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フランスのベニス1 [ペリゴール地方]

 9月もいよいよ最終週になりました。

 夏に、また来年会おうな、と言ってサヨナラしたいところですが、東京はまだそこまでは季節が進んでないようです。

 さて、今日から4回のシリーズで、フランスのベニスと呼ばれている町や村を紹介します。

 第一回目の今日は、ペリゴール地方にあるブラントーム(Brantôme)を訪ねます。

Paris_Brantome.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブラントームは人口2,000人ほどの小さな村。

 しかし、こんな立派な建物があります。お城かと思いきや修道院だそうです。

 村の真ん中を流れているのがドロンヌ川。アーチ型の橋が優雅です。

 この地域では最も美しい観光地の一つと言われています。

 カモたちがのんびり川遊び。そのそばには、観光用ボートの発着場があります。

 こちらの女性はバルバラさん。5年前から観光ボートの船長を務めています。

 観光客を乗せていざ出発!

 「ドロンヌ川は小さな川で、基本的には船が航行できるような川ではありません。でも、この手の平らな船なら大丈夫です。低い橋や木があっても通り抜けられます」とバルバラさん。

 ブラントームは16世紀にベネディクト派の僧侶によって作られた村です。ここにはこんな運河もあります。

 11世紀初頭、奇跡の泉が見つかり、不妊や小児病の療養のため、サンティアゴ巡礼者たちがここに立ち寄るようになりました。

 「皆さん、こちらに見えるのはブラントーム修道院です。僧侶がここで暮らし始めたのは8世紀のことでした」とガイドさん。

 8人ほどだったのが40人くらいに増え、革命の頃までここで暮らしていたそうです。

 川沿いには古い石造りの家が並んでいます。そしてカヌーを楽しむ人ともすれ違います。

 「7ヶ月間、毎日働いています。一日に5〜8往復します。ボートが木々の中を走り始めてお客さんがびっくりするのを見ると、ちょっと楽しくなります」とガイドさん。

 確かに、急に鬱蒼とした森の中に入り込んだようになります。

 その途中には朽ち果てた巨大な風車や建築中だったホテルの跡があります。

 このホテル、1930年に着工されましたが、戦争が始まったため作業がストップしたまま今に至っているそうです。

 おっと危ない!危うくカヌーと衝突しかけました。でも大丈夫。こういうことには慣れているらしい。

 そして、ボートを走らせているとトンボが羽を休めにやってくることもあります。

 この辺りの水深は40センチほどしかないのでエンジンを止めてカイを操りながらボートを進めます。

 ドロンヌ川はこう見えても流れの速い川だそうで、カイで漕ぐのは力がいるそうです。

 「僧侶が村を作り、人々は川を挟んで暮らしていたとか、長い歴史があるんですよね。静かでのんびりしたこの村が好きになりました」と観光客。

 1913年9月15日、当時のフランス大統領だったレイモン・ポワンカレがブラントームを訪問した際、初めてこう言ったそうです。

 「ブラントームはペリゴール地方のベニスだ!」

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ベニスに週末旅行に行くはずが彼女は空港に現れなかった。二人の一周年を祝ってサプライズでプレゼントした旅行なのに。いや、僕が嫌いになったわけじゃない。それに忘れてしまったわけでもない。単に彼女が信じなかっただけ。僕のプレゼントといえばたいてい “インチキ” なものばかりだったからだそうだ

VDM(Vie de Merde)より



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歴史ある学校1 [ペリゴール地方]

 先週末のフランスの報道番組はどこも大型ハリケーン「イルマ」に大きく時間を割いていました。

 このハリケーンでフランス領のアンティル諸島に大きな被害が出たようです。

 ハリケーンが去った後は、被害にあった店の商品を公然と盗んでいく人々が後を絶たず、取り締まり強化及び支援のためにフランスから人員が派遣されるようです。

 一刻も早い復興を祈ります。

 さて、フランスは先週の月曜日から新学年が始まりました。

 それに合わせて、今日から4回のシリーズで、フランスの歴史ある学校を紹介します。

 第一回目の今日は、フランス南西部の町サルラ=ラ=カネダ(Sarlat-la-Canéda)にある小学校を訪ねます。

Paris_SarlatLC.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年9月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのジュール・フェリー小学校です。

 19世紀に初等教育の無償化、世俗化、義務化を実現したフランスの政治家の名前がついています。

 古そうな校舎は17世紀の元修道院。中に入ると木製の階段を上がって教室へ。

 「革命後、僧院は国のものになり、その後は個人の所有を経て町のものになりました。最初は女子校だったんです。ついで中学校になり、現在は小学校です」と先生。

 17世紀からとなると、やはり様々なことがあったんですね。

 授業が終わって休み時間になりました。今度は古い石の階段を降りて校庭へと向かいます。

 この辺りは修道院の中庭だったんでしょうか?中庭の真ん中を大きな木が陣取っています。

 その下に子供たちが集まっています。

 「暑い時は皆ここに集まるんです」と女の子。

 おっ、おしゃれなサンダル履いてますね!

 一方、先生は取材班を3階に案内してくれました。ここはとっておきの場所だとか。

 この方、単なる先生と思っていたら、校長先生でした。

 「ここの窓からの眺めは素晴らしいんです」と窓を開けてくれました。

 16世紀に建てられたルネッサンス様式の館の並ぶ町の眺めは確かに美しいですね。

 そう言えば、昨年の11月に「週末旅シリーズ」で紹介しました。見逃した方、また見たい方は→こちら

 「外に出てこうしていると学校じゃなく別のところに来たような気がします」と男の子。

 ここは元修道院だった場所です。それをうかがわせるような建物があります。

 「こちらに礼拝堂があるんですが、数十年前から体育館として使われています」と先生。

 これが体育館とは誰も思わないですねえ〜。

 「夢の世界に迷い込んだみたいでしょう。それに涼しいんですよ」

 こうしてみるとうまく再利用したなあと感心します。

 さて、鐘を鳴らしているのは、この学校の卒業生。

 「昔はこうして先生が鐘を鳴らしていたんです」と女性。

 この学校に通ったのは50年代。中の様子は少し変わっていますが、教室の配置などは昔と同じのようです。

 ジュール・フェリー小学校は、古い建物を維持しながら、これからも次の世代の子供たちを受け入れながら歴史を積み重ねていくのでしょう。

 続く・・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、小学校の出口で息子が出てくるのを待っていると、一人のお母さんが言った。『お宅のお子さんはどの子?』冗談でこう答えた。『わからないわ、だってどの子にするかまだ決めてないんですもの』

VDM(Vie de Merde)より



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ペリゴール地方 その5 [ペリゴール地方]

 昨日見たフォワグラ入りのイチジクがずっと気になっております(笑)。

 サルラに行く機会があったら、ぜひとも食べてみたい。

 さて、ツール・ド・フランスの今日は第7ステージ。選手たちはトロワからニュイ=サン=ジョルジュまでの213.5キロを走ることになります。

 ニュイ=サン=ジョルジュと言えばブルゴーニュ地方のワインの名産地!

 そういえば、昔、ツール・ド・フランスで選手たちがワインを飲みながら走っていたなんて信じられないお話がありましたっけ。

 それはさておき、今週月曜日から紹介しているペリゴール地方シリーズも今日が最後となりました。

 シリーズは最後ですが、本当にペリゴール地方を選手たちが走るのは来週火曜日11日に行われる第10ステージでのこと。

 コースは下記の通り。

CARTE.jpg

 では、シリーズの第5回目をご覧ください。

Paris_Perigord.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2017年6月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 シリーズを振り返ってみると、ジャン=ミッシェルさんの絵を見せてもらったり、ツーリング5人組と一緒に本番のコースを走ったり、またベルジュラックのワイン農家を訪ねたりしました。

 今日は、ペリゴール地方から1000キロほど離れたドイツのデュッセルドルフにやってきました。

 この日はツール・ド・フランス開幕の1日前。

 一台の車が広場に到着。あのベルジュラックで作られたワインが運ばれてきました。ワイン農家のジャン=リュックさんも一緒です。

 レストランのテラスでお食事中のお客様とおしゃべり。言葉が違ってもワインがあれば問題なし。宣伝はうまくいっているようです。

 一方、こちらはペリゴール地方を走るツーリング5人組。

 一人も欠けることなくここまでやってきました。この旅も今日で終了です。

 5人が走ってきたツール・ド・フランス第10ステージのハイライトのひとつが、ここドンム(Domme)(オレンジ印)。

 中世に作られた要塞都市で、「フランスで最も美しい村」のひとつです。

 こちらが村長さん。

 村の様子を見ると、中世の頃は大変な繁栄ぶりだったことが伺えます。

 「選手たちはサン=ジャム橋の下を通過し、この塔の門(Port des Tours)をくぐり抜けていくことになります」と村長さん。

 これは写真におさめるか、絵に描きたくなりますね。

 石と歴史の塊のような二つの塔の間を、カラフルな自転車の列が走り抜けていく・・・。

 この2つの塔、14世紀には牢獄として使われていたそうです。

 中はこんな風になっています。壁には囚人が彫った絵が残されていました。祈りでも捧げていたのでしょうか?

 この屋上に上がると、村が一望できます。

 あの5人組もドンムにやってきました。

 丘の上まで上がってくるのは大変だったでしょう。その代わり、こんな爽快な眺めを楽しむことができます。

 来週の11日に選手たちがやってくるのを楽しみにしながら自宅のあるサルラへと帰って行きました。

 一方、画家のジャン=ミッシェルさんも11日を楽しみにしています。

 今年もまたレースの歴史の1ページを白い画用紙に描いてくれることでしょう。

 終わり。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、小さな村を歩いていたら迷子になりGPSを使ってしまった。私はその村の村長だというのに[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より



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ペリゴール地方 その4 [ペリゴール地方]

 7月1日にデュッセルドルフで始まったツール・ド・フランス。今日は第6ステージで、フランスのヴズールからトロワまでのレースです。

 今回のシリーズで紹介しているペリグーからベルジュラック(第10ステージ)は4日後に開催されます。

 単純にペリグーからまっすぐベルジュラックへと向かうのかと思っていたら、下記のようにぐるりと迂回して走るようです。

CARTE.jpg

 これを踏まえつつ、シリーズの第4回目をご覧ください。

Paris_Perigord.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2017年6月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 前回は、画家のジャン=ミッシェルさんが自転車に乗っているところやベルジュラックのワイン農家の様子を紹介しました。

 そして、名物のグルメも登場しました。

 本日は、あのツーリング5人組の町サルラ=ラ=カネダ(Sarlat-la-Canéda)、略してサルラにやってきました。

 ここもレース当日には選手の一団が通過していく予定です。

 石畳の坂道を走るときはちょっと気をつけた方がいいかもしれません。

 5人組はサルラの市場で休憩するようです。ヘルメットを取ったら、割に年配のおじさま方のグループだということが判明。

 それはともかくとして、市場にはサルラの特産品が並んでます。

 まずはカラメルコーティングされたクルミ。甘いものを口にすると心身ともにリラックスできて元気が出てきます。

 「こっちは、フォワグラを詰めたイチジクです。こんな美味しいものよく思いついたなと思いますが、カロリー的には問題ですよねえ」とおじさま。

 市場で一息ついたらまた出発です。

 一方、こちらはベルジュラックのワイン農家。

 あのラベルをボトルに貼り付ける作業に入りました。貼る位置にもこだわりがあるようです。

 こうして出来上がったボトルを見るとなかなかいいデザインですね。

 「このワインで皆さんが幸せになってくれるといいですね」と農家の方。

 箱に詰められたワインはデュッセルドルフへと送られます。

 さて、ペリゴール地方のラスコーの洞窟は有名ですが、他にも隠れた洞窟が幾つかあるそうです。

 その中の一つマクサンジュの洞窟(Grottes de Maxange)(黒印)をアンジェルさんが案内してくれます。

 17年前、アンジェルさんが石の切り出しをしている時に偶然発見したのがこの洞窟です。

 中には土が詰まっていて、それを取り出すのに3か月半かかったそうです。

 そのおかげでこの見事な鍾乳洞が姿を現しました。

 2003年4月から一般公開されています。アンジェルさんの息子さんが見学者を案内してきました。

 「自然がこんな洞窟を作ったんですから不思議ですね。それに、これを発見できたというのがまた驚きです」と見学者の女性。

 最後にまたまた画家のジャン=ミッシェルさんが登場。

 「確かに私はツール・ド・フランスに夢中になってしまいました。どうしてか?なんて考えたことはありませんね。とにかく魅了されてしまったんですから」

 ここへ来ればレースの歴史が一目でわかってしまいそうですね。

 続く・・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、晴天の気持ちのいい日だったので、車はやめて、リュックを背負って自転車でお使いに出かけることにした。買い物を済ませて重たいリュックを背中にお店を出ると・・・自転車がなくなっていた[もうやだ~(悲しい顔)]


VDM(Vie de Merde)より



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ペリゴール地方 その3 [ペリゴール地方]

 最近マイブームになっている東京の水がめ貯水量チェック(笑)。

 今回もやや増量で82%。

 さてシリーズの三回目です。

 前回、コンフレリが登場して、思わせぶりに終わりましたが、あの缶詰から出てきたどろっとしたもの正体が判明します。

Paris_Perigord.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2017年6月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 前回は、丘の上のお城に見守られながら、あのツーリングのグループが、ドルドーニュ川に架かる橋を渡って行きました。

 そしてツール・ド・フランスの開幕を祝うワインを準備しているぶどう園や、もうお馴染みになった画家のジャン=ミッシェルさんも登場しました。

 そのジャン=ミッシェルさん、創作の手を止めて、時々こうして自転車で近くを一巡りするそうです。

 「聞こえてくるのはペダルを漕ぐ音と鳥のさえずりくらい。田舎のエスプリのいっぱい詰まった空気の中を走り抜けるような感覚です」

 アトリエに戻ったジャン=ミッシェルさんが、これまでの作品を見せてくれました。

 ツール・ド・フランスが作品の源になっているのがよくわかります。

 子供の頃に描いた絵もやっぱりツール・ド・フランス。古ぼけて黄ばんだ紙を開いてみると、レースの様子が漫画になっていました。

 長い歴史のあるロードレースは今年で104回目だそうです。

 さて、ここはペリグーの町(青印)。見えていたのはサン=フロン大聖堂(Cathédrale Saint-Front)。世界遺産に登録されています。美しいですね。

 来週の火曜日には、この美しい町が第10ステージのスタート地点になります。

 大聖堂のすぐ近くでは青空市が立っていました。新鮮な食材がお店に並んでいます。

 ペリゴール地方はグルメでも知られています。

 そのグルメの一つがこの町の特産品ペリグーのパテ。材料は、豚肉、フォワグラ、黒トリュフ。

 「フォワグラはあまり黄色すぎても良くないです。質のいいフォワグラは、こんな風に指で押さえるとすぐに元に戻ります」と料理人。

 まずはフォワグラの血管を取り除きます。次に豚肉をミンチにかけ、塩・コショウ等で味付けをしたら良く混ぜます。黒トリュフは薄くスライスしておきます。

 器にひき肉を詰めトリュフをのせたらフォワグラを入れ、さらにまたトリュフをのせ、ひき肉を詰めます。

 この3つの割合が重要。トリュフが3%、フォワグラが40%、残りが豚挽き肉。

 これを160℃のオーブンに45分間入れて焼きます。

 あの5人組もランチの時間。レストランで美味しいものを召し上がっているようです。

 さあ、あのパテが焼きあがりました。いよいよ試食です。

 あのコンフレリの方もいらっしゃってました。

 “スライスしたらそっとパンの上にのせて食べるべし。決して塗りたくってはならない!” というのがお約束。

 赤ワインと一緒に食べたらおいしいだろうなあ〜と思っていたら、それを見透かされたように赤ワインが登場しました。

 こちらはベルジュラックのブドウ園で会ったワイン農家の方。赤ワインはこの樽の中で18ヶ月熟成されます。

 「ペリゴールといえばグルメでよく知られていますが、ワインを作っていることはあまり知られてないんですね。しかもベルジュラックという名のワインは知られていません。なのでもっとプロモーションをしようということになりました」

 それで生まれたのがこのラベル。ラスコーの洞窟画とツール・ド・フランスをモチーフにしたラベルです。

 こちらがその洞窟画(紫印)。歴史の教科書に必ず登場した絵です。

 そして、ペリゴール地方には地下に隠れた別の洞窟もあります。

 続く・・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、うちの猫たちは、僕が起きるとまずはトイレを済ませた後で餌のパテがもらえることを覚えた。おかげでトイレで要を足している間中、毎日にゃあ〜にゃあ〜鳴き通しだ


VDM(Vie de Merde)より



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ペリゴール地方 その2 [ペリゴール地方]

 東京の水がめ、増量に転じて80%に回復しました。

 ちょっと驚きました。この週末で大量の雨が降ったようです。

 水曜日の未明には関東地方を台風が通過するようなのでさらに水量が増えそうです。

 被害が出ることなく無事に台風が通過してくれることを祈ります。

 さて、7月1日に始まったツール・ド・フランス。本日は第4ステージで、ルクセンブルクのモンドルフ=レ=バンからフランスのヴィテルまでの207.5キロを走るようです。

 今回のシリーズで紹介しているペリグーからベルジュラックは第10ステージで、7月11日に行われる予定です。

 では、そのシリーズの第二回目をみることにしましょう。

Paris_Perigord.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2017年6月27日に放送)(今回はなぜかビデオの埋め込みができませんでした。写真をクリックすると別のウィンドウが開いてビデオを見ることができます)

Perigo.jpg

 まずは前回の復習から。

 田園風景の中を走るツール・ド・フランスの一団。その姿を白い画用紙に描いているのがジャン=ミッシェルさん。

 そしてサルラからやってきた自転車ツーリングのグループがツール・ド・フランスの第10ステージと同じコースを辿って走ります。

 ペリゴール地方には “1001”のお城があると言われています。

 あの五人組が走り抜けていった道の丘の上にもお城が見えていました。コースを外れてちょっと寄り道したくなります。

 「それだけの価値があるよね」とツーリングの方々。

 岩盤の上に建てられたお城、森の中にひっそりと立つお城、どのお城もずっしりと重い石で要塞化されています。

 その多くがイングランドとフランスが戦った百年戦争(1337〜1453)のために作られたものです。

 この地方を流れるドルドーニュ川を境に戦いが繰り広げられました。

 こちらは前回登場したコマルク城。案内してくれたのはこのお城を建てた一族のご子孫で、今の城主。

 お城の下の洞窟は先史時代から人の住居として使われてきたそうです。

 ということは、洞窟も含めればこのお城には15,000年の歴史があるということになりそうです。

 「下は先史時代で上はローマ時代です。この洞窟では幾つかの家族が家畜と共に共同で暮らしていました。上に見張り番がいて、下で暮らす住人たちを守っていました」とご子孫。

 ローマ時代のお城は要塞化され16世紀頃までお城としての役割を果たしていましたが、その後は放置。

 修復前は大きな木々の中にかろうじてお城らしきものが見えているだけでした。

 「両側の壁全体が土に埋もれていました」

 ここまで修復するのに相当な時間と労力がかかったようです。

 しかし、この城はそれほど手が加えられておらず、800年ほど前のまま残っている箇所が数多くあるそうです。

 こちらは地上60メートルのお城の塔。ぐるりと見渡しても周りはすべて森。

 「ここへ来ると昔のことをいろいろ想像してしまいます。昔なら私もこのお城の王様ということになりますからね(笑)」

 さて、前回も登場した画家ジャン=ミッシェルさん、今日も創作に励んでいらっしゃいます。

 熟練のミュージシャンが即興で音楽を奏でるように絵を描いていきます。

 マイヨジョーヌの黄色は複雑な色だと言います。最後のワンタッチで、風のように通り過ぎる選手の姿が見えてきました。

 さて、最後に登場したこの男性。この重々しい衣装は・・・例のコンフレリです。

 地元の特産品をアピールするために作られた組織コンフレリ。地元の特産品とは・・・。

 続く・・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、おばあちゃんの100歳の誕生日。ろうそくの火を吹き消すとおばあちゃんが言った。『で、今日は、一体、誰の誕生日なんだい???』


VDM(Vie de Merde)より



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ペリゴール地方 その1 [ペリゴール地方]

 梅雨が明けないと始まらないかもしれませんが、季節はもう夏ですね。

 東京の水がめはまたまた減って56%まで落ち込んでいます。これ以上下がると危険な領域に入り込みそうな・・・。

 さて、今日から5回のシリーズで、フランス南西部のペリゴール地方を巡る旅を紹介します。

 1日に始まったツール・ド・フランスにちなんで、ツール・ド・ペリゴールの旅です。

Paris_Perigord.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2017年6月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パステルを持つ手が、白い紙の上で忙しく動き回っています。

 なにを描いているのかやっとわかりました。

 あのマイヨージョーヌを着たツール・ド・フランスの選手でした。

 パステル画を描いていたのはペリゴール地方の画家ジャン=ミッシェル・ランフォールさん。元高級公務員で、現在は画家であり著述家でもあるそうです。

 ツール・ド・フランスはペリゴール地方にもやってきます。

 本番はこんな風に田園風景の中を自転車の集団が走り抜けていきます。

 ドルドーニュ川を渡り、洞窟を横目に、丘の上のお城に見守られながら選手たちはペダルを漕ぎます。

 ジャン=ミッシェルさんはこの選手の姿を何枚も描いてきました。

 「最初はどんな風になるのか自分でもわからないまま描き始めるんですよ(笑)」

 パステルと紙の摩擦音が音楽のように聞こえてきます。

 さて、こちらは自転車の一団。地図を見ながらツーリングのコースを確かめているようです。

 いよいよ出発です。今月の11日に通るはずのツール・ド・フランスと同じコースを辿って、ペリグー(Périgueux)からベルジュラック(Bergerac)まで走ります(青印→赤印)。距離にして178キロ。

 5人ともサルラ=ラ=カネダ(Sarlat-la-Canéda)(緑印)からやってきたグループです。お揃いのユニフォームで息もぴったり。

 平坦な道に見えますが、上り下りがあってなかなか大変そうです。

 今年のツール・ド・フランスは190か国で放送され、視聴者の数は1000万人ほどにもなるとか。

 ここはベルジュラックのぶどう園。ここではレースを記念したスペシャルワインを作っているそうです。

 今年のぶどうの出来はどうでしょう?緑の葉っぱをかき分けてみると・・・緑の小さな実がなっているのを確認できました。

 「ツール・ド・フランスの観客は、レースを見ながらペリゴール地方のワインや特産品なども知ることになります」とぶどう園の方。

 今年のレースはドイツのデュッセルドルフからスタートしました。どうやらその時、この地方の特別なワインがお祝いに使われたようです。

 ペリゴール地方にはお宝がいろいろあります。その中の一つが古いお城の数々。

 ぶどう畑の中にあるのがコマルク城(château de Commarque)。別名 “忘れ去られた要塞” と呼ばれています。

 お城の下は天然の岩。洞窟がいくつもあって先史時代から人類が生活していた痕跡が認められるそうです。

 その後、ローマ時代にお城が建てられ、16世紀まで使われていました。

 上空から見るとかなり大きなお城だったことがわかります。

 続く・・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ツール・ド・フランスが通過するので交通整理を頼まれた。で、配置された場所がとある交差点。人っ子一人通るわけじゃなし、ましてや選手も通らなかった


VDM(Vie de Merde)より



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ミステリーゾーン その1 [ペリゴール地方]

 フランスのあちこちに残る歴史的建造物や場所。様々な時代を生き伸びてきました。


 そのせいか、中には亡霊や謎の伝説に彩られたものもあるとか・・・。


 そんなフランスの心霊スポットを5回シリーズで紹介します。


 第一回目の今日は、フランス中南部ペリゴール地方にあるお城ピュイマルタン城(châteaux de Puymartin)を訪ねます。

Paris_ChPuymartin.jpg

より大きな地図で フランスのミステリーゾーン を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年11月4日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 13世紀頃から建設の始まったピュイマルタン城(上記地図の青印)。


 500年前から同じ一族に引き継がれてきました。


 そして、いつの頃からか、白装束の貴婦人がさまよう城として知られるようになり観光客が絶えません。


 「その貴婦人に会ってみたいですね」と男性。


 「白装束の貴婦人は、城に閉じ込められ亡くなったお妃なのよ」と女性。


 改めてお城を眺めると、なんとなくそのような雰囲気のただよう建物に見えてきます。


 「私は会ったことないです。いろんな人がいろんなことを言いますが、実際に会った人はいないはずですよ」と城のオーナー。


 お城の見学でガイドをしているのがオーナーの息子グザヴィエさん。ユーモアを交えて案内してくれます。


 夜な夜なお城をさまよう貴婦人とは、城主の奥方テレーズ・ドゥ・サン=クラーのこと。


 16世紀、愛人とベッドにいるところを、戦から早めに帰還した夫にみつかり、罰として15年間この小部屋に閉じ込められたまま亡くなったとか。


 天井の四角い窓から食事が差し入れられたそうです。


 「奥方は亡くなった後・・・この壁の中に・・・埋められたのです・・・」


 グザヴィエさん、ちょっと怖い話し方。


 「彼女の魂がここにいるのよ。絶対そうよ」と見学者の女性。


 「こんな小さな部屋に閉じ込められたなんてぞっとしますね」と男性見学者。


 ドアの隙間からのぞく見学者もいます。何かいる気配がしたのでしょうか?


 「いやいや、何も見えませんでした。会えるといいんですがね」


 「信じますか?」


 「ええ、信じますよ。その方が楽しいですからねえ」


 次回はブルターニュ地方の心霊スポットです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、テレビで超常現象の番組を見た後、お化けが恐くなって隣りに寝ていた夫を起こした。すると寝ぼけ眼で夫が言った。『そのお化けに、明日もう一度出直すように言ってくれ』」


 

VDM (Vie de merde)より





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12−12−12 [ペリゴール地方]

 12が3つ並んだ昨日の2012年12月12日、各地で様々なイベントがありました。

 

 ローマ教皇ベネディクト16世が、初めてTwitterでつぶやかれたそうです。(その時の映像に興味のある方は→こちら

 

 結婚式を挙げたカップルもおおぜいいました。One day on Earthに参加した方もいらっしゃるかもしれません。

 

 そしてフランスには、この日にぴったりの村がありました。

 

 その名もLa Douze(douzeは仏語で12を意味します)(ラ・ドゥーズ)。

 

 残念ながら当日の様子はまだ動画で紹介されていません。そこで数日前に取材した映像を紹介します。

 

Paris_laDouze.jpg


 下記写真をクリックして番組のサイトにアクセスしたら、プレイボタンをクリックして動画をご覧下さい。(フランスのTV局i>Téléで2012年12月12日放送)

douze.jpg

 人口1000人あまりの小さな村。

 

 12月12日にお祝いのイベントが開かれることになりました。

 

 1年ほど前、ソーシャルネットワークで誰かが何かやったらどうだろうと提案したのがきっかけでした。

 

 それならやりましょう!と機敏に反応したのが村長さん。

 

 いつも市が立つ場所で催し物をすることになりました。

 

 「12-12-12で韻をふんでいるのに因んで、ここで子供たちが自分たちで書いた詩を披露します。ミュージシャンも呼んでいますよ。ニューオリンズジャズのグループがブルースを演奏します。ブルースは12小節でできてますからね。その後は、地方の特産品を集めて青空食事会をやります。手工芸品の展示もありますよ」と村長さん。

 

 なんだか楽しそうなイベントになりそうです。

 

 さらに、村の商店街も加わります。

 

 飲食店では12ユーロの定食を用意しているそうです。

 

 スープ+ムール貝又はソーセージのフライドポテト添え+デザート。ここでも韻をふんでます。

 

 教会も例外ではありません。12時12分に、いつもは鳴らさない鐘を12回鳴らすそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******




「今日、昔好きだった高校の同級生に再会した。あれから12年の歳月が流れ、私は10キロもダイエットしてスリムになり、優越感にひたっていた。すると彼が言った。『また会えるなんて嬉しいなあ〜。昔とちっとも変わってないね』」

 

VDM (Vie de merde)より




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ペリゴール地方を巡る旅 その5 〜田舎の宿〜 [ペリゴール地方]

 シリーズの最終回は、ジット(gîte)と言われる田舎の宿。

 

 ペリゴール地方南東部にあるル・ビュグにあるジットを訪ねます。

Paris_Perigord.jpgPerigordLeBugue.jpg

 

 戦後、地方離れが加速した際に放置されてしまった家を改築して、バカンス客用の宿泊施設にしたのがジットの始まりだそうです。

 

 たいていの場合、家主と同じ棟や離れに部屋があり、食事付きもあれば無しのジットもあります。

 

 観光地で知られるペリゴール地方にはたくさんのジットがあるそうですが、今回、訪ねるジットは食事が出ます。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。

 

GiteTV.jpg

 

 ペリゴールの自然に囲まれたジット"Albuca"の女将エリザベトさんは、10年前にこの建物を買い取ってジットを始めたそうです。サイトを見ると、料理研修宿泊プランなるものがあるので、この地方のおいしいお料理を作ってくれそうです。

 

 まずは市場で旬のものを手に入れます。

 

 この日は、週末をのんびり過ごしにやって来た熟年カップル2組がお客さまです。過ごし方はいたってシンプル。暖炉のそばでお茶をいただきながらおしゃべりした後は、森を散策。落葉した木々の並ぶ静かな森は見通しが良く、夏とはまた違った風景を見せてくれます。

 

 その間、エリザベトさんは夕食の準備。今日は暖炉で料理することにしました。

 

 鉄の鍋を上と下から熱くして作っていたのは「トゥルト・オ・プレ(Tourte au Poulet)」という鶏肉と野菜のパイ。鶏肉、にんじん、茄子、ピーマン、玉ねぎ、ネギを炒め、溶き卵と混ぜたらパイ生地の上にのせ、さらにパイ生地でフタをし、普通ならオーブンで焼きますが、今回は暖炉で焼いていました。

 

 もう一つ暖炉で焼いていたのは、言わずと知れたフォワグラのソテー。付け合わせはエスカルゴと豚足。どんなお味なんでしょ?

 

 ペリゴール地方にやって来る大きな目的は、美味しいものを食べるためとお客さんの一人が言っていました。


 

******** フランス人のつぶやき *******

「今日、車で妻とバカンスにでかけた。途中、地図を見ながらサンドイッチを食べた妻が、こぼれたパン屑を払おうと、やおら車の窓を開けたとたん、地図は風と共に去りぬ〜。高速を130キロで走ってましたからねえ」


VDM (Vie de merde)より




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