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パスタの町 [イタリア]

 わが家では週に2〜3回はパスタを食べますが、お財布に優しいパスタばかりを使っています。そこそこ美味しく食べられます。

 しかし、厳選された良質のパスタというのがあるようで、格段に味も違うようです。

 そんな極上のパスタを生産する町が、ナポリの南にあるそうです。

 大きな町かと思いきや、人口3万人にも満たない小さな町。グラニャーノ(Gragnano)と呼ばれるその町に行ってみましょう。

Italy_Gragnano.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 料理人が一つずつ丁寧にパスタを盛り付けていきます。

 ここはグラニャーノのイタリアンレストラン。地元産のパスタは宝石と同じ。粗末に扱うことはできません。

 このパスタ料理、一皿30ユーロ!

 「これはパッケーロと呼ばれるパスタで、手塩にかけて作られています。ですからこの値段になるんです」

 茹で時間は11分。それ以上、それ以下でもダメ。

 「グラニャーノのパスタは美味しいですよ。お湯に入れるといい香りが漂ってくるんです」とシェフ。

 そのグラニャーノがこちら。アマルフィ海岸に位置しています。6人に1人がパスタ関連の仕事についているという「パスタの町」。

 原料のセモリナ粉はプッリャ州で生産されたもの。パスタは、これにこの町の湧き水を加えて作られます。

 「澄んだ水ですよ。ここから100メートルほどのところに水源があるんです。パスタ作りには欠かせない水です」と男性。

 なるほど、美味しさの鍵はこの水だったというわけです。

 さて、こちらの渓谷では16世紀頃からパスタ用の小麦を挽いていました。

 「同じ材料を使っても、グラニャーノと同じパスタを作ることはできませんよ。作る場所によって必ず味に違いが出るものなんです」と男性。

 500年という長い歴史を持つグラニャーノのパスタ。昔はこんな風に野外で乾燥させていたそうです。それにしても切り揃え方があまりにアバウト!

 「ここの太陽の日差しと海風が麺を乾燥させるのに適しているんです。海風には湿り気がありますから、麺が均等に乾燥するんです」

 とは言っても、現代は全ての作業は屋内で行われます。こちらの工場を見学させてもらいましょう。

 整形されたパスタはこの容器にのせられ、乾燥室に入れられます。

 「気温は60度、湿度は50%に保たれています。乾燥させるのに、短いパスタの場合は24時間、長いパスタの場合は48時間かかります」

 この工場では1日で150箱を生産しています。お値段は500グラムで5ユーロ。一般のパスタの5倍の値段だとか。パッケージにはIGPのマーク。

 製造も機械化されています。面白いですね。次々にパッケーロが上から落ちてきます。単純な形をしていますが、これを機械で作り出すためには試行錯誤があったようです。

 そして、どうやって作ったのかわからないような形のパスタもあります。

 「これはこのブロンズの型で作り出すんです」とリポーター。

 その型を作っているのはこの小さな工房です。こちらで製造された型は全国のパスタ工場で使われているそうです。

 「工場はどこも自分たちならではの形のパスタを作りたがるんです。ですから私たちはパスタ界のスタイリストのようなものなんです」と工房の方。

 パスタのカタログを見せていただくと、なんと66種類もあります。新しいデザインも次々に登場しそうですね。

 皆さん、おいしそうなパスタ料理を召し上がってます。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、同居人は、身体を洗うためよりパスタを茹でるために水をたくさん使う[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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クオータ100 [イタリア]

 欧州は来月の31日に夏時間に変わります。

 1976年にエネルギーの節約のために導入されたこの時間変更、EUの調査によれば、フランス人の80%が反対しているそうです。年2回の時間の変更はかなり煩わしいもののようです。

 結局、フランスでは時間変更はやらないことになりました。ただ、問題はどこでやめるかです。

 とりあえず3月31日には夏時間に変わりますが、それがそのまま続くのか、それとも10月にもう一度変更して終わりになるのか、まだ決まっていません。

 しかし、仮に夏時間を採用すると、夏は10時くらいまで延々と明るい、というのが将来にわたって続くことになります。どうなんですかね?ちょっと疑問。

 遅くとも9時くらいには太陽には沈んでいってもらった方が良さそうに思うのですが・・・。

 それはともかくとして、本日はイタリアのお話です。

 各国で定年がどんどん上がっていく中、イタリアでは逆に、67歳から62歳に下がったそうです。

Rome_Rome01.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年2月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらの男性は62歳になるダニーロさん。もう働くのをやめて、悠々自適の老後を過ごすことができるかもしれません。

 ダニーロさんは民間の電話会社で働いてきました。本来なら67歳まで会社に勤め続けて年金を支払わなくてはなりません。しかし、法律の改正で状況が変わりました。

 「私の場合、新しい法律が適用されることになると思います。歳は62で、39年間年金を払い続けてきました。ですので、クオータ100(quota 100)を超えてるんです」とダニーロさん。

 クオータ100とは、年齢に勤続年数を足して100を満たせば、定年になり年金を受け取れるという仕組みのこと。

 ダニーロさんの場合は、62歳で勤続年数が39年ですから、足すと101。クオータ100を超えているので引退し年金を受け取ることができるというわけです。ただし、62歳までで、それ以下の年齢は対象外です。

 この方式を推進してきたのが、ポピュリズムの台頭とともにイタリアの政界に殴り込んできた政党 “五つ星運動” 。この定年制度を選挙の公約にしていたようです。

 その狙いは、定年を引き下げることにより、より若い人に活躍の場を広げるというもの。

 この1ヶ月間ですでに43,000人が定年を申請しているそうです。そのうち80%が男性で、その多くが公務員だとか。

 しかし、そんなことして大丈夫なんでしょうか?イタリア経済も決して順調ではなかったはず。

 「年金支払い期間に満たない場合でも、年齢を足せば定年になれるのはいい考えだと思いますよ」と女性。

 「財政が許すんならいい方法だと思いますよ。でも、たくさんの人たちが一斉に申請して、国庫は空っぽなんてことになったら大変なことになりますよ」と男性。

 イタリア国民の意見は割れています。

 このシステムを維持するためには年間70億ユーロが必要だと言います。

 結局、ダニーロさんはすぐにはリタイアしないで、もう少し働くつもりのようです。

 このクオータ100は3年間の試験期間を経て、継続するのか中止にするのか決めることになるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、私は学生で、まだ働いたことがない。そして、有名なスポーツ選手が引退したというニュースを聞いた。なんと彼女は私より若かった[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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鏡の太陽 [イタリア]

 先日、梅の様子が気になったので、買い物に出たついでに公園を横切ったら、あちこちで花が開き始めていました。1分咲きといったところでしょうか?

 650本ほどある梅の木のうち149本が開花したようです。

 今週末からは「梅まつり」が始まるので、のんびり見て回るのも今のうちだなあと少し時間をかけて見てきました。

 そして昨日、東京は雨でした。カラカラに乾燥していた東京には雨が必要だったのですが、実際に降られてみると、やっぱり鬱陶しいですねえ。特に冬は。

 ちょっと歩くと足もとが濡れてしまうし、日差しがないから寒い。気持ちも今ひとつです。

 そうは言っても、冬でも太陽が顔を出してくれる日が多いのであまり文句は言えません。

 イタリアにはこんな村もあるらしい。

Rome_Viganella.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年2月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはイタリア北部の山間の村ヴィガネッラ(Viganella)。標高500メートルのところにある、人口約70人ほどの小さな村です。

 冬の間、目の前に聳えている高い山に遮られて太陽の日差しが全く入ってきません。

 11月13日から数えて83日間、村人たちは日差しのない毎日を過ごしてきました。

 「冬は太陽が見えなくなるんだよ。だから子供たちは、あの山の上まで行っておやつを食べていますよ。あそこなら太陽が見えますから」と男性。

 その山の頂に目をやると、何か光るものが・・・。

 そこには、横8メートル、縦5メートルの大きな鏡が設置されていました。

 この鏡、1日に6時間ほど太陽を追いかけて、村にその日差しを反射してくれるのだそうです。

 確かに、ちょっと弱めですが、太陽の光が村に届いているようです。

 鏡が設置されたのは今から10年前のこと。

 「あの鏡は太陽の表面の70%ほどしか反射してくれませんが、村に光を供給してくれるのには十分だったんです。だからあのサイズの鏡にしたんです」と建築家の方。

 鏡は光を反射してくれますが、紫外線の熱は反射しないそうです。ということは、明るくはなるけど暖かくはならない。

 そのため、標高500メートルほどしかないのに、雪に覆われた長い冬を過ごさなくてはならないのだそうです。

 この鏡が物珍しいせいか、村を訪れる観光客の数が増加したそうです。

 2月の初旬、本物の太陽が見える時期になると、こうしてお祝いのお祭りが開催されるそうです。

 この日はあいにく曇り空で太陽は顔を出してくれませんでしたが、晴天なら見えたはず。

 お祭りはいつものように盛大に行われました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夫が鏡に向かって話しているので驚いた。どうも自分の筋肉と話をしていたらしい

VDM(Vie de Merde)より



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滞在料 [イタリア]

 日本に遅れること8時間、フランスも新しい年を迎えました。

 シャンゼリゼ通りのお祝いの様子は→こちら

 花火も上がって華々しく一年が始まりました。

 東京もまた渋谷が騒ぎになっていたようですが、いつから大晦日に大騒ぎをするようになったのか・・・。

 日本の大晦日は、ほとんどの場合、家族でコタツに入って除夜の鐘を聞きながら静かに新しい年を迎える、というのでした。

 小さい頃はそんな時間まで起きていられず、翌朝、目をさますと新しい年に変わっていて、朝日が昇り、ああ、初日の出ぇ〜、なんて言ってましたっけ。なんだか古き良き時代・・・。

 それはさておき、世界有数の観光地ヴェネツィア。年間3,000万人の観光客が訪れるそうですが、一番多い時で住民の数百倍にもなるそうです。

 あまりの急激な人口集中のため、昨年から入場制限を始めました。

 そして今年、さらなる対策が実施されるようです。

  Rome_Venise1.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年12月31日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ヴェネタ潟をゆっくり進む大型客船。年間600隻ほどの客船が入港するそうです。

 一隻だけでも何百人もの観光客を一度に運んでくるわけですから大変な数字です。

 「私たちは毎日、観光客の置いていくゴミを集めてるんですよ。結局、何の得にもならないってわけです」と商店の方。

 「歴史的なこの街をきれいで安全な街に保つための費用は、これまでずっと市民が負担してきました。しかしこの費用は年々増えていくばかりです」と市長さん。

 去年の春、市は入場者を制限する措置を取りましたが、今年の夏からは、観光客全員に、滞在料として2.50ユーロから10ユーロを支払う義務を課すことにしました。

 その額はシーズンに合わせて変わるようです。

 「10ユーロなら支払えるでしょう」と男性。

 「私にとって10ユーロ払ってもらうということより、そうすることによってどんな結果になるかが重要なんです」と女性。

 概算によれば、この滞在料で年間3,000万ユーロの収入になるとか。

 あの美しいヴェネツィアが、これで保てるのなら文句は言えないですね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、目の病気で片方の目だけ開けられなくなった。で、新年の記念写真の僕は、どれもウィンクしたまま笑っていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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道路整備 [イタリア]

 一瞬、暖房が頭をかすめるくらい気温が下がってきました。11月も半ばになるとさすがに寒くなってきます。

 昨日は風があったせいか、外出中は思わず上着のボタンを全部閉めて歩いてしまいました。そろそろコートの出番かもしれません。

 さて、ヨーロッパ各地ではクリスマスの準備が始まったようですが、イタリアのローマは少々困った問題を抱えているようです。

Rome_Rome01.jpg


 

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年11月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 犬も歩けば “遺跡” に当たると言ってもいいくらい街のあちこちに遺跡の残るローマ。

 しかもどれも2000年以上も前のものばかり。その歴史の古さに思わずため息が出てしまいます。

 しかし、視線を足元に向けてみましょう。

 ありゃりゃ、道路がでこぼこ。アスファルトがひび割れてしまってます。これじゃあ自転車も自動車も走りにくいことこの上なし。

 アントニオさんは毎日事故に合わないかとヒヤヒヤしながら車を運転しています。

 「ひどい状態ですよ。ここなんか10センチほどの段差ができてます」

 新しい市長が誕生して新生の行政に期待していましたが、状態はさらに悪くなっているとか。

 専門家の試算によれば、これらの道路を整備するためには15億ユーロの費用がかかるらしい。

 すでに赤字を抱えているイタリアにとっては重すぎる支出です。

 一昨年の選挙で新市長になったのがこの方、ビルジニア・ラッジさん。

 選挙期間中、当選した暁にはローマの道路整備に着手すると市民に約束していました。しかし、未だその気配もありません。

 ラッジ市長を支援してきた現在の政府も、高齢者や低所得者への支援が優先だとして、1億8000万ユーロの補助金を取り消してしまいました。

 梯子を外されてしまった形のラッジ市長、政府と戦うとおっしゃっていますが、ちょっと難しいのでは?

 業を煮やしたローマ市民は10月末、もういい加減にしてくれ!とデモに訴えました。

 こちらの女性は、25歳になる娘さんを交通事故で亡くしました。道路の不備が原因の事故でした。そのため、こんな活動を始めました。

 「道路がひび割れたり陥没したりしているところにペンキで印をつけることにしました。こうしておけば多少は事故を防げると思うんです」

 ドライバー協会は、スクーター事故の5台に1台が、また自動車事故の10台に1台が道路の不備が原因であるとして、市を告訴する構えです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、父からスクーターをプレゼントしてもらって一ヶ月になる。そして父が出勤するのにそのスクーターに毎日乗るようになって一ヶ月になる[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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続・週末はシラクーザで [イタリア]

 特色のあるフランスの小さな村々を訪ねている間に、月が変わって11月になっていました。

 さすがに朝晩は冷えてきました。どんどん寒くなって欲しい!

 そうすれば冬物を着ればいいだけだから単純。今のままだとどうも曖昧な天気で困ります。

 それはさておき、日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。本日は、先々週に紹介した週末旅のシラクーザの続編です。

 シラクーザは、古代ギリシャの時代にまで遡る長い歴史を持つ重要な町と言われていますが、あの週末旅だけでは今ひとつピンときませんでした。

 しかし、今日、紹介する映像をご覧いただくと、それがよ〜くわかります。何しろ、町に残るギリシャの遺跡が3Dで再現されているからです。

Italy_Syracusa.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地中海のシチリア島にある町シラクーザ。バロック様式の大聖堂にレモンの木。まさにイタリアそのもの。しかし・・・。

 「最初にここに住んでいたのはギリシャ人だったのです」と専門家。

 紀元前7世紀頃、ギリシャ人たちがこの地を発見し町を築いたと言われています。この巨大な野外円形劇場跡がその繁栄ぶりを伝えています(青印)。

 「この劇場を見ていると当時の力強いエネルギーを感じます」と女性。

 今から2500年ほど前、ここには神殿が立っていました(赤印)。

 「今いるところには、こんなアポロン神殿が建っていました。柱の数は42本、高さは15メートル。上部の壁は細かな装飾が施された木の板で覆われていました」とリポーター。

 これはちょっとすごいですね。当時の人々は神への貢物を手に携えてここにやってきたと言われています。

 「大勢の人が集まって儀式が行われたはずです。生贄の動物もいたでしょう。音楽も奏でられていたと思います」と専門家。

 そして映像の最初に登場した野外円形劇場。

 「ここには舞台がありました。豪華な王宮を表した建物が建てられ、役者たちを上階まで持ち上げる装置も設置されていました。さらに音響装置もありました。大きな音を立てて嵐を再現していたようです」

 改めて高度な文明があったことを思い知らされます。

 地元の子供達は教室で歴史を習うだけでなく、こうして実際に遺跡に触れながら学びます。

 「感動します。埃を払うと石がよく見えて、いつ頃の石かがわかるんです」と男の子。

 「市民はここを大切にしてきました。そして、その文化を次世代に伝えていくことが自分たちの使命だと思ってきたんです」と考古学の先生。

 当時のギリシャ人たちは地中海に面した様々な地域を植民地にしていました。その中心がシラクーザだったのです。

 そして各植民地と結ぶために全長210メートルにも及ぶ巨大な船を建造したと言われています。

 「その船は “シラクジア” と呼ばれたところから、シラクーザの繁栄ぶりをうかがい知ることができます」と専門家。

 船には神殿の他に庭があり、そこで植物が栽培されていたとか。水やりの装置も完備されていたと言いますから驚きです。

 これにはシラクーザ出身の天才アルキメデスが一役買っていたようです。

 やはりこの町は、ただのものではありませんでしたね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、哲学の教師としてバカロレアの追試の口頭試験を担当した。で、ある受験生によると、古代ギリシャでは自殺した者は死刑になったそうだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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新イタ飯 [イタリア]

 ウィンブルドンも始まり、サッカーW杯も続いていますが、今週末からはツール・ド・フランスが始まります。

 今年はフランス西部のノワルムティエ島から始まるようです。

 今年のコースに興味のある方は→こちら。青印に白抜きの番号が振ってあり、この番号の順に走ることになります。

 前半は、ノワルムティエ島からブルターニュ地方の海岸線を走り、レンヌを通ってリールまで行きます。

 休憩を入れた後、アヌシーから後半戦が始まります。アルプスを越えピレネー地方を走り、パリのシャンゼリゼ通りでファイナルを迎えます。

 今年も熱戦が繰り広げられることになるんでしょうね。

 さて、本日はイタ飯のお話。イタ飯といえばパスタにピッツァ。

 アルデンテでなけりゃダメとか、ちゃんとした焼き釜じゃないと美味しいピッツァはできない、などと小うるさいことを言われますが、最近、なんだか新しい料理に変身しているとか。

italian-restaurant-illustration.jpg



下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年7月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらのテーブルでお客様が召し上がっているのは伝統的なイタリアのピッツァ。イタリア人は皆、自分たちの伝統ある料理に誇りを持っているとか。

 しかし、こちらの方、スフェファノさんはこんな料理を発明しました。その名もトラピッチーノ(trapizzino)。

 どんな料理かといえば、切れ目の入った三角のパンに、イタリア伝統のトマトで煮た具をはさんだもの。

 「このパンはパン屋さんから仕入れてきたものだよ。具は、おばあさんの代から代々作られてきた肉団子の煮込みです」とステファノさん。

 はじめは皆ぎょっとした顔になってましたが、今では全国的に人気の料理になりました。

 包装紙には商標登録された料理の名前が印刷されています。他にも何種類かの具があるようです。

 「イタリアの伝統料理を新しい方法で表現したということですよ」と男性。

 おお、皆さん、トラピッチーノを食べています。

 一方、こちらはナポリ。厨房で作っているのはスパゲティ。でもなんだか様子が変です。

 具をのせたらそのまま両面を焼いて出来上がり。

 「パスタと卵を混ぜて、オリーブ油を引いたフライパンに入れます。そこに具をのせて両面をカリカリに焼きました」

 こりゃもうパスタの革命です。

 ところでどんなお味?

 「・・・ん・・・ああ、とても美味しいわね」と女性。

 普通のスパゲティと同じメニューで何種類かあるようです。

 「いつものスパゲティとはちょっと違っていて面白い食べ物になっていると思います」と若者。

 どんなお味なのか食べてみたい!でも自宅でも作れそうな・・・


******* フランス人のつぶやき *******

今日、数週間前からダイエット中。ちょっと休止したくなってオーブンでピッツァを焼くことにした。しばらくしたらオーブンが火を吹いた!はいはい、わかりました。食べちゃいけないってことね[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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入場制限の観光地 [イタリア]

 世界有数の観光地ヴェネツィア。住民数は約264,000人。

 そこへ年間3,000万人の観光客が訪れるそうです。

 ということは平均で一ヶ月250万人、1日にすると84,000人。これはかなりの人数ですね!

 一番多い時で住民の数百倍もの観光客が押し寄せるとか。

 余りの急激な人口集中のせいか、ユネスコから “危険な都市” の指定を受けてしまう可能性があるそうです。

 そこで市は対策に乗り出しました。

  Rome_Venise1.jpg




下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年5月2日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 観光客を乗せて運河を行くゴンドラ。観光客のいないヴェネツィアは想像もできません。

 しかし、そのために危険な都市になってしまっては元も子もありません。

 市は実験的に、5月1日から数カ所にご覧のような入場門を設置し、入場制限を実施することにしました。

 設置されたのは、リベルタ橋、コスティトゥツィオーネ橋、ストラーダ・ノーヴァの三箇所。

 「ハイシーズン中の幾つかの期間だけヴェネツィアに来るのを思いとどまっていただくための措置なんです」と市長さん。

 そう言えば、あまりに観光客が多くて住民の皆さんが悲鳴を上げているという話を思い出しました。

 日常を返せ!とデモに訴える人もいれば、諦めて街を出て行く人もいるようです。

 そのため、混雑する2月のカーニバルの時も入場制限が実施されたそうです。

 「どうしたら対処したらいいのか分からなかったのですが、今回の措置はいい方法だと思います」と住人の男性。

 そしてあの豪華客船も大きな問題になっていました。

 こうしてみると巨大ですね。こんなのが何隻もやって来て一度に多くの観光客を運んでくるのですから大変です。

 入場制限もやむなしと思いますが、観光客の中には不満を持つ人もいます。

 「ちょっと残念ですね。見学したい場所に自由に行けないので不満が募ります」と男性。

 市は、入場制限をする一方で、混雑する人気スポットの代わりに静かにのんびりと観光のできる穴場スポットも紹介しているそうです。

 この入場制限は始まったばかり。これが広く周知されるようになれば、それに合わせて観光客の動向も変わってくるんじゃないでしょうか。

 あの美しいヴェネツィアが危険な都市になるのは見たくないですもんね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、真夜中に突如目が覚めた。18キロはあるわが家のワン公が危険を知らせるために私のベッドに飛び乗ってきたのだ。危険とは・・・ハエが飛んでいたこと[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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カーニバル2018 [イタリア]

 東京は少し寒さが緩んで、もう少しがんばれば春がやってくる!と思えるようになってきました。春が待ち遠しい!

 さて、昨日はマルディグラ。今週から本格的にカーニバルシーズンに入りました。

 とは言っても、ヴェネツィアのカーニバルは2月3日から始まり、昨日の13日に終了していました。早いですね。

 そのカーニバル、参加者の80%近くがフランス人なんだそうです。

 知らなかったあ〜。

  Rome_Venise1.jpg




下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年2月10日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらのフランス人ご夫妻、10時間かけてマルセイユからヴェネツィアにやってきました。

 もう20年の前から続いている恒例の旅です。重そうな荷物。

 「一つは25キロ、もう一つは35キロほどあると思います。リオのカーニバルだったらもっと軽くて済むでしょうね」とムッシュー。

 トランクの中にはカーニバルのための衣装が入っているようです。確かに、リオだったら軽いでしょうね。

 ヴェネツィアのカーニバルの名物がこれ、“エンジェル・フライト(Volo dell'Angelo)” 。

 天使に扮した女性が宙づりになりながら、地上98メートルの鐘楼からサンマルコ広場に、10分近くかけてゆっくりと降りてきます。

 こうしてみると、サーカス並みの曲芸ですね。恐ろしい・・・。

 そして、仮面をつけたこの姿は華やかでミステリアス。ヴェネツィアのシンボルと言っても過言ではありません。

 しかし、仮面の中は、大半がフランス人だとか。

 その中の一組が、先ほど紹介したご夫婦。もう常連さんのようでホテルの従業員とも顔見知り。

 こちらがカーニバルの期間中に宿泊するお部屋。ベランダの向こうにはこんな風景が広がっていました。

 しばしこの眺めを楽しんだら、いよいよ荷ほどきです。

 出てきたのはカーニバルの衣装。どれもマダムの手作り。

 すでに30着はお持ちだそうです。入れ込み方が並みじゃないですね。

 「8日間、衣装を身につけて夢のような時間を過ごすんです」とマダム。

 そしてホテルの方が、カーニバルに合わせてお部屋のカーテンを新しいのに取り替えてくれるようです。VIP待遇ですね。

 さあ、いよいよ仮装の準備。最後に仮面をつけたら出来上がり。ここから先は口をきいてはいけないそうです。

 しかし、どうやら仮装はマダムだけのようです。

 「仮面をつけたら前がよく見えないでしょう?それに息苦しい。あんな衣装を着込んで転んだりしたくないですからね。私はご免こうむりますよ」とムッシュー。

 そんな旦那さんを尻目に奥様はさっさとお仲間に合流。

 なんだか仮面と声がどうもちぐはぐ。口を聞いちゃいけない理由がよくわかります。

 夜はホテルのレストランでディナーパーティー。ムッシューも正装でご参加です。

 昔の貴族の退廃的な雰囲気が漂います。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、祖母に、やっと気に入ったウェディングドレスが見つかったと言ったら、祖母が言った。『あんたたちの結婚式はカーニバルよりひどい仮装大会になりそうだわね』・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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モッツァレラ戦争勃発 [イタリア]

 わが家では寒くなるとシャランテーズと呼ばれるフランス製室内履き(→こちら)を履いています。

 羊毛のフェルト生地で作ってあり、フカフカであったかいのですが、3年目となると少々くたびれてきました。

 毛糸をほどいて自家製のフェルトを作って足そうとしたのですが・・・うまくいかず失敗(涙)。再挑戦するかどうか思案中。

 さて本日はイタリアの話題です。

 イタリア産チーズのモッツァレラ。ピッツァにのせたりカプレーゼにしたりして食べるととっても美味しいのですが、イタリアではこのチーズをめぐってちょっとした騒動になっています。

Mozzavuffala.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年1月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらのモッツァレラ農家では、水牛のマッサージで一日が始まります。

 気持ちがいいのか水牛自らブラシに体をこすりつけているように見えます。

 さらに、音楽鑑賞も日課になっています。曲に合わせて頭を動かす水牛。

 至れり尽くせりのストレスフリーの飼育環境です。

 オーナーのアントニオさんは、これが質のいいモッツァレラチーズを作るコツなのだとか。

 「ここの水牛から取れるミルクは、普通の牛のミルクより脂肪もプロテインも多いんです」とアントニオさん。

 問題はこの “モッツァレラ”という呼び名です。

 これまでこの名称を使えるのは、カンパニア州の水牛から生産されたチーズに限られていました。

 ところがイタリア政府は、これをプッリャ州の普通の牛から作られたチーズにまで拡大したいと考えているそうです。

 これを知ったカンパニア州の生産者たちは、政府に裏切られたと怒りを隠しきれません。

 数百年も前からモッツァレラと言えば水牛と決まっていました。これが普通の牛でもいいとなったら混乱が起きるというわけです。

 「そんなことをしたら区別がつかなくなります。消費者が自分で何を食べているのかわからなくなりますよ。そんなことあってはいけません」とアントニオさん。

 カンパニア州のモッツァレラは何百年も前から同じ方法で作られてきました。

 水牛の乳を凝集したもの(イタリアではパスタと呼ぶ)にお湯をかけ良く練って弾力ができたところで引きちぎって整形します。

 できあがったチーズは水牛と普通の牛とではまるで質が違うと言います。

 「われわれのモッツァレラは密度が高く固いので二つに割るためには力が必要です。それに色も真っ白なんです」

 なんか、美味しそう・・・。水牛のは食べたことがないのでカプレーゼにして食べたい!

 それはともかくとして、カンパニア州だけに限定するのか、それともプッリャ州にまで拡大するのかは、ブリュッセル、つまりEU議会で決定されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、スーパーで買い物を済ませレジに並んでいると、透明の液体が大量にこぼれてきた。良く見ると魚屋で買った生きのいいエビがモッツァレラを狙って穴を開けたらしい

VDM(Vie de Merde)より


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