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復活祭の子羊 [アルザス地方]

 昨日の東京は暖かいお天気になりました。ふと夏の暑さを想像してしまいました。

 

 これから少しずつ冬物を洗濯してタンスの奥にしまうことになりそうです。

 

 やっぱり、あんなに居座っていた冬はいつの間にか姿を消していました。

 

 さて、昨日はキリストの復活を記念した復活祭の当日でした。

 

 キリスト教徒は、この復活祭の日に子羊を食べてお祝いする習慣があるそうです。

 

 人間の犯した罪のつぐないのために犠牲となった無実のキリストは、ユダヤ伝統の生贄の子羊と同じだと考えられているとか。

 

 そうなら、むしろ羊を食べてはいけないような気がするのですが・・・。ま、とにかく食べるんだそうです。かたいことは言いますまい。

 

 アルザス地方では、この復活祭の日に、子羊の形の甘いお菓子ラマラ(lamala)を食べるそうです。


Paris_Strasbourg.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2017年4月14日に放送)( をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Pâques : la tradition alsacienne du lamala, l'agneau Pascal en biscuit génoise

 パン屋さんの店先に並ぶ粉砂糖のかかったこの子羊がラマラです。

 

 「この羊を食べるのは復活祭だけですからね。だからお店に買いに来たんですよ」と女性。

 

 「見た目もきれいでしょ?」と男性。

 

 「代々家族に伝えられてきた伝統のお菓子ですよ。両親が作ってましたから、今は家内が作ってますよ」と別の男性。

 

 パン屋さんの厨房を訪ねると、この復活祭のお菓子が作られていました。

 

 玉子の白身を固くなるまで泡立てたら、黄身と砂糖を加え小麦粉と混ぜ合わせます。

 

 「ふわっと軽くなるように混ぜ合わせます」

 

 生地ができたら型に入れます。

 

 「こうして焼くとクグロフのようになるんですよ」とパン屋さん。

 

 40分ほどオーブンで焼き、型から取り出します。型はぱかっと真ん中から二つに割れるようになってました。

 

 このお菓子、早い話がスポンジケーキですね。子羊の形をしたスポンジケーキです。

 

 しかしこのスポンジケーキには500年という長い歴史がありました。

 

 ここはパンの家博物館

 

 「四旬節(復活祭の46日前から復活祭の前日までの期間)には贅沢な食事はできませんから玉子を保存しておくことになります。そして復活祭の日にはこのケーキを作って在庫処分するわけです」と館長さん。

 

 ここには18世紀の型が展示されています。

 

 この型、昔からずっと同じ村スフルナイム(Soufflenheim)で製作されてきました。

 

 こちらはそのアトリエ。4代にわたって続いてきた窯元です。

 

 「この土をこの機械に入れてプレスすると型が出来上がります」と職人さん。

 

 形を整え乾燥させてから焼きます。

 

 「両親から引き継いできた技術ですから、子供にも継いでほしいですね」

 

 この羊の型で作られたラマラは復活祭の朝、こうして食べられているそうです。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、復活祭だ。妹がうちで飼っているウサギを、前の晩にオリから出してしまったので、今日は玉子探しではなく、ウサギの糞探しで大変だった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より





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聖金曜日 [アルザス地方]

 4月も半分終わったところで、黄金週間が視界に入ってきました。

 

 今年は祝日が1日だけ土曜日と重なってしまったため、ちょっと損した気分ですが、それでも月火と休暇を取れば9連休にできます。

 

 一方、欧米では今がバカンスシーズン。復活祭の休暇です。

 

 真面目に教会に通うか通わないかは別として、祭日や行事やらはすべてキリスト教とは切っても切れない関係です。

 

 昨日は聖金曜日と言って、キリストが十字架に架けられ亡くなった日とされています。

 

 その日、アルザス地方ではこんな行事が行われていました。

 

Paris_Soufelwey.jpg
 


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ここはアルザス地方の町スフェルヴェイエルサイム(Souffelweyersheim)(アルザス地方の町や村の名前は悩ましい(涙)。

 

 まだ暗い中、大勢の人たちが何やら手に持って、周りをはばかることなく音を鳴らしています。

 

 これはクレセル(crécelles)と呼ばれる楽器(要はガラガラのこと)。

 

 「愉快です。音を鳴らして皆を起こすんです。でもそう何回もやるわけじゃないんです」と男の子。

 

 「年に一度だけ、これをするために喜んで早起きするんです」と女性。

 

 「伝統行事の大切さを知らない人には良い機会になると思います」と女の子

 

 ただいまの時間、午前5時半。

 

 こりゃたまりませんね。寝てる人は絶対起きます。

 

 普通なら窓からどやされるところですが、この日ばかりは誰にも文句を言われることはありません。

 

 集団でいたずらして喜んでいるように見えますが、これはアルザス地方に伝わる、宗教行事の一つなのです。

 

 「聖金曜日には教会の鐘は鳴りません。その代わりに、この音を鳴らして、朝起きる時間だよと教えてあげるんです」

 

 この行事、二日間にわたって行われるそうです。

 

 そして、どういうわけか、アルザス地方とモーゼル県は聖金曜日は祝日でお休みだそうです。他の地方は平日と同じ。

 

 とは言っても、この週は休暇を取っている人が大勢いますから、大して変わらないですね。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、母にバカンスの時の写真を見せた。あまり面白くなさそうなのは飛ばして見せていたら母が言った。『ちょっと、前のを見せて。ここに写ってるデブは誰???』ママ、それはあなたの娘、私ですよ」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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冬の終わり春の始まり [アルザス地方]

 今月12日にサウジアラビアの国王が来日するそうじゃないですか!

 

 あの国、国王が移動する際は必ず1000人近くのお付きの人も一緒にやってくるっていう話じゃなかったでしたっけ?と思っていたら、やっぱりそうらしい。

 

 しかも、今回は “アジア諸国歴訪” 。こりゃまた大変ですねえ〜。1000人がひとかたまりになってあちこち移動するとは!

 

 日本を訪問中は都内の高級ホテルは予約で埋まり、高級ハイヤーも抑えてあるとか。

 

 東京にちょっとした経済効果をもたらしてくれそうです。

 

 そういえば、以前、サウジの王様がコートダジュールの別荘で夏休みを過ごしにやってくるっていうんで、いつもなら一般に開放されているビーチを立ち入り禁止にして、国王御一行様だけが使えるようにしてしまい、大顰蹙を買っている一方で、商店街の人たちは売り上げ増を期待して手ぐすね引いて待っている、というようなニュースがあったのを思い出しました。

 

 さて、昨日は、アルザス地方でマルディグラを祝って食べるお菓子を紹介しましたが、この時期、アルザス地方には、また別の伝統行事が行われていました。

 

 冬に別れを告げるちょっと変わった行事、その名も「シーヴシュラーヴ(Schieweschlawe)」。

 

 舌をかみそうな名前の行事ですが、いったいどんなものなんでしょう?


Paris_Offwiller.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2017年3月5日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



Schieweschlawe : une fête traditionnelle en Alsace pour faire revenir le printemps

 

 あったかそうな焚き火。熱で顔が赤くなってしまいそう。

 

 その燃え盛る炎に、皆さん棒をつっこんでいます。

 

 棒の先には円板がついているようです。

 

 火がついたところで、台座を利用して思い切り遠くに飛ばします。

 

 残念ながら棒の先に残ってしまったり、飛んでも数メートル先というのがほとんど。

 

 でも、見ていると楽しそうですね。何かコツがありそうです。自分でもやってみたくなります。

 

 最後は、あんなに遠くまで飛んで行きました。

 

 この単純な遊びのようなものが “シーヴシュラーヴ” と言う伝統行事です。

 

 四旬節(復活祭の46日前から復活祭の前日まで)の始まる最初の日曜日に、木製の円盤に火を付けて飛ばすんだそうです。

 

 この火のついた円板は太陽の代わり。これで冬を追い払ってしまいます。

 

 この行事が終われば春はもうすぐそこまでやってきています。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、カナダ人の新入社員が事務所にやってきた。彼は中に入るなり、暖房のスイッチを切って窓を全開にすると言った。『こんな小春日和に窓を閉め切ったままではもったいない!』そんなこと言ったって、外の気温は4℃だよ[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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アルザス伝統のストーブ [アルザス地方]

 ミシュランと言えばタイヤメーカーですが、星付きレストランでよく知られる、あのミシュランガイドの制作者でもあります。

 

 そのミシュランガイドが、このほど、パリ及びその近郊にある “Bib Gourmand(ビブ・グルマン)” に選ばれたお店を発表しました。

 

 そのお店が→こちら(グーグルマップ)。

 

 因みに “ビブ・グルマン” とは、リーズナブルな価格で美味しい料理が食べられるという意味。

 

 定食(前菜、メイン、デザート)は高くて32ユーロ。それ以下で食べられるお店ばかりだそうです。

 

 パリにお住いの方やこれから旅行される方にとっては保存版です。

 

 さて、日本も北のほうは雪で大変そうですが、フランスも年明けから北半分が寒気に覆われ、だいぶ冷え込んでいるようです。

 

 本日は、そんな寒い冬に欠かせないストーブのお話です。

 

Paris_Oltingue.jpg


 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年1月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ここはアルザス地方の小さな村オルタング(Oltingue)。

 

 寒い冬にはアルザス地方伝統のストーブに薪をくべます。

 

 これがそのストーブ。陶器で出来ています。階段状になっているところには座れるらしいです。

 

 この伝統のストーブ、形やデザインは様々ですが、どれも全て陶器で出来ています。

 

 15世紀頃から作られるようになったとか。

 

 先ほど自宅のストーブを見せてくれたドミニクさん、今でもこの手のストーブを作っているそうです。

 

 「作り方は昔と同じ。全く変わっていません」

 

 こんな風にして作っていくんですね。

 

 「この陶板が熱を吸収して、それを外に放射してくれるんです。だから普通のストーブとはちょっと違うんです」

 

 一方、オルタングから30キロほどのスイスの村コルノル(Cornol)では、古いストーブの修復が行われていました。

 

 担当したのは、ドミニクさんの後継者ヴィクトールさん(26歳)です。

 

 「古いものを修復するのはとても面白い仕事です」とヴィクトールさん。

 

 8年前からドミニクさんに仕事を教えてもらい、今では会社を引き継いで社長も務めています。

 

 2週間後、ご覧の通り古いストーブがきれいに生まれ変わりました。

 

 「これは素晴らしい。朝起きるとこのストーブがまだ温かくて寒さを感じなくて済むんです。一生、手放せませんよ」

 

 こちらのお宅のストーブも座れるようになってますね。

 

 このストーブがあれば暖房費もだいぶ節約になるそうです。

 

 

<お知らせ>

 

こちら肉球クラブ」さん、 クラウドファンディング開催中

詳しくは下記の文字をクリック! 

虐待を受けたり怪我や病気の野良猫達、捨てられた猫達を救いたい

CloudF_cats.jpg 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、12月も半ば、ひどい風邪を引いてしまった。当たり前だよね、冬だから。でも僕が住んでいるのは、気温36度のカリブ海の島グアドループ[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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フランス最古のクリスマス市 [アルザス地方]

 昨日のボーヌの旅で登場したペダルなし電動自転車。あれは便利そうですね。

 

 ボーヌからマコンまで2日に分けて徒歩で小さな村を訪ねてはワインの試飲をさせてもらったことがありますが、自転車があればなあとつくづく思ったものでした。

 

 これが、ペダルも漕がず乗ってるだけで進んでくれるとなるとさらにいいですね。

 

 また行く機会があったら絶対利用してみたいです。

 

 一つ気になるのは、試飲をして乗ったら酔っ払い運転になりそうな・・・。

 

 さて、先週の金曜日、11月25日にストラスブールのクリスマスマーケットが始まりました。


Paris_Strasbourg.jpg




 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年11月25日に放送)( をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Strasbourg : dispositif de sécurité exceptionnel pour le marché de Noël

 1570年から続いてきたストラスブールのクリスマスマーケット。今年で446回目です。

 

 クリスマスの飾りを売るお店が並んでいます。

 

 始まったばかりですが、たくさんのお客さんで賑わっているようです。ホットワインが美味しそう!

 

 マーケットを安心して自由に歩き回れるのは、周りを固めてくれている300人余りの警官や兵士の皆さんのおかげです。この通り今年も厳戒態勢です。

 

 「事前に許可を取ってない車は中に入ることはできません」と市の助役さん。

 

 簡単に車が入ってこられないように、あちこちにコンクリートのバリケードが設置されています。

 

 「クリスマスマーケットの期間中は街の中心に入れるのは徒歩の方のみです」とリポーター。

 

 万が一の時のことを考えて、道路には穴まで開けて不審な車両が入ってこないようにしています。

 

 「これなら家族連れのお客さんも安心して来てもらえます。警備がなかったらマーケットは開けませんからね」とお店の女性。

 

 「週末にマルセイユとストラスブールでテロの容疑者が逮捕されたようですが、だからと言ってクリスマスマーケットに来るのを止めようとは思いませんよ」と若い男性。

 

 この通り、あのヴォージュの森林地帯から切り出された大きなモミの木もこんなにきれいに飾り付けされています。

 

 マーケットの入り口のイルミネーションも美しいですね。

 

 とはいうものの、警備に当たっている警官は長期にわたって危険と隣り合わせの厳しい労働を強いられています。

 

 そのため、つい最近、シャンゼリゼ通りで警官による抗議のデモが行われました。

 

 相次ぐテロ事件後、安全を確保するのはなかなか大変です。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ママがやってきてクリスマスには何が欲しい?と聞いた。今は12月24日の午後3時30分」

 

VDM (Vie de merde)より





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日本人に人気の観光地 [アルザス地方]

 一昨日辺りから真冬に逆戻り。さすがに寒いのはもうそろそろ終わりにしてほしいものです。

 

 さて、昨年11月のパリ同時多発テロ以来、観光客が減少しているフランス。減少率は15%ほど。

 

 もっとひどいのかと思っていたらこのくらいの数字で踏みとどまっているようです。

 

 そのフランスで日本人に人気の観光地があるそうです。

 

 それはアルザス地方の小さな村リクヴィール(Riquewihr)。

 

 アルザス・ワイン街道にあり、「フランスの最も美しい村」一つです。

Paris_Riquewihr2.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年3月10日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



Tourisme : le Japon est tombé amoureux du village de Riquewihr


 ぶどう畑に囲まれた人口1,200人ほどの村リクヴィール。数ヶ月前から日本人の観光客が頻繁に訪れるようになりました。

 

 こちらのグループは数日前に東京からやってきました。初めてのフランス旅行で目的地に選んだのがこのリクヴィールでした。

 

 「日本人にとって古いコロンバージュ様式のカラフルな家並みと石畳がとても魅力的なんです」とガイドさん。

 

 「この家の作りが印象的で、まるで魔法の世界に飛び込んだみたいです」とツーリスト。

 

 この人気にあやかろうと、村の商店街もがんばっています。

 

 このお店では試食用のパンデピスを無料で配っています。

 

 「初めて食べますが、とても美味しいですね」と日本人女性。

 

 別のお店では、わざわざ日本語のパンフレットを用意して配っています。

 

 「おそらくリクヴィールに来るのは今回だけでしょうから、お土産も少し多めに買って行ってくれるんじゃないかと思います」とお店の方。

 

 村を一巡りしたら、次はやっぱりワイン蔵の見学です。

 

 ワイン作りについて一通り説明を聞いたら、お待ちかねの試飲です。

 

 「ワインは日本でも飲むことができますが、フランスのワインが一番です。一本買って帰ります」

 

 飛行機に乗って持ち帰るとなるとそんなにたくさんは買ってもらえませんが、蔵元さんはその先を見ていました。

 

 「日本に戻ってレストランに入った時に、アルザス地方のワイン蔵で試飲して美味しかった!と言ってもらえれば口コミで広がりますからね」

 

 お昼は村のレストランAu Trotthusでいただきます。

 

 メニューは、ちょっと小ぶりですが、アルザス名物シュークルート。おまけにシェフのフィリップ・オブロンさんが日本語で料理の説明をしてくれます。

 

 「これはマンステールというチーズです。ちょっと匂いがきついです」とシェフ。

 

 「ああ、マンステールなら昨日も食べました」と女性。

 

 因みにこのお店、ミシュランでBib Gourmand(リーズナブルな料金で美味しい料理が食べられる)に選ばれています。

 

 リクヴィール村では沢山の日本人が訪れるとあって、その受け入れ方の研究も盛んになりました。

 

 どうやらあの「お・も・て・な・し」がここでも輸出されているようです。

 

 「日本人が求めているホスピタリティを知るのが大事です」と現地の方。

 

 「日本の文化を知ることで間違いのないもてなしができるようになればいいなと思います」とホテル関係の方。

 

 リクヴィールに行ったら、日本人は暖かく迎えてもらえそうですね。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、RER線の電車に乗っているとピカチューに扮装した男が話しかけてきた。『君もジャパンエキスポに行くのかい?その仮装、いいねえ〜』僕はこれから就職の面接に行くのだ」

 

VDM (Vie de merde)より





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クリスマス市 [アルザス地方]

 来年はアメリカ大統領選挙がありますが、ヒラリー・クリントンの対抗馬となる共和党の面々、ろくな人が出てきませんね。

 

 この調子でいくと、ひょっとしてアメリカ初の女性大統領が誕生しそうな・・・。

 

 なんか、ちょっと、ヒラリーさんにがんばってもらいたい気もしてきます。

 

 さて、クリスマスまで2週間を切りましたが、本日は、アルザス地方の小さなクリスマス市をはしごすることにしましょう。

Paris_Alsace.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年12月8日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック!)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 


 

 まず訪ねたのはオベルネ(Obernai)(上記地図の赤印)。

 

 大きな塔の足元で開かれるクリスマス市。

 

 クリスマスの可愛い装飾品を見て回っているうちに、すっかり童心に返っているかもしれません。

 

 「ツリーに飾り物にイルミネーション、どれも小さな町にふさわしいです」と女性。

 

 「私たちはノール県から来ましたが、あちらのクリスマス市とはまるで違います」と女性。

 

 小さな町のクリスマス市に並ぶ出店は30店ほど。

 

 手作りのものやアルザス伝統の品々が売られています。

 

 クリスティアヌさんは何年も前からお店を出しています。売っているのは手作りの装飾品。

 

 「私はアルザスの心を作っているんです(微笑)」

 

 確かに、見るとハート型の装飾品ばかり。真ん中にはアルザス地方の民族衣装を見につけた女の子がくっついています。

 

 次は少し南へ下って、マンステール(Munster)のクリスマス市です。(上記地図の青印)

 

 「聖しこの夜」のコーラスが雰囲気を盛り上げてくれます。

 

 皆さん、焚き火を囲んでホットワインを飲んでいます。これが日本なら甘酒をいただくところです。

 

 「イルミネーションがとても良くできています。こんな美しい市は他では見られませんよ」と女性。

 

 「雪があるともっといいんですけどね」と別の女性。

 

 確かに、雪が降ってませんね。フランスも暖冬?

 

 雪はありませんが、名物のホットワインは今年もちゃんと用意できています。

 

 ジェラールさんのホットワインは美味しいと評判です。

 

 お鍋を見ると、いろんなものが入っているようです。シナモン、オレンジ、レモン等々。代々ジェラールのお家に伝わる秘伝のホットワイン。

 

 美味しそうですね。それに身体が温まります。

 

 「作り方は父から教わりました」とジェラールさん。

 

 最後は、また少し北に上がって、カイゼルスベルグ(Kaysersberg)のクリスマス市。(上記地図の緑印)

 

 毎年10,000人もの人がやってくるという賑やかな市です。

 

 中世の面影を残す町並みに合わせたイルミネーションが美しいですね。

 

 「この光の具合といい色といい、まさにクリスマスですよ」と男性。

 

 「とってもロマンティックです!」とカップルの女性。

 

 市の最初のお店がクロディーヌさんのお店です。何やら甘〜いお菓子を売ってるようです。

 

 本日特別に作ってくれた焼き菓子はBerewecke(ベルヴェク?)。

 

 ブランデーに漬け込んだドライフルーツをクグロフの記事に混ぜ合わせて焼いたお菓子です。

 

 「これはアルザスのクリスマスに食べるお菓子です。ミサから帰って夜中に食べるんです」

 

 クリスマス市はイルミネーションの映える夜が美しいですね。

 

 こうしてアルザス地方のあちこちの町や村でクリスマス市が開かれています。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、8歳になる娘が、妹にサンタクロースなんていないと言われて泣きながらやってきた。妹はいくつかって?5歳です」

 

VDM (Vie de merde)より





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開催か中止か・・・ [アルザス地方]

 パリの同時多発テロ事件から4日が過ぎました。

 

 警備が強化され、少しずつ日常が戻りつつあるようです。

 

 シャンゼリゼ通りでは、ちょうど金曜日の朝にクリスマスマーケットが始まりましたが、テロ事件の発生と同時に閉鎖されてしまいました。

 

 警備の拡充が図られ今週木曜日(19日)から再開されるそうです。

 

 アルザス地方の大都市ストラスブールのクリスマスマーケットは、今月最後の週末から開催の予定ですが、正式な発表はまだです。

 

 しかし、すでに準備は始まっていました。


Paris_Strasbourg.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年11月17日に放送)(をクリックして映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 見慣れたあの屋台の設置が始まりました。

 

 お店のみなさんにとってクリスマスマーケットの中止は考えられないようです。

 

 「生活は止められません、続いていくんです。マーケットの中止は望んでいませんし、テロリストたちの思いどおりにはさせませんよ」と男性。

 

 ストラスブールに近いコルマールやミュルーズではマーケットの開催が決定されました。

 

 ストラスブールでは明日、どうするかが決まるそうです。

 

 ご覧の通りクレベール広場にはあの大きなモミの木が立てられ、飾り付けが始まっています。

 

 街の人たちに訊いてみました。

 

 「とにかく中止するべきです。誰かの思い通りになるとかそういう問題じゃなく、中止するべきなんです」

 

 「いつものように開催するべきです。臆病になってはいけないと思いますね」

 

 「怖がって下を向いていてはいけないと思いますよ。いつもの年と同じように今年もやるべきです」

 

 安全を優先して中止するべきと考える人もいるようですが、「テロには屈しない、いつもの通りに生活しよう」と考える人の方が大半のようです。

 

 毎年、2〜3百万人が訪れるクリスマスの大イベント。この時期、主催者側は準備のためには1分でも失いたくないでしょう。

 

 しかし、問題になるのはセキュリティの確保。

 

 街にはすでにこのように迷彩服の兵士がパトロールを行っていますが、マーケットの開催中はさらなる人員を配置して安全を確保しなくてはなりません。

 

 市としても何かあったら責任を問われかねませんし、これ以上人命が失われるようなことは起きて欲しくないでしょう。

 

 クレベール広場のモミの木のすぐそばには、今回のテロで亡くなった人たちを悼むたくさんのロウソクが並んでいます。

 

 何百年と続いてきた伝統のクリスマスマーケットなだけに、中止しては欲しくないですが、テロリスト相手の安全確保もなかなか難しいところです。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、8月12日、部屋を掃除していた両親が、僕に渡し忘れたクリスマスプレゼントを発見した」

 

VDM (Vie de merde)より





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スロー・パーク [アルザス地方]

 今週末、ベルギーでワーテルローの戦いが再現されました。その映像に興味のある方は→こちら


 再現にはきちんとした台本があり、それに基づいて6,000人もの人々が演技しているそうです。


 台本通りにというわけにはいかないこともあったようですが、無事、壮大な戦いの様子が再現されたようです。


 さて、本日はアルザス地方のテーマパークのお話です。


 サン=テクジュペリの星の王子さまをテーマに、1年前に開園したテーマパーク。


 すでに入場者は9万人を超えて大成功をおさめているそうです。 


Paris_Ungersheim.jpg



 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年6月20日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 テーマパークといえば、ジェットコースターなどの派手なアトラクションの数々を思い浮かべますが、ここはちょっと様子が違います。


 空にはぽっかり熱気球。地上150メートルほどのところまで上がるとパークの全体が見渡せます。


 「ほら、羊さんが見えるわよ」とお母さん。


 「素晴らしかったです。この地域全体が見渡せましたよ」と別のお母さん。


 星の王子さまのテーマパークは、“スロー・パーク(slow parc)”と呼ばれています。


 がちゃがちゃした派手なアトラクションの代わりに、ポエムな世界が広がっています。


 「静かで安らぎます。ストレスを感じないでいいですね」


 「子供の手を引いて慌ただしく歩き回ることもないので、ほっとできます」


 なんだか時間もゆっくり過ぎていくみたいです。


 「ここは静かで安らぎのテーマパークなんです。動物や植物などの自然が星の王子さまの世界です。時間から解放された世界がここにあるのです」とパークの関係者の方。


 物語に登場する羊や2匹のキツネもいます。


 これらの動物たちとも自由に触れ合うことができます。


 そして、ちょっとスリルのあるアトラクションもないわけではありません。


 アエロバーと呼ばれる乗り物は、地上35メートルまで上がります。


 「足の下にはなにもないのよ〜」と女性。


 とは言っても、すごい勢いでぐるぐる回ったり上下したりするわけではありません。


 あくまでも静かに眼下の風景を眺めたりスリルを味わったりするだけです。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、5歳になるわが娘におとぎ話を読んできかせた。王子さまと王女さまが結婚したところで、その後どうなったか娘に尋ねると娘が言った。『離婚した?』」

 

VDM (Vie de merde)より




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世界で一番小さな映画祭 [アルザス地方]

 ツツジがピークを過ぎ、辺りが緑一色になった公園で、ふと上を見ると、梅の木に青い実がなっていました。

 

 葉っぱも実も緑。注意して見ないと気がつかないかもしれません。

 

 どんどん季節は巡っていきます。

 

 さて、今週水曜日、カンヌ映画祭が華々しく始まりましたが、ちょうど時を同じくして、アルザス地方のストラスブールでは、「世界で一番小さな映画祭」が開催されました。


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 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年5月16日に放送)(をクリックして映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 午後7時前。

 

 ストラスブールにある映画館STARの入り口には入場を待つ人々の列。

 

 赤い絨毯なんていうのはないようです。

 

 そして入場料も決まっていません。それぞれ好きな額を支払えば良いそうです。

 

 エントリーしたのは全部で52作品。

 

 そして1作品の長さは、なんと5〜10秒!

 

 全部を上映しても1時間はかかりません。「世界で一番小さな映画祭」と言われる所以です。

 

 「とても短いですから、凝縮された内容になっています」と審査員の女性。

 

 確かに、引き締まった緊張感漂う内容になっているようです。

 

 「短い上映時間の中に、小さなアイデアがきりっと光っているところが気に入りました」と観客の男性。

 

 不条理、ポエジー、笑い、情感・・・それらが短い映像の中につまっています。

 

 そして、最後にグランプリを獲得したのが「L’éscargot Inattendu(予期せぬかたつむり)」。

 

 かたつむりに口を塞がれてしまったのはモーゼでしょうか?

 

 笑っちゃいますねえ。

 

 この映画祭、今年で3回目。

 

 昨年および一昨年の作品に興味のある方は→こちら。全部観られるようです。

 

 チャレンジしてみたい!と思われた方。応募要項は→こちら英語




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、うちの夫は10秒ほど考え込んで、長い溜息をつくと、書類の“既婚”の欄にチェックマークを入れた」

 

VDM (Vie de merde)より





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