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週末はエクス=アン=プロヴァンスで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南部のエクス=アン=プロヴァンスを旅します。

 パリから高速列車TGVで3時間ほど。“南仏のフィレンツェ” とも呼ばれる街はどんなところでしょう?

Paris_AixenPro.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 エクス=アン=プロヴァンスの旅は春らしく花市から始まりました。お天気にも恵まれて楽しい旅が期待できそうです。

 今回の観光の足はこれ、パパモビル。教皇の興しの現代版です。エクスのパパモビルはDiablineという名の電気自動車

 「普通のバスはこういう路地は通れないんだよ。道幅が狭いからね」と運転手のクリスチャンさん。

 そこかしこに古い歴史を物語る建物が並んでいます。ちょっとストップして最初の隠れた名所を見学しましょう。

 ここはアルベルタス広場(赤印)。可愛いい噴水があります。

 「ここはアルベルタス侯爵の名前が付けられた広場です。18世紀、侯爵はこの広場の向かいにある邸宅を買って住んでいたんです。かつてこの広場には20軒ほどの家が建っていたんですが、侯爵が全部壊させてイタリア風の広場にしてしまったんです」とガイドのフレデリックさん。

 貴族というのは横暴ですね。

 さて、またパパモビルに乗って街を散策です。エクスの街はちょっとパリを思い起こさせます。

 次は大きな噴水フォンテーヌ・ドゥ・ラ・ロトンド(青印)を通ってマザラン地区へ向かいます。

 ここはHôtel de Caumont(コーモン邸)(緑印)。

 現在はアート・センターになっていますが、かつては個人の邸宅でした。建てられたのは1714年。

 天蓋付きのベッドがあるのはポリーヌ・コーモンの部屋。

 「エキゾチックな装飾や絵柄が特徴です。ベッドはポーランド風に仕上げてあります」とセンターの方。

 ここのカフェでゆっくりお茶でも飲みながら18世紀の雰囲気を味わっておきましょう。

 そしてエクス特産のお菓子カリソンも忘れてはいけません。ここからすぐのお店Leonard Parliへと向かいます(黄印)。

 カリソンはアーモンドパウダーとオレンジとメロンのコンフィを混ぜ合わせたお菓子です。

 食べ方をお店の方が伝授してくれました。あの白い砂糖のコーティングは剥がして食べるらしい。知らなかったあ〜。そのまま二口くらいでがぶがぶと食べていました。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。4頭のイルカ広場(Place des 4 dauphins)(黄緑印)の近くにあるマリーさんのお宅Le Jardin de Marieがその宿です(こげ茶印)。

 「この家に住んで35年になります。ここは17世紀に建てられた個人の邸宅だったんです」

 天井のレリーフがその時代をよく表しています。広い庭のある邸宅は都会にいることを忘れさせてくれます。

 大学都市でもあるエクスは夜も賑やかです。ワインとタパスが楽しめるお店L’ASへ行ってみましょう(オレンジ印)。

 さすがに若い人が多くて元気ですね。

 翌日はバレーやダンスの公演が行われるPavillon Noir(黒印)へ。

 ここは土足厳禁。1か月に一度、こうしてリハーサル風景を見学することができます。

 こちらの男性がここの専任振付け師。

 そしてエクスと言えば、忘れてはいけない場所があります。そう、セザンヌのアトリエ(水色印)。

 晩年の作品が描かれたのがこの部屋です。どれも皆、セザンヌが使っていたもの。

 「こちらが最後の写真撮影をした時に来ていたスーツです。隣のが制作時に来ていた上着。この帽子も彼がかぶっていたものです」

 あちこちに噴水のあるエクス=アン=プロヴァンス。だいぶ昔になりますが一度だけ行ったことがあります。都会的でおしゃれな街でした。もう一度行ってみたい場所です。

 さて今回の旅の費用は、紅茶代が5.50ユーロ宿泊代が100ユーロ、コーモン邸が13ユーロ、セザンヌのアトリエが5.50ユーロ、夕食代が35ユーロ、パパモビルが0.70ユーロで、締めて159.70ユーロ(約20,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、日焼けを防ぐために帽子を顔の上にのせ公園のベンチで休んでいると、見知らぬ男二人に殴られ、近くの噴水の中に放り投げられた。二人は僕の顔を見て言った。『あれ、申し訳ない。人違いだった』


VDM(Vie de Merde)より



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週末はラ・ロシェルで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の港町ラ・ロシェル(La Rochelle)を旅します。

 パリから高速列車TGVで3時間強、空路なら1時間強。

Paris_LaRochelle.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ラ・ロシェルと言えば、この要塞です。

 頑丈そうな二つの塔(青&赤印)の間を通って港に入ります。

 まずは右側にあったサン=ニコラ塔(赤印)に登ってみましょう。14世紀に作られたこの塔、高さは37メートルあります。

 大西洋側の重要な防衛施設であるとともに、塔の守衛長とその家族の住まいでもありました。

 「ここには、大広間、礼拝堂、寝室など、14世紀の暮らしに必要な設備が全て揃っています」

 単純な筒型の塔の中は迷路のようになっていました。

 塔の守衛長は収税吏でもありました。

 「入港する船は全て税金を支払わなくてはなりませんでした。夜は二つの塔の間にチェーンがかけられ、税金を逃れて入港できないようにしていたんです」

 塔の上からは港とその向こうに広がる街が見渡せます。

 恐ろしいことにこの塔、木の杭の上に作られていました。そのためか少し右に傾げています。

 どうやら土台が傾いたまま塔を建ててしまったらしい。

 現在は修復工事が行われて硬い土台に変えられています。でも塔は今も傾いたまま。

 二つの塔から少し離れたところにあるのが最近修復を終えたばかりのランタン塔(緑印)があります。

 ここは長い間、牢獄として使われてきました。壁には囚人が彫ったレリーフが残っています。なかなかの作品です。

 次は旧市街を散策してみましょう。

 観光客だけでなく街の人も必ず食べに行くというお店がここErnest le glacier(オレンジ印)。アイスクリーム屋さんです。

 二階では自家製のコーンを作っています。

 そして1階がお店。なんだかすごく凝った感じのアイスクリーム。

 「これはブラックチョコのシャーベットです。ヌガーを砕いたものを混ぜてあります」

 次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。港に停泊中の船の博物館です。

 かつて気象観測用に海を航行していた古い船France I号です。

 中はかつてのままに保存されています。医務室もあります。緊急の時は手術もできるそうです。長い航海に備えて調理室もあります。

 France I号は1985年にその役割を終えこの港にやってきたそうです。

 そして、今晩の宿も海の上にあります。このヨット、一泊65ユーロ泊まることができます。安いですね。

 中はこんな感じ。リビングもあればキッチンも付いています。そして寝室はこちら。

 デッキでは夕日を眺めながらワインで乾杯。ヨットのオーナーになった気分になれそう。

 翌朝は、大型ヨットで海原を走ります。2時間半のクルージングで25ユーロ。

 「正面に見えるのがフォール・ボワヤール(Fort Boyard)(こげ茶印)、オレロン島はこっちです(黄印)」

 フォール・ボワヤールは海の中に作られた要塞。映画「冒険者たち」(1967年)のロケ地にもなりました。

 先日、引退を表明したアラン・ドロンと今は亡きリノ・ヴェンチュラの主演でした。

 2時間半のクルージングは日常を忘れてしまうのに十分ですね。

 お腹が空いたら陸に上がって海の幸をいただくことにしましょう。ここはレストランLe Casier。(黄緑印)もちろんテラスのテーブルでいただきます。

 お腹がいっぱいになったら、最後に水族館(紫印)を覗いておきましょう。ここでは12,000種類の海の生き物を見ることができます。

 さて今回の旅の費用は、塔の入場料が9ユーロ、船の博物館が9ユーロ、宿泊代が65ユーロ、ヨットクルーズが25ユーロ、カキ6個で9.70ユーロ、水族館が16ユーロで、締めて133.70ユーロ(約17,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、税務署からのメールがスパムメールになってしまい、仕方なくアドレス帳に“友人” として登録しなくてはならなかった

VDM(Vie de Merde)より



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週末はバレンシアで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は地中海に面したスペイン第三の都市バレンシアを旅します。

 パリからバレンシアまでは空路で約2時間。

Madrid_Valencia.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2017年4月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 20キロ以上にもわたって続く海岸線。

 地中海性の温暖な気候に恵まれたバレンシアは休暇を楽しむ人たちで賑わっています。

 そして、バレンシアといえばオレンジとパエリア!

 しかし、観光の見所は他にも色々あります。今回の旅は街の中心にあるサンタ・マリア大聖堂から始まります(青印)。

 美しい鐘楼。207段の階段を上がってみましょう。てっぺんに到着すると、今回の旅のガイドのイザベルさんが待っていました。

 「こちら側には近代的な建物が見えます。 “芸術科学都市” と呼ばれている地域です(赤印)。そしてあそこに見えるのが旧市街の中心地レイナ広場です(黄印)。角にはアールヌーボーのファサードを持つ美しい建物があります」

 サンタ・マリア大聖堂は13世紀から15世紀にかけて建設されました。

 これらの絵画はゴヤの作品です。お宝はこれだけではありません。

 こちらの礼拝堂にはキリストが最後の晩餐で使ったとされる聖杯が祀られています。

 「聖杯はまずサン=ピエトロ寺院に納められました。その後、スペインに運ばれてきたのです」と僧侶。

 次に訪ねたのはアールヌーボーの見事な建物、バレンシア中央市場です(オレンジ印)。

 ヨーロッパでも最大と言われる規模の市場です。お店の数は約300店。地元産のあらゆる食材が売られています。

 そして旅人が訪ねたのはこちらのお店。オルチャタと呼ばれる変わった飲み物があるそうです。

 「甘くて冷たい飲み物です。このチュファをベースに、水、砂糖で作られています」とお店の方。

 チュファとはキハマスゲの地下茎。スペインの夏には定番の飲み物だとか。

 「アーモンドミルクのような、体に良さそうな飲み物です」と旅人。

 次は自転車で移動です。バレンシアは坂がないので自転車での移動には最適です。

 北から南への移動にはトゥリア公園を通るのがベスト(緑印)。

 もともとここには川が流れていたのですが、増水による氾濫を防ぐために迂回路が作られ、緑豊かな公園に生まれ変わりました。いつも散歩やスポーツを楽しむ人たちで賑わっています。

 この公園の南端にあるのが大聖堂の鐘楼から見えた芸術科学都市です(赤印)。近代的というより未来都市のような建物が並んでいます。

 こちらの建物は海洋博物館。45,000種の海の生き物を見ることができます。

 この水槽のトンネルは30メートルの長さがあるそうです。ちょっと怖いですが、大きなサメが泳いでいるのを間近で見ることができます。

 次は海岸へと出てみましょう。芸術科学都市から海岸は目と鼻の先。潮風に吹かれながらビーチをお散歩。

 ビーチのすぐそばにはこんな素敵な家々が並んでいます。かつて漁師の家だった建物です。この一角に今晩の宿があります(ペドロさんの家)(こげ茶印の界隈)。

 「ここは1920年に建てられました。他の建物と同じようにここも漁師の家でした。一階では漁師が網の手入れをしていました」と宿のオーナー。

 寝室が2つ、4人が宿泊できます。これで一泊95ユーロ。安いですね。

 宿で一息入れたらお食事に出かけましょう。バレンシアで食事と言えば、パエリアです。何しろここはパエリア発祥の地ですからこれだけは絶対に頂いておきましょう。

 ビーチからすぐのお店La Pepicaへ(紫印)。創業から100年以上にもなるという老舗です。

 お客様の中には、スペイン王室、ペレ、ボノ、そしてアメリカの文豪ヘミングウェイもいます。

 さあ、いよいよ元祖パエリアを頂きましょう。

 「チキンにウサギ、ライスと野菜も召し上がってください」

 パエリアと言えば海の幸が当たり前のようになってますが、元祖にはそのようなものは入っていませんでした。

 さて今回の旅の費用は、海洋博物館が28ユーロ、宿泊代が95ユーロ、パエリアが12ユーロ、航空運賃が70ユーロで、締めて205ユーロ(約25,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******


「今日、私の浮気で壊れかけた二人の仲を立て直そうと、彼の提案で週末にスペインの巨大テーマパークに出かけることになった。しかし、私が乗り物に弱いことは彼も知っているはずなのに・・・案の定、最初のアトラクションで吐きそうになった。ひょっとしてこれは復讐か・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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週末はナンシーで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス北東部の都市ナンシー(Nancy)を旅します。

 パリから高速列車TGVで1時間40分ほど。人口は約10万人。

 ちなみにナンシーのフランス大統領選第一回目の投票結果は、マクロン28.46%、フィヨン22.80%、メランション21.95%、ル・ペン10.68%、アモン9.54%だったそうです。

Paris_Nancy.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2017年4月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 旅の始まりはまず街の中心から。ここはスタニスラス広場(青印)。

 1755年に作られた広場は250年以上も経った今でも人々の憩いの場になっています。

 「ブラブラしていると日常とは違う気分になれます」と女性。

 「ナンシーにはいい場所があるなって思って、ついつい長居してしまうんです」と別の女性。

 ユネスコの世界遺産になっているこの広場、毎年数十万人の観光客が訪れます。

 こちらの方は、四季折々の広場の様子を描いているそうです。

 「ここからの眺めは劇場でのワンシーンを見ているかのようです」とアーティスト

 芸術といえば、街の歴史に大きな足跡を残したのがアールヌーボーです。

 19世紀末から20世紀初頭にかけて欧州に広がったこの芸術運動はナンシーにも届いていました。

 1901年にエコール・ドゥ・ナンシー(芸術産業の組合のような組織)が設立され、さらにナンシーのアールヌーボーは発展を遂げます。その中心人物の一人がエミール・ガレ。

 ここはナンシー派美術館(赤印)。鉄、木材、ガラスなど作品の素材は様々。そして全部がアールヌーボーというお部屋もあります。

 今度は自転車に乗って屋外のアールヌーボーを探しに行きましょう。

 ひとくちにアールヌーボーと言ってもそれぞれ個性があります。こうして街角の隠れるアールヌーボーを探して回るのも楽しそうです。

 さて、次は芸術とグルメの両方を楽しめる場所に行ってみましょう。

 ここはナンシー駅のすぐ向かいにあるブラッスリーL’Excelsiorオレンジ印)。支配人のエリックさんが迎えてくれました。

 「ここはナンシー派の特徴が随所に残っている建物です。窓ガラスはジャック・グリュベール、ボワズリー(木工細工)はルイ・マジョレルの手によるものです」

 ナンシー派のアールヌーボーを堪能しながらコーヒーを一杯。ランチは別のお店でいただきます。

 中世の立派な城壁やルネッサンス様式の建物の残る界隈へ。ここはサン=テーヴル聖堂(Basilique Saint-Epvre)(緑印)のある広場。

 このすぐ近くにあるのがMade in France(こげ茶印)。どうやらオーダーメイドのサンドイッチ店のようです。

 「当時、ファストフード店といえばアメリカのチェーン店ばかり。それでフランスのファストフード店を開いたんです」とお店のオーナー。

 さささっとサンドイッチを食べたら腹ごなしに自転車で移動。訪ねたのは温泉プールPiscine Nancy-Thermal(水色印)。

 1908年に温泉が発見され、この建物は1913年に建てられました。温泉とは言っても36℃ですから人の体温と同じくらい。

 水つながりで次に訪ねたのは水族館(紫印)。そのお隣では陸の動物も展示されているようです。展示方法もいろいろ工夫がされているようです。

 あちこち見てまわって疲れました。そろそろ今晩の宿Hôtel des Prélatsへ向かいます(黄緑印)。

 ここは17世紀の大司教の屋敷だった建物をホテルに改築したもの。広々としたお部屋です。

 ホテルはスタニスラス広場からすぐのところにあります。せっかくですから夜の広場を見物しておきましょう。また違った姿が楽しめそうです。

 さて今回の旅の費用は、美術館が6ユーロ、水族館が5ユーロ、レンタサイクルが7ユーロ、温泉プールが4.40ユーロ、コーヒーが2.20ユーロ、ランチが11ユーロ、宿泊代が119ユーロで、締めて154.60ユーロ(約18,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******


「今日、ナンシーのバスNo.132は30分遅れた。運転手が整備員を呼ばなくてはならなかったからだ。何しろ、バスのチケットと間違えて機械に入れてしまった僕のクレジットカードを取り出さなくてはならなかったもんで・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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週末はカーンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はフランス西部ノルマンディ地方の都市カーン(Caen)を旅します。

パリからカーンまでは列車で約2時間。どんな旅が待っているのでしょう?

Paris_Caen-2.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2017年4月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 いきなり競馬場(緑印)。

 カーンに競馬場ができたのは、今から180年ほど前の1840年のこと。長い歴史のある競馬場です。

 「時々ここに散歩に来るんだ」と男性。

 「街の中心にこれだけの規模の競馬場があるのは珍しいです」と女性。

 走り終え馬をねぎらったら、街の観光へと出かけましょう。

 カーンの人口は約10万人。海へとつながる運河の船着場にはプレジャーボートが並びます(青印)。

 そして名所と言えば、二つの修道院(こげ茶印、赤印)にカーン城(オレンジ印)。

 カーン城は、のちにイングランド王(ウィリアム1世)になったギヨーム2世のお城です。

 1066年、ギヨーム2世は6000人の騎士を含む12000人の兵を率いてイングランドに向かいました。

 余談ですが、その時の様子を描いたのが世界遺産にもなっているバイユーのタペストリー。カーンから30キロほどのところにある町バイユーのタペストリー博物館で見られます。

 さて次に訪ねたのは、カーン平和記念館(Mémorial de Caen)(黄印)。

 ここでは第二次世界大戦のきっかけから1945年までの歴史が展示されています。

 当時の軍服や武器、さらに一般の生活を窺い知ることのできるような品々もあります。

 PAIN “A”と書かれたチケットは、パンもしくは小麦粉の配給用に使われていたもののようです。

 ガスマスクもあれば自転車も展示されています。

 「具体的にものを見せながら、わかりやすい言葉で説明し、当時、何が起きていたのかを解説しています」とガイドさん。

 「ここに来て初めて知ったこともありました。孫を連れてきたのは歴史を学んで欲しいと思ったからなんです」と女性。

 カーンはノルマンディ上陸作戦で激戦地となったこともあり平和を願って作られた施設でした。

 次は、美味しいものでも頂きに行きましょう。出てきたのは郷土料理トリプ・ア・ラ・モード・ドゥ・カーン(カーン風もつ鍋)。

 「4種類の牛の胃袋と足をシードルとカルヴァドスの入ったソースで煮込んだものです」とお店の方。

 お腹がいっぱいになったら、腹ごなしにボートに乗りましょう。

 ボートと言っても競技用のボートですが、無料で体験できます。

 1時間半ほど運河を漕いでもうクタクタです。そろそろ今晩の宿Villa Héliantheへと向かいましょう(黄緑印)。

 迎えてくれたのはジョゼットさん。この宿の女将。

 宿と言ってもお部屋は1つだけ。要は民宿ですね。

 ジョゼットさんがこの家に巡り合ったのは今から7年前のこと。大変気に入り購入しました。

 1930年代に作られたこの家、全体がアールデコに仕上げられています。

 旅人の注意を引いたのはこのお風呂。泡のお風呂に入れば優雅な気分になれそうです。

 翌朝、早起きしてお散歩に。向かった先は公園かと思いきや、そこは墓地(紫印)。

 しかもほとんどのお墓が放置されたままです。

 お墓の住人は猫たち。そして、市民の憩いの場所にもなっています。

 「小さな森みたいな感じですよ。季節によって花が咲いてきれいなんですよ」と女性。

 ノラちゃん、人間になついてますね。

 最後は運河沿いに作られた道をサイクリング。気持ち良さそうですが、カメラマンさんはちょっと大変。

 「のんびりできて気持ちがいいです」と女性。

 「カーンからこの道を行けばすぐに海へも出られます」と別の女性。

 30分もペダルを漕げば海岸です。

 さて今回の旅の費用は、宿泊代が80ユーロ、記念館が24ユーロ、食事代が13ユーロ、締めて117ユーロ(約14,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、ノルマンディに住んでいる。18か月になるわが子が覚えた言葉は、『パパ』『ママ』の次に『雨』だった」

VDM(Vie de Merde)より





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週末はボローニャで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はイタリアのボローニャを旅します。

 

 パリから空路の直行便で1時間40分。夜行列車で行くという手もあるようです。夜7時近くにパリを出て、翌朝7時すぎにボローニャに到着します。

 

 Rome_Bologna.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 ボローニャに着いてすぐに目に入るのがこの塔(青印)。アジネッリ塔、通称ボローニャの塔です。11世紀からずっとこの場所に立っており街のシンボルになっています。

 

 早速この塔を上ってみましょう。中は木造の階段になっています。階段の数は498段!気が遠くなりそうな数・・・。作られたのは1684年。

 

 かつてはこのような塔が100塔ほどあり、権力の象徴であるとともに防衛の役割も果たしました。

 

 階段を上がると屋上に到着。ここは地上から97mの地点。眼下に見える街には、確かに同じような塔がいくつか残っています。

 

 ボローニャは4人に1人が学生という大学都市です。今日はフランスからボローニャに留学しているカミーユさんが街を案内してくれます。

 

 まずはカミーユさんのお気に入りのサント・ステファノ界隈を散策。普通の観光では見落としてしまいそうなところへ連れて行ってくれました。

 

 「ちょっと見えにくいんですが、あの上の方には古代ローマの人物の頭部彫刻が並んでるんですよ」(赤印)

 

 次に訪ねたのがマッジョーレ広場(緑印)。街の歴史の中心です。

 

 「ボローニャには別名があると聞いたんですが・・・」と旅人。

 

 「ええ、3つあるんです。一つはラ・ドッタ(学問都市)。欧州で最初に大学ができた街だからです。二つめはラ・グラッサ(肥満都市)。ボローニャの人はグルメですし、たくさん食べるんですよ(笑)。三つめはラ・ロッサ(赤い都市)。かつてここは共産主義の中心地だったということもありますが、赤いレンガの建物が多いためでもあります」とカミーユさん。

 

 ではラ・ドッタのボローニャを訪ねてみましょう。

 

 ここは、コペルニクス、ダンテ、そしてエンツォ・フェラーリも通ったというボローニャ大学(こげ茶印)。1088年に創立された欧州最古の大学とされています。

 

 この大きな教室にも長い歴史があります。

 

 「ここでは、初めて解剖の講義が行われました。病院から遺体を引き取り、あのテーブルの上に置いて解剖したんです」

 

 次は42キロにわたって続くアーケード街を訪ねます。雨を気にせずブラブラ出来ますね。

 

 さすがグルメの街、食品店が飲食店が並びます。生ハムやチーズが美味しそう!お土産にモルタデッラ(ボローニャソーセージ)とパルメザンチーズを買いました。

 

 「本物のボローニャ特産のモルタデッラにはピスタチオは入ってません。入れるのはコショウだけです」とお店の方。

 

 さて、次は地元の料理を教えてもらいましょう。

 

 教えてくれるのはトルテリーニという小さいラビオリのような料理です。3時間ほどかけて丁寧に教えてくれます。

 

 授業料は70ユーロ。作った料理もお持ち帰りできます。

 

 ではランチをいただきに行きましょう。出てきたのはスパゲティ・ボロネーゼ?

 

 「世界中に知られているスパゲティ・ボロネーゼはボローニャにはありません。あるのはこれ。タリアテッレ・アル・ラグーです」と旅人。

 

 ここはレストランAll'Osteria Bottega。こだわりのシェフが作るタリアテッレ・アル・ラグー。シンプルに牛肉と豚肉を玉ねぎとにんじんと一緒に3時間煮込んでタリアテッレに絡ませチーズをかけたら出来上がりです。

 

 ファストフードや平均化された味には賛成できないというこだわりのシェフは、地方の伝統の味を大切にしていきたいとのこと。

 

 翌日曜日の朝、こんな風景を毎日眺めることができる人もいるそうです。というのも、ボローニャでは塔を丸ごと借りて住むことができるそうです。家賃は500ユーロ。

 

 そんな塔に住む人のお宅を拝見に行ってみました。

 

 こちらはマテオさんのお宅です。この塔は12世紀に建てられたそうです。

 

 「そんな年代のものだということも、また塔を購入することができるとも知らずにいました。これはプレゼントのようなものですよ」とマテオさん。

 

 どうやらここでB&BのTorre Prendiparteを経営してらっしゃるようです(黄緑印)。

 

 「塔を自分のものにできて嬉しいでしょう?」と旅人。

 

 「いやあ、それほどでもないよ。本当は車を買って婚約者と一緒に海に行きたかったんだよ(笑)」とマテオさん。

 

 階段を上へ上へと登って行った先はかつて牢屋だった場所。

 

 「囚人は床をひっかいてできた粉を使って壁に文字を書いたんです」

 

 今から300年ほど前、キリスト教に反する行いをした罰としてここに閉じ込められた人たちがいたようです。どうも軽犯罪のようです。

 

 さて、今回の旅の費用は、航空運賃が130ユーロ、ボローニャの塔見学が3ユーロ、解剖学博物館が3ユーロ、パスタ教室代が70ユーロ、タリアテッレ・アル・ラグーが16ユーロで、締めて222ユーロ(約27,000円)でした。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、好きな女の子とイタリア料理店に行った。僕はパスタを、彼女はラザニアを食べた。しかし、そのラザニアが熱々だったのに、彼女は吐き出さずに飲み込もうとして、結局、ぶっ倒れた」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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週末はボニファシオで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はコルシカ島の南部の町ボニファシオを旅します。

 

 パリからは直行便で1時間半強。エール・フランス、ライアンエアーの他に、地元の航空会社エール・コルシカも飛んでいます。

Corse_Bonifacio.jpg



  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 ボニファシオと言えば、この絶壁の海岸線!

 

 ギリギリまで家が立ち並んでいます。大丈夫なのかな。

 

 まずはこの海岸を遊覧船で見物することにしましょう。

 

 バームクーヘンを手でちぎったような絶壁だらけ。そして洞窟もあります。地中海の青がまた美しい。

 

 海の風景を堪能したら、今度は陸に上がって散策です。

 

 ボニファシオには、その昔、ジェノバ人に占領されていた頃に造られた要塞がそのまま残っています。

 

 そして、礼拝堂や教会もまた町の魅力でもあります。

 

 その中の一つを訪ねると、演奏会をやっていました。ここでは毎週一回、こうした演奏会が開催されるそうです。

 

 「コルシカ島では歌の中に島の歴史や文化が語られています。しかもその歌はコルシカ島の言葉で歌われているんです。ですから、今でも島独自の言葉は生きているんです」と男性歌手。

 

 12世紀からジェノバ人に占領されていたボニファシオには、文化財に指定されている建物が33もあります。

 

 そしてこの町最大のアトラクションが “アラゴン王の階段” です(赤印)。

 

 「コルシカ島で来訪者が一番多いのがこの階段です。自然の美しさを楽しむことができますし、ちょっとした運動にもなります。何しろこれだけの高さですからね。階段の数は187段もあります」とガイドの方。

 

 階段を降りると海沿いに遊歩道が設置されています。これは楽しいですね。人気なのがよくわかります。

 

 「ご覧の通り、ボニファシオは美しい音楽や自然を楽しむことができますが、体力も必要です。何しろあの階段をまた登らなくてはなりませんからね。上に上がったら休憩して美味しいものでもいただきましょう」と今回の旅人。

 

 美味しいものとは・・・アイスクリームでした。

 

 オレンジ、栗、レモンなど種類も豊富。お値段は4.50ユーロ

 

 「全てお店の自家製ですか?」と旅人。

 

 「ええ、自家製ですよ。原料の生産者を昔からよく知っているんです。彼らと一緒になってアイスクリームを作ってるんですよ」とお店Glacier Rocca Serra(青印)のご主人。

 

 この方、名の知られたこだわりのあるアイスクリーム屋さんのようです。 

 

 リフレッシュしたところで、ランチをいただきます。

 

 ここは要塞の見える港にあるレストランDa Passano(オレンジ印)。地元ならではグルメが味わえます。

 

 これは茄子のファルシー(詰め物)。それにウニ料理もあります。

 

 このお店、本物の洞窟を改造して作られているとか。ランチは4種類のスペシャリテとグラスワインで20ユーロ。

 

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。海を離れて車で5分ほどもすると草原が広がります。

 

 そこでオリーブ栽培の傍ら、民宿A loghja di Cavallo mortoを営んでいるファビエンヌさんを訪ねます。

 

 「うちは4部屋しかない小さな民宿です。ここを選ぶお客様は一般の観光客とは少し色合いが違うかもしれません」とファビエンヌさん。

 

 こちらの民宿の夜には、コルシカの歌を楽しむこともできます。

 

 翌朝は、お庭でのんびりと朝食をいただいたら、いざ出発。

 

 向かった先はゴルフ場Golf de Spérone(緑印)。ゲームを楽しんだ後は、コルシカ島でも美しさで一二を争うスペロンヌ・ビーチへ(紫印)。

 

 この辺りの海岸を散策するには自転車が便利。2時間ほどのコースをツーリングします。

 

 さて、今回の旅の費用は、遊覧船が17.50ユーロ、教会+演奏会が18.50ユーロ、食事とアイスクリーム代が24.50ユーロ、宿泊代が110ユーロ、電動アシスト自転車でのツーリングが35ユーロ、体験ゴルフ代が4ユーロで、締めて209.50ユーロ(約25,000円)でした。

 

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、コルシカ島のキャンプ場で最初の夜を過ごした。朝の3時頃、顔に何かが張り付いているようで目が覚めた。眼鏡をかけて明かりをつけると、寝ている間に知らずに潰してしまったカタツムリがべったり張り付いていた」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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週末はパンプローナで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はフペイン北部のバスク地方にある都市パンプローナ(Pamplona)を旅します。

 

 あの牛追い祭りで有名なパンプローナ、どんなところなんでしょう?

 

 パリからは直行便はなさそうなのでマドリード経由の空路で4時間半。


Spain_Pamplona.jpg


  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 空港から(青印)、コンクリートのビルを眺めながらパンプローナの中心街まで車で10分。街は城壁に囲まれていました。これは期待できそう。

 

 まずはその城壁を見学しましょう。案内してくれるのは街に住むカルメロさんとダヴィドさん。二人揃って少々太め。

 

 「古い城壁は778年にカール大帝に壊され、その後のロンスヴォーの戦いによって跡形もないくらいに崩れ去ってしまったんです」

 

 現在の城壁は17世紀から18世紀に作られたもの。周囲は5キロほどあります。

 

 「あそこに小塔や稜堡があることから分かるように、元は軍事用の要塞だったんです」

 

 標高500メートルほどのところにある街からは遠くにピレネーの山々が見渡せます。そして城壁の外側には近代的な鉄筋コンクリートのビルがびっしり並んでいるのがわかります。

 

 さて次は城壁の中を散策してみましょう。まず訪ねたのがサン・ニコラス教会(赤印)。中世の中にバロックとロマンが加わったような興味深い建物。教会の床にはかつての町の名士たちが眠っています。

 

 「裕福な人のは石に名前が彫られていますが、お金のない人のは数字が彫られているだけです」

 

 長い歴史感じさせる街の風景。ここはカスティージョ広場(緑印)。18世紀の建物が周りを取り囲んでいます。

 

 次に訪ねたのは路地を入ったところにある小さなお店。ここは本屋さん兼文房具店。カルメロさんのお店です。

 

 お勧めは牛追い祭り(サン・フェルミン祭)の古い写真

 

 「これが祭りの時の古い写真です。昔は今ほど人の数は多くありませんでした。今は禁止されてしまいましたが、昔はこんな風に高いところに登って見物してたんです」

 

 ここらでちょっと甘いものを頂きましょう。昔からある古いお菓子屋さんへ。

 

 美味しそうなお菓子が並んでいます。

 

 「これはパンプローナに昔からあるお菓子なんです。日持ちがするので昔は羊飼いに人気でした。ラードを使って作るんです」

 

 クッキーのように見えますが、揚げてあるんでしょうかね???

 

 あちこち見て回っているうちに夜となりました。今回はピンチョスのお店をはしごすることに。今度の案内役は女性三人組。

 

 最初に入ったのはIruñazarraオレンジ印)。このお店、伝統的なものから現代的にアレンジされたものまで様々なピンチョスを出してくれるようです。

 

 これは、キヌアのガレットに、アボカド、うなぎ、魚卵、乾燥ハムをのせたピンチョス。最後に香りづけにマンダリンヌ(オレンジ)の花をのせているそうです。

 

 このピンチョスのはしごツアー、料金は6人で45ユーロ。それぞれのお店の個性的な味を楽しむことができます。

 

 翌日は、パンプローナから60キロほどのところにある雄牛牧場Finca Toropasionを訪ねます(こげ茶印)。ここでは約600頭の雄牛が放牧されています。

 

 「牧場にいる雄牛はとても穏やかで静かなんです。でも闘牛場に行くとガラリを変わるんです。危険だと感じて攻撃的になるんです」と牧場のカルロスさん。

 

 次は、牛追い祭りに魅了され、牛追い祭りを世界的に有名にした人物の思い出の場所へ行ってみましょう。

 

 ここはその人物が宿泊していたホテルGran Hotel La Perla(紫印)。

 

 その人物とはヘミングウェイでした。この部屋は1920年代当時のまま保存されています。

 

 小説「日はまた昇る」の発想を得たのがこの地でした。

 

 「ヘミングウェイはパンプローナにやってきて牛追い祭りを見たことがきっかけで、あの小説を書いたのです」とホテルの方。

 

 そしてスペインと言えばフランメンコ。

 

 パンプローナはフラメンコギター奏者Sabicas(本名:Agustín Castellón Campos)の生まれた街。ここはその生家です。因みにSavicasの弟子がパコ・デ・ルシア。

 

 「フラメンコギター奏者の二人の巨匠のうちの一人がSavicasなんです」とアントニオさん。

 

 アントニオさんもフラメンコギター奏者です。ここはLa Casa de "Sabicas" Centro Cultural Flamenco(黄緑印)。

 

 路上でもフラメンコで盛り上がっています。スペインならではですね。

 

 さて、今回の旅の費用は、ピンチョスツアーが45ユーロ、宿泊代が80ユーロ、雄牛牧場見学が45ユーロで、締めて170ユーロ(約20,000円)でした。

 

 今回は宿の映像がなかったのですが、どんなところだったんでしょうね。ヘミングウェイと同じホテルは5つ星で一泊200ユーロくらいするので、あそこではなさそうです。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、スペイン語の口頭試験の日。試験が始まって5分ほど経ったところで試験官が言った。『ところで君、スペイン語は話せるのかね?』」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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週末はデン・ハーグで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はオランダのデン・ハーグを旅します。

 

 パリ北駅でロッテルダム行きの高速列車タリスに乗り、ロッテルダムで在来線に乗り換えデン・ハーグヘ。所要時間は約3時間20分ほど。

 

 また空路なら直行便で1時間強で行くことができます。


Netherlands_LeHaye.jpg

  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 まずはボートで運河を散策。デン・ハーグもアムステルダムと同じように運河の街です。

 

 そして、1248年に宮殿ができてから今日まで王室の所在地になっています。しかし不思議なことに国家元首の住む街でありながら城砦などはどこにも見当たりません。

 

 「ハーグには壁や城砦など街を保護するものはありませんでした。そこで街を守るためにすべての運河をつないで取り囲むようにしたのです」とガイドさん。

 

 運河の途中には小さな橋がかかっています。こうして頭を下げて通り過ぎます。

 

 さて、今度は陸に上がって散策。さすがにオランダだけあって自転車の往来が多いですね。

 

 まず旅人が訪れたのはマウリッツハイス美術館(上記地図の青印)。ここではフェルメールのあの名作に出会えます。

 

 「少女は振り向いて肩越しにこちらを見ています。口は軽く開かれ、フェルメールはこの唇に光を表す白い点を描いています。これが大きな謎を呼びました。この光の点があることで美しい顔がさらに魅力的になっているんです」

 

 そう言えば、この白い点は修復後に発見されたという話をどこかで聞いたことがあります。確かにここにこの白い点があるのとないのでは印象が違ってきます。

 

 莫大な価値のあるこの絵も、制作された当時は1ユーロ以下の値段で買い取られたとか。絵画の宿命なのかもしれません。

 

 さて、次もまた見逃せない場所へと向かいます。

 

 ここはオランダの国会議事堂(ビネンホフ)(赤印)。中庭は誰でも入ることができます。

 

 ここでは議員さんたちと気軽に写真を撮ったりおしゃべりしたりできるそうです。

 

 そうこうしているうちにお昼の時間になりました。今回はちょっと変わったレストランに入ってみましょう。

 

 ここはインドネシア料理店Garoeda Restaurantオレンジ印)。

 

 1945年までインドネシアはオランダの植民地でした。その間にオランダ人が開発し、インドネシア独立後に自国に持ち込んだのがライスターフェルと呼ばれるこのインドネシア料理。

 

 サフランライス、カカオソースのチキン等々、10数種類のおかずが並びます。

 

 「まずお皿にライスを取り、おかずを少しずつ取っていただきます」とお店の方。

 

 私もオランダとバリ島に行った時にこのライスターフェルをいただきました。ご馳走ですよねえ。

 

 さて、お腹がいっぱいになったところで、次に訪ねたのはパノラマ・メスダフ美術館(緑印)です。

 

 ここには円形の壁一面に砂浜の風景を描いたパノラマ絵があります。19世紀に描かれたオランダで一番大きな絵画です。

 

 「高さは14m、円周は120mです。世界でも珍しい絵画です」と美術館の方。

 

 これと同じパノラマ絵をベルギーで見たことがあります。ワーテルローの戦いを描いたもので、ナポレオンが米粒みたいに小さく描かれてましたっけ・・・。

 

 それはさて置き、そろそろ今晩の宿へチェックインしましょう。

 

 今晩は運河に浮かぶハウスボートに泊まります。これだけの広さで一泊80ユーロ。

 

 「オランダは第二次世界大戦で家屋が破壊されてしまいました。そのため皆がなけなしのお金でボートに家を作ったんです」とオーナー。

 

 ちょっと小腹が空いたところで地元のグルメをいただきましょう。グルメとはハーリング(酢漬けのニシン)のこと。

 

 「玉ねぎをつけて、こうして食べるのが美味しい食べ方です」と男性。ちょっと一杯やりたくなってきました。

 

 ということで、この高層ビルの展望台へと向かいます。ここはハーグ・タワーの41階(こげ茶印)。街全体は当然のこと、遠くの地平線まで見渡せます。

 

 眺めを楽しんでいるうちに夜の帳が下りてきました。同じ階にあるバーThe Penthouseで夜景を見ながらお酒を一杯。

 

 翌朝は、スヘフェニンゲンの海岸を散策しましょう。リゾート地にふさわしい豪華な建物は五つ星ホテルGrand Hotel Amrâth Kurhaus(黄緑印)。

 

 海岸から海へと伸びたデッキの横には巨大な観覧車SkyView de Pierが設置されています(黄印)。リポーター二人も乗ってみることになりました。

 

 「スヘフェニンゲンはハーグだけでなくオランダ全土で人気のリゾート地なんです」と観覧車のオーナー。

 

 ビーチの眺めを楽しみながら、今回の旅の費用をまとめておきましょう。

 

 パノラマ絵の見学料が8ユーロ、運河の観光ボートが12ユーロ、美術館が25ユーロー、インドネシア料理が25ユーロ、宿泊費が80ユーロ、ニシンが2.80ユーロ、大観覧車が9ユーロで、締めて161.80ユーロでした。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、小さな美術館で受付をしている。高齢の見学者がやってきてボードの文字を大声で読み上げた。『入場無料!』そして私の方にやってくると言った。『となると、あんたは何もしとらんということになりますな』確かに、その通りなのかもしれませんが・・・」

 

VDM (Vie de merde)より

 




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週末はマルタ島で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回は地中海の小さな島マルタ島を旅します。

 

 パリからマルタ島までは直行便で2時間40分ほど。

 

 マルタ島はマルタ共和国の島の一つ。EU加盟国で通貨はユーロ

 

 東西冷戦の終結を告げる歴史的な舞台になった地でもあります。

Malta_Valetta.jpg


  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 建物が密集する、まるでジオラマのような風景。島の面積はベルギーのおよそ100分の1。

 

 首都ヴァレッタでタクシーに乗ります。運転手兼ガイドは、5年前からマルタ島に住んでいるというフランス人のファビアンさん。

 

 200年近く英国領だった影響で、独立した今でも車は左側通行。この狭い路地の続く街中を走るコツは、決して急がないこと。

 

 こうしてファビアンさんが連れて行ってくれたのは首都ヴァレッタの港です。ここには軍事用に作られた3つの要塞があります(3つの青印)。

 

 また都市全体が要塞に囲まれており、欧州の中でも最も美しい都市の一つと言われています。そしてこの要塞都市の全体がユネスコの世界遺産になっています。

 

 港には大富豪の所有する豪華なヨットが並んでいるかと思えば、別の港には石油プラットフォームが設置されています。マルタ島で石油採掘???

 

 第二次世界大戦中、石油を電力源にして海水を真水に変えて使っていたマルタ島は、枢軸側の海上封鎖で石油の入手が困難になり陥落は時間の問題とされていたところ、英国が威信をかけてマルタ島を守ったのでした。戦争には何かと石油が絡んできます。

 

 さて、ファビアンさんの電気自動車にガソリンは不要ですが充電は必要です。

 

 その間に、名所を見学しておきましょう。ここは聖ヨハネ大聖堂(赤印)。

 

 残念なことに両側の塔は修復中。しかもTVカメラマンは中に入れないので、小型カメラを持って中を見学です。

 

 金ぴかの豪華な造り。床は大理石。天井には一面に絵が描かれています。

 

 外に出ると地中海の明るい光が待っていました。

 

 「ここでは神のことをアラビア語と同じようにアラーと言うんです」とファビアンさん。

 

 次に訪ねた漁師町のマルサックス ロック(緑印)でもこの言葉が使われているそうです。

 

 湾に浮かぶ小さな漁船はルッジィと呼ばれます。

 

 海岸には魚市場が並んでいます。釣れた魚がすぐにお店に並びます。

 

 大きな魚はサーモン。北欧からの輸入ものだそうです。なあんだ〜。

 

 しかし、地元の魚はたくさんあります。

 

 「塩をして、パセリとタイムを乗せて焼くのが一番美味しいですよ」と女性。

 

 おすすめの魚を選んでランチすることに。飲み物込みで12ユーロ。お腹がいっぱいになったらフェリーに乗って次の名所へ向かいます。

 

 ここはゴゾ島(オレンジ印)。美しい教会。海岸には塩田があります。

 

 そして、何と言ってもアズール・ウィンドウと呼ばれるこの岩が名所中の名所です。しかし、これが最後の姿となってしまいました。

 

 このあと、3月の初めに地中海を襲ったゼウスという名の強力な嵐に耐えられず、崩れ去ってしまいました。国家的大事件だったそうです。

 

 しかし、ゴゾ島には他にも美しい風景がたくさんあるそうです。

 

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。こちらがそのお宿。一泊15ユーロと超格安。しかしこのカラフルでめまいがしそうなイラストだらけでゆっくり眠れるかどうか・・・(なんという宿か不明)。

 

 翌朝、ヴェネツィアのゴンドラのような水上タクシーに乗って映画の撮影所に向かいます。

 

 数々の映画のロケ地になったマルタ島。ついには撮影所が作られてしまったようです。

 

 あのグラディエーターもマルタ島で撮影されたんですね。

 

 元俳優のヴィクターさんが映画の撮影にぴったりの場所へ連れて行ってくれました。ヴィクターさん、もっぱら海賊映画に出演していらっしゃったようです。

 

 次に訪ねたのはテーマパークPopeye Village Fun Park(ポパイ村ファンパーク)(黄緑印)。

 

 ここは80年代にロビン・ウィリアムスのミュージカル・コメディー映画の撮影のために作られたセットです。

 

 ここではオリジナルの映画を撮影してDVDに収めたものをプレゼントしてくれます。

 

 さて今回の旅の費用は、航空運賃が79ユーロ、宿泊代が15ユーロ、タクシー代が34ユーロ、食事代が26ユーロ、テーマパークの入場券が16ユーロ、DVDが7ユーロで、締めて177ユーロ(約22,000円)でした。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

 

「今日、夫が6歳の娘を連れて買い物に行った。DVDのお店の前を通ると娘が「塔の上のラプンツェル」(すでに買って家にある)がどうしても欲しいと言い出した。『だって、こっちのラプンツェルの方がきれいな赤毛をしてるんだもん』夫はこれに騙されて買ってしまったらしい」


 

VDM (Vie de merde)より




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