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新築の中世の城5 [ブルゴーニュ地方]

 新築中の中世のお城ゲドゥロン城シリーズも最後になりました。

 最後は、お城の中に入ってみます。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 お城のパン屋さんの石窯で美味しいパンが焼けたようです。

 焼きたてのパンを切ってみると、ふわっと湯気が立ち上りました。中はもちっとして、濃密な感じだそうです。

 食べるとカリッと音がしてました。美味しそうですねえ。

 「普通のパンよりこっちのパンの方が美味しいですね」とコンスタンタンさん。

 こちらの平べったいパンは、イースト菌は使わず、全粒粉だけで焼いたパンです。

 ここで出来たパンは販売はされませんが、こうして見学者にふるまわれることもあるそうです。

 「穀物でできているのがよく分かるパンです」と女性。

 「このパンだけで十分美味しいわ」と別の女性。

 さて、こちらは前回の終わりに登場した女性が絵の具を作っていたアトリエです。

 今日も絵の具作りに励んでいます。機械は一切使いません。材料はこの周りで取れた石、砂、土。

 「できるだけ細かく砕きます。きめが細かい方が、壁などに塗った時に長持ちするんです」とヴァレリーさん。

 集めてきた材料を洗っては沈殿させ、また洗っては沈殿させ、最後に乾燥させたら粉状にしてふるいにかけます。これで粉の染料が完成します。

 ヴァレリーさんがゲドゥロン城にやってきたのが7年前。2013年にヴァレリーさんを撮影した映像が残っていました。

 この時は、友人のオレリーさんと一緒に13世紀の壁画が残る教会を訪ねていました。

 聖書の物語が壁一面に描かれています。これを見ると、当時、どんな色を使っていたかが良くわかります。

 ヴァレリーさんはこれらを参考にゲドゥロン城の室内の壁に絵を描いてきました。

 お城の工事が進むに従って、真っ白な壁が出来上がります。そこに装飾の絵を描いていきます。

 現在、作業が続いているのが領主の寝室の壁画です。綺麗ですね。これなら安眠できそうです。

 ヴァレリーさん、いよいよ今日の作業に取り掛かります。まずは絵の具作りから。

 石で作った染料に、ウサギの皮膚で作った接着剤と溶き玉子と少量の水を加え混ぜます。

 昔からこの材料で絵の具が作られてきたそうです。

 「こうすると持ちがいいんです。この絵の具を使った13世紀の壁画が数多く残されていますからね」とヴァレリーさん。

 今日は出窓の壁に花を描いていきます。このモチーフは中世のお城や修道院によく描かれていたそうです。

 ヴァレリーさんが花を描くたびに白い無機質な壁が華やかになっていきます。

 外から見たお城の壁が網の目のよう。ちゃんと考えて一つ一つ石が積み上げられたんでしょうね。ため息が出ます。

 敷地には建築に必要な金物を作る鍛冶屋もあります。また、石灰を煮詰めて漆喰を作る作業場もあります。その隣ではモルタルに漆喰を混ぜ込んでいます。

 お城には川から水を引くための水路も作られています。この水が水車を回して動力となります。

 ゲドゥロン城へ来れば、中世の人たちがどんな仕事をしていたかがよくわかります。

 この工事現場の一切を仕切っているのが、歴史的建造物のスペシャリストであるフロリアンさんです。

 「様々なノウハウがここに集まっていることがゲドゥロン城の宝と言えます」

 研究者と労働者が一つになってここまで出来たこのお城。まだまだ工事は続きます。

 建物が完成しても、次は室内の調度品を作って、などやっていると、終わりがないですね。

 しかし、このシリーズはとりあえず今回で終わりとなります。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、いとこの18歳の誕生日に金の指輪をプレゼントした。いとこは金より銀が好きといって、上から銀の絵の具を塗ってしまった [目][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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新築の中世の城4 [ブルゴーニュ地方]

 中世の道具を使って中世の方法で建築が進むゲドゥロン城(château de Guédelon)。

 庭も含めた敷地の広さは14ヘクタールほど。

 シリーズの四回目は、この敷地全体を使った、建物の建築だけにとどまらないお城の様子を紹介します。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 前回の最後に登場した鍛冶屋さんらしき男性が再び登場。

 型から取り出した棒状の金属を叩いて薄くのばし四角に切り分けます。

 ピンと来た方もいらっしゃるかも知れません。実はここは鍛冶屋ではなく、造幣局でした。

 この四角い金属片で硬貨を作っています。

 まずは重さを計ります。一枚は1.2グラムでなくてはいけません。13世紀にはそう決められていたそうです。

 どうやらその当時からニセ硬貨が出回っていたようです。

 1年前からここで硬貨を作っているニコラさん、こうやってすでに700枚を作りました。

 敷地の中には農場もあるようで、さながら中世の生活の再現といった感じになってきました。

 これは川の水を利用して造られた水路。栓を外したら勢いよく水が流れ出しました。

 その水の先にあるのが水車。ギシギシ言いながら回っています。

 この動力を利用して臼で麦の実を挽いて粉にします。

 コンスタンタンさんはここに来るまではパティシエをやっていました。粉については誰よりもよく知っています。

 「以前に何度も使っていた粉と同じだということに気がつきました。原材料を手にして初めてそれがわかりました」

 この粉を集めてお城にあるパン屋さんchez Maxへ持ち込みます。

 「ああ、きれいな粉だね。きめ細かくて質がいい」とパン屋のマックスさん。

 50年間パン屋で働き、今はリタイアしてここで好きなパンを焼いています。

 「こんな材料や道具を使ってパンを焼くなんてことは他では体験できないから楽しいんだよ」とマックスさん。

 そして、今、一番新しくできた施設が、この中世の庭です。

 庭と言うより畑と言った方が良さそうですが、二人の庭師がここの手入れに当たっています。

 1年前、庭を作るにあたっては15世紀の書物を参考にしたそうです。

 こんな風に、当時、描かれていた通りのものを用意して植え付けました。

 「中世の植物に関するデータはたくさん残されています。修道院との関連が強かったようです。何しろ修道院では植物を、食料として、また薬として育てていましたからね。ただ、抜け落ちているデータもあります。それは一般の人たちがどうしていたかです」と庭師。

 中には現在では見かけなくなった種類の野菜もここで育っています。また中世のフランスになかった野菜は作られていないそうです。

 ピンクの小さな花を咲かせていたのはソバ。なんだか見学者の方々、盛り上がってますねえ。

 これらの野菜を使って作っていた料理はと言えば、ほとんどが鍋料理。

 鍋に葉物野菜や根菜を入れドロドロに煮込んだものをパンと一緒に食べていたと考えられているそうです。

 庭師の方、ちょっと面白いジョウロを使って水やりしてました。

 そしてまたアトリエに戻ってきました。ここのアトリエでは様々な材料で絵の具を作っています。一体、何に使うのでしょう?

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、自宅の三階のベランダにある小さな庭の手入れをしていた時、ヒキガエルを見つけてあまりの恐ろしさに腰が抜けた

VDM(Vie de Merde)より



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新築の中世の城3 [ブルゴーニュ地方]

 今週は、1997年着工、現在も建築中の中世のお城ゲドゥロン城(château de Guédelon)をシリーズで紹介していますが、今日はその三回目です。

 今回は建築に使われる道具を中心に紹介します。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 前回で紹介したように、建築に使用される建材は、こうして馬が荷車を引いて運びます。

 「馬はこの手の仕事をするのに向いた動物です。例えば、牛に比べるとよく言うことを聞いてくれますし、長い距離を移動することも出ます」

 確かに、前進だけでなくバックするのも上手にできますね。

 重たそうな石を乗せた荷車も引っ張っていきます。

 荷物は、石の時もあれば木材、石灰、漆喰など、その時によって変わります。合計で一日2トンほどの荷物を運ぶそうです。

 さて、工事現場には大きな木製の車輪が2台。

 どうやって使うかというと、人が中に入って歩きながらぐるぐる回します。リスやハムスターと同じ。

 しかし、使い方を間違えると大怪我につながりかねません。絶対に車輪の板の部分に手をついてはいけません。そして二人の息をぴったr合わせて回さなくてはなりません。

 とは言っても、一体何のために回すのか?

 先ほど運ばれてきた石を高いところまで上げるために使う道具なのです。つまり人力クレーン車というわけです。

 13世紀の工事ではよく使われていたそうです。最大で500キロまで上げることができるそうです。

 運ばれてきた石はこのようにして次々と積み上げられていきます。

 どうやら職人さんが実習生に石の積み上げ方を教えているようです。

 ここでは、毎年、400人もの実習生を受け入れているそうです。

 「できるだけ城が長持ちするようにと、この方法で作っています。それを実習生に教えているんです。ここまで作るのに20年かかりましたが、この先、1000年も2000年も壊れないで残ると思いますよ」と職人さん。

 ゲドゥロン城は一私企業です。その資金は年間30万人にもなるという見学者の入場料で成り立っています。国からの補助金は一切ありません。

 従業員は全部で70名、うち45人が職人さんたちです。年間の予算は500万ユーロ。

 となると、見学に訪れるお客様を案内するガイドの仕事も重要なポストです。

 毎年、5万校の学校から先生が生徒を引き連れて見学に訪れるそうです。

 生徒のみなさんにとっては、ここは青空教室のようなもの。

 仕事で使うロープ、釘、そしてこのカゴも全てここで作っています。それがここのルール。徹底してますね。

 もともとは絵描きだったオレリーさん、籐細工を学んだあと、ここにやってきました。

 ただ今壊れたカゴを修理中。13世紀にはよく使われたカゴだそうです。

 「こう見えても力仕事なんです。なので、昔は男性の仕事だったようです。それでもなんとかやれますよ。鍛冶屋の仕事となるとちょっと難しいですけどね」とオレリーさん。

 お城の建築が進むにつれその勢いは増し、最近では新しい職業もできました。

 なにやら鍛冶屋さん風ですが・・・。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、鍵穴に鍵を差し込んで鍵を壊してしまった。こんなことは絶対起きないと言い切れない。しかし、私が鍵屋で、鍵をかけたばかりの部屋にその道具が置いてある、なんてことはそうそうあることじゃない

VDM(Vie de Merde)より



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新築の中世の城2 [ブルゴーニュ地方]

 昨日は台風が運んできた大気のせいで少々暑い一日になりました。

 しかし、いっときの猛暑とはちょっと違う感じがします。

 さらに、夜になるとどこからか鈴虫の鳴く声が聞こえてくるようになりました。

 こうしてどんどん時が流れ、早く落ち葉舞う秋になって欲しいものです。

 さて、中世の道具だけを使い、中世と同じ方法で建築中のお城ゲドゥロン城(château de Guédelon)。

 シリーズの二回目は、モデルになったお城が登場します。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 前回登場したマリリンさんが向かっているのが、ゲドゥロン城のモデルとなったラティーイ城(château de Ratilly)です。

 マリリンさん、小さい頃、このお城の周りで遊んでいました。

 城から出てきたのがオーナーのクレールさん。二人は友人同士。

 「お城作りは順調なの?」とクレールさん。

 「ええ、順調よ。来年には鳩小屋の塔が完成する予定なの。完成したら一日に2回、塔から鳩を飛ばす予定よ」とマリリンさん。

 因みに、昔は円筒形の塔で鳩を飼い食料にしていました。

 ゲドゥロン城が完成すると、このお城のような姿になるのだそうです。

 「二つの塔の間に入口があり、両サイドにそれぞれ塔があります。またファサードには石が一直線に並んでいます。これがフィリップ2世(1165〜1223年)の時代の典型的なお城です」とマリリンさん。

 ラティーイ城から4キロのところにあるのが建築中のゲドゥロン城です。

 完成までにはまだまだ時間がかかりそうです。

 こちらは城のファサードを作っているマチューさん。壁の幅は2メートルあります。

 中世のお城といえば要塞化されたお城です。この頃はまだ爆薬は使われていなかったようですから、厚み2メートルの壁は突破するのは難しかったでしょうね。

 「これは何をやっているんですか?』と取材班。

 「ロープを張っているんです。このロープに合わせて石を並べれば真っ直ぐに並べられます」とマチューさん。

 マチューさんは、最初は石工としてボランティアに石の作り方を教えていました。

 数年が過ぎるうちに別の仕事がしたくなって、今は左官の仕事をしています。

 「石の壁を作るのはとても面白いですよ」

 マチューさんはこの工事が始まったばかりの頃のメンバーだそうです。以来、17年間、ずっとここで働いています。

 「城を作りながら、出来上がるのを逐一見ているようなもので、なかなか体験できることではありません」

 さて、一回目にも登場したこのお馬さん、大きなあくびをしてました。

 お世話をしているのはルテシアさん。馬3頭を世話しているそうです。

 「この馬たちは仕事をするためにここにいるんですよ。お城の建築に必要な建材を運ぶのはこの馬たちなんです」

 この馬にかける首輪は中世の頃に発明されたものだとか。

 なるほど、この首輪があるから荷車を引くことができるようです。

 お城を囲む壁を作るのに300キロの石が必要だそうですが、それを馬たちが運ぶことになります。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、うちのワン公は、ちょっとでも庭に近付こうものなら、何にでも吠えるようになった。自転車、リス、鳥、車、通行人、馬、それに私にまで吠える。その代わり、見知らぬ人が近づいてくるとおとなしくなった

VDM(Vie de Merde)より



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新築の中世の城1 [ブルゴーニュ地方]

 先週の木曜日、ジムのプールで泳いだ後、濡れた水着を脱水しようとしたら脱水機ない。

 どうやら故障してしまったらしい。仕方なくぎゅっと手で絞ってどうにかこうにか持ち帰って自宅の洗濯機で脱水。

 金曜日もまだ脱水機は戻らず。

 そして昨日、新しいのがいつもの場所に設置されているのを発見。

 ああ、助かったあ、あれがないと不自由なのよねえ。

 とは言っても、考えてみれば、昔は脱水機はおろか、洗濯機さえもなかったのでした。

 そんな時代の方がずっと長い。皆、手で洗って手で絞ってたんですもんねえ。

 さて、以前に一度だけ紹介したことがありますが、フランスのブルゴーニュ地方に、中世のお城をゼロから作るというアトラクションがあります。

 そのお城を、今日から5回のシリーズで紹介します。

 まずは第一回目をご覧ください。

Paris_Treigny.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 森を通り抜けると工事中のゲドゥロン城(château de Guédelon)が見えてきます。

 この方が工事の責任者フロリアンさんです。

 「まずは塔を完成させることになり、3年前からその工事が続いています。一つずつ順に完成させます。塔の上にはとんがり帽のような屋根をかぶせます」

 フロリアンさん、毎朝、その日の行程を順に職人さんたちに渡していきます。そして細かなところをチェックしては工事の進め方を決定します。

 この工事が始まったのは今から20年前の1997年。現場はこんな感じでした。

 初めはたった7人で工事が始まり、城壁を作りました。

 お城を作るにあたっての大原則は、中世の道具を使って、中世の方法で作る、というもの。

 こんな酔狂な計画に賛同して、職人さんたちの他にボランティアで働く人もいて、20年後にはここまで進みました。

 現代の方法で建てたら一年、いや半年で出来上がっていたかもしれません。

 現在は45人の職人さんたちが働いています。

 大工さん、左官屋さん、鍛冶屋さんなど様々です。グギもこうして鍛冶屋さんが昔の方法で作るようです。そして物を運ぶのは馬車。

 その様子を大勢の見学者が興味深そうに眺めています。因みにガイド付き見学(1時間15分)は3ユーロ。

 こちらは石工のアレクサンドルさん。作業の合間には見学者の質問にも答えます。

 見学者にとってはタイムトラベルして中世の工事現場を見ているようなもの。

 工事現場の近くにはかつての石の切り出し場があり、そこから石を調達しています。

 これは2013年に撮影された映像です。当時からアレクサンドルさんはここで働いていました。

 「まあ、忍耐ですよ(笑)」とアレクサンドルさん。

 こんな大きな岩からこうやって少しずつ石を切り出していきます。

 このプロジェクトを影から支えているのがこの女性マリリンさん。言って見ればプロジェクトマネージャーのような方。

 この方がいなければこの計画は実現できなかったとも言われています。

 「城塞は希望のようなものなんです。大きくなって、完成した城塞を見られるなんて素晴らしいじゃないですか」とマリリンさん。

 ここは近くの小さな村。城の工事が始まってから、仕事を探して外に出て行く若者が少なくなったそうです。

 「村のお店にとってもいいことです。工事がなかったら村はなくなっていたかもしれません」と女性。

 そしてこの村のすぐ近くにはゲドゥロン城のモデルになったお城があります。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、建築中のわが家の工事責任者が、工事の進み具合を知らせにやってきた。6歳になる娘が玄関のドアを開けて彼を迎えると、大きな声で叫んだ。『ママ、ママがイケメンって言ってた人が来たよ!』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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収穫と仕込みの一日 [ブルゴーニュ地方]

 労働法改正に反対する初めての大規模なデモが、今月の12日にフランスでありました。

 この二日後に行われた調査によると、フランス人の68%がこのデモは失敗だったと感じているそうです。

 今後のデモの行方については、しだいに下火になる、いやしだいに激しさを増す、と答えた人はそれぞれ50%ずつ。先でどうなるかは予測不能ということなのか?

 また、今回の改正が雇用に与える影響については、良い影響をもたらすと答えた人が26%、いや悪い影響を与えると答えた人が38%、影響なんてないと答えた人が36%だったそうです。

 ということは、改正はあまり役に立たないと考える人が74%もいるということになります。マクロン政権、前途多難ですねえ。

 それはさておき、この時期、フランスではあちこちのブドウ園で収穫とワインの仕込みが本格化しています。

 今日は、ブルゴーニュ地方のムルソー(Meursault)にあるブドウ園の1日を紹介しましょう。

Paris_Meursault.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブドウ園の真ん中にできた町がムルソー。ワイン造りは2000年も前から続いてきた伝統です。

 ここは白ワインの産地として知られています。ブドウの品種はシャルドネ。

 「この粒の中に糖分が凝縮されています。それが豊かな果汁を作り、美味しいワインの元になるんです」とブドウ園の方。

 一年間、欠かさず手入れを続けてきたブドウの木に実ったブドウを収穫する時がやってきました。

 ブドウの収穫と同時に、ワインの仕込みをしなくてはなりません。

 まずはそのための設備の点検と準備です。タンクを洗ってキレイにしておきます。

 そしてこちらはブドウの収穫の手伝いに来てくれる人たちの宿泊所。明るくて清潔そうです。

 この時期のブドウ園の朝はまだ暗いうちに始まります。時刻は6時。ちょっとまだ眠たいですね。

 階下では朝食の準備ができています。手伝いに来てくれたのは現役を退いた元若者と今の若者たち。

 これから始まる労働のためにエネルギーを補給します。

 ブドウ畑に出た頃には朝日が昇っていました。

 「バケツいっぱいのブドウが入るたびに少しずつ地面にめりこんでくよ(笑)」と元若者。

 「ブドウも太陽の光も輝いていて幸せな気分ですよ」と女性。

 作業を続けるにつれ、はさみの使い方も軽やかになっていきます。

 収穫のために集まった人たちの出身地も様々です。フランス北部から来た人もいれば、ブルターニュ地方やパリから来た人たちもいます。

 ドローンで見たブドウ畑の映像は、また一味違っていますね。

 「働いてお金を稼ぐというだけでなく、仲間と一緒に仕事ができる喜びみたいなものがあるんですよ」と男性。

 お昼の休憩時間は野外パーティーのよう。

 「できるだけ昔から続いてきた伝統を守ろうと心がけています。みんなが仲良くおしゃべりをして、寝食を共にするというのが大切なんです」とブドウ園の方。

 こうして収穫されたブドウは作業場に運び込まれます。圧搾されたブドウがタンクに詰められると発酵が始まります。

 去年は多くのブドウが霜にやられてダメになったようです。ブドウ園の方の表情からすると、今年は大丈夫のようです。5万本分のワインを作る予定だとか。

 仕込みが終わったらワインをいただきながらホッと一息。

 15年前に引退して、娘たちに経営を任せることにしたユベールさん。

 「娘たちはやさしくて働き者ですから頼りになります。すべてがうまくいっていますよ」

 台所では夕食の準備が始まっていました。そして宿泊所では若者たちがのんびりギターを弾いています。

 1日の労働が終わってそろそろお腹が空いた頃、夕食会が始まりました。

 「二週間をこうやってみんなで過ごすんですよ」と男性。

 「他へは行きたくないですよ。ここがいいです」と別の男性。

 最後は歌で締めでした。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、高級菓子店で働いている。制服は黒で、キチンとした身なりでなくてはいけないのだ。で、ふと自分の服装を見てみると・・・シャツがパジャマだったことに気がついた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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ぶどう園の地価高騰 [ブルゴーニュ地方]

 暖かくはなっているようですが、朝晩は冷えます。暖房のスイッチを切るにはちと早すぎる。

 

 でももう17日ですからねえ〜、そろそろ本当に春に来てもらいたいところです。

 

 気象協会の予報では、東京の桜の開花日は25日のまま変更なし。当たって欲しいもんです。

 

 さて、ワインの産地で知られるブルゴーニュ地方。

 

 近年、ぶどう園の地価が値上がりし、ワイン農家の人たちは将来に不安を抱いているそうです。

 

 地価が上がればお得のような気がしますが、どうもそうではないらしい。

 

 Paris_ParnandV.jpg 

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 そもそも何故にぶどう園の地価が上がったのか?

 

 例えばこちらのぶどう園。

 

 最高級(グラン・クリュ)のワインが生産されるぶどう園です。広さは11へクタール。

 

 ここが最近、1億〜2億ユーロというびっくりするような値段でアメリカの大富豪に売却されました。

 

 この大富豪、イギリスのサッカクラブ、アーセナルのオーナーだとか。

 

 「こちらのぶどう園も、あちらのぶどう園も高額で売却されました。買ったのは私たちも全く知らない大金持ちです」とワイン農家の男性。

 

 次々と外国の富裕層がぶどう園を買った為に地価が高騰したようです。

 

 古くから代々受け継いできたぶどう園を守っている人たちは不安の色を隠せません。

 

 「我々は何世紀もの間、同じ土地でぶどうを栽培しワインを作ってきたんです。それがなくなり、別のものに取って代わられるんじゃないかと心配です」

 

 考えてみれば、これらの富裕層にはワインを作るノウハウもないですから、結局は人を雇って作らせてワインを販売するわけです。

 

 昔からワイン造りを続けてきた人たちが職人なら、新しいオーナーは “ビジネスマン” なわけです。

 

 また、こちらのワイン農家では現実的な問題に直面しています。

 

 ぶどう園の所有権を子供に譲る際に支払う税金が、地価の上昇に伴い値上がりする可能性があるのです。

 

 「うちは先祖から何代にもわたってぶどう園を引き継ぎ守ってきた農家なんです。それが次の世代に引き渡せなくなるなんて不当な話じゃあないですか」と父親で当主のベルナールさん。

 

 「ブルゴーニュのワイン造りは、そこに情熱を傾けられる人の手に委ねられるべきなんです」と息子のダミアンさん。

 

 「何があってもがんばるつもりです。父が懸命に働いて守ってきたぶどう園なんですから」と娘のカリーヌさん。

 

 アーセナルのオーナーさん、秋にはハサミとカゴを持って汗をかきながら、ぶどうを収穫する、なんてことはやらないんですよね???

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、うちの父が、スムージーを作るからブレンダーを貸して欲しいという。仕方なく、必ずフタをしてから使うようにと言って貸した。父は『そんなもん役に立たん!』と言ってブレンダーのスイッチを入れた。その後どうなったか・・・ご想像におまかせします」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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深まる秋 [ブルゴーニュ地方]

 なかなか涼しくなってくれませんが、今週末あたりから暑さからは解放されるようです。

 

 フランスもところによっては夏の暑さが残っているようですが、全体には秋が深まっているようです。

 

 ブルゴーニュ地方の小さな村スミュール=アン=ノーソワ(Semur-en-Auxois)を訪ねます。

 

Paris_SemurEnA.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年10月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 朝もやに覆われた村に朝日が輝き始めました。

 

 気温は、なんと4度。

 

 8時になって朝もやがはれると、村の姿が見えてきました。美しいですね。

 

 19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した画家エミール・ベルナールなこの美しい村の姿を描いています。→こちら

 

 「今朝は暖房を入れました」と、手袋とコートの女性。

 

 登校中の子供達も暖かそうなジャケットを羽織っています。

 

 「今日は手袋をはめさせました。寒いですからね。でも、手袋はあまり好きじゃないみたいです(笑)」とお父さん。

 

 「下着にTシャツに上着、その上からダウンコートです」とお母さん。

 

 人口4,000人ほどの村が朝もやに覆われ、ここまで冷え込んだのは、この秋、初めてのことです。

 

 ビストロには暖かい飲み物を求めて人が集まってきました。

 

 「今朝の気温は4度でしたが、晴天です。皆、満足してますよ」と男性客。

 

 「これが普通ですよ。ここはモルヴァン地方(ブルゴーニュ地方の森林地帯)ですからね。他よりちょっと寒いんですよ」と別の男性。

 

 日差しの中でやっと少しずつ空気が暖かくなってきました。

 

 お肉屋さんでは冬の料理にふさわしお肉が売れ始めました。ブランケット・ドゥ・ヴォー(blanquette de veau)は煮込み料理の定番です。

 

 「そうですねえ・・・ブーフ・ブルギーニョンとかシュークルートなんかも人気になってきました」とお肉屋さん。

 

 煙突からは煙が・・・。なんか、もう、冬の雰囲気ですね。

 

 もう20年以上も前になりますが、この村に一度だけ行ったことがあります。

 

 少々交通の便が不自由で、ディジョンから路面バスで片道2時間くらいかかったように記憶しています。

 

 しかし、それだけの時間をかけても行く価値はありました。

 

 教会や城壁の塔など古い建物がたくさん残っていてとても趣のある村でした。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、お手伝いさんが、マスクに手袋をして僕の下着をひとまとめにしているところを見てしまった」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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カドール [ブルゴーニュ地方]

 昨日は寒かったですねえ〜。

 

 だいぶ迷って、暖房は入れずにあれこれ着込んでやり過ごしました。

 

 季節は冬に向かって爆進中です。

 

 さて、今年のボジョレーヌーヴォーの解禁日が今月19日。

 

 その産地のボジョレー地区のブドウ畑では緑の葉っぱが黄色やオレンジに色づいています。

 

 そんな風景の中にぽつんと立つ屋根付きの小さな建物。かつてはブドウ園に欠かせない建物だったそうです。

Paris_Cadole.jpg

 


 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年10月28日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 緑一色だったブドウ園が、今はこんな風に変身。美しいですね。
 
 そんなブドウ園の散策を楽しむ人たちの向かった先にはカドール(Cadole)と呼ばれる小さな建物がありました。
 
 今ではあまり使われなくなってしまいましたが、かつてはブドウ園で働く人々が小屋として利用していました。
 
 「ここで薪を焚いてたんです。ちょっとした暖炉ですよ」
 
 雨の日には雨宿りしたり、冷たい北風の吹く日にはここで暖まったり。そしてお弁当も食べたりしたそうです。
 
 昔は畑の手入れに馬を使っていたため、馬専用のカドールもありました。
 
 「ここに馬を繋いでいたんですよ」
 
 やがて車の登場で馬は姿を消しカドールも使われなくなってしまいました。
 
 実際にカドールが使われていた時代のことをご存知のジャンさんを訪ねました。
 
 ジャンさんは90歳。ボジョレ・ヴィラージュのボトルを空けて歓迎してくれました。
 
 「雨が降ったり、雹が降ったりした時に逃げ込んだのがカドールです」とジャンさん。
 
 中には礼拝堂のようなカドールもあります。
 
 このカドールは2階建てで、ちょっと珍しいそうです。
 
 1階に馬を繋いでおき、干し草が敷いてある2階では寝ることができたそうです。
 
 一口にカドールと言っても、スタイルは様々です。
 
 長い間忘れ去られていたカドールですが、この建物を文化財として守ろうという活動が高まり、7年前からカドールを見学するツアーが始まりました。
 
 参加者は年500人ほどにのぼるとか。
 
 ランチタイムには楽団の演奏も加わります。賑やかでいいですね。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、娘が買っているハムスターのケージを私が掃除することになってしまった。手早く済ませてしまおうと掃除機を使ったら、小さな小屋で寝ていたハムスターがあっという間に掃除機に吸い込まれていった」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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風力発電と景観 [ブルゴーニュ地方]

 再生可能エネルギーの一つが風力発電。自然の力を利用して電気を作り出します。

 

 クリーンだし、安全だし、申し分ないエネルギーのような気がします。

 

 しかし、ブルゴーニュ地方の小さな村フラヴィニー=シュル=オズラン(Flavigny-sur-Ozerain)ではこんな問題が発生しています。

Paris_Flavigny.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年5月4日に放送)(▸をクリックしても映像が出て来ないときは、ウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



 この牧歌的な風景。

 

 中世の佇まいを今に残す小さな村フラヴィニー=シュル=オズラン。

 

 「フランスで最も美しい村」の一つです。

 

 今、この美しい村を取り囲むように8キロにわたって10機ほどの風車が設置される計画が持ち上がっています。

 

 文字通り青天のへきれきのような話に村人たちが抗議の声をあげています。

 

 「私は絶対反対です!」と女性。

 

 「もっと標高の高い、電気の作りやすい他の場所に設置すればいいんです」と別の女性。

 

 毎年6万人の観光客がこの村を訪れるそうです。

 

 風車ができてしまっては、観光収入に影響が出て、村の経済が悪化する、というのが反対派の意見です。

 

 「あの辺りに7階建てのビルが建つのと同じなんですよ」と男性。

 

 そして、観光客向けの宿泊施設を営むジュディットさん。お部屋を訪ねてみると、窓から真正面に風車が見えるようになってしまうとのこと。

 

 「風車なんて作ったら、こんなに美しい眺めも台無しになってしまいます」

 

 この地域では数年前からあちこちに風車が設置されているそうです。中には住宅のすぐそばに立っているものもあります。

 

 自然の中に突然現れる無機質な風車。違和感を覚えます。

 

 しかし、フラヴィニー村の正面にある村は風車を設置したおかげで年間30万ユーロの収入を得ているそうです。村にとっては重要な収入源。

 

 「村の税金収入の3倍にあたります。我々にとっては巨額の収入なんです」と村長さん。

 

 これが現実なのですね。観光収入よりはるかに高額の収入が得られそうです。

 

 しかし、中世の趣を残す村は、のんびりした田舎の風景の中で味わいたいもの。窓から巨大な風車は見たくありません。

 

 風力発電も一長一短ですね。

 

 尚、フラヴィニー=シュル=オズラン村については以前の記事で詳しく紹介しています。興味のある方は→こちら

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、著しく景観を害している窓の鉄格子を外そうとしたら、妻が全体に反対だという。彼女によれば『強盗に入られる』そうだ。でもね、ここは30階だよ」

 

VDM (Vie de merde)より





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