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週末はヴィリニュスで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はバルト三国の一つリトアニアの首都ヴィリニュス(Vilnius)を旅します。パリからは空路の直行便で2時間40分。一カ所経由で4時間30分。

 どんな街なのか楽しみです。では出発!

Lithuania_Vilinus.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 古い建物の並ぶ世界遺産の街ヴィリニュス。教会の数は約10、建物の数は数百に及びます。

 まずはその中の一つ、ロシア正教会Šv. Dvasios cerkvė(青印)を訪ねてみましょう。ロココ調の内部が印象的です。

 また聖母マリアに捧げられた小さな教会があるかと思えば、新古典主義様式の堂々たるヴィリニュス大聖堂もあります(赤印)。

 さあ、次は市場を訪ねてみましょう(緑印)。ここは野菜のマリネ専門店。近隣の農家で栽培された野菜をマリネしてあります。キャベツ、ズッキーニ、ピーマン等々、種類も豊富。リトアニア人なら毎日食べる料理だそうです。

 「とっても美味しいわよ。酸味も塩味も絶妙のバランスです。うちの息子が大好きなのよ」と女性。

 そしてこちらは加工肉のお店。なにやら白い一切れを食べているようですが・・・。

 「これはうちで作った豚の脂身。味付けは塩とコショウだけ。黒パンやキュウリや玉ねぎと一緒に食べると美味しいわよ」とお店の方。

 確かに、美味しそう・・・。お値段も1キロあたり4ユーロほどと格安です。

 グルメの次は芸術。国立ドラマ劇場Lietuvos nacionalinis dramos teatras(こげ茶)でバレーを楽しみましょう。この時は「アンナ・カレーニナ」をやっていました。

 さて、リトアニアは琥珀の産地としても知られています。次はそのアートセンターに行ってみましょう(黄印)。これらの琥珀はバルト海沿岸で採取されたものです。プラスティックと見分けがつきにくい琥珀ですが、本物はご覧の通り水に浮きません。

 「これは全く濁りのない琥珀です。世界でも珍しい一品です」とセンターの方。

 そして、琥珀はアルコールに溶かして飲むこともできます。お味は辛口。

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここはエステティックサロン。マッサージに使われるのは琥珀入りエッセンシャルオイル。デトックス効果もあるとか。さらに、シワ・シミを防ぐパックにも琥珀が使われています。

 「ゴマージュやピーリングにも使います」とお店の方。

 お肌が美しくなったところで、今度はリトアニアの現代史を知るのに重要な場所へ行ってみましょう。そこは裁判所の地下にある、かつてKGBの牢獄だった場所。今では博物館になっています(黒印)。

 「ここはソ連支配時代に政治犯が収監されていたところです。ベッドもマットレスもありませんでした」とガイドさん。

 そしてこちらは独房。窓もなければ明かりもありません。ここに数日閉じ込められた後は厳しい拷問が待っていました。恐ろしい場所です。

 次は気分を変えてバーへ行ってみましょう。バックパッカー向けガイドブック専門の記者が案内してくれました。こちらのお店ではリトアニアの地ビールが揃っています。このグラス一杯で1.70ユーロ。安いですねえ〜。

 このバーのある地域(黄緑印)は長く放置されていましたが、現在では流行の発信地になっています。

 「ここは自由の香りのする、ちょっと退廃的で、他とは一味違った場所です」と記者。

 通りの壁にこんなプレートがありました。“人間には間違いを犯す権利がある”、“人間には怠ける権利または何もしない権利がある” などと書かれているようです。

 さてさて、あちこち動き回ったらお腹がすいてきました。リトアニアのソウルフードとも言えるdidžkukuliaiをいただきましょう。どんな料理かというと、マッシュポテトの中に豚のひき肉を詰めたもの。その形が似ていることからツェッペリン(飛行船)と呼ばれているそうです。美味しくて安いのがその魅力。

 最後に今晩の宿はこちら。バックパッカーが泊まる宿とはだいぶ違う贅沢なお部屋です。

 さて今回の旅の費用は、市場で買った豚の脂身が5ユーロ、バレー鑑賞が30ユーロ、琥珀のエステティックサロンが110ユーロ、KGB博物館が4ユーロ、ツェッペリンが4.20ユーロ、ビールが1.70ユーロ、宿泊代が100ユーロで、締めて254.90ユーロ(約33,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ノンアルコールビールのコマーシャルの撮影だった。僕は役柄になりきって、ちょっと酔っ払いながら『アルコールなしでも楽しい気分になれるぜ!』と一日中言わされた

VDM(Vie de Merde)より



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週末はモントルーで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスイス側レマン湖のほとりにある町モントルー(Montreux)を旅します。

 パリからは列車で4時間20分ほど。風光明媚、そして見所もたくさんあるようです。

 さあ、旅の始まりです!

Suisse_Montreux.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 湖畔に並ぶ近代的な建物群、丘の上の広大なブドウ畑、遠くには雪をかぶったアルプスの山々。美しいですねえ〜。

 モントルーには世界各地から観光客がやってきます。

 まずはこのクラッシクな小型バスに乗って観光です。その名も皇妃エリザベートツアー。モントルーはあのオーストリア皇后に愛された安らぎの町だったそうです。そんなわけで車中に流れているのはウィンナワルツ。

 さて、最初に訪ねたのはこの豪華なホテルFairmont Le Montreux Palace(青印)。中はベルエポックの世界。こちらは1906年に作られたボールルーム。

 「昔はオーケストラの生演奏で特権階級の人たちがガラスの天井とシャンデリアの下でダンスを楽しんだそうです」とホテルの方。

 またホテルのこのピアノは偉大なミュージシャンとショーのひと時をともに過ごしたこともあるとか。

 モントルーは音楽とは深いつながりのある町です。こちらはアネッサ・フランクリン、さらにレイ・チャールズ、そしてエラ・フィッツジェラルド(赤印)。毎年7月にはここでジャズ・フェスティバルが開催されます。

 次はホテルの中にあるカフェJazz Caféでコーヒータイム。

 「コーヒーと、エラ・フィッツジェラルドのチーズケーキをお願いします」と旅人。

 へえ、そんなチーズケーキがあるんですね。美味しそう。

 甘いお菓子とホットコーヒーでエネルギーを補給したところで、少し南へ移動してスイス随一の名城と言われるシヨン城を訪ねてみましょう(緑印)。中世の趣を残す素朴でこじんまりとしたお城。

 「今で言えば5つ星のホテルのようなところです。気持ちよく宿泊することのできる環境が整っていました」とガイドさん。

 「これはお風呂だそうです」と旅人。

 地下のアーチ型の天井が見事です。

 さて、そろそろお昼の時間。今度は北に向かって移動。こちらのレストランA La Valsainteでいただきます。お昼の定食はヨーロピアンパーチのフィレのムニエル。これで22ユーロ。スイスはやっぱり高い。レマン湖のリゾート地となると致し方なし。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいます。ホテルLa Cou Couは山の上にあります(黄緑印)。お部屋のベランダからはレマン湖が一望できます。

 翌朝はそのレマン湖でレジャーを楽しみましょう。水温は10℃ですが、朝靄に包まれた湖は静か。これならぽちゃんなんてことにはならなさそう。

 次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。そこはこのブロンズ像のこの方にまつわる場所(こげ茶印)。あのフレディ・マーキュリーです。

 カジノの一角にある記念館Queen Studio Experience(黄印)がその場所。かつてクイーンがアルバムの録音のために使っていたスタジオです。7枚のアルバムがここで録音されました。現在はクイーンが使っていた楽器や記念の品々が展示されています。そして当時使われていたミキサーに触ってみることもできます。入場は無料。

 次に訪ねたのがチャーリー・チャップリンの記念館Chaplin’s World(水色印)。ここはチャップリンが8人の子どもたちとともに晩年を過ごした場所です。記念館を運営しているのがチャップリンの息子さんです。

 「ここでは皆さんが私たちのことをそっとしておいてくれました。平気で町まで歩いて新聞を買いに行ってたりしてたんですよ」と息子さん。

 ここにはスタジオもあります。チャップリンの奥様も映画人。二人で映画を製作しては楽しんでいたとか。観光客も楽しめそうな仕掛けがしてあります。

 最後は、バーでお酒でも飲みながらジャズを楽しむことにしましょう。

 さて今回の旅の費用は、皇妃エリザベートツアーが37ユーロ、ジャズカフェが17ユーロ、シヨン城が10ユーロ、食事代が22ユーロ、宿泊費が84ユーロ、スタンダップパドルが58ユーロ、チャップリン博物館が21ユーロで、締めて249ユーロ(約32,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ビッグバンドで演奏していたら隣の奴が大きなオナラをした。観客には聞こえなかったから良かったものの、僕は笑いをこらえきれずにサックスを演奏しながら吹いてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はモナコで [パリから週末旅]

 9連休も今日でおしまい。あまりに長く休んでいると曜日の感覚がおかしくなってきます。

 さて本日は日曜日。日曜日は恒例の週末旅。

 今回はモナコを旅します。パリからは空路で1時間半。

 小さな国とはいえ、見所がいろいろありそうな・・・では出発!

Paris_Monaco.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局Tf1で2018年5月1日に配信)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海の青、オレンジ色の屋根、ひしめく高層ビル。

 国土2000㎡の小さな国モナコに暮らすのは37,000人ほど。そのうちモナコ国籍は8,400人ほど。その他は当然ながら外国籍。

 目につくのは高級車に豪華なクルーザーやヨット。タックス・ヘイヴンでお金持ちが集まってるのかしら???

 それはさて置き、まずは一番の観光名所へと向かいましょう。

 ここは宮殿前の広場(緑印)。正午には宮殿を守る衛兵の交代式が行われます。この様子を一目見ようと観光客が集まってきました。隊長の訓示が終わるといよいよ交代式の開始です。

 モナコの歴史は13世紀から始まります。宮殿の中を見学しながらその歴史をたどってみましょう。

 入り口を入ると、謁見や様々なセレモニーが行われるルネッサンス様式の前庭が迎えてくれます。2011年には、アルベール2世とシャーリーン・リネット・ウィットストックさんの結婚の祝賀式がここで行われました。

 宮殿内の一部は一般公開されており8ユーロで見学することができます。

 さて、そろそろお昼の時間になりました。近くのコンファミヌ市場へ向かいます(赤印)。

 ここのお店A ROCAでいただいたのがモナコの郷土料理バールバジュアン(Barbajuan)。

 「ほうれん草とリコッタチーズをベースに、少し加工肉を加えた料理です」と料理人。

 西洋風揚げ餃子といった感じですね。美味しそう。

 この市場なら普通のホテルやレストランでは出てこないようなものが食べられるとか。旅人さんが食べている盛り合わせは12.50ユーロ。

 次はモナコのお宝を見に行きましょう。ここは海洋博物館(青印)。すごいところに建ってますね!1910年に開館。

 海洋学者であり優秀な船乗りとして知られるアルベール1世が建てた博物館です。約100個の水槽には300種類もの魚が展示されています。

 旅人さんがやってきたのは水槽の上。ここでは水槽の生き物たちの健康状態に異常がないか定期的にチェックしています。

 またここには標本も展示されています。目を引くのは天井のクジラの骨。長さは18メートルもあるそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。予算を考えるとモナコ国内では難しいので、電車で3分、徒歩なら25分のフランスにあるユースホステルClaj Relais Cap d’Ail “Thalassa”に泊まることに(黄緑印)。

 ユースホステルにしては豪華な造り。イタリア風に言うとヴィラのよう。しかし、お部屋に入ってみると、やっぱりユースホステル。一人一泊20ユーロで、オシャンビューと朝食付き。これはお得。

 ひと休みしたらスーツを着込んでまたモナコに戻りましょう。

 ここは世界で最も古いカジノの一つ Casino de Monte-Carlo(こげ茶印)。中に入るとその美しさに目を奪われます。

 さすがにお金持ちの特権階級だけに許されたお遊びと思いきや、そうでもなさそうです。17ユーロ出せばこのルーレットを楽しむことができます。それに5ユーロで遊べるスロットマシンもあります。

 もう一つ、モナコの名物と言えばF1レースですが、ここには車の博物館があります(紫印)。大公家で収集されてきたクラシックカー100点ほどが展示されています。すべて動きます。

 こちらは1928年製ブガッティ。260台しか製造されていないうちの一つ。そしてこれはルノーのフロリッド。ブリジット・バルドーにプレゼントされたモデルと同じだそうです。

 最後はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。なんとこのお店Les Perles de Monte-Carloでは地中海で育った牡蠣が食べられるそうです(オレンジ印)。

 ブルターニュで育った牡蠣を地中海の水深12メートルのところに1ヶ月ほど沈めておくと地中海ならではの牡蠣を味わえるようになるそうです。どうも味の決め手になるのが地中海のプランクトンにあるようです。

 24ユーロでこの豪華な海の幸の盛り合わせを堪能することができます。

 さて今回の旅の費用は、博物館の入場料が57ユーロ、カジノの入場料が34ユーロ、ランチとディナー代が123ユーロ、宿泊代が40ユーロで、締めて254ユーロ(約33,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、マルタ島にあるカジノから受け取った20ユーロの小切手を入金するために銀行に行くと、窓口の係員が言った。『27ユーロの手数料がかかりますけど・・・』

VDM(Vie de Merde)より



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週末はソフィアで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルガリアの首都ソフィアを旅します。パリからは空路の直行便で3時間ほど。

 いざ出発!

Bulgaria_Sofia.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ソフィアの街を走る路面電車。東欧の香りが漂います。それにしても上下左右に激しく揺れているような・・・。

 運転手さんはこの道30年のベテランですが、テレビに映るのは今日が初めてだとか。

 本日は、カメラマン、リポーター、通訳の三人でソフィアの街を見て回ります。カメラマンさん、自撮り?

 最初に訪ねたのは、1567年に建てられたモスク、バーニャ・バシ・ジャーミヤ(青印)。欧州でも最も古いモスクの一つです。ブルガリアは5世紀にわたってオスマン帝国の支配下にあったことを思い起こさせます。

 また、モスクの近くにはユダヤ教の寺院もあればロシア正教会もあります。

 しかし、何と言っても圧倒的な存在感を示しているのが、黄金のドームも持つアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。入り口のところでアントニー神父が待っていてくれました。

 神父さんによれば、ここは宗教施設であり、ブルガリア国民のシンボルでもあるそうです。19世紀末、オスマン帝国の支配から解放された当時、市民の寄付によって建てられたのがこの大聖堂でした。

 ここにはブルガリア王国時代の王座も展示されています。

 こちらでは何かぐるぐるかき回しています。一体何をしているんでしょう?

 「洗礼用の水を作っているんです。9年前からずっと同じ水を使っています。水の底には様々な香辛料が入っています」とアントニー神父。

 さて、ソフィアで水といえば・・・こんなところもあります。

 「ここで水をためて持ち帰るんですよ。無料ですし、健康にもいいんですよ」と地元の女性。

 そこで旅人さんも飲んでみました。

 「おいしいけど、めちゃ熱いよ!」

 ということは、これは温泉ってことですね。ソフィアでは温泉を楽しむこともできそう、と思ったら2012年に温泉施設は閉鎖されてしまったそうです。残念。

 仕方がないので、ちょっとおいしいものでもいただきましょう。バニッツァと呼ばれるパン。見かけはフランスのパン・オ・ショコラに似てますが、中身はチョコではありません。

 「フェタチーズに似たブルガリアのチーズです」と通訳さん。

 なんだかとっても美味しそうに見えます!食べたい。

 さて、ブルガリアの人々が最も誇りにしているのがキリル文字。9世紀にブルガリア人が発明し、ロシアに伝えた文字です。

 その返礼(?)として、ソビエト連邦となったロシアはソフィアのあちこちに社会主義を感じさせる建物を建てていきました。1944年、ブルガリアはソ連の侵攻を受け社会主義国の一員になったのでした。

 かつて共産党本部(こげ茶印)のあった建物の上にはブルガリアの国旗がはためいています。

 ソフィアの中心街から少し離れたところにあるのが社会主義芸術美術館(Socialist Arts Museum)(紫印)。ここには共産主義にまつわるモニュメントが展示されています。

 「これはベルリンの壁崩壊の時に取り外されてここに持ってこられました」と美術館館長さん。

 70体もの石像はかつてはソフィアの街角あったものですが、全てがここに集められ展示されています。

 「国民の意識はまだちょっと微妙です。社会主義時代の方が安全で仕事もあったと考える人もいますからね」と館長さん。

 さて、そろそろお腹がすいてきました。食事をいただくことにしましょう。旅人さんたちが食べているのは、豚肉とキノコベースに煮込んだ料理カヴァルマ。このお店では料理だけでなくブルガリアのダンスも堪能できます。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。ここはユースホステル。なんと地下にはバーがありました。お部屋はこちら。ちょっとベッドが小さいですね。でも一人一泊15ユーロと破格のお値段です。

 翌朝は一番に市場に向かいました。ここは中央市場(オレンジ印)。お土産にブルガリアのちゃんちゃんこみたいなのを買い込んだ後は、ぜひともこれを食べなくては!そう、ヨーグルト。ブルガリア独特のヨーグルト菌でできているらしい。

 次はゴンドラに乗って先ほど見えていたビトシャ山へ向かいます(緑印)。標高は2,200メートル。乗車時間は40分とかなり長いですが、上へ着くとスキー場がありました。眼下にソフィアの街も望めます。

 記念の写真もたくさん撮りました。そろそろパリに戻りましょう。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が90ユーロ、トラムが0.80ユーロ、ロープーウェイが6ユーロ、博物館が3ユーロ、食事代が10ユーロ、宿泊代が15ユーロで、締めて124.80ユーロ(約16,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、子供たちのためにヨーグルトのデザートを用意した。バニラエッセンスとラム酒を間違えたのに気付いたのは、子供たちが食べ始めてからだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はル・ピュイで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はフランス中南部の町ル・ピュイ=アン=ヴレ(Le Puy-en-Velay)、略してル・ピュイを旅します。

 パリからは空路で1時間強、列車なら4〜5時間。この町はフランスからのサンティアゴ巡礼路「ル・ピュイの道」の出発地点。

 どんなところか、早速、出かけてみましょう!

Paris_LePuyEnVelay.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ル・ピュイに到着すると目に入ってくるのが3つのモニュメント。

 一つは丘の上にあるノートル=ダム=ドゥ=ラノンシアシヨン大聖堂(青印)、二つ目はコルネイユ岩の頂にある聖母子像のノートル=ダム・ドゥ・フランス像(赤印)。

 そして三つ目が元火山の頂上に作られたサン=ミシェル礼拝堂(緑印)。そのサン=ミシェル礼拝堂まで行ってみましょう。

 地上60メートル余りのところにある礼拝堂までは約260段の階段を上がらなくてはなりません。分厚い石垣に守られているとはいえ、ちょっと怖いですね。

 迎えてくれたのは本日のガイド、セバスティアンさんです。二人の前に広がる見事な町の眺め。毎年70,000人ほどの見学者がここを訪れるそうです。

 「礼拝堂の建築が始まったのは約1,000年前のことです。建材はこの地域にあった石を用いました」

 ここはフランス有数の火山のあった場所。火山の生み出した石が豊富だったようです。それにしてもよくこんなところに礼拝堂を作ったものですねえ〜。

 さて、地上に降りてきました。町の観光は徒歩で大丈夫。どこへ向かったかというと、レース屋さん。絹でできたレースはル・ピュイの特産品だそうです。

 しかし、旅人さんの興味は別の特産品にありました。それはこちら、レンズ豆です(黄緑印)。英国のジョージ王子が通う学校の給食にも登場したという緑のレンズ豆、もちろんAOCとAOPのラベル付きで味も品質も保証付。

 「3.50ユーロのがオススメですね。サラダやスープに使うと美味しいですよ。20分ほどで茹であがります」とお店の方。

 お土産に買うのかなと思ったら、旅人さん、手ぶらで出てきました。どうやらすぐにこのレンズ豆を食べられるところへ向かうようです。

 あれ、向かった先はお菓子屋さんPatisserie Sabtot(こげ茶印)。ここではレンズ豆の粉でサブレを焼いています。

 「カリカリっとした食感と栗の香りがします」と菓子職人。

 チョコレートをかけてホタテ貝の形に仕上げます。

 ホタテ貝と言えばサンティアゴ巡礼。多くの巡礼者が、この丘の上にあるノートル=ダム=ドゥ=ラノンシアシヨン大聖堂で祝福を受け出発していきます。

 旅人さんもプチ巡礼に出発です。この巡礼路、フランスで設けられているハイキングコースRG65と同じ道。道案内のパネルもしっかり設置されています。

 「この岩にある白と赤のマークは、フランス・ハイキング連盟のボランティアがつけたもので、スペインまでずっと続いてます」とハイキング委員会のブリスさん。

 この白と赤のマークをたどっていけば、サンティアゴ・デ・コンポステラまで行き着くことができます。夏になると毎日100人ほどの巡礼者がこの道を歩いていくそうです。

 「一日10〜12キロなど、それぞれのペースで歩いていきます」とブリスさん。

 プチ巡礼を体験した後は、また町に戻ってお昼をいただくことにしましょう。ここはビストロ風レストランChez mon pote(オレンジ印)。

 地元産の食材にこだわった料理を出している庶民的なお店です。一品料理は10〜20ユーロ、定食は13.50ユーロとリーズナブル。

 お腹いっぱいになったら、消化促進のために地元のお酒Vervaineをいただきに行きましょう。山岳地帯に生育するレモンバーベナというハーブを使ったリキュールです。

 「0℃以下に冷やして飲みます」とお店の方。

 アルコール度数は50度!きつそうですね。

 さて、今晩の宿へは馬で向かいます。ここがその宿。農場に宿泊?と思ったら、その敷地内にあるあるこの城砦Château de Durianneが宿です(紫印)。

 建てられたのは13世紀。200年にわたって同じ家族が所有してきました。明るくてゆったりとしたお部屋。のんびりできそう。

 最後はル・ピュイの自然を楽しんでから帰りましょう。

 さて、今回の旅の費用はル・ピュイの夜景をバックにお知らせしましょう。

 礼拝堂が3.50ユーロ、ランチが12ユーロ、乗馬が20ユーロ、レンズ豆のお菓子が6ユーロ、リキュールが25ユーロ、ジップラインが16ユーロ、宿泊代が110ユーロで、締めて192.50ユーロ(約25,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、5時間のハイキングから戻って車に乗ろうとした時、ママが車のキーを忘れたことに気がついた。お昼を食べた、あの山のてっぺんに・・・

VDM(Vie de Merde)より



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週末はテネリフェ島で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島を旅します。

 パリからはどうやっていくんだろうと思っていたら、なんと飛行機の直行便があって、4時間20分で行くことができます。

 一年を通じで温暖な気候のテネリフェ島、どんなところなんでしょう?

 では旅に出発!

Tenerife.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 自然豊かな、というより未開の地といった方が良さそうなこの風景。

 冬と言えども気温は20度前後。一年を通して寒からず暑からずの快適な気候のようです。

 となるとビーチで海のレジャーを楽しむのが良さそうですが、島を知るためには逆に山の方が良いそうです。

 この赤土のテイデ山の山頂まで登ってみましょう(赤印)。スペインでもっとも高い山、しかも火山だそうです。

 「スペインでこれだけの眺めが楽しめる高山はここにしかありません」と女性。

 山頂からの眺めを楽しんだら、次は山の中をドライブ。50キロほどのドライブですが、この島ならではの荒々しい自然の風景を単横することができます。

 そしてたどり着いたのがこの町ラ・オロタバ(La Orotava)(青印)。島で一番古い町です。

 この町にはカナリア諸島でよく使われている食材ゴフィオ(Gofio)が製造されているそうです。早速訪ねてみましょう。

 ここは製粉所(Molino De Gofio La Máquina)(緑印)。ゴフィオとは、トウモロコシを焙煎して粉に挽いたもの。

 「戦時中は他に食べるものがなかったんです。これを主食に様々なおかずと一緒に食べていました」と製粉所の方。

 そんな話を聞いていたらお腹がすいてきました。そろそろランチをいただくことにしましょう。

 山の頂にあるレストランGuachinche Nunca Es Lejos(オレンジ印)。外から見ただけでは飲食店には見えません。

 どうしてこんな風になっているのかといえば、もともとここはワイン農家でした。ワインと食事を出す代わりにブドウの収穫を手伝ってもらっていたのです。

 「ここはテネリフェ島の典型的なレストランなんです。一年間で6〜7ヶ月営業していますが、ワインがなくなると閉めてしまいます」とお店の女性。

 今日はここでランチ定食をいただきます。もちろんワインも。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいます。

 平地が少ないせいか、どこも海辺の岩の上にしがみつくように家が建っています。

 今晩の宿Hotel Rural Residencia San Pedroもまた同じ(こげ茶印)。でもここは見晴らしのいいお庭が付いています。

 そしてお部屋は4つしかない小さな宿。しかし、どの部屋もこの通りのオーシャンビュー。

 「大勢の人で混雑する大きなホテルはあまり良いと思わないですね。うちは家族的なおもてなしができますよ」とホテルのオーナー。

 次はちょっと変わった場所に行ってみましょう。

 ここは27,000年前に溶岩が流れ出た時にできた地下道Cueva del viento(黒印)。

 長さは2キロほど。ガイド付きツアーは約2時間半。

 「これはどれも溶岩が固まったものです。この地下道は100年ほど前に偶然発見されました」とガイドさん。

 最後に島の夜を堪能しましょう。

 この夜景!そして数千の星が輝くこの夜空!

 一般には公開されてない天文台でこの夜空を見せてもらいました。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が180ユーロ、ゴフィオが2ユーロ、食事代が14ユーロ、溶岩の地下道見学が20ユーロ、宿泊代が39ユーロ、レンタルカーが80ユーロで、閉めて335ユーロ(約44,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、車を運転していると同乗者に地下道の中では雨は降らないと注意された[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はサラマンカで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスペイン西部の都市サラマンカ(Salamanca)を旅します。

 パリからは空路でマドリードまで2時間10分、マドリードからサラマンカまで列車で約1時間半。

 歴史ある都市の旧市街はユネスコの世界遺産に登録されているそうです。

 では、観光に出発!

Madrid_Salamanca.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 歴史を秘めた古い町並み。

 「ここは学生の街、そして長い歴史を持つ街です。たとえばこの橋、ローマ時代に作られたものです。さあ、どんなところか見てみましょう」と今回の旅人。

 まずは街の中心、マヨール広場に行ってみます(青印)。

 「四方をアーケードに囲まれた広場です。雨の日は濡れないで済みますし、暑い日は日陰を歩くことができます。そして、広場ではイベントが開催されました。そのため建物には必ずバルコニーがついています」とガイドのアナさん。

 18世紀に作られたこの広場、かつては闘牛場だったそうです。

 今ではカフェやレストランが並んでいます。その中の一つに入って広場の眺めを楽しんでみましょう。

 次はカテドラルに向かいます。

 こちらは12世紀のロマネスク様式のカテドラル、そしてこちらが16世紀から18世紀にかけて作られたゴシック様式のカテドラル。

 これだけの高さですから完成するのに200年かかりました。階段でテラスまで上がってみましょう。

 眼下に見える街の眺めも素晴らしいですが、間近に見える建物の作りがまたすごいですね。

 さて、お腹もすいてきたのでお昼をいただきましょう。

 ここはRestaurante Bar Las Caballerizas。皆さん、カウンターで飲んだり食べたりしています。

 昔は厩舎だったこの場所は、内戦時代には防空壕として使われていたそうです。

 ここではサンドイッチやトルティーリャ(ジャガイモのオムレツ)などを食べることができます。

 旅人さんが食べたのは各種盛り合わせ料理。これで8ユーロ。

 急に現れたこのフランス人女性、サラマンカ大学の講師兼研究者のジャンヌさんです。

 今年、創立800年を迎える大学の中を案内してくれました(緑印)。

 スペインでもっとも古い大学だそうです。建物のファサードが美しいですねえ〜。

 そしてこちらは図書館。天井の美しさに見とれてしまいます。

 係りの人が保管庫から取り出して見せてくれたのが13世紀の手書きの本。オークションにかけたらものすごい金額で売れそうな・・・。

 次は20分ほど車を走らせ、ちょっと変わった場所へ行ってみましょう。

 ここはお城Castillo del Buen Amor。今晩の宿でもあります。一泊100ユーロでこちらの部屋に宿泊することができます。

 「この窓は11世紀に作られたものです。ここは、かつて城の衛兵が暮らしていた部屋です」と支配人。

 お城を維持し後世に残すためには費用がかかります。そのためホテルとして営業を始めたのだそうです。

 日が傾きかけた頃、もう一度、マヨール広場に行ってみましょう。着いた頃にはすでに夜の帳が下りていました。

 時間は6時半。ちょっと甘いものでも食べに行きましょう(水色印)。

 スペインで甘いものといえばこれ。チュロスをドロドロのチョコレートにつけていただきます。

 こちらのお店では若い人たちの姿が目立ちます。それもそのはず、サラマンカの人口のうち4分の1が学生だそうです。

 フランス人留学生のアナさんと一緒にこの地方の郷土料理を食べることになりました。

 それがこれ。鶏のトサカ料理。すごく美味しいらしい。

 さて今回の旅の費用は、カテドラルの見学が4.75ユーロ、大学の見学が10ユーロ、宿泊代が100ユーロ、お昼のランチが8ユーロ、鶏のトサカ料理が1ユーロで、締めて123.75ユーロ(約16,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、学生寮で毎晩のように友人を呼んで騒いでいた隣人が出て行ったのでホッとした。やがて代わりの学生が入ってきた。そいつは毎日トロンボーンを練習を始めた[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はナルボンヌで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南部の都市ナルボンヌ(Narbonne)を旅します。

 パリからは列車なら4時間半、飛行機と列車を乗り継いでなら3時間弱。

 では出発!

Paris_Narbonne.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 イタリア風の町並み。ここがナルボンヌです。

 まず最初に訪ねたのが市庁舎前の広場。ここで今日の案内人と待ち合わせしているのですが・・・あっ、いました、いました。

 本日、町を案内してくれるクリストフさんです。

 「目の前に見えているのが市庁舎です(青印)。建物は元大司教の宮殿でした。市庁舎として使われるようになったのは19世紀からのことです」とクリストフさん。

 どおりで美しい建物だと思いました。元は宮殿だったんですね。

 さて、クリストフさんが、どうしてもこれだけは見ていって欲しいと思っている場所へと案内してくれます。

 それがナルボンヌ大聖堂(赤印)。14世紀初頭に建てられました。天井までの高さは40メートル。フランスの教会で一番高いそうです。ステンドグラスも美しいですね。

 「中世のナルボンヌは宗教においても経済においても中心都市だったんです」

 今日は特別に屋上のテラスまで案内してもらいました。すぐ目の前に見える建物が市庁舎。つまり大司教の宮殿だった建物です。

 「こちらに大聖堂があり、中庭を挟んで真向かいに大司教の住まいがあったわけです。こういう施設が今もこうして残っているのはなかなか珍しいんです。あの有名なアヴィニョンの教皇宮殿も同じ作りですよ」

 大聖堂の中に戻りましょう。ここは宝物室。お宝も見逃せませんが、注目はこの部屋の音響。

 角の隅っこで小声でつぶやくと、遠くに離れた四隅ではっきりと聞こえてくるのでした。

 かれこれ25年ほど前にここに来たことがありますが、確かに遠くで壁に向かってヒソヒソ話している声がはっきりと聞こえてきて驚きました。ここじゃあ内緒話はできませんね。

 さて、ナルボンヌに来たらもう一つ見逃してはいけない場所がありました。

 それはシャンソン歌手(+作詞・作曲家)シャルル・トレネの家。

 トレネは1913年にこの家で生まれました(ちなみに亡くなったのは2001年)。現在は博物館になっており、一般に公開されています。

 食堂にキッチン、さらにバスルームも見ることができます。2階にはカラオケルームがありトレネと一緒に歌を歌うことができます。

 あちこち見学しているうちにお昼の時間になりました。運河を渡って市場に向かいましょう(オレンジ印)。

 60店舗が入る大きな市場。ここの超人気店がChez Bebelle

 お客さんのオーダーをとったら、やおら拡声器を取り出し、必要な材料を叫びます。

 すると、近くの肉屋さんがささっと肉を用意して、笛で合図をしたらオーナーのジルさんに向かって放り投げます。

 ナイスキャッチ!ジルさんは元ラグビーマン。キャッチするのはお手の物。

 早速この新鮮なお肉を焼いてお客さんに出します。これなら食べる方も安心。新鮮で、出所もはっきりしています。

 お腹がいっぱいになったら、町を流れる運河に沿って北へと向かいます。そこにあるのが今晩の宿Clarion Suites Narbonne Ile du Gua(黄緑印)。

 建物は水の流れを表現しているとか。お部屋はなかなか豪華です。ジャグジー風呂付き寝室!疲れも吹っ飛びそうです。

 翌日は、ちょっと変わった場所に行ってみましょう。

 ここはナルボンヌから20分ほどのところにある塩田Salin de l’Île Saint-Martin(水色印)。地中海の塩水でできた塩の山。

 近くには海の幸を堪能できる飲食店もあります。また、様々なフレイバーの塩を販売しているお店もあります。一つ買って帰りましょう。

 さて今回の旅の費用は、シャルル・トレネの海の歌をバックにお知らせしましょう。

 観光パスが10ユーロ、宿泊代が120ユーロ(豪華なだけあって高い!)、ランチが15ユーロ、牡蠣が20ユーロ、塩が10ユーロで、締めて175ユーロ(約23,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、いつもは厳しい上司が親切にもコーヒーを買ってきてくれた。驚いたせいか間違えて砂糖の代わりに塩を入れてしまった。しかし、飲まないわけにはいかない。上司が見ている前でそのコーヒーを飲み干した[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はジェラルメで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランスのヴォージュ県にある町ジェラルメ(Gérardmer)を旅します。

 パリからは車で4時間半。列車+バスもあるようですが同じくらいの時間がかかります。

 1835年、文豪ヴィクトル・ユーゴーの兄アベル・ユーゴーが「ヴォージュの真珠」と呼んだことで知られるジェラルメ。

 どんなところなんでしょう?さあ、出発!

Paris_Gerardmer.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年2月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはジェラルメから数百メートル上にあるスキー場(青印)。週末をスキーで楽しむ人たちが各地からやってきます。

 今回の旅人が楽しんでいるのはスノーカイト。うまく風に乗って滑れたら楽しいですが、これがなかなか難しい・・・。

 どうやらインストラクターが遠くで見ながら指示してくれるようです。

 ジェラルメは19世紀後半からウィンタースポーツの中心地として知られるようになります。

 1922年には冬季オリンピックの候補地にもなりました。

 現在は冬のバカンス地として人気を集めています。バカンスシーズンには人口が二倍になるそうです。

 またジェラルメはフランスのテキスタイルの中心地でもあります。

 町には家庭用布製品のお店が30軒ほど軒をつられているそうです。その中の一つBlanc des Vosgesに入ってみましょう(赤印)。テーブルクロスやナフキンなどが販売されています。工場からの直売で通常価格の半額で手に入るそうです。

 「ここに会社が設立されたのが1833年のことでした。それは愛の物語から始まったのです」とガイドの女性。

 結婚したての若いカップルが設立した会社GARNIER-THIEBAUTが、この地にテキスタイルを根付かせる第一歩を記したのでした(緑印)。

 工場によってはこのような見学者を受け入れているそうです。

 次は、カフェMéméで甘いものをいただきましょう(オレンジ印)。お店の中は1960年代のグッズでいっぱい。そして出てきたのは、ビルベリーのタルト。

 「これはヴォージュの森の野生のビルベリーを使ったものですよね?」と旅人。

 「はい、その通りです」とお店の方。

 甘いものを補給したら、普段味わえないような冒険に出かけましょう。

 それは夜の雪山散策。もちろんガイドさんが案内してくれます。ここは標高1000メートルを超える山の中。風が吹いた時の体感温度は−15℃。凍えないようにホットワインを用意してくれてました。

 「世界に一人ぼっちで取り残されたような、不思議な気分を味わえます」と女性。

 ガイドさん、愉快な音楽で緊張をほぐしてくれます。

 夜の雪山散策はこのオーベルジュで終了です。ちょうどお腹も空いた頃、夕食が始まりました。

 ジャガイモ、チーズ、蒸煮のハムなどこの土地ならではのご馳走が並びます。こちらではマンステールチーズをオーブンで焼いた料理を食べていました。

 「強烈な匂いがしますが、口に入れるとまろやかでとても美味しいです」と女性。

 賑やかなお食事会になりました。今晩はこのままこのオーベルジュに泊まります。

 翌日は、スリル満点のジップラインを楽しみます。鳥のようにモミの木の林を滑降!

 重力を忘れて空中を飛び回った後は、地下深くに降りていきましょう。ここは鉱山Les Hautes-Mynes du Thillotの跡。

 16世紀から18世紀にかけて銅の採掘のために作られたそうです。今はもう鉱夫の姿はありませんが、コウモリがぐっすり眠ってました。そっとしておきましょう。

 さて、最後にお土産を求めて町の市場に向かいました。毎週日曜日は生産者が出店で直接販売する市が立ちます。

 立ち寄ったのはチーズのお店。いろいろオススメはあるようですが、購入したのはこのマンステールチーズ。

 ウォッシュ系のこのチーズ、昨晩の夕食にも出てきましたが、美味しいとは言うものの匂いが少々気になります。

 この匂いがちょっとねえとおっしゃる方には、こちらの飴はいかがでしょう。なんとヴォージュの森のモミの木の香りがするそうです。

 さて今回の旅の費用は、スノーカイトが37ユーロ、ビルベリーのタルトが3.80ユーロ、雪山散策+夕食+宿泊が66ユーロ、ジップラインが32ユーロ、高山見学が6ユーロ、モミの木の香りの飴が9.40ユーロで、締めて154.20ユーロ(約20,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、生徒の一人が言った。『先生はもう若くないからスキーはできないですよね』がっくりした私を見て別の生徒が言った。『そんなことないです。若いです。ただ、太ってるからスキーができないんですよね』

VDM(Vie de Merde)より



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週末はナミュールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はベルギー中部の町ナミュール(Namur)を旅します。

 パリからは車なら高速道路で3時間強、列車なら3時間弱ほど。タリスを使えば2時間20分。

 到着したら観光に出発!

Belguium_Namur.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年2月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 町を横切るのはムーズ川。この川のほとりにできたのがワロン地方の中心都市ナミュール。

 待っていてくれたのがピックさんとギーさん。ニックネームなのか本名なのかはわかりません。まずは穏やかな流れのムーズ川を楽しみながら目的地へ向かいます。

 「ムーズ川はフランスから流れてきてオランダまで達します」

 ボートでの移動は街では普通に行われているとか。一回の乗車で1ユーロ。

 「この小さな建物には出窓があります。『独身者の家』と呼ばれてます。あそこから外を眺めて恋人を探してるんですよ(笑)」

 そんなピックさんのお話を聞いているうちに目的地に到着です。そこは城砦(青印)。上空から眺めてもかなり大規模なことがわかります。

 中世のことろにナミュール伯爵の住居として城が作られ、19世紀末には村人達が暮らしていました。その歴史は2001年も前に遡ると言います。ムーズ川と城砦、美しい眺めですね。

 係りの人が中を案内してくれます。向かったのは地下。城砦の地下はこんな具体になっています。

 「このまま歩いていくと地下21メートルほどになります」と係員。

 あっ、すご〜い。ヴィジュアルで説明してくれるようです。

 城に地下道をつくるのは古代からあった習慣のようです。そして、これはフランス皇帝ナポレオン時代の戦いでしょうか?それより前のフランス国王ルイ14世の支配下にあった当時、あのヴォーバンがここを要塞化したそうです。

 地下の見学が終わると、こんな景色が待っていました。

 美しい風景を堪能したら、今度はグルメをいただきましょう。入ったのはここLe Temps des ceries。ナミュール伝統の料理を出してくれるレストランだとか。気さくな感じでいですね。

 壁を見ると・・・フランスの女優さんカトリーヌ・フロの直筆のメッセージが!さらにシャーロット・ランプリンのサインもあります。ここは有名人も食べに来るお店なんですねえ〜。

 出すものはといえば、ブダンや豚肉料理など。それに忘れてならないのが、このフライドポテト。フライドポテトが生まれたのはナミュールだとか。

 「ムーズ川で魚が取れなかった時に、漁師の奥さんがジャガイモを魚の形にして揚げたというのが始まりだと言い伝えられています」

 どうなんですかね〜。フライドポテトの発祥の地はパリだ!と言っている人もいて、真偽のほどはわかりません。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。向かったのはムーズ川に係留されているボートLa pénich “Ms Elisabeth”(赤印)。

 中に入るとリビングがあります。寝室は下の階にあります。半分水に浸かっている船底。とは言っても窓も付いていて広々としています。バスルームもあり小さな一軒家を借りるのとほぼ同じ。

 リビングではアペリティフのサービスも付いています。

 さあ、夜になり城砦もライトアップ。美しいですね。

 翌朝の歩道は真っ白に。木々の上にも雪が積もっています。気温は−2℃。

 今日はこのプスプスと呼ばれる自転車タクシーに乗って町の観光に出かけます。

 こちらは町の有名なキャラクターで、ジョゼフとフランソワ。二人は何をやらせてものろま。この時はカタツムリがカゴの中に入るのを待っています。

 次に止まったのがサン=ルー教会前(緑印)。教会のファサードには二つの人物像が・・・。

 「こちら側が空を見上げて、雨は降るか?と言っています。そしてあっち側の人物は、確かに雨は降っとる、何しろわしの手に水が落ちてくるからな、と言ってるんです」

 ずいぶんとのんびりした気風ですねえ。

 この辺りで出会ったと言われるのがフランスの詩人シャルル・ボードレールとナミュールの画家フェリシアン・ロップス。

 この画家の作品を集めた美術館に行ってみましょう(こげ茶印)。この画家、こんな絵を描いていました。19世紀のポルノグラフィー。本人もそう思って描いていたかどうかは不明。

 「ここには伝統的な芸術作品が描かれています。これらは石の中に閉じ込められており、その上を豚を連れたヌードの女性が歩いているわけです」と美術館の方。

 となるとこれは単なるポルノではなさそうですね。

 さあ、ベルギーの旅の締めはこちら、ビールです。ここは地下室にあるブラッスリーL’Echasse(黄印)。作っているビールの銘柄はHouppe。みんなで乾杯!

 さて今回の旅の費用は、ボート代が1ユーロ、城砦見学が8ユーロ、レストランでの食事が25ユーロ、宿泊代が135ユーロ、プスプスでの散策が10ユーロ、美術館が3ユーロ、締めて182ユーロ(約24,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、食卓で子供たちがケンカを始めた。別に珍しいことじゃない。いろいろ言い合っているうちに、一人が『ママが好きか、それともフライドポテトが好きか!?』と言い、もう一人が『フライドポテト!』と言って、ケンカがおさまった

VDM(Vie de Merde)より



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