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フランスの食のお宝 その1 [フランドル地方]

 今日から5回のシリーズでフランス自慢の食のお宝を紹介します。

 

 第一回目の今日は、フランス北部フランドル地方の焼き菓子ゴーフル(gaufre)です。

 

 日本では英語名ワッフルで知られています。

 

 ワッフルと言えば、ベルギーワッフルが有名ですが、フランスのフランドル地方のはちょっと違っています。

Paris_Nord02.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年4月4日に放送)




 これがフランドル風ゴーフルです。焼き方はワッフルと同じ。

 

 「コツがいるので最初は失敗することが多いのですが、二回目からは上手に焼けるようになります」とお母さん。

 

 鉄でできた焼き器はちょっと重そうです。

 

 それでもこんなにきれいに焼けました。ナイフを横腹に突き刺して取り出します。

 

 取り出したゴーフルは熱いうちに2つにスライスしておきます。

 

 次にお母さんが準備しているのはゴーフルの間に挟むクリーム

 

 独特の色のついた砂糖と溶かしバターを練ったものです。

 

 それではみんなでいただきましょう。

 

 お兄ちゃんはお行儀よく食べてますが、弟君の方は・・・(笑)。

 

 「ゴーフルはとっても美味しいです!」とお兄ちゃん。

 

 このフランドル伝統のお菓子の作り方はお母さんから子供へ、そして孫へと伝えられてきました。

 

 レシピはおばあちゃんの数だけあるそうです。

 

 お菓子屋さんの厨房ではジャン=フランソワさんが、代々伝えられてきた作り方でゴーフルを作っています。

 

 「私は伝統を守り続ける職人のようなものです。そしてゴーフルはフランドル地方の文化でありルーツのようなものになっています」

 

 ここでも焼きあがったら薄くスライスして間にクリームを挟みます。

 

 この時のクリームの量が美味しく出来上がるかどうかを左右します。

 

 「クリームの量はこれくらいが一番いいんです。あまりに薄すぎても美味しくありませんし、厚すぎてもダメです。皮がカリッと食べられるくらいの量が理想的です」

 

 ジャン=フランソワさんの作るゴーフルを食べるお客様方。

 

 「これを食べると子供の頃を思い出します。まだ石炭を使っていた時代でした。暖かいキッチンで作られたゴーフルはとても美味しかったんです」と女性。

 

 焼き器には様々な図柄が使われていました。中には家紋を使った古いものもあるそうです。

 

 あのド・ゴール将軍も大好きだったというゴーフルは、ノール県の県庁所在地リール市にある高級菓子店Patisserie Meertでも販売されています。

 

 こちらのゴーフルは少し洗練されていて、中のクリームの種類もいくつかあるそうです。


 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、夫は浮気した時は必ずゴーフルを焼いてくれる、というのに気がついた。贖罪のつもりか・・・。焼いてくれたゴーフルは全部私が食べた」


 

VDM (Vie de merde)より





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コキーユ・ドゥ・ノエル [フランドル地方]

 クリスマスイヴにかこつけて、わが家ではご馳走を頂く予定です。

 

 クリスマスのご馳走といえば骨つきローストチキンが定番ですが、わが家では分厚いステーキ。

 

 料理が簡単なわりには満足度が高いです。

 

 デザートはビュシュ・ドゥ・ノエルと行きたいところですが、ちょっと重たいのであっさり目のリンゴのポワレ(以前の記事を→こちら)を予定しています。

 

 さて、フランス北部とベルギーでは、クリスマスにはコキーユ・ドゥ・ノエル(coquille de Noël)という菓子パンを食べる伝統があるそうです。

Paris_Nord02.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年12月22日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


  

 「コキーユが食べたいひと〜?」とパパ。

 

 「は〜い」「僕も〜」と子供達。

 

 目の前に置いてある大きな菓子パンがそのコキーユ・ドゥ・ノエルです。

 

 外側はカリッとして中はふんわりの甘いパン。

 

 男の子たち、美味しそうに頬張ってました。

 

 「私が子供の頃はクリスマスに祖父母の家に行くと、必ずこのコキーユを作って待っていてくれました」とパパ。

 

 自分の子供たちにもこの伝統を受け継いで欲しいと毎年こうして食べさせています。

 

 「どうしてコキーユが好きなの?」と取材班。

 

 「お砂糖がたくさん入ってるから」と男の子。

 

 コキーユ・ドゥ・ノエルは、ブリオッシュの生地に砂糖の塊を入れて作ります。

 

 「これはバターと卵、それに砂糖をふんだんに使ったパンです」とパン屋さん。

 

 成形したら最後にこんな風に生地で包みます。

 

 これが、生まれたばかりのキリストを産着に包んだような形になるので「イエスのパン」とも言われています。

 

 ベルナールさんはすでにリタイヤして老後をのんびり過ごしていますが、忙しくなるこの時期だけパン屋さんに復活です。

 

 「この2週間はこうして働いていますよ。何しろクリスマスですからねえ」

 

 最後にハサミでカットし、卵を塗ったらオーブンに入れて焼きます。

 

 溶け出した砂糖と粒のままの砂糖が同居していて美味しそう。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、息子にサンタクロースなんていないと説明した。すると息子が私の耳にささやいた。『わかったよ。でも、そのことはパパも知ってるの?』」

 

VDM (Vie de merde)より





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地方のお宝 その1 [フランドル地方]

 桜の開花とともにお別れしたはずの冬が戻ってきて、少々がっかりです。

 

 気温が上がらず、ぐずついたお天気も来週の火曜日まで続くようなので、それまでの辛抱です。

 

 さて、今日から5回のシリーズで、フランスの地方にあるお宝のような場所を紹介します。

 

 第一回目の今日は、フランス北部ノール県にあるエスタミネ(フランドル地方の居酒屋)を訪ねます。

Paris_Nord02.jpg


 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック


 ここはノール県の県庁所在地リールのエスタミネ。にぎやかですね。

 

 歌っているのはこの地方の大衆音楽。日本だったら北海道の居酒屋でソーラン節など歌うのと同じでしょうか。

 

 「この地方独特のお店です。この雰囲気がとても気に入っています」と男性。

 

 「こうして演奏するのが大好きなんです」とアコーディオンを弾くイヴェットさん、75歳。

 

 もう一つ別のエスタミネを訪ねてみましょう。

 

 こちらのお店のファサードにはフランドル語で「ようこそフランドルへ」と書かれていました。

 

 中ではお客様がお食事の真っ最中。皆さんが召し上がっているお料理はボリュームたっぷり。ここにはダイエットなどという言葉はありません。

 

 フランドル地方の代表的な料理がカルボナード・フラマンド。

 

 「お肉をビールで煮込んだ料理です。とろ火で3〜4時間煮込むんです。味は甘辛で、口にいれるとお肉がとろけるんです」とオーナーのカトリーヌさん。

 

 そのほかに、ポッチェヴェレーシュという肉の鍋料理、ジュニエーヴル風味のアンドゥイエット(腸詰)、鶏のマロワルチーズソースがあります。

 

 そして欠かせないのがビール。この地方には300種類ものビールがあるそうです。

 

 「ポッチェヴェレーシュを食べるときは必ずフランドル地方のビールを飲みますよ」と男性客。

 

 エスタミネは古いものをインテリアの装飾として使うことが一般的。

 

 その代表的なお店がベルグにあります。

 

 お店の中に入ってみると・・・確かに古いお皿やキッチン用品が飾ってあって、ノスタルジックな感じです。

 

 お店の一角には、この地方独特のゲームを楽しむコーナーもあります。

 

 なんだか皆さん、大量にフライドポテトを召し上がってました。やはりベルギーに近いからでしょうか?

 

 「エスタミネは、昔は村のビストロみたいなお店で、村人が集まっておしゃべるできるような場所だったのです。だから今でもこんな雰囲気になっているんです」とお店の方。

 

 フランドルを満喫したかったらエスタミネに行くとよさそうです。


 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、庭で愛犬と遊んでいると、妻が買い物から戻ってきた。妻は犬を呼び寄せようとドッグフードの袋を振って見せた。そして次に、私を呼び寄せようとビールのパックを振って見せた」


 

VDM (Vie de merde)より





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古い建物を訪ねて その1 [フランドル地方]

 フランスは大統領の愛人発覚問題で少々騒がしくなっています。


 愛人宅にバイクで向かう大統領の姿を撮影したパパラッチによると、ミッテランに比べて警護がかなり手薄だったとか。


 パートナーのヴァレリーさんはショックのあまり入院してしまったそうです。


 支持率の低迷に苦しむオランド大統領ですが、今回ばかりは軽率な行動だったのかもしれません。


 しかし、このような場合、日本だったら「辞任」の二文字が踊るところですが、そのような話はほとんど出てきません。お国柄でしょうか?


 さて、今日から4回のシリーズで、古い建物で今でも営業を続けているお店やホテルを紹介します。


 第一回目の今日は、フランス北部ノール県のオンドゥガン(Hondeghem)にあるエスタミネ(フランドル地方の居酒屋のこと)を訪ねます。


Paris_Hondeghem.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年1月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これがその建物。古い建物でも手入れが行き届いている感じがします。


 18世紀には裁判所だったそうです。その後、カフェになり、現在はエスタミネとして使われています。


 お店Estaminet de l’Ansienne Maison Communeの歴史を感じさせるインテリア


 「ここには昔の思い出がいっぱいつまっています。魂みたいなものが残ってるんですよ」と男性客。


 お料理用の大きな暖炉に年代物のタイル。


 オーナーの奥さまには大切にしている絵がありました。


 1918年にイギリスの兵士の一人が描いてくれたお店の絵です。


 今とそっくりそのままですね。


 1918年と言えば、多くの死者を出した第一次世界大戦が終わった年です。


 番組に登場した白黒写真。エスタミネの建物の回りにたくさんの兵士たちが集まっていました。


 夜になり、テーブルにはロウソクの明かりが灯ります。


 やって来たのは常連客の皆さま方。テレーズさんとベルナールさんもその中の一人です。


 「二人ともオンドゥガン生まれです。夫は66年生まれ、私は62年生まれ。子供の頃は父に連れられてここに来ました。父はここに電話をかけに来たんです。お店に公衆電話がありましたからね」とテレーズさん。


 どうやら同じ村出身の皆さんが集まってお食事会のようです。


 ビールもお料理もおいしそうですね。


 「ここは食事をしたり、日曜日のミサの帰りに寄ったり、カードで遊んだりする場所だったんです。もちろん今でも同じですよ」と男性。


 大人たちの横では子どもたちが地元のゲームをして楽しんでいました。


 ロウソクの明かりのよく似合うお店でした。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、二人の弟が、古いバイクのヘルメットが今でも役に立つかテストしていた。そのやり方と言えば、一人がヘルメットをかぶり、一人がそのヘルメットを金づちで叩いた。二人は今年24歳と26歳」

 

VDM (Vie de merde)より





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続・暖炉をめぐる旅 その4 〜石炭ストーブ〜 [フランドル地方]

 シリーズの最後は、暖炉とはちょっと違ってしまいますが、フランドル地方で今でも使われている石炭ストーブです。

 

Paris_CasselMontigny.jpg

より大きな地図で 石炭ストーブ を表示
 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年2月2日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 まずは、カセルに住むエマニュエルさんのお宅を訪ねます。

 

 ここは元農場。フランドル地方独特のスタイルだそうです。

 

 エマニュエルさんの冬の楽しみの一つが、台所のストーブの前でコーヒーを飲むこと。

 

 このストーブ、かなりの年代物で、丁寧に扱ってやらないと、ご機嫌を損ねかねないそうです。

 

 毎朝、石炭をくべたら火をおこします。薪の暖かさとはまた異なるそうです。

 

 別のお宅では、本格的に料理をするのに使っています。

 

 ここまで使う人は今では少ないそうです。

 

 なんだか懐かしい台所ですね。ストーブには念入りに装飾が施されていました。

 

 鋳物やホーローのストーブは、今ではコレクターズアイテムにもなっているそうです。

 

 エスタミネ(フランドル地方の居酒屋のこと)のオーナーのフィリップさんは、様々なストーブを集めてはお店に飾っています。

 

 どれももう使うことはできませんが、懐かしい時代をしのぶことができます。

 

 最初に登場したのは、修道院にあったストーブ。

 

 回りには鉄のアイロンが並べられ、熱くなったらアイロンをかけていたようです。

 

 鉄ですから重量もかなりなもの。

 

 次は、おばあさんの家に据え付けられていたストーブ。ここにもひと工夫したものがあります。

 

 それは取り外しのできるバケツ。中におき火を入れて、日曜日の教会のミサに持って行き、足をのせます。

 

 こうしておけば、あの寒い教会の中でも冷えなくてすみます。

 

 一方、モンティニー=アン=ゴエルのカフェでは、コンヴェクターヒーターの燃料に今でも石炭を使っています。

 

 ここは、かつて炭坑で栄えた町。お店のお客さんの多くが元炭坑労働者です。

 

 フランドルの夜は寒そうですが、赤々と石炭の燃えるストーブは暖かそうです。

 

 

<******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日、そして15年も前から、父は週に一回はファストフード店に行き、子供セットを食べてはオマケのおもちゃをコレクションしてます」

 

VDM (Vie de merde)より




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