。クリスティーヌさんの説明を聞いたらいざ出発。
 
 岸辺の斜面に広がる美しいブドウ畑を眺めながら数時間の川の散歩を楽しみます。
 
 この時期、すでにブドウの収穫と仕込みは終わっていました。
 
 あのドン・ペリニョンの名で知られる修道士ピエール・ペリニョンがシャンパン作りに励んだサン・ピエール修道院も、この渓谷沿いの村Hautvillersにあります。(上記地図の赤いピン)
 
 この修道院、現在はドン・ペリニョンの蔵元であるMoët & Chandonの所有になっているそうです。
 
 ストリートビューで気がついたのですが、ここも「花のまち」の称号があり、花が3つ付いています。ストリートビューの映像は霧がかかっていてなかなか趣があります。 
 
 さて、カトリーヌさんですが、生活が180度変わったとおっしゃっていましたから、恐らく大都会(パリ?)からのんびりした田舎での仕事に転職されたようです。
 
 くねくねと曲がりながら流れるマルヌ川を東へ7、8キロほどさかのぼるとモルイユ=シュル=アイに到着(上記地図の赤印)。
 
 こちらでは、ジョジータさんが大型のボートを貸し出しています(Champ's Marine)(Tel. 06 77 84 49 28 E-mail: contact@champsmarine.fr)。
 
 ペニッシュと呼ばれる細長いボートで、中で宿泊もできるようになっています。レンタル期間は1日〜7日間。サイトが工事中で金額は不明。
 
 ジョジータさんは、小さい頃から両親に連れられて船でバカンスを楽しんでいたそうです。どうもご自身もペニッシュでお暮らしのようです。
 
 これとは別にワンカットだけ映像に登場した船Bateau d'Argile et d'Eauは、宿泊施設になっています。
 
 船の名前をクリックするサイトにアクセスできます。スイートも入れて部屋は全部で5つ。一人60ユーロ〜100ユーロで泊まれます。詳しく部屋の様子が出ているので、ちょっと面白いです。
 
 次は、逆に西へと移動し、キュミエール(Cumière)村へ(上記地図の緑印)。ここには遊覧船Bateau Champagne Valéeの発着所があります。
 
 そして、その遊覧船で働いているのがカトリーヌさん。ガイドや給仕係を担当しています。
 
 手慣れた手つきでシャンパンを開けていましたが、これが結構むずかしいのです。少しずつ開けないと、中身が全部こぼれてしまうという悲劇に見舞われます。
 
 遊覧船には、キュミエール〜エペルネー間(東に上る)とキュミエール〜ダムリー間(西側に下る)の2つのコースがあります。
 
 単なるクルーズだけなら9.50ユーロ。昼食付きは42ユーロ。ディナー付きなら61.20ユーロ。いずれも事前の予約が必要です。人数や季節によって出ない日もあるようです。
 
 キュミエールとエペルネーの間にはTête à l'Âneという名前の島があります(上記地図の紫印)。冬の間は水没してしまうそうです。よって、ギーさんとその仲間たちは夏の間だけここで過ごすそうです。
 
 最後は皆さん揃ってシャンパンで乾杯!
 
 
 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、彼とレストランに行った。ウェイターがシャンパンを運んで来たのでグラスを見ると、底にリングが!感動した私は彼の目を見ながら『イエス』と言ったのに、ウェイターの勘違いで、シャンパンは隣のテーブルへ」

 

VDM (Vie de merde)より




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シャンパーニュ地方の旅 その1 〜花のまち〜 [シャンパーニュ地方]

 今日から、シャンパーニュ地方の旅シリーズを始めます。5回シリーズです。

 

 第一回目の今日は、たくさんの花が咲くことで知られるマルヌ県の小さな村を訪ねます。

 

 Paris_Champagne.jpg 


 マルヌ県には「花のまち」の称号を取得している市町村がたくさんあるそうです。

 

 この「花のまち」の称号を取得するためには、「花のまちコンクール(Concours des villes et villages fleuris)」に参加して、ある一定の条件をクリアしなくてはなりません。

 

 このコンクール、緑をもっと増やそうと1959年から始まりました。

 

 クリアしなくてはならない条件は時代とともに変わっていますが、種の多様性、環境に無害な栽培方法、持続可能かどうかなどが条件になっているそうです。

 

 そして、「星、三つ!」ではありませんが、称号にも花1つ〜花4つまで段階があります。今回登場する3つの村は、どれも「花、4つ!」です。

 

 下記ウィンドウの▶をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年9月26日に放送)(▶をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 
 マルヌ県には600ほどの市町村がありますが、そのうち三分の二が、この称号を取得しているそうです。
 
 ブドウ畑や農地をのぞくとしても、県の三分の二が花で満たされると考えると、すごいですね。
 
 最初に訪ねたのが、この分野ではパイオニア的存在の村バコンヌ(Baconnes)。(上記地図の青印)
 
 村の人たちは40年も前からせっせと花を育て続けています。
 
 観光客の皆さんは「毎年、来ますよ。いろんな花が咲いていてキレイですからねえ」、「どの家も花で飾られているのは珍しいですよ」とおっしゃっていました。
 
 村の人口は300人ほど。花の種や苗は全部有志の皆さんのポケットマネー。役場は一銭も出してくれないのだとか。
 
 そりゃちょっとないんじゃないですかねえ。
 
 そこで、村の有志の皆さん、少しでも活動の足しになればと、夏の間、週末だけのレストランを開くことにしました。観光客に冷たい飲み物やクレープを出しているそうです。
 
 次に訪れたのが、リリー=ラ=モンターニュ(Rilly-la-Montagne)。(上記地図の赤印)
 
 シャンパン街道沿いにあり、有数のシャンパンの産地でもあります。ここも「花、4つ!」。
 
 ここでは、シャンパン農家が経済支援をしているそうです。
 
 キレイな花に魅かれて観光客が足を運んでくれれば、シャンパンの売り上げも期待できます。
 
 また、花だけではなく昆虫を増やして、鳥がやってくるように工夫をしている人たちもいます。
 
 そして、古い洗濯場や建築物を修復したりと、観光誘致のための努力も惜しみません。
 
 皆さん、がんばってるんですね。
 
 最後が、やはりシャンパン街道沿いにある村オジェ(Oger)。(上記地図の緑印)人口は600人ほど。
 
 こちらは「欧州花のまちコンクール」で金賞を受賞した村です。
 
 そのため、フランスだけでなくヨーロッパの各地から観光客が訪れるようになったそうです。
 
「欧州花のまちコンクール」の参加国は、フランスの他に、ドイツ、オーストリア、ベルギー、クロアチア、ハンガリー、アイルランド、オランダ、チェコ、英国、スロヴェニアだそうです。
 
 肝心要のシャンパンは.......次回に登場します。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、妻に花束を買って帰った。妻の言葉は『ありがとう』ではなく、『何企んでんの?』だった。挙げ句の果てに怒り出し、結局、私は長イスで寝ることに。まったくもって、女は不可解」

 

VDM (Vie de merde)より




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フランスの地方都市 その2 〜 トロワ 〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの二回目は、シャンパーニュ地方第二の都市トロワ。

 

Paris_Troyes.jpg


 トロワの人口は62,000人ほど。かつてメリヤス製品の中心地だったこの町は、最近ではアウトレットモール“Magasin d'usine”があることで知られています。

 

 しかし、ここもユゼスと同じようにフランス文化省から「歴史と芸術の町と地域(Villes et pays d'art et d'histoire)」の指定を受けているだけあって、歴史を感じさせる美しい街並が残っています。下記写真クリックして番組をご覧下さい。(2010年5月18日放送)

 

TroyesTV.jpg

 

 ルネッサンス様式のコロンバージュ(木骨造)の家々は、16〜17世紀にかけて造られたもの。1990年初頭から修復が続けられています。

 

 狭い路地を挟んで立つ家と家をつなぐ細い梁のような木は、猫が屋根裏から屋根裏へ移動できるように造られたものだとか。

 

 そしてパステルカラーに彩られた家並みが目を引きます。何世紀も立つうちに色あせてしまった外観は灰色だったそうですが、修復でこの色が甦りました。よくみるとモザイク模様のような壁の家がいくつもあります。

 

 トロワには教会が10もあるそうです。町が少しずつ大きくなるに従って、教会が一つ二つと増えて行った結果、これだけの数になってしまったのだそうです。

 

 中でも有名なのがサント=マドレーヌ教会。本堂と聖歌隊席の間にある石の透かし彫りは、まるでレースのよう。石だということを忘れてしまいそうです。

 

 教会と言えばステンドグラスも忘れてはなりません。トロワは、12世紀から20世紀にかけてステンドグラスの中心地でした。

 

 映像に登場した工房では、その修復が行われていました。ここは見学することができるそうです。

 

 また、職人さんが使う道具を集めたユニーク博物館Maison de l'Outil et de la Pensée Ouvrière”もあります。ちょっと面白いのは、大工さんが自分の道具に装飾を施していること。18世紀頃のものだそうですが、他の人と違う自分だけの道具にして楽しんでいたのかもしれません。

 

 そして最後はやっぱりグルメ。トロワの名物は、あのアンドゥイエット(以前の記事は→こちら。この食べ物、正直言って私は苦手です[ふらふら]

 

Andouillette de Troyes    Andouillette AAAAA cuite

トロワのアンドゥイエット                       焼いたもの      

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、幼友達アメリーの結婚式に招かれた。時間に遅れてしまったので、教会の奥の端の方で立っていた。何分かたって、神父が言った。『ジョセフィーヌとセドリックを祝福したまえ……』げっ、教会を間違えた!」

 

VDM (Vie de merde)より




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アルデンヌ県を巡る旅 その5 〜ベルギーとの国境〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの最後は、アルデンヌ県を流れるムーズ川沿いにあり、少し足をのばせば、そこはもうベルギーという町を訪ねます


Meuse_ardennes.JPG

アルデンヌ県北部を蛇行して流れるムーズ川


Paris_Ardennes.jpg  Ardennes-Givet.jpg


 ムーズ川の水源は、アルデンヌ県から南へ3つ目の県オート・マルヌにあり、川は、ここからヴォージュ県、ムーズ県、アルデンヌ県を通りベルギーへと流れ、さらにオランダを横断し北海へとそそいでいます。オランダではマース川と呼ばれています。


 上記地図のとおり、ちょうど針の先のようにベルギーに食い込んだフランスの領土、これをLa Pointe de Givet(ラ・ポワント・ド・ジヴェ)と呼んでいますが、ここをムーズ川が通り、ベルギーへと入って行く、国境近くにある町がジヴェです。

ジヴェ

(Givet)

 Givet.jpg


 人口は6,777人。この辺りまで来ると、国境とは名ばかりで、実際にはベルギー人とフランス人が仲良くともに暮らす町のようです。

 ジヴェのラジオ局でパーソナリティをつとめるベルギー人のジャーナリストのシャルルさんは、ベルギー人は(ワインを)一杯やりにフランスへ行き、フランス人はおいしいビールを飲みにベルギーにやって来る、なんて言っています。


 映像は→こちら


 豊かな自然に恵まれた地域ですが、ムーズ川の度重なる増水で、川沿いの家はなんども浸水したそうです。映像の中に、川に何本もの杭を打った場所が出てきましたが、barrage à aiguillesと呼ばれる小規模のダムです。杭を引き抜いたり打ったりしながら川の水位を調整します。


 次回は、ノルマンディーグルメシリーズです。


    

******** フランス人のつぶやき *******

「今日、捕まえたウサギを自然に戻すことにした。森の入り口のところで放してやった後、一枚の看板に気がついた。『侵入禁止、罠あり』」

VDM (Vie de merde)より



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アルデンヌ県を巡る旅 その4 〜ランボーとヴェルレーヌ〜 [シャンパーニュ地方]

 シリーズの四回目は、アルデンヌ県にゆかりのある詩人ランボーとヴェルレーヌの足跡を訪ねます。

Paris_Ardennes.jpg  Ardennes-Charleville.jpg

より大きな地図で アルデンヌ県の詩人 を表示


Rimbaud_1872.jpg

17歳のランボー


 詩人アルチュール・ランボーは、1854年、アルデンヌ県のシャルルヴィル(現在の県庁所在地シャルルヴィル=メジエール(Charleville-Mézières))で生まれました。従って、ここにはランボーにゆかりのある場所がいくつかあります。


 映像をご覧いただく前に、少し説明を。(登場順です)


 まずシュフィイ=ロシュ(Chuffilly-Roche)。ここには、母親の農場があり、ランボーもたびたび訪れたそうです。そして、ここで「地獄の季節(Une saison en enfer)」と「酔いどれ船(Le Bateau ivre)」を書いたとされています。特に「酔いどれ船」は、近くにあったロシュの貯水池(Lavoir de Roche)で発想を得たのではないかと言われています。


 ランボー生誕の地シャルルヴィル=メジエールには彼の記念館(Musée Rimbaud)があります。ここでは、書簡、家族の肖像写真、本人の身の回りの品々、詩「母音のうた(Voyelles)」のオリジナル原稿などを見ることができます。


Verlaine.jpg

ヴェルレーヌ


 ある時期ランボーと恋愛関係にあったとされる詩人ヴェルレーヌもアルデンヌですごした時期があります。1880年、ジュニヴィル(Juniville)にある借家で暮らし、その向かいにあった宿屋"Lion d'Or"で「叡智(Sagesse)」を完成させたと言われています。現在は、この宿屋が修復され、ヴェルレーヌ記念館(Musée Verlaine)になっています。ここでは、ヴェルレーヌが使った品々や家具を見ることができます。


 映像は→こちら


 尚、映像には出てきませんでしたが、シャルルヴィル=メジエールでは、記念館の他に、ランボーが家族とともに暮らしていた家が一般に公開されているそうです。


 ランボー記念館:開館 月曜日以外の毎日

            10:00~12:00  12:00~18:00

 ヴェルレーヌ記念館:開館 5月1日〜10月末 月曜日以外の毎日  

              10:00~12:00  12:00~18:00

              URL: http://juniville.free.fr/(仏語のみ)


 最後に、ランボーは二十歳そこそこで詩を書くことをやめてしまい、その後は海外を点々としながら暮らしますが、最近になって、イエメンのアデンで1880年に撮影されたとされる写真に写っている姿が発見されました。

Arthur_Rimbaud._Aden_ca1885.pngRimbaud_Aden.jpg

向かって右から二人目がランボーとされる人物           拡大       

 専門家が長い時間をかけて鑑定した結果、ランボーだと断定したのですが、これにも議論があります。


    

******** フランス人のつぶやき *******

「私は小学校教師をしています。今日、生徒が書いた詩を添削したのですが、ある生徒がこんな詩を書いてきました。  『先生はいい人、でもすぐバツを与えます。先生はいい人、でもきびしすぎます。先生はいい人、でも面白くありません。ああ、そうだよ、完璧な人などいないんだよ』」

VDM (Vie de merde)より



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