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世界の駅 3 [その他の国]

 シリーズの三回目は、インドのムンバイにあるチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅を訪ねます。

 少々名前が長すぎるので、かつての名前「ヴィクトリア駅」と呼ぶことにします。

India_Mumbai.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年5月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 チクタク、チクタク、130年も前からムンバイの心臓の鼓動のように駅の大時計が時を刻んでいます。

 これがその大時計。そして駅の全景がこちら。

 これまたすごい建物ですね。ユネスコの世界遺産に登録されているそうです。

 駅の利用者数は1日で300万人、18あるホームに発着する列車は1,250本にもなるそうです。

 ここは世界で最も混雑する駅の一つです。

 そんな人混みを抜けて階段を上がって行く二人の男性。あの大時計を管理しているのがこの二人です。

 鍵を開けて中に入ると、時計のネジを巻き始めました。

 「週に二回、火曜日と金曜日にこうしてネジを巻かないといけないんです。作業は1分半ほどで終わります」と担当者。

 「ムンバイに来たら何よりまずこの時計を見てください。映画の中で、主人公がムンバイにやってきても、人々はまず時計を見て、それから主人公を見るんですよ」と誇らしげに語るもう一人の担当者。

 時計の針を動かす時はああやって手でやるんですね。驚きです。

 駅構内にある時計はほとんどがデジタル化されています。

 さて、駅舎は19世紀後半に建てられました。当時の宮殿と同じスタイル

 思わず見とれてしまうこの外観。手が混んでますねえ〜。

 世界のお宝になったこの建物の保存・管理をしているのがこちらのお二人。

 建物を調べていると壁の一部が崩れていました。修復しなくてはなりません。

 「残念ながら建築当時の資料が一切残されていないんです。ですから、どのような材料が使われたかわかりません。そのため、まずはサンプルを取って研究所に送り、材料がなんだったのか調べてもらうんです」

 かつてインドが英国の植民地だった時代に建てられたため、駅舎はヴィクトリア時代のゴシック建築になっています。

 しかし、レリーフをよく見ると、象などインドらしい動物が描かれており、新しいスタイルを求めた痕跡をうかがえます。

 「あの上の方にワニが飛び出しているのが見えます。雨水を通すためのガーゴイルと同じです。飾りと実用を兼ねているんです」

 こんな優雅な駅舎ですが、いつも混雑していてゆっくり眺める人はいないようです。

 東京の朝のラッシュ時と同じ。しかし、ちょっと違うのは列車が止まる前に飛び降ること。

 フランス人のパトリシアさんは3年ほど前からインドで教師をしています。通勤でよくこの駅を使うそうです。

 「こうして列車に乗るのは大好きです。多くのインド人の日常を見ることができますからね。私もその中の一人になりつつあります」

 今日は仕事ではなくツアー客と一緒に駅構内を見学することにしました。

 インド人のガイドさんに連れられてドームの真下にやってきました。

 窓からは外の光がそそぎ込み、重々しいドームに軽快さをもたらしています。また壁のステンドグラスも見事です。

 英国は莫大なお金をかけてこの駅舎を作ったようです。

 「大英帝国の権力を見せつけるために作られたんです。そのためにはお金に糸目をつけなかったんです」とガイドさん。

 その経済力を惜しみなく使ってインドに鉄道網を築いたのは英国でした。

 その中心に位置するのがこのヴィクトリア駅です。それにふさわしいゴージャスな駅舎でした。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、インドにやってきた。いい外国人でいるために、インドの人と同じようにやってみた。つまり、バスが完全に止まるまえにバスから飛び降りること。結果は、その膝に大怪我を負い、ジーパンが履けなくなってしまった。とほほ・・・


VDM(Vie de Merde)より



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世界の駅 1 [その他の国]

 全仏オープンで変形するくらいラケットを叩きつけた錦織選手の気持ちよくわかります。

 あの返球は普通ならオンザラインあたりで決めてたところなんですよね。

 悔しかったに違いありません。お察しいたします。

 さて、あっという間に週末も終わってしまい、またまた新しい週が始まってしまいました。

 今日から5回のシリーズで世界の駅を紹介します。

 第一回目の今日は、ニューヨークのマンハッタンにあるグランド・セントラル駅。

America.jpg   


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年5月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この眺め。ニューヨーク以外の何ものでもありません。

 そしてマンハッタンのど真ん中にあるのが文字通りグランド・セントラル駅です。67本の線路のある世界最大の駅です。

 「ようこそいらっしゃいました。ここはニューヨークの美しい玄関口の一つです」と男性。

 駅の真ん中にあるこの時計、その価値はなんと2000万ドルにもなるとか。

 四方に文字盤があり、それぞれに貴重な石オパール・ガラスが使われているそうです。

 一方、この大窓の下にある階段は、パリのオペラ座の階段を模して作られています。

 上を見上げると天井には、地中海の星空が描かれています。

 「天井画は、ドガやモネと親しかったポール・ウルーの手によるものです」とジェフさん。

 ジェフさんは、この駅のことならなんでも知っている物知り博士。

 こちらは列車の出発時刻を示すパネル。なんとどれも実際の出発時刻より1分早い時刻が表示されているそうです。

 「60秒早いんですよ。ここから歩いても列車に乗り遅れることがないようにとの配慮からなんです。ニューヨーカーなら皆知ってますよ」

 ジェフさんの案内で地下に降りて行ってみましょう。ここはツーリストで賑わう場所。

 というのも、こちら側で壁に向かって話しかけると、あちら側の壁から声が聞こえてくるという不思議な場所なのです。楽しそうですね。

 これと同じ現象を南仏の教会で経験したことがあります。天井がアーチ型になっているのがミソ。

 それにしても美しい天井です。ここにはレストランもあります。

 1930年代、ここは盗聴に最適の場所だったそうです。何しろ近くに行かなくても会話が聞き取れたわけですから。

 「今もスパイ活動みたいなことがここで行われているかどうかは知りませんが、やってみたら会話が聞こえてくるかもしれませんよ」とオーギュスタンさん。

 この方がちょっと変わった場所へと案内してくれました。

 ここは駅の4階。そこにあるのは・・・テニスコート。

 さらに驚いたのは、ここの元オーナーがあのドナルド・トランプだったこと。

 数々の有名選手が招待されてここでプレーしたそうです。

 窓を見るとここが駅の天井裏にあるというのがわかります。

 「かつてここには人工スキー場がありました。スキー場と言っても上から下まで降りるだけの短いコースです」

 このテニスコートの下の階には一般には公開されてない部屋があります。

 ここは “M45” と呼ばれ、駅としては初めてオール電化されたグランド・セントラル駅の電気設備が設置されています。

 地下には秘密の線路が一本だけありました。

 フランクリン・ルーズベルトと名付けられたこの車両、誰にも知られずに駅に入ることができたそうです。

 さて、こちらの女性写真家もまたこの駅の魅力に引き付けられ、たくさんの写真を撮っています。

 そして、駅のファサードに取り付けられた大時計を、どうしても内側から撮りたくてなんども申請をしてやっと撮影したそうです。

 「あのVIの文字盤だけ色が違っているでしょう?なぜかというと、窓があったんです。この写真をみてください」

 針がちょうどIVのところに来る瞬間に撮影したんだそうです。これはなかなか貴重な写真ですね。

 1871年開業のグランド・セントラル駅、毎日70万人の人が利用しているそうですが、調べてみると知らないことがいっぱいありました。

 続く・・・



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ナント駅から電話があって、財布が見つかったという。財布???そういえば、2年前にボルドーに行く時に失くしたんだった


VDM(Vie de Merde)より



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老後はマルタ島で [その他の国]

 欧州は昨日から夏時間になりました。

 

 これから10月の最終土曜日までは、フランスとは7時間、イギリスとは8時間の時差になります。

 

 さて、前回の週末旅で紹介したマルタ島ですが、老後を過ごす場所としてフランス人に好まれているそうです。

Malta_Valetta.jpg



  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 こちらの男性、パリで活躍していた元ジャーナリストのエリックさんです。

 

 かつては混雑する地下鉄に乗ってあちこち仕事で動き回っていましたが、今はご覧の通り。

 

 美しい島を眺めながらターコイズブルーの海をボートで出かけていきます。

 

 「海のバスみたいなもんですが、陸を走るバスよりずっと気持ちがいいですよ」とエリックさん。

 

 老後を過ごす場所としてモロッコやタイなどを考えていましたが、結局、このマルタ島に決めました。

 

 「マルタは欧州ですし、通貨ユーロ、そして安定した国ですからね。それに言葉も重要な要素でした。ここは皆、英語が話せますから安心です」

 

 現在の収入は月々2,500ユーロ。マルタ島なら十分贅沢に暮らせます。

 

 「ブロッコリーにバナナにイチゴ。それにトマトも買いました。これだけ買って5.85ユーロです。パリの半額くらいだと思いますよ」

 

 暮らしやすいのは他にも理由があります。

 

 不動産税や住民税がありません。また相続税もありません。つまりはフランスに比べて税金が少ないのでした。

 

 エリックさんのご自宅を訪ねました。

 

 広さは100㎡。港を一望できる最高のロケーションにあるアパート

 

 300,000ユーロで手に入れました。これがコートダジュールなら3倍の値段はするでしょう。

 

 とは言うものの、欠点がないわけではありません。

 

 「ここは車の通行が激しいんです。それが難点ですね。もう一つは医療です。公立の病院だとかなり待たされます。民間の場合は早いのですが高くつきます」

 

 現在、マルタ島で老後を過ごしているフランス人が800人ほど。ここ数年で2倍に跳ね上がりました。

 

 こちらの女性は、マルタ島に移住を希望するフランス人のために活動しているシルヴィさんです。

 

 シルヴィさんにとってマルタ島の利点は何と言っても安全だそうです。

 

 「携帯やバッグをテーブルに置きっぱなしにできます。盗まれる心配がありません。それは一軒家でもアパートでも同じです。泥棒なんていないと言っても過言ではありません」

 

 ポルトガルやイタリアにはまだまだ及びませんが、老後を過ごす国として少しずつ注目され始めたマルタ島。

 

 平均収入は月600.50ユーロといいますから、その分物価も安いのでしょう。

 

 老後の移住先として外国人を受け入れることで国の経済を活性化できるかもしれません。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、税務署で2時間半待たされて、やっと自分の番が回ってきた。相談窓口に行って椅子に座ったのはいいけれど、何を相談しにやってきたのかすっかり忘れてしまった」


 

VDM (Vie de merde)より




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世界の橋 その5 [その他の国]

 シリーズの最後は、また欧州に戻ります。

 

 今回はドイツの都市ハンブルクを訪ねます。

 

 街には運河が張り巡らされ、その分、橋の数も多いことで知られています。

Berlin_Hambourg.jpg 



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月17日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 ご覧のように街は橋だらけ。橋を渡らずしてハンブルクの街を散策することは不可能。

 

 全部を合わせるとその数は2,500本を超えるそうです。

 

 橋を案内してくれるのがこの方、歴史の専門家ヤンさんです。

 

 「その時代時代で、橋は街を形作ってくれました。新しくできた界隈に橋をかけることで商業が生まれ、人や物の行き来が始まったのです」

 

 街の基礎を作ったとされるのがグスタヴ・アドルフと大司教オスカーでした。二人とも彫像になって橋を見下ろしています。

 

 そして橋は街の歴史をずっと見てきました。この橋も最も古い橋のひとつです。

 

 1842年の大火、第二次世界大戦中の空爆。この二つの事件は街を根底から変えてしまいました。

 

 「周りの建物はすべて破壊されてしまいましたが、橋だけは残りました。ですから、周りの建物は新しいのに、橋だけは古いんです。ですから橋は歴史の証人と言えます」とヤンさん。

 

 石橋、高架橋、鉄橋など、ハンブルクにはあらゆる種類の橋があります。大きさも様々。

 

 ここはユネスコの世界遺産にもなっているシュパイヒャーシュタット地区の倉庫街に架かる橋。

 

 運河の両脇に立ち並ぶ趣のある建物がまたいいですね。ここは小さなボートで見学してみたいところです。

 

 早速、この平で細長いボートで夜の運河を散策してみましょう。

 

 出発してしばらくすると一本の橋の下を通ることになりました。

 

 しかし、川の水位が上がったせいで、このままでは天井が橋の一部にぶつかってしまいそうです。

 

 結局、通るのを諦めなくてはならなくなりました。

 

 「数年前ボートを傷つけたことがあります。前のボートが通って行ったので、次に私も通ろうとした途端、波にやられて橋にぶつかってしまったんです」と船長さん。

 

 違う道を通って散策を続けます。

 

 「美しいですね。街の明かりに運河がロマンチックでうっとりしてしまいます」と男性。

 

 「港やドックも趣があって素敵です」と女性。

 

 しかし、街を形作る橋も年とともに傷んできます。そこで必要なのがメンテナンス。

 

 こちらは外アルスター湖の南端に架かるランバール橋(Lombardsbrücke)です。

 

 19世紀後半に作られた古い橋の上をたくさんの車が走っていきます。

 

 「作られた当時は馬車や馬しか通ってなかったんですが、今ではこの通り大小さまざまな車が通行していきます。ですから、これに耐えられるように補強しなくてはならないんです」と市の担当者

 

 道路の方はリノベーションが終わっていますが、橋脚はこれからです。

 

「古い橋の改築や新しい橋の建設で年間1,500〜2,000万ユーロの費用がかかります」

 

 確かに、比較的最近作られた橋のようですが、明らかに劣化しています。

 

 そのすぐ近くでは新しい橋が建設中です。今年の6月頃には完成する予定だとか。

 

 そして、この新しい橋は100年は保つそうです。

 

 「少なくとも100年は保ちますが、私にはそれを見届けることはできないでしょうねえ(笑)」

 

 湖に川に運河、水とともに生きてきた町には見ごたえのある橋がたくさんありそうです。

 

 終わり。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ドイツで従兄弟と一緒にバスに乗った。あまりお金を使いたくなかったので、従兄弟に、僕が14歳だと運転手に言ってくれと頼んだ。すると運転手が振り向いてフランス語で言った。『残念だね。僕にはそれは通じないよ』」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その4 [その他の国]

 シリーズの四回目は、アジアのあの国を訪ねます。

 

 目を見張るような橋の数々をご覧ください。

 china.jpeg



 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月16日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 前回訪ねたタワーブリッジ・・・でも何か様子が変。

 

 それもそのはず、ここはロンドンではなく中国でした。

 

 タワーが4つ。本物の2倍のレプリカを作っちゃいました。

 

 また別の場所には橋げたがガラス張りのもあります。美しくもぞっとするようなこの眺め。

 

 そして、延々と続く鉄道用の高架橋があるかと思えば、海の上や・・・山の中にもあります。

 

 この北盤江大橋は世界で一番高い橋だそうです。

 

 「ほら、素晴らしい眺めでしょう。ここは世界で一番高い橋です」と誇らしげに話す男性。

 

 川からの高さは565メートル。200階建てのビルと同じだとか。

 

 去年の12月に開通し、フランスのミヨーの高架橋を軽々と超えてしまいました。

 

 こちらの男性、配達の仕事で一週間に一回この橋を渡るそうです。

 

 「この橋ができてから3時間も短縮できるようになりました。ガソリン代も節約できるので大変ありがたいです。それにこの橋を通る時は空中を飛んでるような気分になりますよ」と運転手。

 

 一方、こちらは海の上の橋。工事中なのでまだ車は走っていません。

 

 完成したら、香港、マカオ、珠海市を、フェリーなら1時間半、陸を移動するなら4時間かかるところを、たったの40分でつないでしまうそうです。

 

 「現在完成しているのは15キロほどです。全部が完成すれば世界で一番長い鉄橋になります。40万トン、つまりエッフェル塔60本分の鉄が使われます」と責任者の方。

 

 全長は55キロほどにもなる予定です。2012年7月に始まった工事は、今年末には完了することになっています。

 

 橋の途中にはこのような人工島が12か所に作られるそうです。

 

 橋の建設に使われる部品はこの巨大な工場で作られます。すべて機械化されています。人間は監視するだけ。

 

 一方、工事現場では様々な作業が続いています。車が通るわけですから当然舗装工事も必要です。

 

 「工事の環境は少々複雑です。たびたび台風に見舞われますし、船の往来も頻繁です」と工事責任者の方。

 

 近くを約4,000隻の船舶が毎日海上を移動していきます。

 

 そして、こんな生き物も現れます。

 

 個体数の減少が心配されている海の生き物、ピンクのイルカ!

 

 「イルカが5メートル以内に近づいてきたら工事を休止しなくてはなりません」

 

 今や観光スポットとなったこの橋、地元の人たちが訪れては写真を撮っていきます。

 

 「この橋は私の誇りですよ」と男性。

 

  そしてこんな人も。

 

 「嬉しいですよ。生活がどんどん良くなりますからね。共産党のおかげです」

 

 この橋の建設費は140億ユーロ(1兆7千億円)ほど。

 

 「この橋は世界に今の中国を知らしめるためのショーウィンドウみたいなものなんです。中国の科学技術は格段に進歩しました。ですから世界のトップに立つことができたんです」

 

 かつて日本もこんな言葉を口にしていたような・・・。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、中国に来て二週間が過ぎ、やっと体が時差に慣れてきたと思ったら、今日、フランスに帰る日だった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その2 [その他の国]

 シリーズの二回目はタイのクワイ川にかかる橋を訪ねます。

 

 映画「戦場にかける橋」で有名になった橋です。

 

 日本人にとっては古傷に触れられるようで少々心が痛みますが、どんな橋なのか見てみましょう。

 

Thailand_Kwai2.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年3月14日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton : le monde sur le pont (2/5)

 

 聞こえてきたのは映画のテーマ曲「クワイ河マーチ」。

 

 そしてここがクワイ川。ここにかかるのがクワイ川鉄橋です。

 

 走っているのは観光列車。どうりで遅いわけです。いつもは徒歩で渡れるそうです。

 

 「この橋は町のシンボルですよ」と観光ボートの男性。

 

 第二次世界大戦中に旧日本軍によってつくられた橋は、今では有名観光スポットになっています。様々な国から観光客がやってきます。

 

 「映画で有名な橋ですからね。映画は何度も見てますよ」と男性。

 

 ほんの少しですがフランス語版であの歌の頭を歌ってくれました。映画の中では旧日本軍の捕虜となった兵士たちが口笛で吹きました。

 

 映画の原作となったのはフランス人作家ピエール・ブールが書いた小説「La Pont de la rivière Kwaï(クワイ川の橋)」。

 

 クワイ川に最初にかけられたのは木製の橋。しかしこれは爆破されてしまいます。

 

 その後、完成したのがこの鉄橋です。この鉄橋も爆撃を受けますが一部破損しただけで残りました。

 

 戦後、賠償の一環として日本企業が修理をしたとか。

 

 「この鉄道の延長工事は捕虜たちの手で行われました。バンコクとミャンマーを結ぶ線路です」と男性。

 

 今は1日に3回だけ列車が走ります。この鉄道 “死の鉄道” と呼ばれているそうです。

 

 また、クワイ川沿いには木製の鉄道橋が作られています。旧日本軍の占領当時、気温は40℃にもなったそうです。過酷な労働条件です。

 

 「田舎の風景を見ながらの1時間ほどの列車の旅ですが、とても印象深い体験でした」と女性。

 

 先ほどのタイ人の男性、どうやら近所で小さな博物館を開いているらしい。大戦当時の品々や橋の建設にまつわるものを展示しているそうです。

 

 そのすぐ隣にあるのが、当時の捕虜収容所を再現した竹の小屋。展示されている写真から劣悪な環境だったことがよくわかります。

 

 「十分な食事も与えられず、捕虜たちは病気で体を壊してしまいました」

 

 亡くなった捕虜はカンチャナプリ市の軍の墓地に葬られています。遺族が今でも訪ねてくるそうです。

 

 「橋の建設のために働いていましたが、コレラで亡くなったと聞いています」とオーストラリア人の遺族。

 

 捕虜の国籍は、オーストラリア、アメリカイギリス、オランダと様々。

 

 「下痢で苦しんでいた捕虜に、日本軍はトイレに行くことを禁じたそうです。それでも彼がトイレに行って戻ってくると殴られました。反撃するとさらにまた暴力を受け、最後には処刑されてしまったそうです」と男性。

 

 日本軍も随分と酷いことをしたものです。戦争とはそこまで人を非情してしまうものかもしれません。

 

 さて、映画の恩恵を受けてか、今のクワイ川鉄橋には毎年30万人が訪れるそうです。

 

 悲しい歴史はあるとは言っても、こうしてみるとなかなか美しい橋です。

 

 橋の向こうに見える白い像は観音像???

 

 どうやらそうらしい。ウィキペディアを見ると、2009年、宗教団体が建設を開始したところ、景観を壊すと問題になったらしい。

 

 結局、そのまま建てられたということなんですかねえ。

 

 続く・・・。 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ラジオでアナウンサーをしている。今年、カンヌ映画祭でパルムドールに輝いたのがタイ映画。おかげでタイ人の名前をいくつも読まなくてはならなかった。例えば、Apichatpoing Weerasethakul・・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界の橋 その1 [その他の国]

 うちの近所のスーパーは日曜日の午前中に朝市と称して、お店の外の狭いスペースに売り場を作って商品を販売しています。

 

 はじめは野菜ばかりだったのが、そのうち海産物がそこに加わりました。

 

 どういうわけか、その売り場で買ったものに消費税は加算されません。値札通りの金額を支払います。内税なのか、それとも他に何か理由があるのか・・・。

 

 それはともかくとして、朝市の始まる9時から11時くらいまで近所の人で賑わっています。

 

 今朝は、リタイアしたと思しきおじさんが、携帯電話に向かって「ネギ3本、100円だって」と話している。

 

 電話の向こうには奥さんがいるに違いない。指示待ちか?

 

 それはさて置き、今日から5回のシリーズで世界の橋を訪ねます。

 

 第一回目の今日は、ニューヨークにあるブルックリン橋。マンハッタンとブルックリンを結ぶ橋です。

 

US_NY.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年3月13日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton : le monde sur le pont (1/5)

 

 ブルックリン側から見た橋の姿。長い歴史を感じさせる橋です。

 

 下を流れているのはイースト川、向こうに見えるのがマンハッタン。

 

 自由の女神像と肩を並べるニューヨークのシンボルがこの橋です。

 

 いい具合にガイド付ツアーグループに出会いました。

 

 「柱の高さは90メートル、下は水深35メートルの所まで伸びています。完成したのは1883年です。この橋でブルックリンとニューヨークはつながり、両者はさらなる経済発展を遂げたのです」とガイドさん。

 

 映像からすると、下が車道、上が歩道になっているようです。片側三車線の車道をたくさんの車が走っています。毎日150,000台の車がこの橋を利用しているそうです。

 

 「古い橋の向こうに近代的なニューヨークの街が見えるが面白いですね」と女性。

 

 ここは数々の映画の舞台にもなりました。ニューヨークにやってきたスーツ姿のターザン。ジャングルと同じ気分で飛び回ったようですが、なんかちょっと特撮っぽいですね。

 

 あのウッディ・アレンも映画の舞台に使いました。そしてこの映画もここで撮影されていたんですね。

 

 さて、この橋を作ったのがジョン・ローブリングです。そしてその、ひ・ひ・ひ・ひ孫がこちらの方です。

 

 「彼は初めて鉄製のケーブルを使用しました。そのおかげで、大きくて丈夫な吊橋ができたんです。しかも高さがあります。この橋を作るのはエンパイヤーステートビルディングを作るのと同じだったんです」とご子孫。

 

 これは大変な工事ですね。ジョン・ローブリングは工事中の事故で亡くなり、その息子のワシントンが後を引き継ぎますが、これまた工事中の事故で下半身麻痺となってしまいます。

 

 「彼と現場監督の間に入って工事を続けたのが妻のエミリーでした。エミリーは第一エンジニアとしての役割を果たしました。当時としては例外的なことでした」と子孫。

 

 エミリーさん、どうも工学を勉強したらしい。

 

 さて、9.11事件が起きる前にはケーブルの上を歩くことができたそうです。この男性、ニューヨークにかかる橋全てをこうして制覇しました。

 

 「あの柱の上まで行きました。そしたらハトの大群に襲われましてね。どうも奴らの縄張りに入り込んじゃったみたいです」

 

 「吊橋だから揺れるでしょう?」と取材班。

 

 「いやあ、びくともしませんよ。石でできてるから丈夫です。他の橋は揺れるけど、この橋はまったく揺れません」

 

 夜になると・・・ご覧の通りの美しい眺めが目の前に広がります。

 

 となると写真に収めたくなるのが人間。

 

 「黄昏れ時が一番感動的ですよ。橋や街の明かりが水面に反射し始めるんです。そうりゃもう現実離れした風景です」と写真家のアンドリューさん。

 

 仕事場にお邪魔すると、ブルックリン橋の夜景の写真がありました。この写真、4,000〜6,000ユーロで世界中に売られているそうです。

 

 「観光客もニューヨーカーも、思い出にこの写真を壁に飾るんです。これを見るとニューヨークを思い出すんです」

 

 確かにこの夜景は美しいですね。100万ドルの夜景と言いますが、まさにこんな眺めを言うのかもしれません。

 

 続く・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、妊娠したことがわかった。明らかにニューヨークに旅行に行った時にできた子だ。でも不思議、いつもの時間にピルを飲んだのに・・・ああ、時差のせいだ・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界のタクシー運転手4 [その他の国]

 世界のタクシー運転手シリーズの四回目は、アフリカへ。

 

 セネガルの首都ダカールのタクシー運転手の仕事ぶりを見てましょう。 

 

Africa_Dakar.jpg 

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年1月19日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 朝、6時。ここはダカールの、車の発着所です。

 

 タクシー・ブルース(taxi-brousse)(僻地タクシー)と呼ばれる乗合タクシーがたくさん停まっています。

 

 「あともう5,000フラン払って」とタクシー会社の方。

 

 セネガルの通貨はCFAフラン。

 

 「本人と大きな荷物一つで料金は10,000フランです」

 

 ユーロに換算すると約15.00ユーロ前後。日本円なら1,800円くらい。

 

 乗客は7人。運転手はこの方、アトゥディオップさんです。

 

 行き先はジガンショール(Zinguinchor)。国道を行く432キロの旅です。時間にすれば約8時間。

 

 タクシーは中古のプジョー505。

 

 7時2分にダカールを出たタクシーは、9時32分にはカオラック(Kaolack)を通過。

 

 かれこれ2時間半運転を続けてきたアトゥディオップさんに疲れた様子は見えません。

 

 「皆それぞれに仕事がある。僕の仕事はこれさ。慣れてるから疲れたりはしないさ」

 

 アトゥディオップさんは30歳。月に100ユーロ(約12,000円)を稼いで、奥さんと二人の子供を養っています。

 

 長時間の車の旅を共有することになった見知らぬ同士の乗客も、しだいに打ち解け会話が弾みます。おやつもみんなでいただきます。

 

 「セネガルではこれが普通。分け合って食べるんです」と女性。

 

 道を塞ぐ動物の群れ。停車を余儀なくされます。

 

 しかし、この乗合タクシーならバスより早いそうです。その分、料金も高め。

 

 道路脇で何やら作業をしている家族。

 

 「私もタクシーに乗りたいけどお金がないから無理。そうじゃなかったら毎日往復してるところだけどね」と女性。

 

 出発から6時間後、いよいよガンビ川を渡ることになります。しかしこの車の列。

 

 「ここはちょっと待つんだよ」と運転手。

 

 ちょっとどころの待ち時間じゃあなさそです。その間に座席の不具合を直します。

 

 「ここがちょっと壊れてるみたいだ」と修理するアトゥディオップさん。

 

 中古、それもかなり使い古したプジョーなだけにあちこちガタが来ている模様。

 

 それでも修理して使っているなんてりっぱです。

 

 4時間後、日が傾きかけた頃にやっとフェリーに乗って川を渡ります。

 

 橋があればねえ・・・。そこまでのお金がないのが国の事情。

 

 「やっぱり疲れました。もうぐったりです」と乗客。

 

 目的地まではまだ3時間かかります。

 

 そして夜の9時過ぎ、やっと到着です。皆さん、ホッとして笑みがこぼれます。

 

 全員を車から降ろして、車の点検を済ませたら、その足で帰りの道を急ぎます。

 

 今度はまた別のお客様を乗せて長距離を走ることになります。

 

 続く・・・

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、そしてずっと前から僕はアフリカ系フランス人。あまりに暑いのでバスの窓を開けたら、隣に座っていた男の子が言った。『あなたでもやっぱり暑いですか!?』」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界のタクシー運転手3 [その他の国]

 今日、ふと思ったのですが、「トイレ」という言葉がすっかり日本語に定着してしまいました。

 

 「便所」じゃあちょっと即物すぎて使えないですね。その代わり「お手洗い」という立派な日本語がありました。

 

 そう言えば、フランスで知り合いの男性がカフェに入ってお手洗いに行く時、お店の人に「手を洗いたんだけど」と聞いていました。

 

 するとお店の人がトイレのある方を指差す。ということは、あそこは「お手洗い」ということになりそうな・・・。日仏共通でした。

 

 さて、世界のタクシー運転手シリーズの三回目は、タイのバンコクを走るタクシーです。 

 

Thailand_Bankoch.jpg


 

 

 下記ウィンドウのクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年1月18日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 タイの首都バンコク。人口1,000万人の大都市です。そして世界でも有数の交通渋滞の街でもあります。

 

 そんな道路をスイスイ走っていくのが三輪タクシー。タイではトゥクトゥクと呼ばれています。

 

 「こんにちは。バンコクでトゥクトゥクを運転しているアムレと申します」

 

 アムレさんは46歳。トゥクトゥクを運転して20年になります。仕事を始めるのは夕方になってから。

 

 「これに乗ってあちこち行きますよ。それにここで寝る時もあります(笑)」

 

 最初のお客さんがやってきました。10分ほどで目的地に到着。料金は100バーツ(約320円)。

 

 「息子と一緒の時はトゥクトゥクに乗るんですよ。どこにでも好きなところに行けますから」とお客。

 

 いい時は一ヶ月15,000バーツ(約48,000円)ほど稼ぐことができます。

 

 しかし、ボ〜ッと待っているだけではお客はやってきません。

 

 トゥクトゥクも四輪のタクシーも増え続けていて競争が激化しているそうです。

 

 「普通のタクシーよりこっちのほうがいいねえ。身軽に動けるから」とアムレさん。

 

 中国人街でお客を見つけました。フランス人のカップルです。

 

 「夕食を食べたいんだけど、どこかいいとこ知らない?知ってたらそこまで連れってよ」とお客。

 

 三輪タクシーの運転手は街をよく知る観光ガイドになったりもします。

 

 「ここのトゥクトゥクは他のとは全然違いますよ。バンコクに来たらまずこれに乗ることね」とフランス人女性。

 

 ひと仕事終えたアムレさん、コカコーラで一息入れます。タクシーの仕事は朝の4時まで続きます。

 

 「その時の気分にもよりますが徹夜で働くこともあります。バカンスなんてありませんよ。働きづめです」

 

 アムレさんの奥さんと二人の子供達は地方で暮らしています。2か月に1回、数日だけ帰るそうです。

 

 一方、こちらは4輪の普通のタクシーを運転するフロイさん。女性ドライバーです。

 

 「朝は花を買って、このお釈迦様に供えるんです。そしてたくさんのお客さんを乗せられるように、チップをたくさんもらえるようにとお願いするんです」

 

 トゥクトゥクを除くタクシーの数は10万台余り。色も様々。ちなみに黄色は個人タクシー。

 

 「このタクシーに乗る方が確実ですし、皆、エアコンの効いたタクシーに乗りたがるんですよ。それに料金の心配がありません」とフロイさん。

 

 料金はトゥクトゥクのように交渉する必要はありません。メーターで自動的に決まります。

 

 フロイさんがこの仕事を選んだ理由は自由であること。

 

 「女性客は私によく話しかけてきますよ。旦那さんが浮気したとか」

 

 なんだか人生相談みたいですね。

 

 さて、バンコクには水上タクシーもあります。ただ、お値段は少々高め。

 

 ビアニさんは観光客を乗せたボートを18年間走らせてきました。

 

 「陸上は滅多に走りません。海の方がずっと楽ですから」

 

 バンコクのタクシーは多彩でした。

 

 続く・・・

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、タイでスクーターをレンタルした。駐車場にものすごい数のスクーターが止まっているのを眺めていると、どこからか突然、サルが飛びかかってきたので驚いてハンドルから手を離してしまった・・・。スクーターのドミノ倒しって初めて見た」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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世界のタクシー運転手1 [その他の国]

 何かのアレルギーか、半月ほど前から鼻水が止まらず、徐々に症状が悪化しているようだったので、このままではまずいと下北沢の耳鼻科に行ってきました。

 

 この時期、患者さんがたくさんいて、やっぱり待つなあと思いながら受付を済ませて空いているソファに腰掛ると、あまり聞いたことのない言葉が聞こえてくる。

 

 東南アジア系か?そうこうしていると隣では中国語で話している。

 

 診察を終えて診察室から出てくると、明らかに西洋系と思しきカップルがスペイン語かボルトガル語で話しをしている。

 

 去年も同じような時期に来たと思うのですが、外国人の姿は見かけなかった。

 

 ちょっと驚きました。下北沢には外国人がさらに増えているようです。

 

 それはさて置き、今日から五回のシリーズで世界のタクシー運転手を紹介します。

 

 第一回目の今日は、ニューヨークを訪ねます。

 

US_NY.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年1月16日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Feuilleton (1/5) : les taxis du monde entier

 

 800万人が暮らすというニューヨーク。空から見ると、どれがタクシーなのか一目瞭然。黄色のタクシー “イエローキャブ” です。

 

 30,000台の黄色いタクシーが民間輸送市場で競い合っているとか。

 

 そんな中、ちょっと変わった運転手さんを見つけました。この方、デヴィッドさんです。

 

 カメラ片手に車の運転。カシャカシャ撮りまくっています。

 

 「たいして確認もしないで撮ってるんです。アングルやら焦点やらは気にしません。フィーリングで撮ってるんです」

 

 こうして撮れた写真の数々。

 

 デヴィッドさんにとって興味のあるのは、日々変わってゆくニューヨークの姿。

 

 ここはニューヨーク南部にあるデヴィッドさんのご自宅。デヴィッドさん、ワンちゃん飼ってました。

 

 手にとって眺めている作品は、これらのアナログカメラで撮影したもの。どうやらデジカメでは撮影しないようです。

 

 日々、大都市を走り回っている人ならではの写真ばかり。

 

 そんなタクシードライバーの皆さんには自分たちのラジオ番組があるのだとか。

 

 司会はブルーのシャツのこの方、デイヴさんです。

 

 デイヴさんの父親も祖父も曽祖父もタクシー運転手。いわばタクシー一家の生まれです。もちろんご本人もご同業。

 

 毎週日曜日のこの時間には、同僚たちがこのスタジオに集まります。

 

 最近たびたび話題に上るのは市場を席巻し始めたウーバーです。

 

 「でも、ついこの間、電話で近くの車を手配しようとしている人が、すぐそばにタクシーが止まっているのを見つけて、ウーバーをキャンセルしてタクシーに乗り込むところを見たんだよ。そのうち状況は変わると思うね」と通称JFKと呼ばれるタクシー運転手。

 

 そしてもう一人のタクシードライバーがジョンさん、通称Cabtivist

 

 タクシーの運転の他に何か活動をしているらしい。

 

 この日、ジョンさんはブロードウェー界隈でお客を拾っていました。それには理由が・・・。

 

 乗せたお客にさっそく自分のステージを宣伝していたのです。

 

 ああ、ジョンさん、スタンダップコメディアンだったのですね。

 

 「タクシードライバーはいつも政治や事件について話したがるよね。その話がまた良いとこついてるんだよ」とお客。

 

 そして話題はトランプ大統領について・・・。

 

 ジョンさんが連れて行ってくれたのは自由の女神が見える場所。

 

 「1886年、自由の女神像をフランスから頂いた。そのお礼に何をあげたか?ミッキーマウスにユーロディズニー。お返しにしては貧相だ。フランス人の皆さんにはトランプがホワイトハウスにいる間はあの自由の女神像を持って帰ってくれと言わなくちゃならない。ド・ゴールがレジスタンスなら今はイエローキャブがレジスタンスだ。ニューヨークに来たらイエローキャブに乗って一緒にがんばりましょうや!」

 

 了解です!ニューヨークに行く機会があったらイエローキャブでレジスタンスやりますよ、私も。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、家までタクシーに乗り45ユーロを払った。運転手は目的地に到着すると当たり前のように駐車場に車を止めた。呆然とする私に運転手が言った。『いやあ、同じビルに住んでるんですよ』」

 

 

VDM (Vie de merde)より





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