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観光もほどほどに [ギリシャ]

 数年前まで、やれEU離脱だ!いや経済支援だ!などと大騒ぎになっていたギリシャ。

 最近はとんと音沙汰がありませんが、国が破産したという話は聞いてません。

 ということは寸前のところで踏みとどまっているということでしょうか?

 そんなギリシャで、経済不況はどこ吹く風と、十分な観光収入で潤っていたサントリーニ島。

 文字どおりギリシャの楽園のようなところだったのですが、このところ異変が起きています。

Greece_Santorini.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年7月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海に沈む夕日。

 ここでなければ見ることのできない自然のスペクタクル。サントリーニ島観光のハイライトのひとつです。

 この夕日を一目見ようと世界中から観光客が押し寄せます。

 しかしこの満員電車のような有様。限度を超えています。

 夏季シーズンには、総面積76km2の小さな島に、毎日、7万人の観光客がやってくるそうです。

 そのうちの13,000人がこの巨大な客船で上陸してきます。

 ペトロスさんは30年以上も前から観光客を相手に仕事をしていますが、今の状況は心配だと言います。

 「観光客が多すぎて美しい島ではなくなってきてます。一度来てくれた観光客も、もう二度と来てくれなくなるんじゃないかと心配です」

 この日の朝も4時間だけの滞在のために3隻の客船が一度にやってきました。

 港から町までのロープーウェイは長蛇の列。2時間待ってやっと乗れるという人もいます。

 このまま放ってはおけないと港の責任者が対策に乗り出しました。

 これまで13,000人までとしていた客船からの観光客の数を8,000人に減らしました。

 「これまで客船はギリギリに寄港を知らせてくれればいいようになっていました。現在は、2年前までに、何日の何時に寄港するかを申告してもらい、許可するかどうかを我々が決めます。そうしないと十分なおもてなしができませんからね」と責任者。

 観光客の数は島のエコシステムにも影響を及ぼしています。

 そもそも火山でできたこの島は、黒い砂浜で知られていますが、その土でつくられるワインも名物の一つ。このワインに影響が出ていると言います。

 「ワインに独特の酸味があるのがお分かりでしょう。火山でできた土のおかげなんです」とワイン農家のイヨナさん。

 サントリーニ島のワイン造りは3,500年も前から続けられてきました。

 しかし、観光が発展するにつれて、ワイン造りをやめて別の商売に鞍替えする人が出てきてしまったのです。

 「ブドウを栽培してワインを造るより、ホテルに作り変えた方が簡単にお金になるのはよくわかります。でも、ここのワインはここだけにしかない島の宝なんです」

 これまでに60%のブドウ畑が姿を消してしまいました。

 これ以上ブドウ畑を失わないために関係者が集まって協会を設立。保護の対象になっている地区をこうして巡回しています。

 ここでは海から55メートル以内に建物を建てることは禁止されています。しかし・・・。

 「ここにホテルを作ろうとした形跡を見つけました。あそこにある穴は人が掘ったものです。中に小部屋を作ってコンクリートで固めてました」

 その中の写真がこれです。外からは分かりにくいですが、確かに、これは建物と同じ構造です。

 いやはや、こんなことをやって法の網をくぐり抜けようとしていたとは・・・。

 このグループが訴えたため工事は中止になったそうです。

 しかし、今のところギリシャは経済が最優先事項。お金になる商売に飛びつきたくなる現状があります。

 伝統や美しい自然があってこその観光地なのですがねえ〜。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、ホテルの受付で働いている。外国人の客から翻訳機でデートに誘われた[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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