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カリヨンのメロディ [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 フランス北部の町アブヴィル(Abbeville)では、1時間おきに市庁舎のカリヨン(鐘)が時を知らせてくれます。

 11月1日からそのメロディーを変更するにあたって、初めての試みですが、住民に好きな曲を選んでもらうことにしたそうです。

Paris_Abbeville.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これがそのカリヨン。鳴るたびに異なるメロディーを奏でてくれます。

 11月1日からは新しいメロディーに変わりますが、今年は下記の20曲の中から希望する曲を住民に選んでもらうことになりました。

 1. Lily (ピエール・ペレ)

 2.Y’a d’la joie (シャルル・トレネ)

 3. Retiens la nuit (ジョニー・アリデー)

 4. 第九 (ベートーベン)

 5. バラ色の人生 (エディット・ピアフ)

 6. Les amants de Saint-Jean (リュシエンヌ・ドリール )

 7. イマジン (ジョン・レノン)

 8. 春 (ヴィヴァルディ )

 9. Despacito(ルイス・フォンシ)

 10. Un oranger sur le sol irlandais (ダニエル・ダリュー)

 11. Je m’en vais (ヴィアネ)

 12. Une jolie fleur (ジョルジュ・ブランサンス)

 13. U-Turn Lili (アーロン)

 14. C’est extra (レオ・フェレ)

 15. S’asseoir par terre (アラン・スション)

 16. Sur la route de Memphis (エディ・ミチェル)

 17. ゲット・バック(ビートルズ)

 18. エリーゼのために(ベトーベン)

 19. On dirait (アミール)

 20. Que je t’aime (ジョニー・アリデー)

 知ってる曲と知らない曲が半々。新旧ほどよく織り交ぜてあるようです。(ブルーの文字をクリックするとYouTubeで聞くことができます)

 「私はジョニー・アリデーの “Retiens la nuit” はレパートリーに入って欲しいと思いますね」と男性。

 「皆の意見を聞くのはとてもいいことだと思いますよ。こんな風に1時間おきに聞くことになるんですから」と女性。

 北部ではカリヨンを鳴らす地域が多いとか。ここアブヴィルではカリヨンは自慢の一つです。

 「あのカリヨンが鳴り出すと時間がすぐにわかりますよ。ですからあの音は皆大好きなんです」と男性。

 曲が決まったらカリヨン用にアレンジしてくれるのが、このピアニスト兼アレンジャーのマチューさん。

 妙なピアノで演奏していますが、カリヨンに合わせて作られたピアノだとか。鍵盤が1オクターブくらいしかないように見えました。

 演奏していたのは、今月の1日に亡くなったシャルル・アズナヴールの代表作 “ラ・ボエーム” でした。この曲は必ず入ることになるので候補リストには載っていないそうです。


******* フランス人のつぶやき *******


今日、就職に応募した会社から選考に残ったという通知を受け返事をしたのが2年前の2016年11月1日。以来音沙汰なし。定年を迎える前に良い知らせをもらえるといいのだが・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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風見鶏の村 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 シャンゼリゼ通りのイルミネーションも点灯されて、いよいよクリスマスシーズンが本格化します。

 ストラスブールのクレベール広場に立てられた三本目の樅の木も間もなく飾り付けを終えクリスマスツリーに変身しそうです。それが→こちら

 しかし、写真をよく見てください。なんだか左にかしげてやしませんかね?

 いや目の錯覚だ!いや、やっぱりかしげてる!と論争になっているそうです。

 「きっと妖精の仕業ですよ。これもストラスブールの伝説ということにしておきましょう」と市の助役さんはおっしゃっているそうです。

 さて本日は、フランス北部の小さな村のお話です。ここにはたくさんの風見鶏があるそうです。

Paris_VieuxM.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年11月22日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 屋根の一番高いところに取り付けられているのが風見鶏。でもなんだか鶏じゃない風見鶏もあるようです。

 ここは人口600人余りの小さな村ヴュー=メスニル(Vieux-Mesnil)。

 ジャン=ポールさんのお宅には、雄鶏の風見鶏が取り付けられています。

 それにはちゃんとした理由があります。

 ご覧の通り、ジャン=ポールさんのお宅は農家。雄鶏は農家のシンボルなんだそうです。

 今では農家の数も少なくなってしまいましたが、かつて村の産業といえば農業だった時代がありました。

 「昔は多くの家で雌牛を3〜4頭飼ってましたよ」

 風見鶏は風の向きを矢印で教えてくれます。農家にとっては大切な情報です。

 「風の方角を知るために毎日見てました。この地方は天気の予測が難しいんです。風の方角を見て、雨が降るのを予測してました」

 こんな風見鶏もあります。これは石工だそうです。

 そしてこちらはジャンさん。ジャンさんのお宅の屋根にある風見鶏はこれ。

 男性がお花に水をやってるようです。ということは庭師!

 この風見鶏、ジャンさん自身が作ったそうです。

 一方、こちらは・・・ロバの乳搾り!?

 エディさんは2013年からロバを飼育しています。そしてロバの乳で石鹸を作って販売しています。

 この石鹸、乳脂肪が豊富で保湿に優れているので肌にいいらしい。

 というわけで、エディさんの家にはロバの風見鶏が取り付けられています。

 そして最後は教師兼村長さんのアランさんのお宅。ここにはこんな風見鶏が取り付けられていました。

 中世の頃からこの地方に伝わる伝説のヒロインだそうです。

 見初めた娘に冷たくされた横暴な王様が、イラクサで織った服を作れと娘に難題をふっかけるのですが、結局は娘にしてやられるというお話。

 最後は天使の風見鶏でハッピーエンドでした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、二ヶ月前に注文しておいた風見鶏が我が家の屋根に取り付けられた。するとぐるぐる回り始めた。風が強くなると、さらに早く回り始め・・・突然、屋根から落ちて、お祝いにやってきたお隣さんの新車のフロントガラスに突き刺さった [がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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冬仕度 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 ここ数日、夜が寒くて暖房を入れないとやり過ごせなくなってきました。


 冷房が必要なくなってからほったらかしにしていたエアコンですが、ここへきて慌てて埃を払ったり、フィルターをお掃除したりと、とりあえずいつ冬が来てもいいように準備は完了です。


 さて、フランス北部のノール県やパ=ドゥ=カレー県では、冬の準備で、燃料屋さんが大忙しです。


Paris_NordPasdeCalais.jpg



 

  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年11月10日に放送)(をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 まずは石油屋さん。


 9月くらいから徐々に石油の配達が忙しくなってきました。


 家によってはアクセスが簡単ではない場合もあります。長くて重いホースを引きずって、ちょっと大変ですね。


 一般家庭の家ですが、石油は地下のタンクに蓄えておくようです。


 今年は去年より少し石油代が節約できたとか。


 「以前より10%ほど安くなってるからねえ」と石油屋さん。


 そして、今でも石炭をつかって暖房している家もあります。


 シャルルさん、90歳もその中の一人。


 配達用のトラックにはぎっしりと石炭のつまった袋がいくつも積み込まれています。


 ジャン=リュックさんは30年も前からこうして石炭の配達をしています。


 「一日に9トン。こうやって毎日配達してます。しっかりと肩の上に乗せるようにして運びます」


 一日に9トンも配達とは!やり方を間違えるとぎっくり腰になりそうな・・・。


 シャルルさんのお宅ではすでにたくさんの石炭が蓄えられていました。


 この石炭を使って冬の間の室温を25度に保つとか。


 今年は、石油も石炭も価格が少し下がっているそうです。




 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、記録的な事件が起きた。8月21日だというのに、自動で暖房のスイッチが入った!」

 

 

VDM (Vie de merde)より



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文化財のプール [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 暑い夏に、ひんやりした水のプールで泳ぐのは気持ちのいいものです。


 フランス北部の町ブリュエ=ラ=ビュイシエール(Bruay-la-Buissière)には、築77年のプールがあります。今でも現役です。

Paris_BruaylaB.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年8月3日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 アールデコ調のこのデザイン、豪華客船がモデルになっています。


 今から77年前の1936年8月1日にオープンしました。


 プールサイドはいたってシンプル。床のタイルがアクセントになっています。


 全体にシンプルでありながら、どこかお洒落なのがアールデコ。


 こうして映像を見ていると、とても築77年のプールには見えません。手入れが行き届いているからでしょうね。


 歴史的建造物として文化財の指定を受けていながら、現役として活躍しています。


 毎日100人ほどの入場者があるとか。


 「素晴らしい建築物ですよ。他にはこれだけのものはありません」とビキニの女性。


 「私が泳ぎを教わったのはここなんですよ。娘もこの子も同じです」と年配の女性。


 1936年と言えば、反ファシズムを掲げた連合政権フランス人民戦線の時代です。


 当時、厳しい労働環境にあった人々が、有給休暇を勝ち取ったばかりでした。


 その人々が休暇を楽しめるようにと作られたのがこのプールだったそうです。


 「有給休暇というのは“気晴らし”と同義語だったんです。薄暗い社会から一刻も早く離れようというわけだったんですね。ここでは泳ぎながら美しい文化財を再認識することができますよ」と男性。


 新しい世代の子供たちもここで泳ぎを楽しみます。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

「今日、水泳帽をかぶっていないからと、プールに入るのを断られた。僕は、ハゲなんだけどねえ」


VDM (Vie de merde)より



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北の夏の海 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 今日は、コート・ブルーをお休みして、フランス北部の夏の海を訪ねてみましょう。


 ノール県のダンケルク(Dunkerque)。こちらもバカンスを楽しむ人たちで賑わい始めました。


 その皆さんに人気なのがムール貝。

Paris_Dunkelque.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年7月9日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら




 岩がごろごとした海岸にやってきたフィリップさんとその娘さん。


 なんとここでムール貝が穫れるそうです。


 岩のくぼみでゴシゴシやるときれいになるそうです。


 なんだか乱暴なやり方に見えますが、これが一番良いそうです。


 岩からなにやらはぎ取っていますが、どうやらあれがムール貝らしい。


 ずいぶん簡単に穫れますが、貝の回りには藻がたくさんついていそうです。そこで足でゴシゴシとなるわけです。


 ここから数キロ離れたところにあるレストランでは、ムール貝の調理の真っ最中。


 ランチに出す量は全部で45キロほどになるそうです。


 「お客さんのほとんどがムール貝を注文するんです」とマガリーさん。


 海のそばで、家族でテーブルを囲んでいただくムール貝は、白ワイン蒸しでもよし、クリーム入りでもよし。


 そして、ムール貝につきものがフライドポテト。


 お鍋一杯のムール貝とフライドポテトを交互にいただけばお腹いっぱいになります。


 「新鮮なムール貝が食べられるのがいいですね。お天気もいいですし、野外で食べるのにぴったりですよ」と男性客。


 北の海は、地中海の色とはだいぶ違いますが、ビーチの人の数もちょうどいいくらいでのんびりできそうです。

 




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ギリシャでバカンスを過ごしている。足がひどく日焼けしてしまったので薬を買おうと薬局へ。ギリシャ語が話せないので、お店の人に足を見せると、すぐに分かったという顔をして奥へ引っ込んだかと思うと、カミソリを手にして戻って来た」

 

VDM (Vie de merde)より




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ラマダン [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 先週の金曜日からイスラム教のラマダンが始まりました。


 ラマダンは一ヶ月続きますが、折悪しく、ロンドンオリンピックと時期が同じ。


 イスラム教徒のアスリートにとっては困った状況です。


 多くの選手が断食を延期することにしているそうですが、それに対しては厳しい見方をする人たちもいるようです。


 さて、フランスにはイスラム教徒が450万人もいるそうですが、ラマダンをどんな風にして過ごしているのでしょうか?


 フランス北部の都市アラスにお住まいの信者のお宅を訪ねてみました。

 

Paris_ArrasN.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年7月20日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 一家を訪ねた日はラマダンの前日。


 夕食にはたくさんのごちそうが並びます。


 「食事の始まる時間は午後9時半ですから、準備は夕方6時くらいから始めます。これが一ヶ月続くことになります」と一家の主婦。


 断食は翌日の日の出から始まります。


 断食と言っても、日の出から日の入りまでの昼間だけ。


 しかし、水一滴も口にすることはできません。喫煙もダメ。


 日が沈んだ夜になるとこうして一族がテーブルを囲んで食事が始まります。


 昼間は何も口にすることができないので、夜の間に一日分を食べておくわけです。


 しかし、大量の食料を摂取した夜は喉が渇くので、日の出前の翌朝3時半頃には起きて、たっぷり水分を補給します。


 「最初は大変ですが、そのうち慣れてきます」と男性。


 とは言うものの、猛暑の夏に水一滴も飲めないとなると大丈夫なのかと心配になります。


 日本には約5万人のイスラム教徒が暮らしているそうです。フランスの90分の1。


 フランスにはたくさんのイスラム教徒がいるんですね。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

「今日、事務所でチョコレートケーキを食べているところを上司にみつかってしまった。上司が言った。『ラマダンじゃないのか?』『いえ、私はイスラム教徒ではありませんから』と私。じっと私を見つめた後に上司が言った。『ラマダンした方が良いんじゃないの』」

 

VDM (Vie de merde)より



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フランスの美しい通り その4 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 シリーズの四回目は、フランス北部の都市リールのモネ通り(rue de la Monnaie)。


 Vieux-Lilleと呼ばれる旧市街地にある通りの一つで、ルイーズ・ドゥ・ベティーニ広場とコンセール広場をつないでいます。


 1980年代、この地域は整備の対象からはずれ、移民の住むあまり評判の良ろしくない界隈になっていました。


 しかし、その後、再開発が行われ、今のように買い物客でにぎわう繁華街になったそうです。

Paris_Lille.jpg
より大きな地図で フランスの美しい通り その4 を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年6月7日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 フランドル地方で良く見かけるレンガ造りの建物。


 ある軽食屋さん(上記地図の青印)では、改修工事の最中に、柱に模様が現れました。


 それは、ユリの花とひげ剃り用の皿。このモチーフが縦に交互に描かれています。


 ユリはリール市のシンボル。


 「いろいろ調べたところ、この建物は1726年に建てられたということが分かりました。当時ここはサン=ピエール通りと呼ばれていて、床屋やカツラ屋があったようです。恐らく、ここがその店だったのだと思います」と店長さん。


 この界隈の風景は、当時と今ではだいぶ違っていたようです。


 昔は通りを運河が流れていました。この地域に水を供給するためです。


 19世紀には、衛生上の理由から運河は埋め立てられてしまいました。


 19世紀、リールの10才以下の子供の死亡率は60%もあったそうです。かなりの死亡率で、運河は相当、汚かったようです。


 モネ通りには、13世紀にフランドル伯爵夫人ジャンヌが建てさせた病院Hospice Comtesseがあります(上記地図の赤印)。


 出来たばかりの頃は、もっぱら病気の貧しい人たちや巡礼者などを受け入れていたそうです。


 フランス革命で病人は別の病院に移され、ここは高齢者と孤児専門の施設に代わりました。


 そして、現在は博物館になっています。


 建物は、15世紀と17世紀に火事にあいますが、そのたびに建て直されてきました。


 番組では、最初に美しい大きな天井が映っていましたが、一階の天井で15世紀のもの。


 タイルとレンガの部屋は台所。タイルはリールで作られました。


 ドーム型の天井は礼拝堂で、17世紀に建て替えられた時のものです。


 さて、この通りにも名物のお菓子があります。この地方のお菓子メルヴェィウ(merveilleux)。


 人によって作り方には多少の違いがあるそうですが、メレンゲ全体をホイックプリームでおおい、削ったチョコレートをまぶしたのがこのお菓子。


 一つで75gほどしかないそうです。カロリーの方は軽くはなさそうな……。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、鼻を火傷して病院に行った。ライターがなかったので、ガスコンロで火をつけようとしたのだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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ノール県の居酒屋巡り その4 〜歌とダンス〜 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 シリーズの最後は、賑やかな音楽でいっぱいのエスタミネ(フランドル地方の居酒屋のこと)。

 

 人口2,300人ほどのカセル(Cassel)という村にありますが、お店の名前は不明です。(下記地図の紫印)

Paris_nord.jpg

 

より大きな地図で ノール県のエスタミネ巡り を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年1月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 歌を歌っているのはこの店のオーナーのフィリップさん。元郵便局の局長でした。
 
 ずっとエスタミネをオープンしたいと思い続け、11年前に奥さんと一緒にその夢がかなえました。
 
 「楽しいことをしてお金が稼げるなんて、最高ですよ」とフィリップさん。
 
 厨房は奥様の担当。どうやら職場結婚だったようで、こちらも元郵便局局員。
 
 「お客さんに喜んでもらえる仕事ができて嬉しいです」
 
 そのお客樣方、今度はダンスで盛り上がってました。
 
 ここへ来るお客さんは、ビールや食べ物だけでなく、歌や踊りも楽しみにしているようです。
 
 この店は、液晶画面がいくつか設置されていたり、ミラーボールが回っていたりと、これまでのエスタミネに比べると少々現代的ですね。
 
 でも、お店一杯に流れる音楽はこの地方独特のもの。
 
 今回はフィリップさんの歌が聴ける特別の夕べだったようです。
 
 さて、エスタミネは、ビールを飲みながらフランドル地方の郷土料理を食べるというのが基本スタイルですが、このビールの製造は、19〜20世紀にこの地域で始まったそうです。
 
 醸造所のある村や町はノール県だけで150近くあり、お隣のパ=ドゥ=カレー県もいれると、300以上になります。その中の4つが下記のビールです。 
 Jielbeaumadier bieres du nord 2008
 
 フタがコルクでスパークリングワインのようです。左から:
 
 3 MONTS(ノール県 ゴールデンビール)
 CH'TI(パ=ドゥ=カレー県 ゴールデンビール
 la Goudale(ノール県 ゴールデンビール
 JENLAIN(ノール県 アンブレ)
 
 楽天で検索してみましたが、さすがに出てきませんでした。
 
 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、保育園で働いていますが、3歳になる子供たちに、単純にビンだけを描いた絵を見せながら何に見えるか聞いてみた。すると、8人のうち4人が『ビール』と答えた」

 

VDM (Vie de merde)より



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ノール県の居酒屋巡り その3 〜ゲーム〜 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 シリーズの三回目は、食後の娯楽。

 

 フランドル地方の伝統的なゲームが楽しめるエスタミネHet Blauwershofは、人口2,000人の小さな村ゴッドヴァルスヴェルド(Godewaersvelde)にあります。(下記地図の緑印)

Paris_nord.jpg

 

より大きな地図で ノール県のエスタミネ巡り を表示
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年1月4日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 お店のお客樣方がカルボナード・フラマンドを食べ終わり、食後のコーヒーが運ばれてくる頃、さらに店内は賑やかになります。
 
 この店では、フランドル地方に伝わるありとあらゆる伝統的なゲームが楽しめます。
 
 まず登場したのがBillard Nicolas(ビヤール・ニコラ)。
 
 1894年にNicolas Redlerという人物によって考え出されました。
 
 丸いボードの4カ所に丸い小さな穴が一つずつあり、その上に空気を送り出すふいごのようなものを取り付けたらゲームの開始です。
 
 ふいごから空気を勢い良く出しながら、コルクで出来た小さなボールを敵方の穴に落とします。
 
 落とされた人にポイントが入ります。このポイントが一番少ない人が勝ちです。
 
 大人も子供も一緒になって遊べる単純なものが多く、全部で10種類ほどあるそうです。
 
 丸い木のボールを二本の棒の上で転がしていたのは、ロールアップ(roll-up)と呼ばれるゲーム。
 
 ボールを落さず遠くまで転がすほど高得点がもらえます。
 
 また、コマを回しながらピンを倒して行くゲームはToupie des indes。
 
 丸いチップを穴に投げ入れるゲームはGrenouille(カエル)と言います。
 
 カエルの口にチップが入れば2,000点がもらえます。かなり使い込まれていましたね。
 
 次に登場したのがLes Marteaux(ハンマー)。最初に登場したビヤール・ニコラに似ていますが、ふいごではなく木製の小さなハンマーを使います。
 
 このハンマーで相手方のゴールにシュートしたり、自分のゴールを守ったりします。
 
 店のオーナーのフィリップさんは、地域の財産としてこれらのゲームを保存して行かなくてはならないと言っていました。
 
 最後に登場したゲームはPipe à la tête。
 
 皆さんが手にしていたのは喫煙パイプ。
 
 2色に塗られた2つのサイコロを転がし、両方とも赤い色が出たら、すばやくパイプでテーブルにある円錐形のコインのようなものにフタをします。
 
 プレイヤーは4人。円錐形のコインは3つしかありません。ちょっとした椅子取りゲームですね。大盛り上がりでした。
 
 ゲームの後のデザートがおいしそうでした。
  
  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日は、甥っ子の誕生日だった。甥っ子はいつもビデオゲームをもらい慣れてるし、その手のものをプレセントする気にならなかったので、人生ゲームにした。甥っ子はそれをじっと見つめたかと思うと言った。『おじちゃん、気にすることないよ。おじちゃんが貧乏なのはわかってるから』」

 

VDM (Vie de merde)より



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ノール県の居酒屋巡り その2 〜郷土料理〜 [ノール=パ=ドゥ=カレ地方]

 シリーズの二回目は、エスタミネ(フランドル地方の居酒屋のこと)の料理。ここではフランドル地方の郷土料理が味わえます。

Paris_nord.jpg

 

より大きな地図で ノール県のエスタミネ巡り を表示
 

 フランドル地方と言えばベルギーを思い浮かべますが、このノール県のほとんどが、ベルギーの北西半分と一緒に、かつてフランドル伯の領土に含まれていました。

 

 今でこそ国境で分かれていますが、昔はベルギーと一緒だったわけです。

 

 フランドル地方の伝統料理を求めて、次のエスタミネL'Auberge Flamandeを訪ねます。

 

 オーベルジュのあるカーストル(Caëstre)は人口1,800人ほどの小さな村。(上記地図の赤印)

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年1月3日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 オーベルジュL'Auberge Flamandeのお食事処がエスタミネ風になっています。
 
 こちらも天井にはドライフラワー。お肉を焼く暖炉もあります。
 
 窓の外は寒い冬ですが、家族や仲間がテーブルを囲むお店の中は温かです。
 
 最初に登場したお肉の盛り合わせのような一皿がpotjevleesch(ポッチェヴレーシュ?)(肉のプチ鍋)。
 
 4種類の肉(豚、ウサギ、鶏、子牛)を、ビール、白ワイン、ヴィネガー、人参、香辛料(ジェニパー、タイム、ローリエなど)を加えたブイヨンで3時間ほどことこと煮たもの。
 
 どうやら保存食の一種のようで、できあがったら素焼きの壷にいれて保存しておき、刈入れ時の忙しい農家の人たちの食事になっていたそうです。
 
 お肉は冷たいままを野菜と一緒にいただきますが、フライドポテトと一緒に食べるのが一般的。
 
 煮こごりにおおわれたお肉が美味しそうでした。
 
 厨房では、この地方で作られたソーセージを焼いていました。
 
 フォワグラのソースとパン・デピスでいただきます。
 
 そして、次に登場したのが、Carbonnade flamande(カルボナード・フラマンド)。
 
 牛肉を、玉ねぎとブラウンビールを入れたブイヨンで煮込んだ料理。
 
 口に入れるととろけるような柔らかい肉なので、スプーンだけで食べられるそうです。
 
 このお店の名物料理がモツの串焼きと豚の脇腹肉のロースト。どれもフランドル産。
 
 豚の脇腹肉はあれで一人分。量といい姿といい、日本ではあんな風にして出て来ないですね。
 
 あばらについたお肉をかじってましたが、さすが肉食。
 
 別のお客さんは骨の髄の料理を食べていました。ぶつ切りではなく縦切り。食べ易そうです。
 
 そして、料理のお供にかかせないのがビール。
 
 ゴールデン、レッド、ブラウンの3種類。小さな醸造所で作られているそうです。
 
 お味はベルギービールと同じでしょうか?
  
  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、スーパーに来て考え事をしながら歩いていたら、自動的にビール売り場に来てしまった。ほんとはシリアルを買いに来たのに」

 

VDM (Vie de merde)より



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