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ツール・ド・フランス開幕 [フランスのお宝]

 先週はジムの受付で毎日のようにデオドラントビーズのサンプルを渡された。

 どうも洗濯するときに洗剤と一緒に放り込むと臭いが取れるというものらしい。

 あまり必要性も感じないまま、「要らない」というのもなんだから貰い続けていたら4つも溜まってしまった。

 捨ててしまおうかと思いながらも、どういうわけか気が変わって一度くらい使ってみようかとなり、使ってみたらひどい目にあった。

 洗いあがった衣類全てに強烈な匂いが付着して不愉快なことこの上なし。あれはデオドラントじゃないです。オドラントと言ってもらいたし。

 匂いのするものに、さらに強烈な匂いを付着させる物質なのでした。

 ああいうのが好きな人もいるのかも知れませんが、わが家には向かないのでした。仕方がないのでもう一度洗濯したのですが、少し弱まったものの、あの匂いは完全には取れません。

 後悔先に立たず。消えるまで我慢です。

 さて、月曜日はいつもなら節約晩ご飯シリーズなのですが、放送がなかったのでお休みです。

 ロシアW杯のフランス代表準決勝進出で、やや影が薄くなってしまった自転車ロードレースのツール・ド・フランスですが、105回目となる今年も予定どおり土曜日に開幕しました。

 これから三週間、どんなレースを見せてくれるのでしょうか?

Paris_Noirmoutier.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年7月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 第一ステージのゴール間近。去年の覇者クリストファー・フルームがやってきました。

 笑顔はなく、ユニフォームに裂けた跡があります。それもそのはず、こんな事故が起きていたからです。

 危うく杭に激突してしまうところでした。すぐにレースに戻ったものの、トップから51秒遅れでゴール。

 自転車のロードレースを見るたびに、これだけ密集して走って大丈夫かといつも思ってしまいます。危険と隣り合わせ。

 そしてコロンビアからの選手はいきなりタイヤがパンク。1分25秒の遅れとなってしまいました。

 今年のスタートはこのノワルムティエ島。塩の生産で知られます。空からストライプ模様の島を見ることができます。一つ一つが塩田です。

 コースの沿道には毎年変わらず応援にやってくる大勢の人たち。

 「去年は14のステージでスタートを見てきました。今年も同じかそれ以上見られるように頑張ります」と男性。

 この方、アルプスとピレネーの山岳地帯でのレースを見る予定だそうです。

 緑の中を走り抜ける選手たち。平地はスプリンターに有利。

 第1ステージを制したのはコロンビアの選手フェルナンド・ガヴィリア、23歳。初めてのツール・ド・フランスです。

 当然ながらマイヨジョーヌを獲得。さらに最優秀スプリンターとしてマイヨヴェール(緑のマイヨ)と、25歳以下の優秀選手に送られるマイヨブラン(白のマイヨ)を獲得しました。

 マイヨは黄色だけかと思っていたら、最近は色んなマイヨがあるようです。

 レースは、様々な風景を見せてくれるコースを辿りながら三週間続きます。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、自転車で通勤していると、カーブのところで車に跳ねられそうになった。運転していたのは・・・母だった [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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ビバンダム [フランスのお宝]

 暑いですねえ〜。東北は大雨のようですが、関東は猛暑。正直、身体がついていきません。

 気象庁も考え方を改めたようで、そろそろ梅雨明け宣言をしそうな状況になってきました。

 しかし、こうなると勝手なもので、もう一雨くらい来てから梅雨明けになってもらいたいような気になってきます。

 それはさておき、先日の節約晩ご飯ではミシュラン星付きレストランのシェフが見事な料理を披露してくれましたが、そのミシュラン、そもそもはタイヤメーカーなのですよね。

 そしてそのマスコットキャラクターがビバンダム(Bibendum)。

Biben.jpg

 2000年にはフィナンシャルタイムズによってベストロゴに選ばれたこともありました。

 ミシュランといえばこのビバンダムですが、なんと今年で120歳になるそうです。

Paris_ClermontF.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年6月26日に放送)(映像が出てこない場合は→こちら

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ふっくらとした愛嬌のある顔立ちのビバンダム君。

 生まれるきっかけになったのが1894年にリヨンで開催された博覧会の時のことでした。

 「博覧会のスタンドで、サイズの異なるタイヤが積み重なっているのを見た創業者のエデュアール・ミシュランが、兄弟のアンドレに『あれに腕をくっつけたら人間みたいだね』と言ったのが始まりでした。それが実現したのがこのポスターです。1898年のことです」

 ビバンダムとは、どうやらラテン語からきているらしい。

  “ミシュランのタイヤは障害物を飲み込みます!” というキャッチコピーをラテン語にすると、NUNC est bibendumとなり、タイヤ男が “bibemdum(ビバンダム)” と呼ばれるようになったそうです。

 ここは、ミシュランの本社があるクレルモン=フェランにできた博物館L’aventure Michelin。

 120年を祝って、アニメーションなど様々な展示物を通してその歴史を振り返ることができます。

 こうしてみるとビバンダム君の姿も今と昔ではだいぶ違っていますね。

 「120年の間に少しずつ変わっていったんです。最初は背が低くて丸い感じだったのが、時の流れとともに背が伸びました。お腹回りが少しすっきりして背丈が伸びたわけです」と博物館の方。

 あれれ、ビバンダム君も結婚して奥さんがいたんですねえ。しかも、赤ちゃんまで生まれているような・・・。

 博物館には様々なイラストやポスターが集められています。責任者の方の後ろには、何やらスーパーマンのビバンダムもいます。

 この展示会、今年の12月31日まで開催されているそうです。


<お知らせ>

こちら肉球クラブ」さん、クラウドファンディング開催中
(6月29日(金)午後11:00まで )
詳しくは下記の文字をクリック!
chat.jpg

******* フランス人のつぶやき *******

今日、これまで隣人や友人や僕の彼女を疑ってきたけど、僕の自転車のタイヤがいつもペチャンコになっているのは、うちで飼っているネコのせいだとわかった。あいつが爪とぎをしていたのだ [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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共通テーマ:自動車

田舎風離宮 [フランスのお宝]

 連休中、朝寝坊していたせいか、連休明けの朝は少々辛い・・・。

 それはさておき、フランス観光で欠かせない名所中の名所ヴェルサイユ宮殿。

 この中にある小トリアンノン宮殿の庭に作られた田舎風離宮ル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ(Le Hameau de la Reine)が5年にわたる改修工事を終えて、間もなく一般公開になるそうです。

Paris_Versailles.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 1787年、32歳の王妃マリー=アントワネットは、人工池の周りにコロンバージュ様式の立ち並ぶこの田舎風離宮でくつろいていたと言われています。

 それからわずか2年後、革命により王妃は二度とここには戻れなくなります。

 「当時、貴族たちの間で流行していたのがこの田舎風の離宮です。当然、王妃も離宮が欲しかったんでしょう」と関係者の方。

 空から見るとまるで箱庭のよう。しかし革命後は放置され忘れ去られていました。

 そもそもこのような離宮を立てること自体が特権階級の贅沢なわけですから、どれだけ粗末な扱いを受けたかは想像に難くありません。

 この離宮を最初に修復したのがナポレオンでした。修復されたのは離宮内にある小劇場。

 修復後はナポレオンの二人目の妻マリー=ルイーズに与えられました。

 さらに20世紀初頭、アメリカの大金持ちロックフェラーのメセナにより大々的な修復が行われました。

 そして今回の修復です。かかった時間は5年、費用は500万ユーロ!

 「全体の電化、暖房設備、展示物を良い状態に保つためのエアハンドリングユニットを完備しました」

 また、家具や調度品も揃えられました。ここは “王妃の家” と呼ばれる建物。

 マリー=アントワネットが使っていたものは革命で四散してちまったため、ナポレオン時代のものが用意されました。

 また一階のビリヤード室も1910年当時と同じように再現されました。

 庭の修復も設計当時の行われました。

 フランスの優秀な職人さんたちがここに集められ5年の歳月をかけて、マリー=アントワネットの残した離宮を現代に甦らせました。

 窓から見えるあの田舎家の中はどんな具合になってるんでしょう?ちょっと見学してみたい気分になります。

 実際に農作業ができるように作られている場所もあるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、3ヶ月の旅行の為に荷物を準備した。全部を鞄に詰め、あとは蓋をして閉めるだけ。その時、鞄の中で突然、電気シェーバーが動き始めた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末は・・・庭見学 [フランスのお宝]

 オランド大統領時代に首相を務めたことがあり、その後、フランス大統領選にも名乗りを上げたことのあるマニュエル・ヴァルスが、来年のバルセロナ市長選に出馬する可能性を示唆したそうです。

 驚き!もし本当に出馬するとなるとフランスの国会議員を辞めるということになります。

 そもそもスペイン生まれのスペイン国籍だったようですが、1982年にフランスに帰化。スペイン国籍はその後、取り戻したんでしょうかね?

 ちなみに、バルセロナはヴァルスの生まれ故郷。カタルーニャ地方の中心都市バルセロナの市長になれば独立運動を沈静化させ、国の分裂は回避できるということのようです。

 それはさておき、今週の日曜日もまた週末旅はお休みです。放送がありませんでした。でも来週は大丈夫そうです。

 本日は、ロワール渓谷にあるヴィランドリ城(Château de Villandry)の見事な庭をご覧ください。

Paris_Villandry.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年4月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 緑の中に赤いチューリップの花が咲いています。春らしい風景。

 しかし、何よりこのお城を有名にしているのがこの幾何学模様の庭。

 10人ほどの庭師がこうして手入れを欠かしません。こちらの庭師はカナダからやってきました。

 「英国式庭園とは異なるフランス式庭園についてはケベックで学びました。正確に決められた形に整えていくのは大変勉強になります」

 このお城、建てられた時からずっと美しい庭を維持してきたわけではありません。20世紀初頭、城は放置され庭はご覧の通りの普通の平らな土地になっていました。

 1906年、一人のスペイン人男性と一人のアメリカ人女性が、元々あった庭の再建に乗り出しました。

 この二人、現在の城のオーナーのご先祖だとか。

 これだけの庭を再建するとは、かなりの気力と財力が必要だったでしょうね。

 「当時は英国式庭園に変えられていました。そこで二人は16世紀の庭園に関する書物や設計図などを調べ上げたんです。そしてできたのがこの庭です。向こう側には菜園もあります」と現在のオーナー。

 春になると24種類の植物が花をつけます。そして6月には菜園の野菜が収穫の時期を迎えます。

 菜園もこんな風に幾何学模様に野菜が植えられます。昔、僧侶がこうやって野菜を育てていたそうです。

 毎年35万人がこの庭を見学にやってきます。

 「美しい庭を維持するために働いている人たちの作業にも見とれてしまいます」と女性。

 それにしてもタンクトップとは夏を先取りですね。

 このお城もまた国境を超えたお話でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、妻が家のインテリア用にガーデン・ノームを買ってきた。これで9体目だ

VDM(Vie de Merde)より



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最も美しい市場 [フランスのお宝]

 ツツジの時期になりました。いつの間にかピンクと白の華やかな花壇があちこちに出来ていました。

 4月ももう下旬。青葉若葉の季節がもう直ぐやってきます。

 さて、フランスの民間テレビ局TF1の午後1時の報道番組では、“フランスで最も美しい市場”コンクールを開催中です。

 最近の日本風に言えば “フランスで最も美しい市場” 総選挙。

 25の候補の中から一つを選んで一般市民がネット上で投票し、得票数の多かった市場がグランプリに輝きます。

 そのサイトが→こちら。すでに200万人以上が投票しています。

 地図のアイコンまたはその下にあるリストのアイコンをクリックすると該当の市場の写真や解説のページが開きます。

 そしてそのままその市場に投票することもできます。

 本日はこの25の候補の中の一つ、イル=ドゥ=フランス代表ヴェルサイユの市場を紹介しましょう。長い歴史を持つ市場のようです。

Paris_Versailles.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年4月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その市場の名は、ノートル=ダム市場。空から見ると4つの建物で出来ているのがわかります。

 昔はこんな感じの市場でした。そして今はこんな感じ。賑やかですね。

 チキンが串刺しになったお店もあります。これからローストするんでしょうね。

 「勝てると思いますか?」と取材班。

 「もちろんだよ。勝たなきゃダメなんだよ」とお店のおじさん。

 「アピールし続ければお客さんが投票してくれますよ」と別のお店の男性。

 街のあちこちにコンクールのポスターや記事が貼り出されています。

 魚屋さん、お客さんに投票を呼びかけるのを忘れません。

 しかし、市場である限りはモノが良くなくてはどうにもなりません。ノートル=ダム市場には何世代にもわたってここでお店を開いてきた人たちが集まっているようです。

 ということは、ものを見る目のある人たちが集まっているということ。

 「ヴェルサイユに市場を作ったのはルイ13世で、1634年のことでした。その後1669年にルイ14世が今の場所に移転させ、1720年に今のような施設になりました。それは4つの区画からなっており、それぞれ小麦粉の棟、野菜の棟、鮮魚の棟、肉の棟と呼ばれていました」

 現在の市場にあるのは食べ物ばかりではありません。お花屋さんだってあります。

 「いい季節ですね。せっかくですからこの季節を満喫したいです」と女性客。

 「ここには100軒ほどがお店を出しています。ですから、お客様が欲しいと思ったものはたいてい揃ってます」と店主。

 先ほどちらっと映像に出てましたが、レバンノン料理とか中東のスペシャリテなどと書かれた看板がちらりと見えていました。国籍も様々ですねえ。

 そして、こちらではブルターニュのスペシャリテ、クレープを焼いていました。民族衣裳を身にまとい、お客様へのサービスも忘れません。

 この時はアメリカ人観光客がクレープを食べに来てました。

 そしてこちらは星付きレストランのシェフ。この方もこの市場でお買い物です。

 まずは味見をしてからです。40か月熟成のチーズを試食してました。

 「ここは僕にとっては図書館みたいなところです。物が綺麗に並べられ、どれも美しくて美味しい。料理のヒントをもらいにここを訪ねるんです」とシェフ。

 皆さん、お客様に投票をお願いしていましたが、グランプリを獲得できるでしょうか?

 発表は来月の5月。


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今日、市場でお店を出している。一人の女性がやってきて、イチゴを一粒だけ買っていった・・・

VDM(Vie de Merde)より



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世界最古の映画館 [フランスのお宝]

 世界で最も古い映画館といえば、そう、あの活動写真に登場した町にあります。

Paris_LaCiotat.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年4月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは地中海に面したコート・ダジュールにある町ラ・シオタ(La Ciotat)。

 世界で最も古い映画館エデン・テアトル(Éden Théâtre)はここにあります。

 最古の映画館のわりにはピカピカで新しい感じ。中に入ってみましょう。

 「これはここで初めて商業映画が上映された時のポスターです。1899年のことでした」

 250人の観客の前で上映された映画がこれ。リュミエール兄弟の一人ルイ・リュミエールが撮影した「ラ・シオタ駅への列車の到着」。

 この映画を初めて見た人々は驚いて座席を立って逃げたという話はあまりに有名ですが、実際はのちの人がこの上映を伝説にするべく話を盛ったということらしい。

 とは言え、観客が驚きを持ってこの映画を観たことは確かなようです。

 「ものが動いているのを見た人たちにとってこれは革命であり、大変な衝撃だったんです」と、この映画館を運営しているレ・リュミエール・ドゥ・レデン協会の会長さん。

 ここでは映画の上映、ショー、スポーツの試合など様々なイベントが開催されました。

 しかし、1982年12月、突然の悲報がこの劇場を襲います。オーナーが強盗に襲われ亡くなってしまったのです。

 「最後の上映が終わった直後に、ここで強盗がレジの現金を奪おうとしたのに抵抗して命を奪われてしまったのです。この事件でエデンは30年もの間、閉館を余儀なくされました」

 手入れされることもなく放置されたままの映画館は外観も室内もこの通り傷んでしまいました。

 結局、町がここを買い取り、1996年には国の文化財に指定されます。2002年には、住民たちが再建のために支援活動を始めます。

 「ここは残しておかなければならない大切な場所です。歴史を残す本物の建物だからです」とクラウディア・カルディナーレ。

 あのイタリアの女優さんです。お年を召してもお美しい!

 住民の方々、どうやら “1ユーロ募金” みたいなことをやったようです。

 おかげでご覧の通り改修を終え2013年に営業を再開したというわけです。

 それで新品のようにピカピカになったわけですね。

 ここでは水曜日と土曜日の上映の合間に中を見学することができます。上階には古い映写機も展示してあるようです。

 「とても感動しました。昔があってこそ今があると感じます」と女性。

 映画館の入場券は7.50ユーロ。家族でやってくる人もいます。

 営業再開から入場者数は2倍に増えました。2017年の入場者は25,000人にもなったそうです。

 プレジャーボートやヨットの並ぶ港のすぐそばに映画館はあります。その姿はまるで活動写真の蒸気機関車のようです→こちら


******* フランス人のつぶやき *******

今日、父が電話してきて、今付き合っている彼女と親睦を深めたという。レストランで食事?それとも映画でも観に行ったか?いやいや、結婚したんだって

VDM(Vie de Merde)より



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マリアンヌ [フランスのお宝]

 仕事のお昼休みに皆さんのブログをお訪ねするのがいつもの日課なのですが、昨日は緊急メンテナンスとかでアクセスさえも出来ずじまい。

 仕方がないので、散歩がてら近くの千鳥ヶ淵まで桜を見に行ってきました。

 少し散り始めていましたが、まだまだ楽しめました。今週末が見納めでしょうか・・・。

 さて、本日は絵画のお話。

 パリのルーヴル美術館でモナリザの次くらいに必ず見る有名な絵についてのお話です。

Paris_Paris.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年3月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ドラクロワの描いたこの絵、教科書やクイズ番組にもよく登場する「民衆を導く自由の女神(La Liberté guidant le peuple)」です。

 実際に見るとその大きさに圧倒されます。幅3.25メートル、高さ2.60メートル。

 1830年に起きたフランス7月革命の様子を描いたもの。

 1815年の王政復古で王位についたルイ18世の後を継いだシャルル10世を倒すべく、民衆が立ち上がったのがこの7月革命でした。

 この方が作者のドラクロワ。

 制作年度が1830年ですから、歴史と同時進行で描かれたことになります。

 「ドラクロワは目の前で繰り広げられた事件をそのまま絵に描いたわけですから、ある意味ルポルタージュと言えます。そして、彼がどこまで運動に参加していたかはわかりませんが、少なくとも活動家として描いたということになるでしょう」と展示会の関係者。

 この絵には5人の主要人物が描かれています。

 まずは上半身を露わにしたこの女性。フランス革命以来、自由を象徴するようになったフリギア帽をかぶり、フランスの国旗を手にしています。

 そして労働者、中産階級の男性、青いシャツを着た農民。さらに子供。

 この少年、レ・ミゼラブルに登場する少年ガヴロシュのヒントになったそうです。

 絵の全体を見るとリアリズムに溢れているのがよくわかります。

 死体、黒く汚れた爪、血痕等々。その点では近代絵画と言えるでしょう。

 「女性は自由という精神を表しています。精神を女性の肉体として描いたわけです。当時、大衆はこの絵を見てショックを受けました。彼女の着ている服の布がほつれて毛羽立っていたからです」

 この女性、フランスではマリアンヌと呼ばれ、かつてはフランのお札に登場していました。また長年切手にもなっています。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、切手を買いに行った。買ってすぐに舐めて封筒に貼ったがすぐに剥がれてしまう。他の切手で試してみたが、やっぱり同じ。すると窓口の女性が、切手の裏にあるフィルムを剥がしてから貼るのだと教えてくれた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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ビストロの歴史 [フランスのお宝]

 あれよあれよという間に、1ユーロが137円にまで値上がりしていてびっくり。

 ドルが値上がりしていないところを見ると、円安というわけではなく、ユーロが勝手に値を上げているだけのようです。

 何が原因なのかよくわからないですねえ〜。

 それはさておき、先週はブラッスリーを特集した番組をシリーズで紹介しましたが、フランスの飲食店と言えばビストロというのもあります。

 本日はその歴史について少し振り返ってみましょう。

Paris_Paris.jpg

  

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年1月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはパリのとあるお店。白黒映像は一体いつ頃のものなんでしょう?50年代くらいか・・・。

 ワインを飲んでいい気分になったのか、いい声してますね、このおじさま。

 そしてテーブル席ではカードゲームに興じるおじさま方もいます。

 さて、ビストロの歴史は、パリのプロコップ(Procope)から始まります。

 プロコップは17世紀に出来たフランスで初めてのカフェ。お店の看板には1686年設立と書かれてあります。

 当時、トルコ人だけがつくり方を知っていた飲み物コーヒー(フランス語はカフェ)をここで味合うことができました。

 またここでは貴族やエリートたちが集い、サロンというものを開いて議論を戦わせていたとか。

 労働者や酔っ払いで賑わっていた居酒屋に取って代わったのがこのカフェです。

 しかし、粋でおしゃれなカフェが繁栄を遂げているその陰で密かに増殖していた別のタイプの店がありました。

 それがカフェ・シャルボン(シャルボンとは石炭)。

 その生みの親は、パリに出稼ぎに来ていたフランス中部山岳地帯のオーヴェルヌ出身者です。

 彼らは石炭の袋を担いで各家庭に配達していました。時にはそれが水だったこともあるそうです。山男は体が頑丈にできていたようです。

 こうして稼いだお金で、自分の石炭の店にブニャ(bougnat)と呼ばれる小さな飲み屋を併設しました。そして安い値段で飲み物を出したのです。

 1930年代に入ると、ブニャの周りに工場が立ち並び始めます。その工場で働いている労働者、関連の職人たち、さらには文無しがブニャにやってくるようになります。

 というのも、ブニャではツケがきいたからです。そしてこんな風に簡単なランチも出していました。

 1960年代になると石炭の需要がなくなり、飲食店だけの仕事をするようになります。これがビストロ、カフェ、レストラン等々になっていきます。

 ちなみに当時のフランスには20万軒のビストロがあったそうです。

 そうして月日が流れた1983年。初めてのアルコール反対運動が起こります。

 当時、交通事故の50%が飲酒運転だったとか。その元凶がビストロやカフェのようになってしまったのでした。

 おかげで商売上がったり。都市の再開発も相まって多くのお店が閉店に追い込まれました。

 そして最後の打撃が公共の場での喫煙禁止。

 生き残りをかけて、詩の朗読やオペラなどを開催して付帯価値を高めたり、食料品店やパン屋に併設するビストロもあります。

 現在残っているビストロは全国で36,000軒になってしまいました。最盛期の10分の1だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、家に帰ったら空き巣にやられていた。盗まれたお金は350ユーロ、盗まれたものはチューインガムとコカコーラ

VDM(Vie de Merde)より



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英仏親善のタピスリー [フランスのお宝]

 先日、郵便局の留守配達票が郵便受けに入っていて、見ると差出人はクレジットカード会社。配達証明付きの郵便物だという。

 一体中身はなんだろう?と思いつつ、とにかく今日中に受け取れるようにしなくてはと、急いでネットで再配達の申し込みをした。

 やがて指定した時間に冷たい雨の降る中を再配達してくれた。

 それはいいのですが、届いたのはB5サイズほどの少し厚めの黒い封筒で、何のことはない、アメックスのプラチナカード申込みの勧誘でした。あまりのくだらなさに呆然。

 ご丁寧に申込書には私の名前やら住所やらすでに印字してあるのです。しかもステータスのシンボルだとか、あれこれ特典を並べ立て、虚飾の匂いのぷんぷんするパンフレットが入っている。

 正直、こんなものに配達証明なんて不要じゃないですかね。

 配達に二倍の労力を費やし、しかも受取人の時間を拘束してまで送りつけてくるなんて許せん!って感じなのです。

 八つ裂きどころか、十六いや三十二裂きにしてゴミ箱に投げ捨てました。

 まったくもう〜、クレジット会社、何様のつもり?!

 いつまでも怒っていても仕方がないので、本日の本題へと参りましょう。

 フランス、ノルマンディ地方の町バイユー(Bayeux)には、11〜12世紀頃に作られた貴重な刺繍画があります。フランスとイングランドに関わる歴史的遺物であり、貴重な史料でもあります。

 この刺繍画が英仏親善に一役買うことになったようです。

Paris_Bayeux.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局Franceで2018年1月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその刺繍画。「バイユーのタピスリー」または「王妃マティルダのタピスリー」という名で知られています。日本からも観光で見学された方も多いでしょう。

 イングランド王でありノルマンディー公でもあったウィリアム1世(ギヨーム征服王)の時代を描いたもので、長さは70メートルにも及びます。

 1066年10月14日、イングランドのヘイスティングズでイングランド軍とノルマンディ軍の戦いが繰り広げられていました。

 結局、この戦いで勝利したノルマンディ公のギヨームはイングランド王となりウィリアム1世と呼ばれました。

 その歴史を描いたのがこのタピスリーです。

 英国にとっても重要な歴史の一幕ですが、これまでこのタピスリーが英仏海峡を渡ったことはありませんでした。

 しかし、この度、フランス政府は親善の一環として英国に貸し出すことを決定。

 「貴重なものを分かち合うという寛大な対応ですね」と女性。

 「教科書や歴史の授業で知ってますよ。本物が見られるなんていいですね」と男性。

 「非常に興味深い時代のお話ですね。しかもわが国の歴史の一部ですから」と別の男性。

 1953年の戴冠式の際に英国から申し出があったようですが、実現しませんでした。

 1987年にはチャールズ王子とダイアナ妃が見学に訪れました。

 そして今回はフランスがこのお宝を貸し出すことにしたのです。

 「このタピスリーが英国で展示され英国民が見られるというのは大変意味深いことです」とメイ首相。

 とは言ってもすぐにというわけにはいきません。

 「今の状態では動かすことはできません。何しろ12世紀のものですから壊れやすいんです」とバイユー美術館の学芸員。

 修復を済ませ移動が可能になってから(予定では2023年)、海を渡ることになるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、そしてずっと前から、寝室に抽象的モチーフのタピスリーを飾っている。このモチーフの中になんだか怒っている顔のようなものを見つけてしまった。それ以来、眠れなくなってしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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バゲットも世界遺産? [フランスのお宝]

 フランスで生まれたベベバンダ(赤ちゃんパンダ)のYuan Meng(ヤン・メン?)が一般公開されました。その映像が→こちら

 上野と同じで見学者の人だかりですねえ。そして動物園の前にはご覧の通りの長蛇の列。

 あの可愛さは並じゃないですから、一目見たいと思うのは万国共通のようです。

 さて、フランスのパンと言えばバゲット(baguette)。このバゲットをユネスコの世界遺産にしようという動きがあるそうです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年1月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 中は柔らかく、外側はカリカリ、小麦色に焼けたそのボディ。

 いつ頃生まれたパンなのかは不明ですが、フランス人とバゲットが切っても切れない関係になったのはおよそ100年ほど前から。

 世界中の人々が、バゲットと言えばフランスのパンだと知っています。

 となると、あのナポリのピッツァと同じようにユネスコの世界遺産になってもおかしくないですね。

 「世界遺産になるのはいいことだと思いますよ。パン屋さんの労に報いることにもなりますからね」と女性。

 「今は子供達に食べさせてますし、私も子供の頃から食べています。ですから先祖から伝えられてきた国の遺産のようなものになっていると思いますよ」と男性。

 「ユネスコの世界遺産になると何かいいことがあるのかどうかわからないけど、バゲットがフランスのスペシャリテだということは本当です」と小生意気なことをおっしゃる男の子。

 フランスでバゲットが広く普及し始めたのが1920年代のこと。

 これまでの大きな田舎風パンは人気を失い、生地の生成から発酵と焼き上げまでが短時間で済む(しかも安い!)バゲットの市場は一気に拡大しました。

 一口で言えば、バゲットはパンの世界を近代化させたのでした。

 そして芸術家ダリが、当時世界最大と言われた12メートルもあるバゲットを肩にのせ行進したこともありました。

 政治家の皆さんもバゲットの普及に一役買ったこともありました。

 考えてみると、長いパンを端っこから切って食べるというのは、なかなか実用的ですね。

 こちらのパン屋さんでは1日に約100本ほどのバゲットが売れるそうです。

 「バゲットは美食のフランスには欠かせない食べ物です」とパン屋さん。

 この店のバゲットがこれです。スーパーのバゲットみたいにふにゃふにゃじゃないですね。カリカリっと焼けて美味しそう。

 近々、パン・菓子屋フランス全国連盟がユネスコに申請を出すことになっているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、パン屋で0.99ユーロのバゲットを買った。店の従業員がお釣りを計算するのに電卓を使った。僕がそいつに渡した金額は1ユーロ・・・

VDM(Vie de Merde)より


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