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世界の駅 4 [リムザン地方]

 そう言えば今年はツツジを見ていなかったなあと思い、買い物のついでに公園を横切ったところ、予想通り時期を過ぎてしまい公園は緑一色でした。残念なことをしました。

 そしていよいよ関東地方も梅雨入りです。しばらくじめじめした日が続きます。

 さて、シリーズの四回目は、フランスのリモージュにあるリモージュ=ベネディクタン駅を訪ねます。

Paris_Lomoges.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年6月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 別名「鉄道の貴婦人」と呼ばれるのがリモージュア=ベネディクタン駅です。

 列車のドアが閉まり、駅員のフェリックスさんの笛とともに出発していきます。

 フェリックスさん、単なる駅員ではないそうです。

 「お客さんに駅の歴史についてよく尋ねられたんです。いつできたのか?その前はどうなっていたのか?ってね。最初はあまり答えることができなかったんですが、詳しい人に教えてもらってうまく答えられるようになったんです」

 つまりガイドさんみたいなこともする駅員さんなんですね。

 こちらが駅舎の全景です。ホームと線路は向こう側に伸びています。

 時間を遡って1858年初頭、駅舎はいたって普通の建物でした。

 利用客の増大に合わせて駅の改築計画が持ち上がり、若き建築家ロジェ・ゴンティエの設計が採用されます。

 ゴンティエは最初ピロティ式駅舎を計画していましたが、これは実現しませんでした。

 工事開始から5年後の1929年に新しい駅舎が誕生します。

 住人が目にした新駅舎は、首だけ妙に長いカバかサイのような動物にしか見えませんでした。

 動物の首に見えたこの塔、現在は一般公開されておらず、入れるのは関係者だけ。

 塔の高さは60メートル。歴史学者のパスカルさんと一緒に螺旋階段で上がってみましょう。

 「ここが時計室です。今ではこの時計を見る人もいなくなってしまいましたが、当時は列車の発車時刻を確かめるための唯一の方法だったんです。ですから誰にでも見えるように四方に設置されました」

 当時として革新的だったのは電気で動いていたことと遠隔操作できたことです。

 出来たばかりの時はめっぽう評判の悪かった駅舎ですが、すぐに事態は好転。人々から高い評価を受け始めます。

 まずは高さ30メートルのこのドーム。屋根は銅ぶきです。

 建物の装飾にはこの地方の産業が描かれています。

 陶器の絵付けで使う筆、七宝焼きのトレー。リモージュと言えばあの焼き物ですね。

 そしてドームの屋根にもこんな装飾が施されていました。

 駅舎の中はアールデコ調のガラス窓がしつらえてあります。よく見ると職人さんの丁寧な仕事がわかります。

 この駅が気に入って、駅舎の中にあるカフェに通う人もいます。

 「ここに来ると、何か魂のようなものを感じます。駅というのは旅する場所、通り過ぎる場所ですからね。様々な出来事がここに集まっているんですよ」とクリスチャンさん。

 そしてこの駅の地下にも隠れたお話がありました。

 ホームの地下10メートルのところにあるこの地下道は1930年代の工事で作られました。

 そしてナチ占領下ではドイツ国防軍のシェルターになっていたそうです。

 そんな過去を持つリモージュ=ベネディクタン駅ですが、ここには、今ではあまり見かけなくなった駅の食堂があります。

 一般の旅行者に加えて、数多くの有名人がここで空腹を満たしました。

 「ここには政治家の方も沢山お見えになりました」とお店のオーナー。

 ゲストブックにはオランド前仏大統領のサインもあります。一般の人たちとテーブルを囲んでお食事されたそうです。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、駅で女性に『私たち、何の関係もない赤の他人だからね!』と罵られた。同じ旅行カバンを持っているというだけで[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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6月は雨 [リムザン地方]

 いよいよ梅雨が本格的になってきました。

 

 どんよりと曇った空からしとしと雨が降るのはあまり愉快ではありませんが、この時期、雨が降らないといろんな意味で困ります。

 

 東京は水がめが危ない状況になっていますし、できればざあ〜っと降って欲しいところです。

 

 欧州で6月といえば、一年のうちでも一番お天気のいい日が続く月。

 

 しかし、フランスには日本と同じように雨の日が続くところがあることがわかりました。

 

Paris_Lomoges.jpg

  

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年6月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 


 

 ここはリモージュ焼きで世界的に知られる町リモージュ(Limoges)。

 

 この時期、他の町ならサングラスが欠かせませんが、ここリモージュでは、これ、傘が絶対に欠かせないそうです。

 

 「傘は必要です。朝、家を出るときは日差しがありましたが暗いねずみ色の雲が出てました。夕方になって雨に濡れるのは嫌なんで傘を持ってきました」と男性。

 

 この日、リモージュの朝の気温は14度。予報によると午後の気温は17度にしかならないそうです。

 

 ここが日本と違うところ。日本はむしろ蒸し暑くなってしまいますが、リモージュでは寒くなるらしい。

 

 長袖のジャケットを羽織ったカフェの従業員がテラスにテーブルと椅子を出して並べています。

 

 雨が降りそうなのに大丈夫なのかな?

 

 「昨日は途中から雨が降り出して、テラスのお客さんは大急ぎでお店の中に移動してきました。雨に降られては他にしようがありませんからね」

 

 どうやら晴れたり降ったりの繰り返しらしい。

 

 好天気の続くこの時期、お肉屋さんではバーベキューで使うメルゲーズ(ソーセージ)がよく売れるところですが、ここでは逆に売り上げが落ち込むとか。

 

 「雨の降る肌寒い日は家の中にいる方がいいですからねえ」とお肉屋さん。

 

 そして、家庭菜園では長靴姿で手入れをする人がいました。

 

 「この時期は種をまいたり苗を植えたりはできません。こうやって雑草を引き抜いて手入れをするくらいです」と男性。

 

 リモージュも太陽が戻ってくるまでしばらくの我慢です。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、僕の父は “冷戦” についてこう説明していた。『ソ連とアメリカがお互いに飛行機を飛ばして冷たい雨を降らせたことからきてるんだよ』それを僕はずっと信じてた」

 

VDM (Vie de merde)より





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リムザン地方の小さな村 その5 [リムザン地方]

 シリーズの最後は、三回目に紹介したマゴ村から北へ3キロほど上がったところにあるムティエ=ダアン(Moutier-d'Ahun)を訪ねます。(下記地図の紫印)

 

Paris_Limousin.jpg


より大きな地図で リムザン地方の小さな村 を表示

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月27日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 クルーズ川にかかる複数のアーチのある古い橋。

 その向こうに見える三角屋根の建物。

 中世にタイプスリップしたかのような気分になります。

 自然の中に埋もれたような村のお宝が、修道院の教会。

 大きな正面入り口をくぐって中に入ると、木立の回廊がありました。元は石の回廊だったそうです。

 「石の柱は、100年戦争と宗教戦争で壊されてしまいました。壊れた石柱の代わりに、こうして木が植えられているのです」とジャン=クロードさん。

 教会の中には、みごとな木の彫刻がしつらえられています。

 17世紀にお坊さんたちがオーヴェルニュの彫刻家に依頼して作らせたものだそうです。

 自然をモチーフにした傑作の数々は国の文化財に指定されています。

 モチーフのなかには異教を思わせるものも混じっています。

 一つずつ丁寧に見ていくと面白いものがみつかりそうです。

 自然に恵まれたこの村に魅了されて住むようになった人もいます。

 その一人が写真家のイヴ・セスボンさんです。

 「季節がリズムを刻み、それによって村の風景やクルーズ川も変化します」

 カメラを持って村の写真を撮影するイヴさん。毎回、面白い物を発見するそうです。

 たとえば、ある建物の壁。

 壁の隙間を埋めるために、壊れた教会の石を使ったようですが、どれもぽっこり飛び出しています。

 その中には人の顔をした石もありました。

 人口180人足らずのムティエ=ダアンは、緑の木々に囲まれた静かな村でした。


 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、お隣の美女の飼い猫が木の上で動けなくなった。さっそく僕はネコを助けに木に登った。で、結局、僕も動けなくなって消防隊の到着を待つことに・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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リムザン地方の小さな村 その4 [リムザン地方]

 シリーズの四回目は、また南へと下って、「フランスで最も美しい村」の一つテュレンヌ(Turenne)を訪ねます。(下記地図の黄印)

 

Paris_Limousin.jpg


より大きな地図で リムザン地方の小さな村 を表示

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月26日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 丘の上にできたテュレンヌはリムザン地方でもよく知られている村の一つです。

 そして、たくさんの観光客が訪れます。

 「村の建物は一軒として同じものはありません。それがこの村の魅力だと思いますよ」とレイモンさん。

 村の一番高いところにあるのがテュレンヌ城。

 今では崩れかけた城壁と塔だけが残っています。

 塔は17世紀のものでセザール塔と呼ばれています。

 こうやって村を見上げると全体がお城の一部のように見えます。

 高さ18メートルの塔のてっぺんまで上ると、360℃のパノラマが待っていました。遠くオーベルジュ地方あたりまで見えるそうです。

 13世紀から18世紀まで、この村は今のモナコのような地域だったそうです。

 国に税金を納めることもなく、フランスとは別の法律を施行していたそうです。

 「これこそ本物の税金天国だったのです」と観光ガイドの方。

 これだけ大きな塔が今も残っているとなると、当時のお城はさぞかし立派だったことでしょう。村の繁栄ぶりがうかがえます。

 現在の村の主な産業は観光ですが、手工芸の職人さんたちも村の経済を支えています。

 ドゥニさんもその中の一人。

 「木や石などの自然の素材に命を吹き込むのが職人の仕事です」とドゥニさん。

 塔の上から見下ろす村に並ぶ急勾配の三角屋根。ふとキュビズムの絵を思い出してしまいました。

 人口800人足らずの小さな村は、長い歴史に支えられて今も寂れることはないようです。


 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、小さな村で演奏会をしたが、観客よりステージにいる人間の方が多かった」

 

VDM (Vie de merde)より




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リムザン地方の小さな村 その3 [リムザン地方]

 シリーズの三回目は、前回の滝の村から100キロほど北上したところにある、彫刻の村マゴ(Masgot)を訪ねます。(下記地図の緑印)

 

Paris_Limousin.jpg


より大きな地図で リムザン地方の小さな村 を表示

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月25日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 村には14軒の家しかありません。となると人口もそれなり。

 しかし、年間の訪問者の数は3万人あまりにもなると言います。

 バー・レストランの横にある観光案内所はいつも人でいっぱい。

 その理由は、村のあちこちにあるユニークな石の彫刻でした。

 作ったのは19世紀に村で暮らしていた石工のフランソワ・ミショー。

 彫刻は全部で約50点ほどあり、人、動物、想像上の生き物などそのモチーフは様々です。

 「村は少しずつ有名になってきました。そのうち専門家がやってくるようになり、ミショーはアールブリュット(アウトサイダー・アート)や大衆芸術の先駆者の中に数えられるようになりました」と村長さん。

 石工だったミショーは、セカンドハウスを自分の手で建てています。

 ここにもたくさんの彫刻が飾られています。物によっては物議をかもした作品もあるとか。

 たとえば、胸があらわになった女性の石像。

 「この石像は村の人たちに受け入れてもらえませんでした。そこでミショーは、帽子をかぶせることにしたんです」

 帽子をかぶせても女性の胸はあらわのまま。これで村人たちを納得させられたのかどうかはなはだ疑問。

 それはさておき、村の魅力はミショーの彫刻だけではありません。

 長い歴史を感じさせる石の家も訪れる人々の心を引きつけています。

 ジョゼットさんは、10年前にこの村にあるお祖母さんの家に夫とともに移り住んできました。

 「ここからすぐのところには森があって、羊がいたり、キノコがあったり、栗の実だって落ちていますよ」とジョゼットさん。

 ここなら自然とともに普通に暮らして行けるということなのでしょう。

 さて、村では石を使ったワークショプが定期的に開かれています。

 「きれいだし、自分だけの作品が作れるのがいいです」と男の子。

 「こうやって叩きながら作品が出来上がるのが楽しいです」と女の子。

 「指示をきちんと聞いていないと間違ってしまいます。一度間違ってしまえば後戻りはできません。そのままなんとかやりくりしながら作業を進めて行かなくてはならないのです。ですから、石は教育にはとても適した教材なのです」とインストラクターの女性。

 ミショーのおかげで、マゴは個性的な魅力を持つ村になったようです。


 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、弟がソーシャルネットワークのアカウントを復活させるのを手伝っていると、ログインするための質問『あなたの家で飼っている動物の名前は?』が出て来た。弟はそこに私の名前を入力していた」

 

VDM (Vie de merde)より




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リムザン地方の小さな村 その2 [リムザン地方]

 シリーズの二回目は、前回から南東に移動して、滝で知られるジメル=レ=カスカード(Gimel-les-Cascades)を訪ねます。(下記地図の赤印)

 

Paris_Limousin.jpg


より大きな地図で リムザン地方の小さな村 を表示

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 村の住人ジャン=ピエールさんの描く村の風景。昔のおとぎ話に登場しそうな風景に見えます。

 「ウチからは村の全体が見渡せます。それに滝も見えますよ。抜群のロケーションなんですよ」とジャン=ピエールさん。

 村をぐるりと囲むように流れているのがモンターヌ川。

 この川が美しい3つの滝を作り出しています。村の名前にあるレ=カスカードは「滝」という意味。

 現在の村の人口は720人ほど。中世の頃には重要な場所だったのか、お城が2つもあったそうです。

 そして、当時、村の中に入るためには必ず橋を渡らなければならず、領主はその通行人から通行税を徴収していました。そのためこの橋は「通行税の橋」と呼ばれているそうです。

 通行税を取られてしまうのでは、自由に何度も村を出たり入ったりできませんね。

 階段状に家が並んでいる村を案内してくれている方は村長さんです。

 村の人たちは皆顔見知りです。合えばこうして挨拶を交わします。左右の頬にキスをするのがフランス式。

 宝石デザイナーのリリーさんは元鍛冶屋のとなりにアトリエを構えています。

 「私はモロッコで技術的なことを学んできましたが、私のルーツはこの村にあると思っています」

 村にはいくつか伝説がありますが、その一つが鍛冶屋と病気の子供のお話。

 鍛冶屋が元気のない子供を抱いたまま、その子めがけてハンマーを振り下ろします。

 もちろん鍛冶屋に子供を殺す気はありません。ハンマーが子供に当たらないようにぎりぎりのところで止めます。

 しかし、それを知らない子供はびっくり仰天。そのおかげで病気が治ったというわけです。

 病は気からとも言いますからあながち嘘とも言い切れませんが、どうなんでしょうねえ。

 前回のモルトマール村はオレンジ色の屋根でしたが、こちらはグレー。

 村全体の色合いも違っていましたが、中世の面影をきちんと残しているところは同じでした。


 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、高速道路の料金所で、コインの代わりにクレジットカードを放り込んでしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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リムザン地方の小さな村 その1 [リムザン地方]

 フランス中央山岳地帯の南西部に位置するリムザン地方。


 今日から5回に分けて、このリムザン地方にある小さな村を訪ねます。


 第一回目の今日は、「フランスで最も美しい村」に登録されているモルトマール(Mortemart)村を訪ねます。(下記地図の青印)

 

Paris_Limousin.jpg


より大きな地図で リムザン地方の小さな村 を表示

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年9月23日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 オレンジ色の屋根の並ぶ村に鳴り響く教会の鐘の音。

 村の中央にあるのが木造の屋根付き市場。

 並んでいるのは、生ハム、チーズ、蜂蜜などリムザン地方の特産品ばかり。

 「バカンスを過ごしにたくさんの人がやってきますよ。小さな村ですから住人は皆顔見知りです」と女性。

 「古い石の建物に囲まれて、市場はこんな雰囲気ですし、のんびりやってますよ」とお店の方。

 村の人口は120人足らず。

 「フランスで最も美しい村」に登録されているせいか、全体に手入れの行き届いた村に見えます。

 そんな村のお宝の一つがオーギュスタン教会。

 元修道院の中にある教会です。バロック風の鐘楼が目を引きます。

 今は修道院の一部は宿泊施設になっていますが、17世紀に作られた巨大な階段がそのままの姿で保存されています。

 「ほんとに小さな村ですが、素晴らしい建築物があちこちに残されています。私は旅行することがありますが、毎回ここに帰って来られて良かったなと思います。他では暮らせませんよ」と村の女性。

 村のお宝の中にはグルメもあります。

 リムザン牛、子羊、クラフティ(サクランボを使った焼き菓子。詳しくは過去記事を→こちら)など。

 粉砂糖のかかったクラフティが美味しそうですね。

 ここは、ホテルレストランLe Relais de Mortemartの厨房です。

 「観光客の皆さんには地元の味を知ってもらうのが一番です。ですから、地元の料理をお出ししているのです」とシェフ。

 リムザン牛のステーキとデザートのクラフティをいただいた後は、古い建物の残る村をそぞろ歩くのがいいようです。


 

******** フランス人のつぶやき *******


「私は20年も前からタバコ屋をやっていますが、今日、店に入って来た客に、隣村のタバコ屋が開いているかどうか訊かれてしまいました

 

VDM (Vie de merde)より




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17,300ユーロの子牛 [リムザン地方]

 リムザン牛で有名なリムザン地方。


 そのリムザン地方のオート・ヴィエンヌ県ボワソイユ(Boisseuil)で開かれた競売で、一頭の子牛が17,300ユーロという記録的な高値で落札されました。日本円なら220万ほど。


 その子牛とは、こんな子牛です。


Paris_Boisseuil.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2013年5月16日に放送)




 耳に726の番号札がつけられた子牛がその子牛。名前はヘクトール。


 落札したのはアルザス地方の酪農家グループ。


 「雄牛の場合、少々値段が高くても、生産性が高いのでそれだけの価値はあります」と参加者の一人。


 今回の競売の参加者は500人以上。


 競売にかけられた子牛のうち57頭が高値で、さらに6頭は10,000ユーロ以上で落札されたそうです。


 「育てるのにそれなりの時間をかけていますし、交配にもお金をかけていますから、高値で売れるとありがたいですね」と子牛を育てた側の方。


 昨年の競売があまりぱっとしなかった分、今年は高値で取引されて皆さんまずまずの表情です。


 牛の競売って、こんな風にして行われるんですね。


 檻の中の子牛の価値も見る人が見ればだいたいどのくらいなのか分かるんでしょうね。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、洗濯機が壊れたので電気屋に修理に来てもらった。電気屋は故障の原因になったとおぼしき1サンチーム硬貨を洗濯槽の中からみつけだし、僕は出張修理代として70ユーロを請求された」

 

VDM (Vie de merde)より




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地方のお食事処巡り その4 [リムザン地方]

 フランスの田舎のお食事処シリーズ。少々地味〜なシリーズですが、今日で四回目になります。


 今回は、フランス中南部コレーズ県の小さな村エスパニャック(Espagnac)にあるレストランAuberge Le Tacot(1, place de l'Eglise, 19150, Espagnac Tel.05 55 93 64 06)を訪ねます。

Paris_Espagnac.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年5月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 小さな村の教会の正面にあるのがそのお店。


 お客様方が召し上がっているのはシェフのおまかせコース。


 食べる直前まで何が出て来るか分かりませんが、皆さん、どの方も満足げ。


 「シェフを信頼してますからねえ。メニューなんか見ませんよ」


 「電話をして15人分を予約しただけです。私もさっきまで何が出て来るか知らなかったんですよ」


 そのシェフのモットーは新鮮な食材を手に入れること。


 ホワイトアスパラは地元産。イチゴはお隣の県のドルドーニュ産。


 他にもアーティチョーク、カブ、ポワロ(ネギ)などもありました。


 そして、シェフの頭の中にはすでに料理が出来上がっているようです。


 野菜の仕入れが終わったらお肉屋さんへ。


 仕入れたのは、コレーズ県の名物料理で子牛の頭を使ったTête de veau。クリスマスに食べるごちそうでもあります。


 仕入れが終われば仕事場のお店へと向かいます。


 厨房では、まずはパン作りから。ここではパンは自前です。


 「お客さんに『おいしいパンね。どこのパン?』なんて聞かれるんですよ」とシェフのアランさん。


 アランさんはデザートも自分で作ってしまいます。


 ということは、全部が自前というわけです。


 映像に登場したのは本日の定食フィレミニョン(テンダーロインの端から取った高級ヒレ肉)。


 このお店、リーズナブルな値段で美味しいものが食べられると評判だそうです。


 厨房ではアランさんがイチゴのミルフイユを作るのに大忙し。全部を一人でこなすのはなかなか大変そうですが、美味しそうなデザートが出来上がりました。


 「すぐ近くにこんな素晴らしいお店があるなんて嬉しい限りです」とお客さま。


 ミルフイユにロウソクが立っていましたが誕生日だったのでしょうか?

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、そしてずっと前から、僕は野菜が大嫌い。一年間の交換留学でアルゼンチンにホームステイすることになったのだが、なんとその家はベジタリアンだっ

 

VDM (Vie de merde)より




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お城を買ったその後は…… その2 [リムザン地方]

 シリーズの二回目は、すっかりきれいに修復され、落ち着いた佇まいのお城リサック城(Château de Lissac)です。(下記地図の赤印)ここは宿泊できます。

Paris_LissacsurC.jpeg
より大きな地図で お城を買ったその後は…… を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年9月25日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 お城のオーナー夫妻が回りを案内してくれましたが、モナリザの絵の背景のような風景が見えていました。


 そして、要塞化されたお城は頑丈そう。一番古い部分は13世紀頃、新しい部分は18世紀頃のものだそうです。


 ご主人のピエールさんは隣村出身で不動産業を営んでいます。奥様のカトリーヌさんはフランス北部の都市リール出身のインテリアデザイナー。


 なんだかお城を修復するには最適のカップルのような……。


 ちょっとくたびれたお城を購入したのが10年前。扉を開けた瞬間に見えた風景にハートを射抜かれてしまいました。


 そうは言っても、当時は風呂場もトイレもなく、一から整備し直さなくてはなりませんでした。


 そして、大事な文化遺産を守る必要もありました。


 当時の写真を見せてくれましたが、今ではとても想像できないくらい美しいキッチンに生まれ変わりました。しかも、なんとなくレトロな感じの仕上がりです。


 流しに水が出るようにするためには相当大変だったようです。


 地下に流れてたまった湧き水を、壁の中や床の下にパイプをとおして引いて来たとか。


 3年間で50万ユーロを投じて行われた改修工事でした。


 階段をあがって上の階に行くと、そこは宿泊施設になっています。


 子供たちは大きくなって家を出て行き、900平米の住まいは夫婦二人には広過ぎると、宿泊施設に改築したそうです。


 部屋は全部で6部屋。


 最初に映像に登場したのは一泊150ユーロのお部屋。洗面台の石はこの地方で産出されたもの。かなりの重量があるそうです。


 二つ目の部屋はスイート。一泊220ユーロです。石壁の狭い廊下は寝室とバスルームをつないでいます。洞穴みたいで楽しそう。


 サロンと残りの部屋もワンカットずつ登場しました。


 詳しくは、冒頭のお城の青字をクリックしてサイトにアクセスしてください。


 さらに階段をあがると屋根裏部屋です。


 ここにくれば大工さんのみごとなワザを堪能できます。この骨組みがあったればこそのお城です。


 今回は最後に気球に乗込みます。


 お城の隣にあるのは教会です。昔はお城の教会だったようですが、今は別々。教会も修復が必要だそうです。


 すぐ近くには湖があるのが分かります。


 風光明媚なお城の、ちょっと贅沢なお部屋で一泊するのもまた楽し、ですね。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、メガネを外してシャワーにかかり、そのまま部屋に戻って来ると、ベッドの上に黒いTシャツがあったので着ようとしたら、ウチの猫だった」


 

VDM (Vie de merde)より




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