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ロレーヌ地方 ブログトップ
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100日前の仮装祭 [ロレーヌ地方]

 先日、ちょっとした観光地に行ってきました。

 あちこちに神社があるので、一つくらいお参りしておこうかと思ったのですが、他の人がぎこちない動作でお参りしているのを見た途端、バカバカしくなってやめてしまいました。

 二礼二拍一礼でしたっけ?あんなことやってると、何をお願いしに来たのかも忘れてしまいそう。

 そんなことより、チャリ〜んとお賽銭をあげて、シャラシャラっと鈴を鳴らして、パンパ〜んと柏手を2回打ったら手を合わせて願いごとを念じる。

 それでおしまい。その方がずっといいような気がします。

 気分も爽快。神様だって手早く済ませてくれたら助かるんじゃないですかね。

 それはさておき、フランスではこんな風習があるそうです。こんな風習があるなんて初めて知りました。

Paris_Metz.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年3月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フランスの高校生は卒業前にバカロレアという国家資格を取得します。

 大学などの進学には必要な資格ですし、就職するにしてもこの資格があれば有利になります。

 因みに2017年度の合格率は87.9%。新しく資格を取得した若者(稀に熟年も)は643,000人になります。

 今年の試験は6月18日から始まりますが、それから100日前の3月14日、フランスでは、地域によってまちまちですが、高校生たちが仮装して通りを練り歩く習慣があるそうです。

 こちらはフランス北部の都市メス。

 元気のいい高校生たちが思い思いに仮装して歩いています。

 この日、仮装した高校生たちは朝8時に学校前に集合。

 授業を休むことは禁じられていますが、高校生たちは授業なんてどこ吹く風。この仮装パレードの方がずっと大事というわけです。

 このお祭り、どうもバカロレアの試験に向けて準備を開始する合図のようなものらしい。

 となると、今のうちに馬鹿騒ぎをしておこう!なんてことになるんでしょうかね?

 場合によってはエスカレートする可能性もあるため中止する自治体もあるそうです。

 メスの場合は伝統として地元に根付いているようです。

 「仮装した高校生を見るのは楽しいですよ」とカフェの女性。

 「ええ、毎年感心して見てますよ」と別の女性。

 お祭りの翌日から試験勉強が始まります。しばらくは大変ですね。皆さん全員が合格できますようお祈りしてます!


******* フランス人のつぶやき *******

今日、哲学の教師としてバカロレアの追試の面接試験をした。その受験生の一人によれば、古代ギリシャでは自殺は死刑だったそうだ

VDM(Vie de Merde)より



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ブラッスリー4 [ロレーヌ地方]

 とにかく、寒い!

 日の当たらない場所に積もった雪は、昼間は少し溶けて液体になるようですが、翌朝にはカチンコチンに凍って氷になっています。

 週末には寒さが緩むようですが、この氷の雪山、しばらく残り続けるようです。

 さて、シリーズの最後は、フランス北東部の都市ナンシーにあるブラッスリーL’Excelsiorを訪ねます。

Paris_Nancy.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2018年1月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ナンシーの凱旋門。門の向こうに大観覧車があるようです。

 ここはフランスで最も美しい広場の一つ、スタニスラス広場。バロック様式の建物が並ぶこの広場からすぐのところにあるのがブラッスリーL’Exelsior。

 お店の中ではお客様をお迎えする準備が着々と進められていました。

 テーブル数は約100。ノリの効いた白いテーブルクロスがかけられ、テーブルセッティングも完璧です。

 ちょっと面白いのはこのナフキンの折り方。このお店独特のものだそうです。並んでいるのを見るとヨットのように見えます。

 店はナンシー駅の真向かい。お客様の混み具合も列車の発着によって決まります。

 そして液晶画面で列車の発着時間を確認することができます。

 サルバトールさんは18年前から給仕係を務めています。おかげでお客様とは顔見知り。

 一方、エカイエ(牡蠣の殻を開ける職人さん)は朝の7時に出勤し、お客様の目に留まりやすいように、魚貝類を並べます。

 「お見えになるお客様のうち半分が海の幸の料理をご注文になります」とエカイエ。

 開店前のブリーフィングが始まりました。給仕長から本日のメニューについて説明があります。

 さあ、いよいよ開店です。ここからは一刻も時間を無駄にはできません。

 慌ただしいフロアーの天井を見ると、アールヌヴォーの優雅な装飾が施されているのに気がつきます。

 建物が完成した1911年に開業。100年以上の歴史があります。

 「いつも時間との戦いです。特にランチの時間はね。会社員の方は時間内に食事を済ませて職場に戻らなくてはならないですから」と女性の給仕係。

 作っているのはタルタルステーキ?

 厨房の方も同じく大忙しです。お昼の2時間だけで180食を出さなくてはなりません。

 そういえばこのお店、毎日朝の8時から夜の0時半(土日は11時)までオープンしているそうです。

 女性の給仕係、すごいですね。大きなおぼんに4皿分の料理を乗せて運んでいます。

 それに、こちらの男性の給仕係もすごい。コーヒーはいったい幾つおぼんにのってるんでしょう?!

 これはプロじゃないと出来ない技ですねえ〜。よく見ると端を肩に乗せて運んでます。

 「こうやって指を立てておぼんを持ち、フロアーを行き来します。これが楽しいんですよ。それにお客様に見せるちょっとしたパフォーマンスでもあります」と給仕係。

 「ここはナンシーの心みたいなところです。街で一番有名な場所ですよ」と男性客。

 L’Excelsiorは1911年にアルザス地方出身の家族によって開業されました。

 以来、数々のセレブが訪れる有名ブラッスリーになりましたが、地元のお客様にも人気です。こちらの男性は歴史の専門家。 

「ここはアールヌヴォーの寺院とも言われる場所です。エコール・ドゥ・ナンシーのおかげで、ナンシー派アールヌーヴォーがここで完成したんです。どの装飾も当時の典型的なものばかりです」

 ここまで来て、以前、ナンシーの週末旅でこのブラッスリーが登場したのを思い出した方もいらっしゃるでしょう。見逃した方は→こちら

 19世紀から20世紀にかけて欧州に広がったアールヌーヴォーの波がナンシーにも押し寄せ、ナンシー派アールヌヴォーが生まれたのでした。

 その中心人物の一人がエミール・ガレでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、父が古くからの友人をディナーに招待した。僕と僕の弟や妹も一緒にテーブルを囲むことになった。しかも子ども席で。僕たちは順に、23歳と20歳と15歳[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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水仙まつり [ロレーヌ地方]

 ジムの向かいの、ちょっと小高い公園のところに大きな桜の木があるのですが、今日、満開になっていました。

 

 毎年、この時期になると美しいなあと見とれてしまいます。

 

 そして、プールでは、またあの鼻歌おばあちゃんと一緒になりました。

 

 プールから上がるとミストサウナに入って鼻歌まじりでシャワーにかかるとすぐに出て行ってしまいます。

 

 サウナに入るというより、暖かい部屋に入ってシャワーにかかりたい、というだけなのかもしれません。

 

 私などは「もうダメだぁ〜」の一歩手前くらいまで入って(だいたい10分くらい)、冷たいシャワーにかかって出てきます。そうすると、その後もずっとあったかい。

 

さて、日本はあちこちで桜が満開のようですが、フランスのヴォージュ地方では水仙が満開です。

 

Paris_Gerardmer.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 

 

 ここはヴォージュ県の小さな町ジェラルメ(Gerardmer)。水仙の花が満開です。

 

 今日は、2年に一回行われる水仙まつりの準備のために、たくさんの子供たちが花を摘んでいます。

 

 「いい匂いがするの。パパとママにあげます」と女の子。口がアヒルさんみたいでした。

 

 「小さな花びらがあってとてもキレイです」と男の子。

 

 今日は、52,000束のブーケを作らなくてはなりません。今週末に開催されるお祭りで使うのです。

 

 一生懸命に摘む子もいれば・・・水仙と一緒に春の陽を楽しむ子もいます。気持ち良さそうですねえ〜。

 

 「自分のブーケができたら水仙を摘むのをやめて、さっさと仲間と一緒に遊ぶ子もいますよ」とお母さん。

 

 仕方ないですよね。冬が終わって日差しいっぱいの春がやってきたんですから、お花畑の中で遊びたくもなります。

 

 水仙のブーケはアトリエに集められます。

 

 ここで、水仙まつりのパレードに参加する山車の飾り付けが行なわれています。

 

 お祭りは今週の土曜日、つまり今日、開催されます。

 

 映像は前回の祭りの様子。かなり大がかりですね。マントンのレモン祭りを思い出します。

 

 この日、県外からの人たちも合わせて数千人の見物客が訪れるそうです。

 

 最後は豚の貯金箱でした。ちょうど2ユーロがお腹の中に入っていくところです。

 

 それにしても水仙の花の数がすごいですね。花が萎れないように根元には水を含ませたスポンジが設置されているようです。

 

 今年はどんな山車が登場するのでしょう?

 

 以前の祭りの様子に興味のある方は→こちら 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、夫が私の両親を家に来るのは三回目。一回目のお土産は花束、二回目はチョコレート。そして三回目は・・・トイレットペーパー。『あの、その〜、お宅のはちょっと薄すぎるんでね。分厚いのを持ってきました!ははははは・・・』」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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フランスで最も美しい駅 [ロレーヌ地方]

 フランス国鉄の関連会社が、フェイスブック上で「フランスで最も美しい駅は?」の総選挙を行ったところ、フランス北東部にあるメス(Metz)の駅がめでたく当選したそうです。

 

 一体どんな駅なんでしょう?

Paris_Metz.jpg



  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 こちらがそのメス駅。まるで教会のよう。

 

 しかし、確かに毎日約20,000人が利用している駅舎なのです。

 

 「ええ、素晴らしい駅ですね。私、ちょっと急いでいるので行きますね」と女性。

 

 「正直、私は毎朝通勤のために利用しているのでゆっくり眺める時間があまりないんですが、ちょっと立ち止まって鑑賞すればいいのかもしれませんね」と男性。

 

 毎日利用している人たちにとっては見慣れた普通の駅なのかもしれません。

 

 この繊細な装飾の数々。

 

 完成したのは1908年、建てたのはドイツ人建築家Jürgen Krögerです。

 

 中のホールはこんな感じ。天井までの高さは40メートル。

 

 「投票しましたか?」と取材班。

 

 「ええ、もちろん投票しましたよ」と女性。

 

 「この駅が一番美しいと思いますよ。だって、私はメスに住んでますからね」と別の女性。

 

 やっぱり地元の人たちはこの駅を誇りに思っているようです。

 

 赤いリュックを背負った男性は観光客でしょうか?早速、駅舎を記念撮影。

 

 かつて駅の中には食堂があったようですが(→こちら)、今では本屋さんに生まれ変わっています(→こちら)。

 

 元の作りは残しつつ、うまい具合にリノベーションしてあります。

 

 100年以上も前の食堂はかなり老朽化していたに違いありません。

 

 さて、こちらは駅の向かい側にあるカフェ。

 

 「素晴らしい建物です。まるで美しい少女みたいですよ」とお店の方。

 

 ガラス張りのサロンからは駅舎のファサードがよく見えます。

 

 ここなら寒さに震えることなくじっくりと鑑賞できそうです。

 

 こうしてあちこち見ていると、ドイツ人の建築家らしい特徴が散りばめられているのがよくわかります。

 

 「中世を思わせる彫刻やフリーズなどの装飾で、全体が荘厳な作りになっています。それが美しい駅と言われる所以だと思います」と専門家。

 

 この駅舎がユネスコの文化遺産に登録される日も近いかもしれません。

 

 因みに、他にはどんな駅が票を集めたかといえば、ストラスブール、リモージュ、トゥール、ラ・ロシェルでした。

 


 

******** フランス人のつぶやき *******

  

 

「今日、駅でお菓子のサンプルを配っていたので早速もらって、カリカリ食べながら電車に乗ったら、周りの乗客がジロジロ眺めるのでやっと気がついた。もらったのはキャットフードだった」

 

VDM (Vie de merde)より



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フランスの最も美しい村3 その4 [ロレーヌ地方]

 フランスでは労働法の改正案が提出され、それに反対する人の活動が徐々に高まって来ました。

 

 政府はしゃにむに抑え込もうとしていましたが、デモへの参加者が増えるにつれ、それも厳しくなってきたようです。

 

 以前、学生のデモが激しくなって、結局、政府が法案を取り下げたという過去もあるので、これからどのようになっていくか注目です。

 

 さて、本日ものんびりとフランスの田舎を訪ねることにしましょう。

 

 「フランスで最も美しい村」シリーズの四回目は、フランス北東部の小さな村シャティヨン=シュル=ソーヌ(Châtillon-sur-Saône)です。


Paris_ChatillonsurS.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年5月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



 

 この心休まる田園風景。村の中をソーヌ川が流れています。人口はわずかに150人足らず。

 

 中世、ルネッサンス、20世紀と、それぞれの時代の足跡が刻み込まれた家々。

 

 村では傷んだ建物の修復があちこちで行われています。

 

 「ここはかつてベッドだった場所です」とダヴィドさん。

 

 14世紀から15世紀にかけて、100年戦争やロレーヌ公国とブルゴーニュ公国の争いによって村は破壊されてしまいます。

 

 その後、16世紀初頭あたりから貴族がここに邸宅を構えるようになります。

 

 そして中世末期からルネッサンス期にかけて、ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方、フランシュ・コンテ地方の要所となったのです。

 

 当時の建物が今でも残っており、村人たちによって修復作業が続けられているのです。

 

 こちらの古そうな建物は500年前のもの。中に入ると工事現場のようになっていました。

 

 この建物のオーナーがフェルナンさんです。

 

 ここから70キロほど北へ行ったところにあるナンシー(Nancy)で働いていますが、こうしてせっせと修復作業に励んでいます。

 

 「歴史があって居心地がいいんですよ。この建物を手に入れることができてよかったです」

 

 そしてもう一人、パリからやってきたジャン=リュックさんは、15世紀頃に建てられたブルジョワ階級の邸宅を手に入れました。

 

 修復が完了した暁にはセカンドハウスとして使用するつもりです。

 

 「このような階段付きの塔は、貴族や商人など特権階級の家に備え付けられていました。いわばステイタスの象徴だったわけです。それと同時に、火事の際の非常口にもなっていたのです」とジャン=リュックさん。

 

 シャティヨン=シュル=ソーヌには村の歴史を知ることのできる小さな博物館があります。

 

 1階には昔の学校が再現されています。

 

 黒板には「お金持になったからと言って幸せとは限らない」の文言が・・・。

 

 昔はこんなこと子供達に書き取らせながら、言葉を覚えさせていたようです。

 

 そして2階には昔の衣服が展示されていました。

 

 「こちらはペストの治療のために医者が来ていた衣服です。両手を布で覆い、こんなマスクをしていました」とガイドの女性。

 

 そして三階は、この村出身の画家ジャン・モンシャブロン(Jan Monchablon)(1854-1904年)の展示室になっています。

 

 20世紀初頭、彼の作品のほとんどがアメリカで売れてしまったそうです。

 

 この博物館では、寄付を募ってできるだけ作品を回収しようと頑張っているそうです。

 

 この世知辛い世の中を忘れさせてくれるような絵でした。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、僕の彼女が誕生日のお祝いに風光明媚な田舎の村を自転車で巡る旅を計画してくれた。なんて素敵な誕生日プレゼント!ただし、僕が自転車に乗れればの話だが[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より




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地方のお宝 その4 [ロレーヌ地方]

 フランスの地方のお宝シリーズの四回目は、温泉。

 

 フランス各地に温泉地がいくつもありますが、その中の一つがヴォージュ県です。

 Paris_Voges.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

 蛇口から出てくるお湯の温度は70℃。ここは天然のスチームサウナ。

 

 高温のせいか、5分以上は中に入らないようにとの注意が出ています。

 

 プロンビエール=レ=バン(上記地図の赤印)の温泉を最初に発見したのはローマ人でした。2000年も前のことです。

 

 源泉のお湯の温度は85℃と欧州で最も熱い温泉の一つです。

 

 ローマ時代風の作りになっている施設の中をそぞろ歩くお客様方。

 

 「全身が健康になります。肌がきれいになって潤いました」と女性。

 

 「別世界に来たみたいです」と別の女性。

 

 ローマ人が発見した温泉は、その後、ルイ15世、ナポレオン・ボナパルトへと引き継がれ、ナポレオン三世の時代に大々的に発展を遂げました。

 

 村にはローマ風の建物があちこちに残っています。

 

 そして村の中心には、ホテル、レストラン、療養施設が一つに集まった温泉施設Thermes Napoléon(ナポレオン温泉)があります。

 

 毎年3,700人もの人々がここに療養にやってくるそうです。

 

 「この施設はわたしらの時代に作られたものではありません。重ねられた歴史があるんです。それぞれの時代の贅を尽くした建物や装飾があちこちに残っています」と男性。

 

 プロンビエール=レ=バンから50キロほど北西に行ったところにあるのがヴィテル(Vittel)。

 

 あのミネラルウォーターでおなじみのヴィテルです。ヴォージュの温泉の中では一番若いそうです。

 

 ジャクリーヌさんはヴィテルの温泉にちなんだ品物を収集して博物館に展示しています。

 

 鉱泉を詰めたボトルの他に、療養で使われた面白い器具もあります。

 

 中でも面白いのがトレーングマシーン。こうして筋肉を鍛えていたそうです。

 

 そして電球を使った器具もあります。

 

 「身体のあちこちに電球の光を当ててケアしたようです」とジャクリーヌさん。

 

 ヴィテルには19世紀後半から20世紀前半にかけて作られた建築物があることでも知られています。

 

 中にはパリのオペラ座を設計したシャルル・ガルニエの手による建物もあります。

 

 かつては上流階級の人々が大勢やってきたと言います。

 

 「ここは様々な人々が出会う場所でした。恋人同士だったり、政治家だったり、様々な人々がここに集まったのです。1904年には競馬場も作られました」

 

 かつての建物の修復も始まっています。

 

 最近ではヴォージュ地方の温泉に療養にやってくる人たちも増えたそうです。

 

 尚、ヴォージュの温泉については以前の記事でも紹介しています。興味のある方は→こちら

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、バカンスに出発しなくてはならない日。なのに温度計が40℃を指していた。くそ〜、40℃もある!それは気温ではなく僕の体温。スキー旅行はキャンセルだ」


 

VDM (Vie de merde)より




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風変わりなコレクション その1 [ロレーヌ地方]

 今日から4回のシリーズでちょっとマニアックで変わったコレクションを紹介します。


 第一回目の今日は、炭坑夫が仕事で使っていたランプ。


 収集家はドイツとの国境に近いロレーヌ地方の町にお住まいです。

Paris_FreymingM.jpg 


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年10月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 地下1キロの辺りで使われていたランプ。持ち主の名前やシリアル番号などが刻印されています。


 ぴかぴかに磨き込まれて大切に保存されているのがよく分かります。


 これらを集めたのがミッシェルさん。25年前から収集しています。


 「炭坑夫はこのランプを持って地下に降りて行きました。地下の作業場の木框に打ち付けたり引っ掛けたりして使いました」とミッシェルさん。


 コレクションの中には電気ランプもあります。1870年製です。


 これら炭坑夫用のランプは大きく変遷をとげてきました。


 2004年の映像が登場しましたが、最新のランプは地下での作業にうまく適応した形になっていたそうです。


 ミッシェルさんが展覧会で見たのがきっかけで魅力に取り憑かれたランプ。価値のあるものなら1台300ユーロ(約4万円)ほどするそうです。


 「オブジェとして面白いですし、歴史がありますからそれを勉強しています。持ち主の名前入りのランプを集めて、その人がいつ頃、どこの炭坑で、どんな仕事をしていたかなど調べたいですね。そうすれば、私のコレクションにまた一つの価値が生まれます」とミッシェルさん。


 ランプの手入れをするためのアトリエもお持ちです。


 手入れをすればそのランプを持ち主がどんな風に使っていたかがよく分かるとか。


 昔は、女性がこのランプの手入れをしていました。2004年にフランス最後の炭坑が閉鎖になって以来、この作業も行われなくなりました。


 「私は炭坑が閉鎖になる時に部品を集めました。ですから、当時の部品を使ってランプを修復することができるんです」


 ご近所にはその炭坑で働いていたジャックさんがお住まいです。


 いつも使っていたランプがきれいに磨かれて食卓に置かれていました。


 ミッシェルさんが集めたランプは500台にも及びます。いつか博物館で展覧会を開ければいいなとおっしゃっているそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、息子が懐中電灯片手にベッドの下の暗がりで何やらページをめくっていた。いったい何を読んでいたのやら・・・


 

VDM (Vie de merde)より




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晩秋の風景 [ロレーヌ地方]

 シャンゼリゼ通りには、イルミネーションの点灯より先にクリスマスの市が立ったそうです。


 その映像に興味のある方は→こちら

 因にイルミネーションの点灯式は来週です。


 キリスト教徒にとってはお祝い事の続く12月。


 12月21日は人類滅亡の日などという恐ろしい噂がありますが、昨日、ローマ教皇がクリスマスは必ずやってきますとおっしゃったそうです。


 その今年の12月。月曜日も土曜日も日曜日も5回あるそうです。


 こんな12月は824年に一回しかないとか。


 中国ではこの現象をMoney Bagと言うそうです。


 残念ながら英語でしかわかりません。中国語ならどう書くんでしょう?金袋?


 なんだかちょっと縁起がいいような気がしてきます。



 さて今日は、フランス北東部の都市メッス(Metz)の晩秋の様子をご覧下さい。

Paris_Metz.jpg

  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年11月13日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 日本のように赤いもみじはありませんが、色づいた木々と霧、遠くには山の端。美しい風景です。


 この時期、このあたりの気温はマイナス2℃まで下がることがたびたびあるそうです。


 「暖房なんてないですよ。寒さ対策なら、いつもより余計に動くくらいかな」と作業中のロランさん。


 収穫の終わったブドウ畑で働く人もいます。


 「ブドウの葉が全部落ちたら、こんどは剪定の作業が始まります」とブドウ農家の方。


 森の木々は色を変えましたが、まだ落葉するところまでは行っていません。


 この紅葉を楽しもうとハイキングのグループがやってきました。


 「秋は木々の葉が美しいですからねえ。それを楽しみに来たんですよ」とハイカーの一人。


 近くの湖では、ちょっと寒そうですが漁をする人たちもいます。


 湖には美しい白鳥の姿も見えました。


 これぞ洋風の晩秋の風景という映像でした。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、僕は学生ですが、暖房の付け方が分からず、朝までどうにか暖房なしでがんばりました。しかし、目が覚めたときは絨毯に霜が降りていました」

 

VDM (Vie de merde)より




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太陽光発電所 [ロレーヌ地方]

 フランス北東部ロレーヌ地方に巨大な太陽光発電所が誕生しました。

Paris_RosiereHaye.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年6月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 125ヘクタールの敷地に、140万枚の太陽光パネルが並んでいます。


 45,000万ユーロを投入して作られた発電所です。


 「雲がかかっていても光があればパネルは発電します。これでだいたい55,000世帯の電気を賄うことができます」と電力会社の責任者。


 ここは、元はアメリカ軍の基地。その後、フランスの空軍が使用していましたが、2006年からは放置されたままになっていました。


 工事が始まったのは2011年4月。


 不要な建物を解体し、約300ヘクタールがパネルの設置のために準備されました。


 運用のための雇用の50%が地元からだそうです。


 「だいたい平均で30人くらいです。企業にとっても従業員にとってもありがたいですね」とゼネコン関係の会社の方。


 この発電所のすぐ隣にあるのが人口300人にも満たない小さな村ロジエール=アン=アイユ(Rosières-en-Haye)。


 「1年間で約40万ユーロほどの経済効果があります。この地域の8つの村で人口が1,700人ほどですから、大きいですよ」と村長さん。


 環境汚染も騒音もなく、経済効果も見込めるとなれば、村にとってはありがたい施設です。


 最低20年の運用が約束されているそうです。その間に、村は観光収入もと期待は膨らみます。


 それにしても、これだけのパネルを並べても55,000世帯の電力しかカバーできないのかと思いつつこれだけの土地を有効利用しない手はないかなとも思ったり……。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ある部分だけ日焼けしていないことに気がついた。それは、たるんだお肉の隙間」

 

VDM (Vie de merde)より



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続・暖炉をめぐる旅 その3 〜ピンクと白の砂岩の暖炉〜 [ロレーヌ地方]

 シリーズの三回目は、ヴォージュ県周辺で採掘されるピンクと白の砂岩で作られた暖炉を訪ねます。

 

Paris_Bleurville.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年2月1日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 ヴォージュ県の小さな村ブルーヴィル。人口は400人足らず。

 

 積み重ねられた薪、煙突からの煙。

 

 これがこの地方の冬の風景です。

 

 ほとんど一家に一台の割合で暖炉が設置されています。

 

 本日、訪ねたのは木材伐採業を営むオリヴィエさんのお宅。

 

 大広間に大きな暖炉があります。1年前にリフォームしたばかりなので、まだ真っ白です。

 

 「外で仕事をしてここに帰って来るとほっとします」とオリヴィエさん。

 

 暖炉には、オリヴィエさんの考えたロゴマークが飾られています。

 

 そこには、伐採に使う昔の道具と森の木が描かれていました。

 

 ここでは暖炉でワッフルを焼いていました。蜂蜜やチョコレートをかけて、紅茶と一緒にいただくと美味しそう!

 

 「夜には、テレビをつける代わりに暖炉に火をつけ、皆で集まってお茶をいただきます」と奥様。

 

 それにしてもここの暖炉は前にせり出していて存在感があります。

 

 近くの石切場から取れた砂岩を使って作られました。

 

 ヴォージュ県内に石を提供している石切り場はここだけになってしまいました。

 

 ここの特徴は砂岩が2色に分かれていること。

 

 表面から4〜5メートルまではピンク、それから下は白。

 

 フローランさんのおじいさんが最初に手で掘り始めたのが始まりだそうです。

 

 ご自宅の暖炉も家の壁もその石を使って作られています。

 

 暖炉は居間にありますが、お隣の部屋へ行ってみると、暖炉の火で暖められた奥の石がこの部屋も暖めるような仕掛けになっていました。

 

 暖炉用の石を製作する工房は、今でもいくつかあるそうです。

 

 注文を受けてからできあがるまでには4日ほどかかります。

 

 最近の暖炉は昔ほど大きくはないそうですが、男性が4人掛かりで石をのせていましたから、かなりの重量です。全体で2トンほどにもなるそうです。

 

 「両親がつけてくれた暖炉ですからね。思い出がいっぱいつまってます。これがあることで家が家らしくなります」と注文主。

 

 取り付けられた石は、端の方から少しずつ乾燥していくそうです。

 

 ヴォージュ県の田舎にある伝統家屋には、この砂岩でできた暖炉は欠かせないものになっています。

 

 

<******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日、実家のテーブルにキレイな石があったので、近づいて見ようとしたら、突然、匂いのする霧を吹きかけられた。あれは芳香剤だった」

 

VDM (Vie de merde)より



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