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週末はトゥールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス中西部の都市トゥール(Tours)を旅します。パリからは高速列車で1時間半ほど。

 歴史と美食の街トゥールはどんなどころでしょう?

 では出発!

Paris_tours.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年7月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ロワール川の岸辺にできた都市トゥール。

 こちらがトゥール駅(青印)。列車を降り立ったら、まずは足慣らしに花市場を見物しましょう。色とりどりの季節の花が迎えてくれます。

 そして、グルメの街にふさわしい食の市場もあります。しかも、15か所も。ここは一番古くからある市場(赤印)。近くには屋根付きのトゥール市場もあります。

 初夏に出回るのが山羊のチーズ。そして各種フルーツや野菜がお店に並びます。旅人さんが試食していたのはトマト?地元産だそうです。

 「トゥールなら美味しいものが食べらるよ。野菜に美味しいワイン、なんでもあるからね」とお店の男性。

 いいお天気ですね。青空市にぴったり。空を見上げると、何やら丸屋根のてっぺんに金箔付きのブロンズ像が・・・。

 この方、キリスト教の聖者サン・マルタンです。次は、その聖者が祀られているサン・マルタン聖堂へ行ってみましょう(緑印)。

 トゥールの司教だったサン・マルタンは、1700年も前からこの街の守護聖人だそうです。聖堂は数回にわたって壊れてしまい、現在の聖堂はサン・マルタンのお墓を中心に再建されたもの。立派な聖堂ですね。

 「世界中から巡礼の方がおみえになります。サン・マルタンはトゥールだけでなく世界中で知られている聖者なんです」と修道女。

 この地下礼拝堂にはサン・マルタンの聖遺物が展示されています。それにしても国王並みのお墓ですね。

 少しずつトゥールの歴史が分かってきましたが、その歴史と現在の街の両方を一度に見ることができる場所があります。それがプリュムロー広場(Place Plumereau)(黄緑印)。

 15世紀頃に建てられた木骨構造の建物に囲まれたこの広場で地元の人たちがくつろいでいます。ちなみにトゥールの人口は136,000人ほど。冷い白ワインもビールも美味しそう!

 旅人さんたちもそろそろお昼の時間です。ここから少し足を伸ばしてコルベール通りに向かいます。この通りには何軒もレストランが並んでいます。その中の一つRestaurant Les Canaillesに腰を落ち着けました(オレンジ印)。

 おお、分厚いお肉が出てきました。ご馳走ですね!お昼はだいたい25〜30ユーロほどで食べられるそうです。

 室内には懐かしいものが飾ってあります。オーナーのオレリアンさんが子供の頃に慣れ親しんだものをコレクションしたもの。音楽を録音したカセットテープ、わが家にも残ってます。

 お腹いっぱいになったら、ボートでロワール川を散策しましょう(水色印)。このボート、この地方伝統のボートだそうです。

 「これは19世紀末まで荷物を運んでいたボートのレプリカです」と船長さん。

 観光客に混じって地元の方も乗っていました。

 さて、ボートを降りたら今晩の宿Hôtel du Théâtreへと向かいましょう(こげ茶印)。ここはかつて私立の学校だった建物。ここには当時5歳だったバルザックが読み書きを学ぶために通っていたそうです。こちらが宿泊するお部屋。窓からは何やら立派な建物が見えます。

 翌日、その建物を訪ねてみました。ここはトゥール大劇場(紫印)。オープンは1889年。この日はモーツァルトのオペラ「魔笛」をやっていました。現代的にアレンジしてあります。建物はなかなかゴージャス。

 「とても感動しました。それにオープン当時の雰囲気が味わえてよかったです」と女性。

 こちらは楽屋。歌手が声の具合を確認しています。

 「美しい劇場で演じることができてとても嬉しいです。これだけ美しいと演技中にも良い意味で刺激になります」

 そしてこちらの女性は演出家。舞台にホットドックの屋台を持ち込むなんて、かなり大胆ですね。

 「この演出で、モーツァルトのファンタジックなオペラを味わっていただければ嬉しいです」

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。そこはシャルルマーニュ塔(黒印)。248段の階段を上がってみましょう。ここは地上48メートルの展望台。360度のトゥールの街を見渡すことができます。その上、食前酒とおつまみが振る舞われます。料金は20ユーロ。

 そして、夏の間、ロワール川の岸辺にはこんな特設会場が設けられているそうです。ビールを飲んだり、コンサートを楽しんだりと夏夜は賑やかですね。

 さて今回の旅の費用は二人分で、列車代が116ユーロ、食事代が50ユーロ、見学代が99ユーロ、宿泊代が60ユーロで、締めて325ユーロ(約39,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、旅行にでる前日、車のタイヤに空気を入れて確認するのをすっかり忘れてパニックになった。しばらくして気がついた。今回の旅行は飛行機で行くことを。

VDM(Vie de Merde)より



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週末はムーランで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、フランス中部の町ムーラン(Moulins)を旅します。パリからは列車で3時間弱。

 ココ・シャネルが10代の終わりから6年ほどを過ごしたことで知られるムーラン。どんなところでしょう?

 では出発!

Paris_Moulins.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 アリエ川にかかる橋の向こう川に見えるムーランの町。大聖堂の尖塔が空に向かって伸びています(青印)。

 そして、中世からルネッサンス期に造られた建物が町を形作ってきました。ジャクマール塔のてっぺんには古そうな仕掛け時計があります。

 町の観光は、シャネル足跡を辿ることから始めましょう。18歳でムーランにやってきたココ・シャネルは、ノートルダム女学院に入学します。この時、こちらの礼拝堂で歌を教わっていたそうです。美しく温かみのある礼拝堂ですね。

 「ここはシャネルが歌手としての道をスタートさせた第一歩になります」と観光案内所の方。

 その後、歌手シャネルはココという名前でデビューを飾ります。そして、女学院を卒業した後は、こちらの建物で叔母のアドリアヌと一緒に針仕事をしながら暮らしていました。

 当時のシャネルは町にあるカフェーやバーに足繁く通ったそうです。その中の一つがこのLe Grand Caféです(オレンジ印)。19世紀に建てられたこのカフェに早速入ってみましょう。

 ベルエポックを体現するような美しい内装。こちらの男性は元オーナー。

 「ここは1899年に作られました。ロココ調の内装が素晴らしいですね。この地域では古いビストロの趣を残す唯一の建物になりました」

 さて、ムーランにはコーヒーのお供にぴったりの名物チョコがあります。それを作っているのがこちらのお店Les Palets d’Or(こげ茶印)。チョコの名前がお店の名前になっています。

 そのチョコは、第一次世界大戦前に、ベルナール・セラルディが創り出したそうです。

 作り方は、コーヒーを加えたガナッシュをこんな風に一つずつ絞り出します。次に紙を載せ麺棒で平らにならしていきます。これをブラックチョコでコーティングし、金箔をトッピングしたら完成です。これは食べずにはいられませんねえ〜。

 「う〜ん、中はトロッとしてますねえ」と旅人。

 「ガナッシュが柔らかいんです。そのガナッシュと周りのパリパリっとした感じが対象的でしょう?」とチョコ職人。

 「確かに、中がとろっと周りはカリカリで、とても美味しいです」

 さて次はアリエ川の向こう側にある国立演劇衣装センター(Centre National du Costume de Scène)に行ってみましょう(緑印)。

 「ここは、生で行われる演劇の衣装を展示する施設です。オペラ、バレー、舞台演劇に使われた衣装を展示しています」とセンターの方。

 現在、今年創立350周年を迎えるパリ・オペラ座の衣装が展示されています。センターには、バレーダンサーのルドルフ・ヌレイエフに関するコレクションの常設展示室もあるそうです。

 さてムーランには、19世紀の最新設備を取り入れた一般市民の住宅があります。オーナーの死後に町に寄贈されたため、当時のまま手付かずで保存されているそうです。早速訪ねてみましょう。

 こちらがその邸宅Maison Mantinです(水色印)。見た目は昔ながらの邸宅に見えますが、実は初めて電気が引かれた家だそうです。

 「この家ができた時代はとても面白い時代でした。過去の様式をあれこれ自由に取り入れながらも近代的な作りの家が流行したのです」と関係者の方。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。どうやって行くかというと、カヌーに乗ってアリエ川を下ります。アリエ川はフランスでもまだ手つかずの自然が残っている川として知られています。

 そして、今晩の宿がこちら。ムーランの中心街から約10キロほどのところにあるDomaine des Roses(黄緑印)。お部屋はこんな感じ。素敵ですね。昔の農家の建物を改築して宿泊できるようにしたようです。

 「ここは、静かですからのんびりですますし、疲れを癒してくれますよ」とオーナー。

 牧場には牛、広い庭には様々な国からやってきた鶏たち。こうやって直に触ってみることもできます。

 さて今回の旅の費用は、ココ・シャネルの見学が6ユーロ、チョコレートが11.85ユーロ、カヌーが16ユーロ、演劇衣装センターが7ユーロ、宿泊代が40ユーロ、邸宅見学が8ユーロで、締めて88.85ユーロ(約11,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、チョコチップ入りクッキーを食べていたら、チョコがぽろっと落ちた。すぐにソファーの上に落ちているのを発見。もったいないから拾って食べた。しかし、味がチョコじゃない・・・

VDM(Vie de Merde)より


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週末はベイルートで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はレバノンの首都ベイルートを旅します。パリからは空路の直行便で最短で4時間半。

 レバノンはシリアにも隣接してますし内戦もありました。なんとなくきな臭い感じがしますが、ベイルートの今は平和なようです。

 では出発!

Lebanon_Beyrouth.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この風景、どこかですでに見たような・・・と思ったら、テルアビブでした。近代的高層建築が並んでいるところはそっくり。

 とは言っても、人類がこの地にやってきた5000年前と変わらないものがあります。それがこの岩(青印)。“鳩の岩” と呼ばれ、ベイルートのシンボルのようになっています。

 この岩がよく見えるテラスで待ち合わせたのはマリオさん。

 「ここは様々な人々が集う大切な場所なんです」

 マリオさんはベイルートでよく知られたカフェを経営しています。

 なるほど、これは特等席ですねえ。有名な理由がよくわかります。ヨーロッパからの観光客がよくここに来て写真を撮っていくそうです。

 次は中心街に行く前に、レバノン東部のベカー高原にある古代の遺跡を見に来ましょう(赤印)。ここにはグレコ・ローマン様式の3つの神殿が残っています。

 こちらはその中の一つ、ジュピター神殿。世界で最も高い神殿として知られています。現在、修復工事が続けられています。

 ジュピター神殿の向かいにあるのがバッカス神殿。西暦200年頃に造られました。保存状態が良く、細かな装飾が施されているのがよくわかります。

 「ここにいると自分がとても小さくなった気がします」と女性。

 「現代のような高度な技術がなかった頃に、よくもこれだけの石の塊を運んだなと思います。大変な作業だったはずです」と男性。

 確かに、これは並の大きさではないですね。圧倒されます。現代の高層ビルと大して変わらないように見えます。見学の費用は往復の交通費と入場料を合わせて16ユーロほど。

 さて、次はベイルートの中心地にやってきました。そろそろお腹も空いた頃。美味しいものでも食べに行きましょう。やってきたのはレストランTawlet(オレンジ印)。

 「タウレとはテーブルのことです。うちではレバノンの家庭料理を出しています」とオーナー。

 このお店、日替わりでレバノン各地の家庭料理を味わうことができます。

 「私は肉の詰め物料理を作りました。また別の詰め物料理をこちらに運んでくる予定です」とトリポリ出身の女性。

 「今の世代は知らない料理かもしれません。何しろ私たちの祖母や祖父が食べていた料理ですからね」とラ・ベッカ出身の女性。

 どれもすごく美味しそう!ビュッフェ形式になっているのもいいですね。

 「宗教や民族の違いを超えて美味しく食べられる料理を出すように努めています」とオーナー。

 それにしても皆さんフランス語を上手にお話になります。それもそのはず、戦前まではフランスが統治してました。そしてレバノンは「中東のパリ」と呼ばれた時代もありました。

 次はそろそろ今晩の宿へと向かいましょう。クレマンソー通りにあるこの美しい建物が今晩の宿。

 19世紀に建てられた邸宅は、1980年代に勃発した内戦時の爆撃を逃れて、現在は宿泊施設に生まれ変わりました。

 「かつてレバノンの家には必ず庭が付いていました。ですから公共の公園というのはなかったんです」とアラブ建築センターの責任者の方。

 中に入るとまるで宮殿のよう。しかし、この邸宅は小さい方なんだそうです。この玄関ホールはイベント会場として利用されているとか。客室はアールデコ調になっています。ここなら優雅な気分で一夜を過ごせそう。

 しかし、1975年から1990年まで続いた内戦時代はそんなことを言っていられるような状態ではありませんでした。それを物語る建物がそのまま残されています。

 ベイルートでは、この内戦の跡を見学するツアーがあるそうです。

 「ここは東西のちょうど分かれ目、つまり内戦の最前線だったのです。その内戦からの復興はかなり進みましたが、戦いの痕跡は未だに残っているんです」と、ツアーをオーガナイズしているアラブ建築センターの方。

 内戦当時の様子が写真に残されています。こちらのタマゴ型の大きな建物は1960年代に劇場として使われていました(緑印)。内戦の嵐に巻き込まれましたが、今もこうして街の中心地に残っています。現在、これを文化センターにする計画が持ち上がっているそうです。

 さて今回の旅の費用は、遺跡見学が16ユーロ、食事代が33ユーロ、宿泊代が100ユーロ、内戦跡見学が17ユーロで、締めて166ユーロ(約20,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、結婚したくなって僧侶に相談に行った。すると、しばらく考え込んでいた僧侶が言った。『よ〜く考えるんだ。何しろ結婚は、敵と寝食を共にするという唯一の戦いだからだね』

VDM(Vie de Merde)より



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週末はジュネーヴで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はスイスのジュネーヴを旅します。

 パリからジェネーヴまでは高速列車で3時間ほど。平和の町で知られるジュネーブ、一体どんなところを訪ねるのでしょう?

 では出発!

Bern_Geneve.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ジュネーブは多くの車が行き交う大都会。高級ブランドのお店もあちこちに並んでいます。

 その繁華街を通り抜けると、美しい湖が見えてきます。旅の始まりはこのレマン湖からスタート。

 朝の9時。石垣に取り付けられた緑と赤のボタン。エミールさんが緑のボタンを押しました。するとカプセルが開いて何か飛び出してきそうな・・・。

 「夏季になると毎朝ここにきてボタンを押す、この仕事ができてとても幸せです・・・」

 エミールさんが話していると、湖の真ん中から水が噴き出しました。

 ジュネーブと言えばこの大噴水ですよねえ(水色印)。エミールさんが毎朝ボタンを押して出しているとは初めて知りました。吹き上がる水の柱は140メートルもあります。

 「19世紀末、職人たちは水力を利用して機械を動かしていました。しかし夜になると水圧が上がるため、水道管にバルブを付けたんです。このバルブを付けたことで噴水が起きたのです。最初は高さ30メートルほどでした」と関係者。

 現在では水力として使われることはありませんが、一線を退いた男性5人に見守られながら稼働を続けています。

 さて、次はプロテスタントの歴史が色濃く残る丘の上を訪ねてみましょう。案内してくれるのはダニエルさん。

 「この界隈には500年から1000年の歴史があります。石壁もかなり古いものですが、保存状態は良好です」

 丘の上にあるのがサン・ピエール大聖堂(赤印)。宗教改革の指導者の一人カルヴァンが本拠として教会です。中の見学は無料ですが、4.50ユーロで尖塔まで上がることができます。

 尖塔からはジュネーブの街並みとレマン湖が一望できます。

 人口20万人のジュネーブには、数多くの国際機関が本部を構えています。その一つは国際連合欧州本部(黄緑印)。このパレ・デ・ナシオンと呼ばれる建物の中を見学させてもらいましょう。

 案内してくれるこの男性、10ヶ国語を使いこなすそうです。

 通路を外交官や政府の要人が行き交うことも珍しくありません。こちらは人権に関する話し合いが行われる会議場。天井は個性的な作りになっています。

 「この部屋は海の中の洞窟というようなコンセプトで作られています」とソリンさん。

 そしてこちらが本会議場。193か国の代表がここに集まります。

 「生物化学兵器禁止条約や核実験禁止条約が締結されたのはこの会議場です」

 せっかくですから、フランス代表、つまりマクロン大統領の席に座ってみました。

 さて次はちょっと変わった場所へ行ってみましょう。そこは時間を大切にする場所・・・時計屋さんです。

 とは言っても、ただの時計屋さんではありません。こんな変わった掛け時計を作り出す職人さんのアトリエです。

 ジャンさんは90歳。スイスの時計産業を体現する方です。元気なうちはまだまだ時計作りを続けていくそうです。

 さあ、次は気分を変えて水上のスポーツを楽しみましょう。ジュネーブから15分くらい離れたところにラフティングが楽しめる川があります(青印)。70ユーロとちょっとお値段お高めですがRafting.chが準備からガイドまでをやってくれます。

 1時間ほどのラフティングを楽しんだらそろそろ今晩の宿ibis styelsへと向かいましょう(こげ茶印)。

 このホテル、お部屋が漫画になっています。漫画好きには堪えられないホテルですね。

 翌日はホテルが無料で提供してくれたパスを使ってボートに乗りましょう。このパス、ボートの他にバスやトラムなどの交通機関を利用することができます。

 陸の上では車の渋滞が始まっているようですが、この渡し船ならスイスイ進みます。

 目的地はこちらBains des Pâquis(紫印)。地図には「露天風呂」などと書かれてありますが、お風呂ではないですねえ。むしろ海水浴場です。食事もできるらしい。さらにコンサートなどのイベントも開催され、レマン湖にできた娯楽施設といったところです。

 さて今回の旅の費用は、見学料が18ユーロ、ラフティングが70ユーロ、宿泊費は110ユーロ、Bains des Pâquisが14.50ユーロで、締めて212.50ユーロ(約26,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、車を運転しながら父が言った。『なあお前、大都会で学生をやってるなら、もう少しシャキッとした格好をしたいと思わないのか?』・・・

VDM(Vie de Merde)より



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週末はコンフラン=サン=トノリーヌで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はパリから20キロほどのところにあるコンフラン=サン=トノリーヌ(Conflans-Sainte-Honorine)を旅します。

 パリから英仏海峡まで流れるセーヌ川沿いにあるこの町までは、パリのサン=ラザール駅から郊外線に乗ってわずかに30分。気軽にお出かけできそうです。

 では出発!

Paris_ConrlanSH.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パリからコンフラン=サン=トノリーヌまでは郊外線の他に、車や自転車でも行くことができます。

 パリから20キロですもんね。自転車でのんびりセーヌ川沿いをサイクリングするのもいいかもしれません。

 そしてもう一つ別の方法があります。それはボート。この町は160年も前から河川運送業の中心地と考えられてきました。

 何しろ、かつてはこのように細長いボートが数多く貨物積んでセーヌ川を往来していました。

 現在は、時折、砂や砂利を積んで運搬しているボートを見かけますが、その多くが岸辺に横付けされたままになっています。どうやらここが住まいのようです。

 さて、次はセーヌの岸辺を離れて旧市街へ行ってみましょう。小さな階段のある路地を登っていくと、モンジョワの塔(Tour de Montjoie)があります(青印)。

 塔は8世紀頃からここに作られ、セーヌ川の航行を監視するために使われていたそうです。ここからの眺めがいいですね。パリから30分足らずでのんびりした田舎の風景を楽しむことができます。

 せっかくですから遊覧船に乗ってみましょう。バトー・ムーシュではありませんが、ここにも遊覧船が走っています。パリとはまた別の顔をしたセーヌ川。

 コンフランの港は、パリとル・アーブルを結ぶ航路の途中にあり建築資材をはこむボートの寄港地になっているそうです。

 セーヌ川を西へと向かうと、オワーズ川が合流する地点にやってきました(赤印)。ここから西に行けばル・アーヴルへ、東に向かえばパリに到着します。

 この細長いボートはペニッシュと呼ばれています。真ん中に貨物を乗せて運びます。

 そろそろお腹がすいてきました。岸辺にあるお店Aux berges du bonheurに入ってお昼をいただきましょう(オレンジ印)。

 前菜は、山羊のチーズにパン粉をつけて揚げたものがのせてあるサラダ。春らしく黄色いお花が添えられていました。メインはレモン風味の魚料理???口コミでの評判がいいお店のようです。

 お腹がいっぱいになったら、博物館Musée de la batellerieへと向かいましょう(緑印)。ここは河川運送ボートの博物館。その歴史がわかるように模型が展示されています。

 1930年代にフランスには12,000隻ほどの運送ボートがあり、昼夜を問わず川を往来していました。それは海を航海する船よりずっと多かったそうです。貨物運搬の重要な担い手だったのですね。

 さて、先ほどの博物館のすぐ近くにフランスで作られた最後のタグボートTriton 25が展示されています(水色印)。もちろん中も見学することができます。すごいエンジンが搭載されていました。

 さらに、川にはボートの礼拝堂Bateau Je Sersもあります(黄緑印)。そうかと思えば、ボートの劇場もあります。

 こちらがその劇場Theatre Story Boat。このボートもかつては貨物運送船でしたが、劇場に作り変えられました。年間120作品が上演されるそうです。入場してみるととてもボートだったとは思えません。

 さて、そろそろ今晩の宿La Ferme Roseへと向かいましょう。広大な農場にある15世紀の建物をオーナーが改築して宿泊施設にしました。お部屋はこんな感じです。大都会を完全に忘れさせてくれそうなところですね。

 さて、今回の旅の費用は、遊覧船が15ユーロ、ランチが19.90ユーロ、博物館が5ユーロ、タグボート見学が3ユーロ、劇場のチケット代が16ユーロ、宿泊代が79ユーロで、締めて137.90ユーロ(約17,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、誕生日のお祝いに祖母が50ユーロをくれた。急いで財布にしまうと、何ももらえなかった弟が怒って財布を奪い外に放り投げた。僕らは観光で遊覧船に乗っていた・・・ [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はテルアビブで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回は、イスラエル第二の都市テルアビブを旅します。

 パリからは空路の直行便で4時間半。テルアビブと言えば、すぐに空港乱射事件を思い浮かべてしまいますが、そんなイメージを払拭してくれるような旅になりそうです。

 では出発!

Israel_TelAviv01.png

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 近代的な建物が並ぶ大都市テルアビブ。

 海岸線には砂浜が続きます。ここなら1年中マリンスポーツが楽しめます。

 「人生、楽しまなくっちゃ。毎日海に来るとハッピーになれるんだ」と男性。

 「気分転換には最適よ」と女性。

 そう言えば、この海、地中海なんですよね。地中海はここまで広がっていたのでした。テルアビブって、思い切りリゾート地ですね。

 さて次は旧市街ヤッファへと向かいましょう(青印)。ここは世界で最も古い港の一つ。そして、ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒が一緒に暮らしている地域でもあります。

 また、この界隈には古い建物が数多く残っており、観光客が散策するのにはもってこいの場所です。今回は、アーティストのジュリアンさんが案内してくれます。ジュリアンさんは、10年前、フランスからこの街に移住してきました。

 この旧市街は15世紀にオスマン帝国によって作られました。長い歴史のある街のようです。中央に見える白い建物はキリスト教の教会。定刻には鐘楼の鐘が鳴らされます。そして、1日5回、コーランが町中に流れます。丘の上から見た海岸線も美しいですね。

 さて、テルアビブは「白い都市」とも呼ばれています。それは、1920〜50年にかけて作られたバウハウス様式の建物が数多く残っているからです(赤印)。

 「ここは全体がバウハウス様式で作られた世界でも唯一の地域です」とバウハウス・センターのミシャさん。

 ミシャさんは、毎週、数百人の観光客を案内しているそうです。

 「20年前は見向きもされなかった建築物が、今では大変貴重なものであることを皆さんが少しずつ認識するようになってきました」とミシャさん。

 テルアビブにはバウハウス様式の建物が1000棟以上もあるそうです。中でも世界的に知られている建物がThe Poli Houseです(緑印)。2年前にリノベーションされて、今ではホテルに生まれ変わっています。屋上にはプール!

 「この建物は世界遺産に登録されています。そのため、中は新しく作り変えることができますが、外側には手をつけることはできません」とホテルの方。

 そんなわけで、外観は1936年のままを保っています。学生や観光客がここのテラスでシャンパンを楽しんでいるそうです。値段はなんと20ユーロ。高いですねえ〜。

 どうもテルアビブは物価が高いらしい。そこで市は、観光客のために無料の見学ツアーを実施しているそうです。このブルーのTシャルを着た男性ドロンさんがガイドさん。他の観光客の皆さんと一緒にツアーに出発です。

 向かった先は、イスラエルのあらゆるグルメが味わえるというカルメル市場(オレンジ印)。地中海に面した都市だけあって国際色豊か。ここはトルコ料理のお店。ブレクと呼ばれる料理を試食できます。もちろんタダ。

 「クリームと塩味が効いててとても美味しいです」と男性観光客。

 「これを食べたら昼食は食べなくてもいいわね(笑)」と女性観光客。

 これは絶対にお得なツアーですね。テルアビブに行く機会があったら、ぜひとも参加しなくては!でも、お店の方は大丈夫かしら?

 「何にも買わなくっても大丈夫。観光客が来てくれるだけで嬉しいよ」

 お腹がいっぱいになったところで、今晩の宿へと向かいましょう。ここはヤッファ旧市街にあるアラブ伝統の家屋。オーナーはこの男性。ここに宿泊するアーティストは自分の作品で宿泊代を払います。そうでない方は一泊85ユーロ。

 アートと言えば、お隣にあるフロレンティン地区はストリートアートで知られています(こげ茶印)。空き家になった家々の並ぶ界隈がカラフルなイラストでいっぱいになっています。ここで腕を磨いたアーティストが有名なギャラリーで個展を開いているそうです。

 さて今回の旅の費用は、バウハウス・ツアーが18ユーロ、シャンパンが20ユーロ、宿泊代が85ユーロ、ストリート・アート・ツアーが15ユーロで、締めて138ユーロ(約17,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、楽しい週末旅が終わって帰宅した。とにかく早く食べて寝たかったのでパスタを食べることにした。鍋にお湯を沸かして茹で上がるのを待って、パスタをザルにあけた。が、パスタがない。パスタを入れ忘れた [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はコニャックで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はフランス西部の町コニャック(Cognac)を旅します。

 パリからは高速列車とバスを乗り継いで3時間半ほど。ブランデーの産地で世界的に名高い町はどんなところでしょう。

 では出発!

Paris_Cognac.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 アーチ型の橋の向こうに見えた来たのがコニャック。

 上陸する前に、このままボートでシャラント川を遊覧しましょう。両岸には木々が生い茂り、野生の鳥たちも暮らしているようです。人間社会のしがらみから離れて、ゆっくりした時間を過ごしたら、いよい上陸です。

 まずはコニャック城に行ってみましょう(青印)。

 ここは、16世紀に活躍したフランス国王フランソワ1世が生まれた城です。フランソワ1世といえば、晩年のレオナルド・ダヴィンチをフランスに呼び寄せた王様です。

 この城は14世紀から16世紀にかけて代々フランス国王を排出してきたヴァロワ家の城です。入口から入ってすぐの玄関ホールのようなところは、お城の中で最も古い部分で12世紀に作られました。中世らしい作りですね。

 「昔、ここに女性たちが座って手仕事をしていました。すぐ隣に暖炉があって暖かい上に、外の光が差し込む窓もあります。女性たちは刺繍をしたりタプスリーを作ったりしていたようです」とお城の方。

 そしてこちらにはルネッサンスの香りのする部屋があります。フランソワ1世が作らせたもので、この様式がフランスに導入されたのは、この城が初めてだそうです。

 次は地下室へと向かいましょう。ここにはコニャック(ブランデー)が保存されています。

 革命後、荒れ果てたこの城を買い取ったのがオタール男爵。コニャックを製造していた男爵は、城を修復しヴァロワ朝時代の城の姿を蘇らせました。そして地下室にコニャックを貯蔵していたのです。

 「ここはシャラント川の水位と同じ高さにあるので湿度が高いのです。そのためコニャックは長い時間をかけて熟成されます」

 さらに奥の部屋へと入ってみましょう。ここにもまたコニャックが保管されていました。とは言っても、ここのはさらにかなり古いものが・・・・。一番古いのは1820年のコニャック。どんなお味なのでしょう?

 こうなったらやっぱり試飲してみたいもの。お城の見学はこのくらいにして通りに出てみましょう。あちこちに歴史を感じさせる古い建物が並んでいます。

 そして向かったのはコニャックのお店La Cognathèque(赤印)。100種類あまりの銘柄が揃えてあります。オーナーのステファヌさん自身も製造者です。50ユーロで、コニャックの歴史、製造方法、味の違いなど講義してくれます。もちろん、試飲もあり。5年、10年、20年と、熟成の長さで味も変化するそうです。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。コニャックの町から車で30キロほどのところにあるスゴンザック村のブランデーの蔵元へとやってきました。

 なにやら古いジープのようなものが止まっています。オーナーのセルジュさんが自ら運転をして、自身のぶどう畑を案内してくれます。

 そしてこちらの建物が今晩の宿(緑印)。古い家を改造して宿泊施設にしたそうです。お部屋はこんな感じ。のんびりできそうですね。

 さらに、セルジュさんの作るコニャックBarbot Marcadierの製造所を見学することもできます。25年もののコニャックを飲ませてくれました。

 最後は、ちょっと変わったところへ行ってみましょう。それはコニャック作りには欠かせない樽を作る工房Tonnellerie ALLARY(こげ茶印)。

 ここでは、巨大なものから、こんな可愛らしいものまであらゆる樽を作っています。樽の形ができたら、中を火で炙って焦がします。これがコニャックに独特の香りをもたらします。この絶妙な焦がし加減も長年の経験があってこそ。

 さて今回の旅の費用は、お城の見学が12ユーロ、コニャックの試飲が50ユーロ、宿泊代が52ユーロ、樽作りの見学が4ユーロで、締めて118ユーロ(約14,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ボルドーのとあるお城でセミナーを受講した。ランチの時間にはワイナリーの見学もあり、ずらりと樽の並んだ蔵にやってきた。樽につけられた蛇口をこっそりひねったら、蛇口もろとも取れて・・・着ていたものがすっかりワイン色に染まった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はシエーナで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はイタリア・トスカーナ地方にある都市シエーナを旅します。

 パリからは、まず空路でフィレンツェまで1時間45分、フィレンツェからシエーナまで車で1時間ほど。列車なら1時間半から2時間。

 中世に繁栄した都市は、今もその趣を残しているようです。

 では出発!

Rome_Siena.jpeg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フィレンツェの空港から、ぶどう畑の広がる丘に沿って車を走らせます。この道をまっすぐ行くとシエーナに行けるようです。途中、坂道を自転車で登っていく方に出会いました。

 1時間ほどのドライブを楽しむと、シエーナの街に到着です。ひときわ高い塔が目を引きます。その下には中世さながらの建物が並んでいます。なんかワクワクしますねえ。

 やって来たのはドゥオーモ(シエーナ大聖堂)の真下(青印)。大聖堂は、シエーナが繁栄を遂げていた13世紀に建てられました。

 街は17の区画に分けられています。この区画の住人たちはそれぞれ団結し、その団結力を表すかのようにこんな紋章を描いた旗まであるそうです。

 「こちらはセリラ地区、そしてあちらはラクイラ地区ですね」と旅人。

 確かに、それぞれ異なる紋章が描かれています。中世のころはこんな風にして自治が行われていたのでしょうか?

 どこからか賑やかな音が聞こえてきます。通りを登って行くと・・・太鼓の音でした。

 「昔からこの地域では太鼓をたたく人は大切な存在なのです。子供達は必ず太鼓を習います」と男性。

 「私もこの学校で習いました。そして30年間、パレードで叩いできたんです」と別の男性。

 今度は階段を下って、こんなところを訪ねました。中に入ると女性たちが針仕事をしています。

 「紋章の入った旗を繕ってるのよ。長年使ってきたのであちこち傷んでしまってるからね。こうやって出来るだけ長く使うのさ。だって大切な旗だもの」と女性。

 出来あがると、こうして街角に飾られます。そして教会の中にもあります。

 さて、今度はちょっと高いところから街全体を眺めてみることにしましょう。そのためには、かつてシエーナ共和国庁舎として使われていた建物にあるマンジャの塔に上る必要があります(赤印)。

 350段の階段を上がると、展望台に出ました。いい眺め!

 目の前にはドゥオーモ、すぐ下にはカンポ広場(緑印)、そして遠くには広大なぶどう畑が広がっています。

 ここで作られているワインがキャンティです。では早速、試飲に出かけましょう。今度は地下へと降りていきます。

 中世の頃、シエーナには数キロにわたって地下道が掘られたそうです。水を各世帯に供給するためです。その地下道に、ワインが試飲出来る蔵Il Battisteroがあります(こげ茶印)。

 夏の間、太陽の光をたっぷりと浴びたぶどうで作られたキャンティワイン、美味しそうですね!

 「かつてこの建物にはローマ教皇のアレクサンデル7世が住んでいたんです。彼はこの地下道を通って大聖堂に行ったり、街の外に出たりしていたんです」と蔵の方。

 ここはホテルになっていて、地下にこのお店があるようです。

 さて、そろそろ今晩の宿Hotel Battisteroへと向かいましょう(黄緑印)。案内されたのはこちらのお部屋。角部屋で、あのカンポ広場を一望できます。

 この広場では夏になるとパーリオが開催されることで知られています。パーリオとは、街のそれぞれの区画の代表が馬に乗り、速さを競い合うという競技兼お祭り。

 この時は、石畳の広場に砂がまかれて馬場に変わるそうです。競技の前には、騎手と馬が旗を持って街をパレードするようです。

 パーリオの時期は宿泊代が300ユーロにもはね上がるとか。ここは見物するのには絶好のローケーションですもんね。高くなるのも仕方ありません。

 さて、次は美味しいものをいただきに出かけましょう。向かったお店はRistorante Gallo Nero(オレンジ印)。ここではトスカーナ地方のパスタ、ピチを出してくれるそうです。

 うどんのような太麺パスタ、これがピチです。このお店のは手作り。茹で時間は4分。ラグーソースを絡ませていただきます。これまた美味しそう。

 ではこのピチをいただきながら、今回の旅の費用をおしらせしましょう。

 飛行機代が150ユーロ、宿泊代が90ユーロ、マンジャの塔が20ユーロ、食事代が20ユーロ、ワイン代が25ユーロで、締めて305ユーロ(約37,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、村の中世祭りで騎士に扮した男の子がこちらにやってきて、木製の剣を私のお腹に突き立てて言った。『お前をロースハムにしてやる!』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はイェーテボリで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回は、スウェーデン第二の都市イェーテボリ(Göteborg)を旅します。

 パリからは空路の直行便で2時間。

 では出発!

Sweden_Goteborg.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 昔から水とは関係の深いイェーテボリ、まずは観光船に乗って見物しましょう。

 船は17世紀に作られた運河を走っていきます。陸では水色のトラムが街を縦横無尽に走っているかと思えば、緑に覆われた公園も広がっています。

 街の景色に見とれているうちに、運河はイェーテボリの港に合流(青印)。港にはフェリーや大型客船が港に横付けされています。そして荷の積み下ろし用の巨大なクレーンも何台か立っています。観光船は1日に6回運航されているそうです。

 「イェーデボリはのんびりした街です。大きすぎず小さすぎず、暮らしやすい街なんです」と船長さん。

 突然目の前に現れたこの風変わりな建物(オレンジ印)。一体なんでしょう?早速、船を降りて行ってみましょう。

 教会と思いきや、入ってみるとそこは魚市場(Feskekörka)。北海で獲れる魚介類が並んでいます。ヒラメ(大きい!)、サバ、真ダラ・・・。

 市場の二階にはレストランがあります。ここの名物男がヨハンさん。たったの15秒で牡蠣三つを開けてしまいます。慌てることもなく動きがスムーズ。コンクールで数々の賞を獲得しているだけあります。

 前菜にカキをいただいたら、メイン料理に取りかかりましょう。これで15ユーロ。ちなみにスウェーデンの通貨はクローナで、ユーロは導入してません。

 次は路面電車で移動します。イェーテボリのシャンゼリゼ通りのような界隈を抜けて向かったのがここ、海洋船博物館(Maritiman)(水色印)。ここには潜水艦を含む19隻の船が展示されています。11ユーロで全部の船を見て回ることができます。

 時間があまりないので今日は潜水艦だけ見学することにしました。冷戦時代に使われていた海軍の潜水艦です。37名の海兵隊員が有事に備えて乗り込んでいました。

 「ここから回転式ピストルのように弾丸を打ち出します。そして反対側にベッドが20台備え付けられています」

 これじゃあおちおち寝てられないですね。

 さて次は気分を変えて、デザイン&クラフト博物館(Röhsska museet)を見学しましょう(緑印)。入ってすぐに見せてもらったのがこの石の椅子。実用品というよりアート作品ですね。

 この博物館には様々な日用品50,000点ほどが展示されています。こちらはエリクソン社の電話機。携帯電話が登場するまでは、この電話機がスウェーデンの一般家庭に必ず置いてあったとか。こちらの椅子は1930年代のもの。さらにこちらのキッチンはル・コルビュジエが設計したもの。

 「最小限度の動きだけで作業が済ませられるように作られており、今でも通用するキッチンです」と博物館の方。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。博物館からすぐのところにあるScandic Rubinenがその宿(赤印)。お部屋は広々として居心地が良さそうです。そしてホテルの8階にはバーがあり、テラスからは街を一望できます。

 翌日は船で海へと向かいましょう。しばらくすると小さな島が点在している地域に出ます。30分ほど船に揺られ辿り着いたのはスティルソ(Styrsö)という名の島(黄緑印)。北欧風の家がぽつぽつ立っている人口1400人ほどの静かな島です。

 エリザベートさんはこの島が気に入って愛犬と一緒に引っ越してきました。

 「退屈しないかですって?とんでもない!だって、何かしたくなったらイェーテボに行けばいいだけですから。ここからすぐですよ」

 この島では何か奇妙な乗り物が走っています。というのも、一般の自動車は走ることが禁止されているのです。そのため、村人はこの手の乗り物を利用しています。試しに乗ってみましたが、ものすごいノロノロ運転。

 さて、最後は都会に戻って刺激的な場所へ行ってみましょう。

 ここは遊園地リセベリ(Liseberg)(紫印)。ほぼ一世紀前からここで営業を続けているそうです。市立の遊園地だそうで入場料11ユーロで何にでも乗れるそうです。おまけに8歳以下なら無料。

 なんだか古風なアトラクションばかり・・・と思っていたら、やっぱりありました、ジェットコースター。しかも木造。世界中からジェットコースター好きがやってくるそうです。

 しかし、ここにはもっとすごいものが・・・これです。恐ろしい・・・。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が145ユーロ、宿泊代が75ユーロ、トラム代が31ユーロ、博物館が16ユーロ、遊園地が11ユーロ、食事代が15ユーロで、締めて293ユーロ(約36,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、土曜日の午後に大事な打ち合わせがあったので、泣く泣く彼との週末旅をキャンセルした。しかし土曜日には約束の相手がやってこなかった [もうやだ~(悲しい顔)][ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はナポリで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はイタリア南部の都市ナポリを旅します。

 パリからは空路の直行便で2時間15分。首都ローマとはまた違った都市の姿を見せてくれそうです。

 では出発!

Italy_Naples.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ナポリと言えば、やっぱり歌!そして熱〜い恋人たち。

 海は地中海、陸にはベスビオ山(緑印)。

 「この美しい眺めはナポリ以外では見られませんよ」と地元の男性。

 高いところから街を見下ろしてみると、狭い路地を隔てて家々が並んでいるのがよくわかります。

 ナポリを知るためには、この路地を歩くのが一番です。

 見上げれば・・・洗濯物!路地の混雑ぶりもナポリならではです。あちこちで立ち話の花盛り。市場も活気にあふれています。

 ガイドのダヴィドさんと一緒に街を歩いてみましょう。おや、これはなんでしょう?何か祀ってあるようです。

 「聖母マリアが描かれています。ここに祀ることでこの地域全体を守ってもらってるんです」

 お花がたくさん置かれてあります。建物の窓の間にも同じようなものがあるかと思えば、建物の壁に描かれたストリートアートも宗教がかってます。

 旅人さんとガイドさんが何やら教会の中に入っていきます。何ていう教会なのかなと調べてみると、ナポリにはものすごい数の教会があることがわかってビックリ。

 ウィキペディアにナポリの教会リストが掲載されていますが、数え切れないほどあります。ナポリ人って信心深い???

 で、今回二人が入って行ったのはバロック様式のサンセヴェーロ礼拝堂(cappella Sansevero)(青印)。

 入ってすぐに目を引くのがこの彫刻 “ヴェールをかぶったキリスト” 。大理石を彫って作られた18世紀の作品です。制作には3ヶ月かかったそうです。思ったより短いような・・・。

 天井画にも目を奪われます。建物全体に隙間なく装飾が施されています。

 街にはスペインの影響を色濃く残した建造物もあります。こちらはサンタキアラ修道院(赤印)。

 かつてここには100人ほどの思春期を迎えた女の子たちが暮らしていました。壁には16世紀頃の様子が描かれています。

 そろそろお腹がすいてきました。地元の美味しいものでも食べに行きましょう!

 こちらがそれ。やっぱりピッツァか、と思っていると、生地で蓋をしてしまいました。そしてこれを油で揚げます。こんな食べ物があるとは!

 お腹がいっぱいになったらToledo駅(黄緑印)から地下鉄に乗って今晩の宿へと向かいましょう。Toledo駅はアートでいっぱい。

 地下鉄を降り立った場所はサニタ地区(水色印)。観光客はあまり足を運ばない、地元の人たちに賑わっている場所だそうです。

 昔、この辺りはまだ田舎で、ナポリの由緒ある一族があちこちに宮殿を建てたそうです。その一つがこちら。二重階段になっています。見事な建築物。

 ここから少し歩くと宿があります。自宅の一部を宿泊施設として開放しています。

 オーナーのアンナさんが建物の裏にある庭に案内してくれました。巨大なレモンが実ってます!

 お部屋の方はこんな感じ。落ち着きがあって広々としてますね。4人まで泊まれるそうです。

 さあ、次はナポリの夜を楽しみましょう。やってきたのはTrattoria da Nennella(オレンジ印)。人気のお店らしく長い行列ができていました。25分くらい並ぶと入れるようです。

 「このお店は私の祖母が始めました。その後、両親が引き継ぎ、今は私たちが続けています」とサルヴァトーレさん。

 3人の兄弟でお店を運営しているらしい。お食事はナポリの家庭料理が食べられるようです。お店の雰囲気も家庭的。これが人気の理由かもしれません。最後にカゴの中にチップを入れたらごちそうさまです。

 さて美しいナポリの夜景を見ながら、今回の旅の費用を確認しましょう。

 見学代が19ユーロ、ガイド付き観光ツアーが50ユーロ、地下鉄代が3ユーロ、食事代が20ユーロ、宿泊代が80ユーロで、締めて172ユーロ(約21,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、スーパーでスポーツ教室のコーチとすれ違った。私は部屋のソファーに座ってテレビを見ながらピッツァを食べようと冷凍ピッツァを買ったところだった。コーチのがっかりした視線が忘れられない[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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